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田吾作さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 270
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 歳をとるごとに趣味と呼べるものがだんだん少なくなり、今では多忙ななか映画を鑑賞することがひとときの楽しみとなっています。
無数の作品の中から良作を探し出すツールとして、本サイトのお世話になっています。

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1.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 
日本映画の名作として名高い本作だが、遅ればせながら先日の健さんの追悼番組で初鑑賞。あらすじは知っていたものの、主要キャストが出会い、徐々に明らかになる健さんの回想シーンの入れ方が絶妙で、どんどん引き込まれた。はやり本作の面目躍如はキャスティング、特に主役に高倉健を配したことに尽きる。それまで任侠モノばかりだった健さんがヒューマンドラマに進出したきっかけにもなった本作だが、そうした健さんのイメージと本作の主人公がぴったり重なる配役の妙。役名は島勇作だが、私には髙倉健としか見えなかった。それまでの作品での役柄上、当時の観客は健さんの「殺し」には麻痺していたのだろう。今の時代ならなんらかの贖罪シーンが必要なところだが…。最初は野暮ったくみえた武田鉄矢や桃井かおりだが、見ているうちに彼らと一緒に旅をしているかのような錯覚に陥り、一緒に健さんの一挙手一投足にスカっとしたり、やきもきしている自分に気付く、というロードムービーのお手本のような作品。番組冒頭で本作の主題について武田鉄矢が健さんの言葉をとおし、「おかえり」の声が返ってくることの幸せ、と語っていたが、作中の欽ちゃんと朱実もこの短い旅でそのことに気付き、若者から大人に成長することを予感させる終わり方も良かった。そしてラストの名場面は、普通ならベタに抱き合うところを敢えてそうせず、ただうつむき嗚咽する倍賞千恵子の手を引き、優しく家へといざなう健さんの不器用な姿にどれだけ多くの日本人が共感し涙したことだろう。あと、北海道民としては昭和50年代の街並みや車、生活風景が妙に懐かしかった。上映以来、本作のような出会いを(無意識に)求めて北海道を訪れた若者はきっと数知れなかっただろうと思うと、本作がもっている普遍的な輝きを感じざるを得ない。
[地上波(邦画)] 10点(2014-11-29 16:51:11)
2.  ショーシャンクの空に
どんな苦境に立たされたとしても、どんなに絶望的な状況に身を置かれたとしても、それでもなお「希望を持ち、希望を持ち続けること」が、最後は自分のみならず、他人まで幸せにしていくことを、いやみなく、素晴らしい構成と演技で見せてくれました。 この映画が発するこうしたメッセージは、人々が生きる上でこのうえなく重要だと思いますし、そのヒントを観客があきらめずに生かせる可能性がある限り、きっとこの映画はいつまでも記憶に残る映画であり続けると思います。
10点(2004-06-09 20:59:34)
3.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
公開当時に劇場で観たはずなのだが、今回改めて鑑賞して、ほとんどのシーンが記憶になく、ほぼ初見のように感じたことに軽い衝撃を受けた。 唯一印象に残っていたシーンはシンドラーがラスト「もっと救えた…」と繰り返し慟哭する場面。このシーンのための映画だったとも言える名シーンだ。  シンドラーが根っからの善人というよりは、普通の欲深な商売人であり、女性や酒が好きな俗な人間として描かれているところは真実味があって好印象。そのシンドラーがエスカレートしていくナチスのユダヤ人迫害に巻き込まれつつ、心が変遷していく様子が丁寧に描かれ、3時間を超えるという当時としては異例な長編ながら、長さはあまり気にならなかったし、リーアム・ニーソンの演技も見応えがあった。 このあたりはスピルバーグ監督らしいつくりで、とかく重くなりがちなホロコーストという題材を、硬軟とりまぜてドラマチックに描く手法はさすがに秀逸だ。  また、ゲットーや収容所における迫害や身体検査、ガス室の描き方、家族が引き裂かれる苦しみなどは史実に基づいた描かれ方をしているが、登場するユダヤ人たちはシンドラーの工場で比較的良好な待遇を受けていた人々が中心のため、本当に(もっと)悲惨な境遇にあった人々については描かれていない物足りなさも感じた。(しかし骨と皮だけにやつれ果てた人物を実際に撮影することは不可能なのも理解できる)  いずれにせよ、本作はハリウッドの人気監督が製作した作品ということもあり、ホロコーストの歴史を多くの人々に伝えた功績は大きい。その歴史的意義に+1をつけたい。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-09-15 17:13:37)
