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S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2385
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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161.  ジーア/悲劇のスーパーモデル<TVM> 《ネタバレ》 
日本未公開のTVMですが、これは掘り出し物です。「ファッションは芸術でも文化でもなく、ただの広告だ。」という台詞が劇中ありましたが、ちょっと極論すぎますがスーパー・モデルが生まれる背景を良く描いています。撮影中に麻薬吸引用のパイプが見つかっても、そばにいる関係者が誰も気にもしないというシーンは考えさせられます。ジーアは結局、常に自分のそばにいてくれて見守ってくれる人間が必要な人格として描かれていますが、この映画を見る限りジーアの母親がとても不愉快な人物に感じられ、ジーアを救える唯一の人だったのに肝心なところで彼女を見捨ててしまった気がします。アンジェリーナ・ジョリーの脱ぎっぷりは本当に見事ですが、なんでこんなにヌード・シーンが多い映画がTVMなのか?でした。
[DVD(字幕)] 8点(2009-11-15 17:35:34)
162.  10億ドルの頭脳 《ネタバレ》 
ご存知ハリー・パーマーが活躍するシリーズ3作目で、監督はなんとケン・ラッセル!モーリス・バインダー謹製のカッコ良すぎるオープニングタイトルは必見です。まだ若きころのケン・ラッセルですが、やはり「らしさ」は垣間見ることができます。後半エド・べグリー演じるテキサスの反共大富豪が登場してからはもうハチャメチャです。彼がソ連侵攻のために編成した私設軍の旗なんか、ナチスのハーケンクロイツそっくりというベタぶりです。そしてこの映画の特色は、フランソワーズ・ドルレアックの遺作ということです。峰不二子の様な謎の女として登場しますが、結構出番も多くて彼女の美しさを堪能できます。ラスト、ハリー・パーマーに微笑みかけながらヘリで去っていく姿には、本作の完成直後に本当にこの世から去っていってしまったことを知っているだけに涙が出ます。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-09-22 20:22:03)
163.  シンプル・プラン 《ネタバレ》 
確かにコーエン兄弟的な世界ですが、ラストにあの夫婦がたどり着いた結末はちょっと肩すかしをくらった様な気がしました。ビル・パクストンはこの映画の中で結構人を殺していますが、あのまま平穏な生活に戻れるとはちょっと考えにくいですね。そういう風に感じさせてくれるラストでした。頭がきれるブリジッド・フォンダが指図すると、それがことごとく予想もしない展開になるのがおかしかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-09-10 19:33:07)
164.  シンシナティ・キッド
この作品ではマックイーンはお得意のアクション演技は見せず、エドワード・G・ロビンソン、カール・マルデンという二人の名優に負けない抑えた演技を披露してくれます。もともとマックイーンは演技力のある役者ですので、ポーカー・プレイヤーとしての説得力ある駆け引きが堪能できました。ただこの映画でのエドワード・G・ロビンソンは迫真の名演で、さすがのマックイーンも影が薄くなってしまいました。この人本当にギャンブル強そうに見えますねえ。
[DVD(字幕)] 7点(2009-08-02 00:31:10)
165.  シェイド(2003) 《ネタバレ》 
皆さんの評価は厳しいですが、私は結構楽しめました。ポーカーというゲームは心理戦ですがはったり(ブラフ)という特有の駆け引きがありますので、映像で表現するのは難しくブラフの応酬をいかに面白く見せるかということがメインにならざるを得ないでしょう。この映画は勝負師ではなくいかさま師たちを描いているので、結構巧みにプロット設定がなされているのではと思います。やられるとわかっているのですが、今回も見事に騙されてしまいました。役者陣は豪華ですが、まさかあんな役でジェイミー・フォックスを使うとは驚きました。本作ではプロデューサーも兼ねているボー・ホプキンスが、すっかり貫禄が付いた姿を見せてくれたのがうれしかったです。
[DVD(字幕)] 7点(2009-07-21 23:50:01)