4.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 
本サイトでの高評価をきっかけに鑑賞。ディズニーアニメながら、なかなかどうして完成度の高いプロットと親しみやすいキャラクターに感情移入でき、終始楽しめた。近年話題の「アナ雪」よりは数段内容のある作品だったが、正直邦題で損をしているのは否めない。「シュガーラッシュ」では文字通りポップでスイートな印象で、いかにも子供向けに思えるからだ。「ヒーロー」とか「ラルフとヴァネロペ」とかでも良かったかも。実際にはゲーム世界の住人に生命を吹き込み、「真のヒーローとは」といった真面目で普遍的なテーマを解りやすく提示する一方、散りばめた伏線を余すところなく回収する気持ち良さが印象的な佳作。特にヴァネロペのキャラクター設定は大変秀逸で、不遇な境遇に負けない健気なヒロインを魅力に造形している。吹替えの声優も良かったことも申し添えたい。
[DVD(吹替)] 8点(2015-01-03 10:24:46)
5.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
タイトルは第一次大戦当時の「ジョニーよ銃をとれ」との志願兵募集のプロパガンダに対する痛烈な皮肉だという。事故や病気と違い、戦争は国家が起こす。国家が国民を守ってあげるかわりに、国民も命をかけて国家を守らなければならない、という論理が普通に説得力を持った時代にあって、忠誠を尽くしたその国家から想像を絶する苦痛を与えられた若者の悲劇である。DVDが安価で再販されたこともあり、本サイトのレビューに刺激され鑑賞に至ったが、こちらのレビューの印象が強烈だったためか、本編からの衝撃は予想したほどではなかった。それは顔や手足を失った主人公の姿そのものの描写が想像したより控えめだったからかもしれない。これは直接的な残酷描写をあえて控えることで、より本質的な残酷さを際立たせようとの意図だろうか。いずれにせよ、本作の主人公と比べれば、この地球上に存在するいかなる人間もまだ幸福といえるかもしれない。「死ねないのであれば、見せものにしてほしい」とは、悲しい人間の本質だと思う。なぜならどんな形であれ、他者に貢献することで人間は幸福を感じる生き物だから。戦争とは?国家とは?人権とは?人間の尊厳とは?様々に考えさせられる映画だった。
[DVD(吹替)] 8点(2012-10-29 15:13:07)
6.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 《ネタバレ》 
60年代から各地に広がった学生運動の経過と、その行き着いた先としての連合赤軍の「山岳ベース事件」と「あさま山荘事件」を中心に映画化した作品。冒頭のテロップにあったとおり、実名での配役を含め、事実に即した構成になっている。ちょうどその年代に生まれた世代の私などは、これらの事件(特に山岳ベースでのリンチ事件)を全く知らなかったが、この作品はそのような世代にもわかるように丁寧に時系列で彼らの軌跡を見せており、まさにあの学生運動という巨大なエネルギーがどのようにして「あさま山荘」に至ったのか、文字どおりその道程を描いている映画である。各役者も体当たりの演技を見せており、見応えのある映像に仕上がっている。エレキギターをフィーチャーした音楽も雰囲気が見事にマッチしている。これまでにこのような作品が作られなかったことを考えると、近年になって永田や坂口らの主犯格(ここではあえてこう表現する)の刑罰が確定したことからも、この事件をようやく「総括」できる時期にさしかかって来たと監督は判断したのだろうか。しかし私個人としては彼らの行動を「総括」することはまだできない。ただ言えることは、いかなる高邁な理想を掲げた組織であっても、大衆の支持(そしてその健全なる監視)を得られず、閉鎖的になった途端、そのエネルギーは外から内に向かうようになり、その理想とは正反対に自己破壊に至ってしまう、という現実だ。これはいかなる組織にも言えることだろう。その意味で、彼らの本当の敵は、体制ではなく、自らが創造した組織(軍)そのものだったのではないだろうか。それゆえに、あさま山荘で加藤弟の「あんたも、あんたも、勇気がなかったんだ!!」との叫び(これがあきらかに脚色だとしても)に、この事件の真実があると若松監督は言いたかったのではないだろうか。しかし、それ以上に、この作品は極めて近い過去に、理想に生き、命がけでその理想を実現しようとした若者たちが確かにいたことを改めて想起されてくれる。かれらの犯した罪に弁護の余地はないとしても、「思いつき」で「なんとなく」人を殺してしまう今の一部の若者を思ったとき、あの時代の若者が、今の若者に「私たちは確かに失敗した。だが、あなたたちは命をかけて悔いない理想があるか」と問いかけているように感じてならない。あっという間の3時間余りを観おえ、平和な街の喧騒を歩きながら、そう思った。