166.  シリアナ 《ネタバレ》 
脚本家が同じだけあって、まさに「トラフィック」石油版という感じでした。そもそも「シリアナ」というのはこの映画の舞台になっている中東の架空の王国の名前なのですが、それすら解説を見て初めてわかるというストーリーの説明不足はイライラさせられます。この映画の場合、余程米国内の政治や行政に詳しい人でないと、米国内での企業合併に係わるストーリー展開が理解できないでしょう。「トラフィック」のような麻薬戦争というテーマと違って、誰が「善」で誰が「悪」なのかがこの脚本ではすこぶるわかりにくい。まあ身も蓋もないことを言えば、登場人物みんな「悪」だというのが多分正解なのでしょうが。体重を17キロも増やして演じたというジョージ・クルーニーの熱演は光っています。ジンクス通り、オスカーを獲るのに体型をいじって役作りをするのは有利みたいですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-02 00:40:26)
167.  シカゴ(2002)
ボブ・フォッシー原作のミュージカルだけあって、フォッシー調の鋭角的な動作が見事なダンスが素晴らしい。ゼタ・ジョーンズを始め、どうしてこんな風に身体表現ができるのかと感嘆してしまいました。歌曲もまた切れがあって、中でもレネー・ゼルウィガーがここまで歌えるとはこれまたびっくり。個人的には今まで観た中で最高のミュージカル映画でした。できれば、ボブ・フォッシー監督の「シカゴ」を観てみたかったです。それは彼が亡くなってしまった今では詮無いことですが。
[DVD(字幕)] 9点(2009-06-17 20:13:59)
168.  ジョルスン物語 《ネタバレ》 
黒塗りメイクで歌ったことで知られるアル・ジョルスンの伝記映画です。厳格なユダヤ聖職者の家庭で育ったジョルスンは、旅芸人のエンターテイナーに類まれなる歌の才能を見出され、二人で全米を公演してまわります。ソロで歌わせてもらえずくさっていましたが、酔っ払って同僚が舞台に立てなくなったとき、黒塗りメイクで彼のふりをして舞台にでて初めてソロで歌ったことで運が開けるのです。映画はそれからのジョルスンのサクセスストーリーを駆け足で描いていきます。ジョルスンは世界初のトーキー映画「ジャズ・シンガー」で映画史上初のセリフ「お楽しみはこれからだ!」を発したことで有名ですが、この映画でもこのエピソードは当然再現されています。製作された1946年はジョルスンや関係者たちが存命中なので全体的にきれいごとすぎる内容なのが残念ですが、それを補って余りあるのがラリー・パークスの吹き替えをしているジョルスン本人の歌の数々でしょう。本当に素晴らしい歌声で、このジョルスン本人の歌声が聴けるだけでもこの映画を観る価値があると言えます。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-27 21:32:45)
169.  G.I.ジョー(1945) 《ネタバレ》 
第二次世界大戦のアメリカ人従軍記者で、ピュリッツアー賞を受賞したアーニー・パイルが主人公です。彼は北アフリカ戦線でロバート・ミッチャムが率いる部隊に配属され、その後彼は部隊とともに転戦し、イタリアのモンテ・カッシノ戦でロバート・ミッチャムが戦死するまでを描いています。一応アーニー・パイルが主人公なのですが、映画はアーニー・パイルの眼に映った兵士たちの群像劇になっています。派手な戦闘シーンはほとんどなく、陣地や塹壕での兵士の描写がメインで、一般の兵士の不安・怒り・喜び・悲しみが伝わってきます。ロバート・ミッチャムが押さえた演技で好演しています。アーニー・パイルはその後沖縄戦取材中に伊江島で戦死します。映画が公開された1945年にはすでに亡くなっていたのですが、作品中でそのことに触れていないのがちょっと奇異に感じました。GHQは戦後接収した東京宝塚劇場を「アーニー・パイル劇場」と名づけて彼を偲びました。
[DVD(字幕)] 5点(2009-05-01 21:39:45)
170.  ショック集団 《ネタバレ》 
B級映画の巨匠サミュエル・フラーの「呪われた傑作」です。この映画は新聞記者が狂ったふりをして入院して精神病院の中で起こった殺人事件を調査するサスペンス・スリラーですが、「狩人の夜」の名手スタンリー・コルテスが陰影の濃い不気味な映像を作り上げています。精神病院の廊下が主要な舞台になりますが、キャラがたった精神病患者が低予算を逆手にとった工夫を凝らした廊下のセットを歩き回ります。中でも、自分はKKK(クー・クラックス・クラン)メンバーだと思い込んで、「アメリカは白人のものだ!」とアジる黒人青年には度肝をぬかされました。主人公の記者は電気ショック治療(短いですがこのシーンが怖い!)を受けたりして本当に狂気の世界に入ってしまいます。殺人事件の新犯人を探り当てながらも、ラスト完全に狂って廊下に立ちすくむ記者の姿が強烈です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-04-13 21:16:04)(良:1票)
171.  将軍たちの夜 《ネタバレ》 
ピーター・オトゥールとオマー・シャリフという「アラビアのロレンス」の二人が第二次世界大戦中のドイツ軍将校を演じています。そういやプロデューサーのサム・スピーゲルと音楽のモーリス・ジャールも一緒ですね。お話は戦争映画と言うよりはミステリーサスペンス映画と思った方が正解です。ピーター・オトゥールが演じる将軍が犯す売春婦殺人事件を、戦中はオマー・シャリフが演じるドイツ軍将校、戦後はフィリップ・ノワレが演じるフランス警部が追い詰めていくというのがストーリーです。特筆すべきはピーター・オトゥールで、変態将軍を実に不気味に演じています。その反面オマー・シャリフはどう見てもミス・キャストで、ドイツ軍将校らしくないのが残念です。大量殺人が横行している戦時中に売春婦殺しを執拗に追いかけるオマー・シャリフは、この脚本では雑すぎて観客を納得させられません。オマー・シャリフが属する国防軍と、武装親衛隊の将軍ピーター・オトゥールとの対立という見方もできなくはありませんが。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-04-03 22:27:54)
172.  史上最大の作戦 《ネタバレ》 
この映画は、第二次世界大戦の一つの作戦をテーマに作られた初めての映画で、実はこの映画以前のハリウッド戦争映画は、意外と製作費をかけた大作がないのです。制作後40年以上たち、その後同じノルマンディー上陸作戦がテーマの「プライベート・ライアン」が作られたりして影が薄くなっていますが、戦争映画の金字塔であることは間違いないでしょう。監督が国別パートで3人(実際にはプロデューサーのザナックもメガホンをとっているので4人)いるのでタッチが異なるところはありますが、各シークエンスがそれぞれ一つの映画にできるほど素晴らしい映像です。街中に降下してしまって全滅する空挺部隊を、教会の屋根に宙づりになったレッド・バトンズの視点で描く「サンメールエグリーズの虐殺」は、この映画でも屈指の名場面です。出演者が多くて各自の登場時間が少ないのですが、かえって大きな歴史事件を目撃しているようで良いのではないでしょうか。当り前のようですが、ドイツ語・フランス語で演技していることは評価できます。
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-29 13:27:02)
173.  シューティング・フィッシュ
ファンタジックな青春詐欺師物語ですが、残念なことに脚本の出来がいまいちでした。音楽はセンスが良いのですが、ダニー・ボイルやマイケル・リッチーに比べてこの監督は曲の活かし方が下手で、浮いてしまっています。でも、ケイト・ベッキンセールがいいので+1点。この映画の彼女は実にチャーミングで必見の価値ありです。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-03-15 12:24:31)
174.  シャロウ・グレイブ 《ネタバレ》 
ダニー・ボイルのデビュー作ですが、全編に彼の才気が感じられる佳作です。トレスポの前に撮った作品が、トレスポと違ってスコットランドのヤッピー達を主人公にしているというのがおかしい。三人のヤッピーをとことんいやらしく描いて観客に好感を持たせない演出が上手い。本当にダニー・ボイルは音楽の活かし方が巧みですね。エンディングに懐かしのアンディ・ウィリアムスを使うセンスには脱帽です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-03 21:52:17)
175.  シューテム・アップ 《ネタバレ》 
超痛快、B級テイスト満載のノン・ストップムービーでした。次はどんな手で撃ち合いをみせてくれるのか、と目が点になっているうちにエンドまで一直線です。屋上のネオンでメッセージのシーンは笑いました。この映画は、良質のコメディだと思って観るのが正しい観方です。ポール・ジアマッティの悪役が最高!