[映画館(邦画)] 8点(2008-05-05 19:12:36)
7.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
地球の裏側、ブラジル・リオの「神の街」と言われたスラムが舞台。普段聞き慣れぬポルトガル語が飛び交い、軽快な音楽にのって、主人公のいくつかのエピソードの回想形式で物語は淡々と進んでいく。それは自然に相関しており、最後まで観るものを飽きさせない。実話に基づいているとはいえ恐らく平和ボケの日本人には全くピンと来ないだろう。まだ子供のリトル・ダイスが拳銃で人を撃ちまくり、会心の笑みを浮かべるシーンは悪夢としか言いようがない。人間は生まれ育った環境に大きな影響を受けることは否定しようもないが、「貧困」と「拳銃」が街にはびこった時には、いずこにも起こりうる悲劇であろう。それにつけても「拳銃」は「人間を殺傷するためためだけ」に生まれた悪魔の道具であることが改めて思い起こされ、暗鬱とした気分にさせられた。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-20 12:48:49)
8.  シルミド/SILMIDO
決して後味の良い映画ではないが、見ごたえのある良作。金日成暗殺のため、特別部隊が編成されたが最終的にはお払い箱となったという実話がベースになっているだけに、真実を歴史に埋もれさせまいとする製作者の気合いが伝わってくる。一方、脚色と思われるドラマや一つ一つのエピソードもそれぞれが深く無駄がない。いよいよ作戦決行の命令が下され、どしゃぶりの中、部隊が出発する場面が最も印象に残る。作戦中止の命令も聞かず、ひらすらオールを漕ぐ男達を見ながら、人間はモノではない、国家権力といえども、簡単にコントロールすることなどできないと思った。「国民」あっての「国家」なのに、最後に優先されたのは「国家」だったという悲劇の物語であり、この作品はそのような転倒を二度と繰り返してはならないというメッセージに他ならない。ほとんどの役者は男性だが、皆個性的で、好感が持てた。特に「チョ軍曹」が難しい役を好演している。
[DVD(字幕)] 8点(2005-06-13 14:02:41)
9.  JFK 《ネタバレ》 
「JFK暗殺」という、オリバーストーン監督らしい着眼点と豪華な俳優陣で製作された本作。  確かに尺は長いが、暗殺現場と当日の社会情勢を取り混ぜながらギャリソン検事が真相(この場合は軍需産業と政府機関による陰謀説)に迫っていく過程をスリリングに描いており、長さを感じさせなかった。  特に終盤でケビン・コスナーが演じる法廷シーンは本作のクライマックスであり、それまで描かれた証言や状況証拠だけでは勝訴できないにも関わらず、少なくても「オズワルド単独犯説」は何者かによってでっち上げられた蓋然性の高さを訴えるに十分なシーンだったし、それこそが監督の狙いだったのだろう。 ここでのケビン・コスナーの長セリフは印象に残る名シーンになっている。  こうした深刻な社会問題をエンタテイメントとして、しかも関係者がまだ多数実在しているタイミングで製作できるオリバーストーンや、それを許す米国という国の懐の深さに感心すると共に、一筋縄には行かない国家の闇を見るようで、決して後味はよくなかった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-22 11:33:27)
10.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