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-27 23:31:29)
176.  ジャッカルの日 《ネタバレ》 
サスペンス映画の最高傑作です。よくこの物語はジャッカルとルベル警視の一騎打ちのように語られることがありますが、本質はOSSとフランス政府の死闘を描いているのであり、二人は組織の代表として対決します(もっとも圧倒的にジャッカルの方が自由裁量権は多いのですが)。フレッド・ジンネマンは、ルベル警視が司令塔となってフランス官僚機構がジャッカルを追い詰めてゆく過程を、ドキュメンタリーのような冷徹な映像で描写しています。ジャッカルの情事が無駄なシーンという意見もありますが、この行動が後にパリに侵入する際に警察を撹乱する伏線になっていると思います。最大の疑問は、こんな大傑作がアカデミー賞でどの部門にもノミネートすらされなかったことでしょう。
[映画館(字幕)] 10点(2009-02-20 01:41:54)
177.  ジュリア 《ネタバレ》 
ドイツへ行く列車内のシークエンスは、結末が何となく解っていても緊張感に圧倒されてしまいました。結局この映画で何か動きがあるところはこの部分だけで、それなのに全編に漲るサスペンスは見事です。ダシール・ハメットを演じるジェイソン・ロバーツが実にカッコよかったです。「フレッド・ジンネマン監督作品にはずれなし」です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-02-02 21:23:38)
178.  ジョアンナ 《ネタバレ》 
監督のマイケル・サーンは、「ナバロンの要塞」などに出演した俳優(最近ではイースタン・プロミスに出演しているそうです)兼シンガーソングライター兼映画評論家ですが、長編第一作のこの作品は彼の才気が爆発しています。60年代スゥインギングロンドンの雰囲気がたまらなくカッコ良いのです。この映画は、駅の場面で始まり駅の場面で終わるのですが、オープニングのカッコ良さは鳥肌ものです。ラストはジョアンナが列車に乗って故郷に帰るのですが、なんと彼女は撮影中のスタッフにまでお別れのキスをして回り、列車が去ったあとカーテンコールよろしく全出演者がホームでダンスをするというしゃれた演出です。ジョアンナ役のジュヌビェーブ・ウェイトは下手な演技ですが不思議な雰囲気を持っています。アートスクールの学生という役柄、ジョアンナのカラフルなファッションは現代でも通じるセンスでした。制作40年記念してDVD化して欲しいものです。 【追伸】祝! 熱狂的なファンの夢がかなって『マイラ』と共についにDVD発売! 本作は大森一樹や大林宣彦など日本映画人にもファンが多く、また『スラムドッグ・ミリオネア』のエンディングなんか、パディントン駅でのカーテン・コールへのダニー・ボイルからのオマージュですよ。DVD発売を機会にもっと大勢にぜひ観て欲しい傑作です。『ジョアンナ』観ずしてスゥィンギング・ロンドンを語るなかれ!
[地上波(字幕)] 10点(2008-12-24 23:04:39)
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