オリジナル第一作は未見だが、現代日本がつくる新たな「新・ゴジラ」、オリジナルの真意に迫る「真・ゴジラ」、そして世界を震撼させる「震・ゴジラ」を改めて世に問おうとした製作陣の意欲は伝わってきた。 まさに「現実」対「虚構」を描いているのだが、「虚構」は言い換えれば「想定外」ということでもあり、類似する事態が未来永劫に発生しないとは言い切れない。まさに福島原発がそれであり、日本の引いては世界の危機管理こそが本作のテーマであり、そのシミュレーション映画と言っても過言ではない。 深刻かつ危急な事態にあって、人間(及びその組織)はいかなる行動をとりうるのか、世界はどう動くのか…… その意味では、本作はあの「3.11」があったからこそ生まれた、原点回帰ゴジラ映画とも言える。したがって「ゴジラ」との発音、フォルム、そしてあの音楽も必須だったと思える。 終盤の血液凝固剤経口投入作戦は「ウルトラマン」の実相寺作品に見られるような荒唐無稽な作戦ではあるのだが、福島原発でのポンプ車出動とリンクさせているように思えてならない。「想定外」の事態には、正確な情報と速やかな判断、そして何より「行動力」が問われるわけだが、これは国家でも人間でも変わらない。本作が日本(日本人)の危機管理向上に有益であることを願ってやまない。
[映画館(邦画)] 7点(2016-08-17 11:02:03)
11.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
ザ・フォーシーズンズについては、名前は知っている程度であったが、出てくる曲の大半は耳にしたことがあり、出色の才能を持ったグループだったことを再認識させられた。イーストウッド作品としては異色な部類に入ると思われるが、恐らく本作は監督が肩肘張らず、自分も楽しめる映画として撮ったのだろう。あの時代に生きた若い才能がどのように開花していったか、そして当然の帰結ともいえる苦悩と葛藤を、名曲の数々と60年代のショービジネス界の実態にからめて上手に構成していたと思う。特に終盤の「君の瞳に恋してる」の誕生から、数十年を経てのグループ再結成、そしてラストの大円団までの構成は秀逸で、鑑賞後は爽やかな余韻を残すことに成功している。
[DVD(字幕)] 7点(2015-02-28 11:25:04)
12.  死ぬまでにしたい10のこと 《ネタバレ》 
原題と違うキャッチ-な邦題には議論があるところですが、商業的には目を引いて正解なのだろうし、内容を端的に象徴しており、これはこれで良いのでは。私は見終わってから原題を知りました。原題を直訳すると「私のいない私の人生」となり、一瞬「?」となりましたが、エピローグにアンが死んだことが暗示され、アンと関わった人たちが次々に映し出されたことを思い出し、それらの人々が大なり小なりアンの影響を受けていることがわかりました。東洋思想でいうならば「縁」の思想とでもいいましょうか・・・。そして、それらの人々こそ「私のいない私の人生」であり、この作品の主題ではないかと思いました。生きている以上、自分だけの人生はありえないのと同じように、死後も(たとえ僅かでも)自分の影響なしの世界はありえない、アンの場合はこうでしたけど、あなたはどう考えますか?との問いかけである。本レビューの投稿数の多さからいっても、その意図は少なからず成功しているのではないかと思います。もう一つ、死期が近いことをアンが近親者に知らせなかったことに一般的には違和感を覚えるところですが、知らせることによって「したいこと」の半分くらいが出来なくなってしまうのもまた現実なのでしょう。作品としても、カメラワークや音楽など、なかなかの佳作だと思います。私としては刑務所の父が言う「愛する人が望むように生きられなかった」というセリフが悲しく印象に残りました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-16 02:20:41)
13.  ジョン・ウィック:パラベラム 《ネタバレ》 
本シリーズ得意のガン・フーはもとより、ナイフ戦、バイク(と馬の)チェイス、刀アクションなどなど前作よりもアクションの幅も広がり、質もアップしている。 最新技術を用いたガン・アクションが見たい人にはうってつけの作品とも言える。  特に本作では背景となるセットにも工夫を凝らしており、スタイリッシュな画作りが光っている。(クライマックスのガラス装飾の部屋でのアクションはその最たるシーンだろう)  こんなに少数対多数で切り抜けるアクションは、ともするとあまりに現実味に欠けるためシラけてしまう恐れもあるが、本作は一種のダンスのような独自なアクションを確立しているところに納得感があるのだろう。 防弾服で一度に倒れない敵を、首やヘルメットの隙間に何度も銃弾を撃ち込んでとどめを打つ、なんてアクションは本作が最初ではないだろうか。  年齢の割に頑張っているキアヌ・リーブスだが、体が固そうなのは相変わらずでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-03-25 11:54:40)
14.  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 
前作同様、導入部からの引き込み力は秀逸。このシーンだけで、ジャック・リーチャーなる男がただ者ではないことが端的に表現されている。 ただし、その後は、相棒の女性を助けて、共に悪の黒幕に迫っていくとう前作と既視感のある展開で期待したほど新鮮味はなかった。 そのためか、本作ではジャックの娘(?)が登場し、ジャックが父性を全開に彼女を守ろうとする変化球が投げ込まれている。  しかし、ジャックが持つ無敵感(安心感)は相変わらずで、どんなシチュエーションでも、どんな強敵と戦っても、まるで負ける気がしない。 それが本シリーズの特徴と割り切れば、場面展開が早く、飽きさせないため、それなりに楽しめるだろう。
[インターネット(字幕)] 6点(2017-05-12 16:23:59)(良:1票)
15.  ジェネラル・ルージュの凱旋 《ネタバレ》 
前作は「手術」が主軸だったが、今回は病院経営の構造と「救命救急センター」が舞台になっている。竹内と阿部のコンビも定着感が出てきたし、ミステリーや笑いのペーソスもほどよくあり最後まで面白く鑑賞できたが、終わってみると後味がどうにも薄い。もし今作に殺人シークエンスがなければ、単なる病院のよくある内輪もめの範疇を出ないストーリーであることに加え、前作同様殺人犯のぶっ飛び方についていけなかったためだろう。本作も堺雅人の好演に+1点。
[地上波(邦画)] 6点(2012-10-29 16:12:26)
16.  16ブロック
もう少し「あと何ブロックで到着!」という緊迫感もあって良かった。アクション映画ではないにしても、そういう要素は必要。ブルース・ウィリスの敏腕警官ぶりが観られたのは良いが、いかんせんラストが凡庸なのは残念。全般的には良い映画であり、観て損したとは思わないが、映画慣れした現代っ子にはちょっと物足りないかな、ドナー監督。
[DVD(字幕)] 6点(2007-03-17 22:17:11)
17.  ジョン・ウィック:チャプター2 《ネタバレ》 
前作のストーリーはほぼ忘れた状態で鑑賞。 伝説の殺し屋だった男が、どれほどの凄腕だったか、そして止むに止まれぬ事情に追い込まれ、再び銃を手にするに至った経過を最小限のシーンとセリフで構成している序盤は好印象。 激しいアクションもスタント起用は最小限に、キアヌ本人が固い身体を駆使して頑張っているシーンも多く一定の評価に値する。 しかし、本作の見どころであるガンアクションは、スピード感抜群で見応えがある一方で、昔観たジャッキー・チェンのカンフーのように、ある種の「組み手」を観ているような感覚だった(だからガン・フーと呼ばれているのか?)。そして、なぜ相手の弾がジョンの頭に当たらないのか(狙わないのか)は気にしてはいけないのだろう。 結論としては、本作のストーリーもすぐに忘れると思われる。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-03-16 09:39:04)
18.  沈まぬ太陽 《ネタバレ》 
冒頭のジャンボ機墜落シーンはさすがにインパクトがあったが、国航労組の「期末手当4.2カ月分」との要求には高度経済成長時代のこととはいえ少し引いたし、恩地が仲間のためとか安全のためとか熱く語っても、その点についてはあまり共感できなかった。  それにしても、チョイ役に至るまで有名な俳優を起用しており、海外ロケも含めて相当金かけてる感ありますけど、ヘボなCGも含めて効果が薄い。  さらに、CM入りのテレビ放映はこの手の作品にはマイナス効果しかない。  原作は未読だが、破綻した某航空会社の必然的な腐敗とそれに翻弄されたサラリーマンおよびその家族を描いた映画としては、いささか冗長すぎた感が否めなかった。  ただ「アウトレイジ」にもつながる三浦友和のシブい演技は見所だった。
[地上波(邦画)] 5点(2011-02-14 10:39:10)
19.  G.I.ジョー バック2リベンジ 《ネタバレ》 
うーん、2匹目のドジョウを狙ったようだが、どうしてもイ・ビョンホンをストーリーの中心にしたかったようで…。それはいいとしても、GIジョーそのものが、なんだか米軍特殊部隊の一つのような存在感となっており、前作のような最新技術メカでパワーが増強された、いわゆるフィギュアチックな戦士とは趣を異にしているのは2作目としては致命的だ。従って前作とは違った別なミリタリーアクション映画と割り切ってみれば、絶壁での戦いは独創的だし、3Dも相まってそれなりに楽しめるが、敵の兵器でロンドンが吹っ飛ばされているのに、ラストでのハッピーエンド感はいかがなものかと?マークがついた。そしてブルース・ウィリスは出ても出なくても良かったかな。
[映画館(吹替)] 4点(2013-06-22 21:10:34)
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