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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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21.  スティング 《ネタバレ》 
「テキサスの五人の仲間」が最高のどんでん返しならば、「スティング」は最高の計画通り。 騙される愉しみではなく、騙していく愉しみがスティングの魅力だ。 ユーモアたっぷりの犯罪映画。 ロイ・ヒルは「明日に向って撃て!」の方が好きだが、「スティング」もまた大いに楽しませてくれる傑作! 脚本の完成度で言えば「テキサスの五人の仲間」の方が上だが、純粋な満腹度で言えばやはり後年の「スティング」を俺は選ぶ。今回再見してみて一番印象が変わったのは、ポール・ニューマンの相棒を務めたアイリーン・ブレナンもとびきりの美人てほどじゃないけど場数を踏んだ女傑という雰囲気を前回見た時よりも強く感じた。キャサリン・ロスとはまた違った魅力を再発見できたのが嬉しい。 冒頭の見事な「詐欺」、一瞬のすり替え、ドライな殺し合い・・・動きで魅せる事にこだわったロイ・ヒルの粋な演出。 物語は1930年代のシカゴを舞台に、詐欺や賭博で生活を立てるフッカーの波乱に富んだ生活と復讐の物語。 各章ごとに区切る事でより盛り上がるストーリー展開、初っ端から金を騙しとるフッカーたち、その瞬間から全てのからくりが動き出す伏線のオンパレード。 賭博師・警官・マフィアの三つ巴、殺し屋、詐欺師、ボディーガードの三連装! 警官に殴られてもタダでは金をやらないフッカー。 警官・マフィアとの三つ巴の逃走劇は命のやり取りを楽しんでいるようにしか見えない。正に生きるか死ぬかの大博打。  フッカーを追うスナイダーの執着ぶり。 ここまで来ると「ルパン三世」に出てくる銭形警部のような愛着が湧いてくる。ある意味一番幸せな男だ。 ゴンドーフの詐欺師振りも凄い。相手がヤクザだろうが何だろうが度胸一番、酒は飲んでも飲まれずキッチリ大仕事。古女房ビリーとのコンビが面白い。 さあ今回最大の被害者となるドネガン。いやいやコイツは受けて当然の仕打ちよ。 命を取られた人間が一番の犠牲者なんだから。 なーに財布の50万$やら100万$なんざ軽い軽い(精神的に廃人になるだろうけど)。  ラストの締めも最高のエンディングだった。 「やっぱりそうなったか!待ってました、予想通りの最高の終わり方!」  本作は「騙される」のを期待して見る映画じゃない。 主人公たちがいかに仇を「騙して」金を巻き上げるかを見守る作品なのよ。主人公と仇の温度差をな。 そんな最高の映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2014-01-25 13:18:37)(良:2票)
22.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 
SF、西部劇、時代劇・・・あらゆる映画への愛に溢れた記念すべき第1作。完成度では「帝国の逆襲」や「ジェダイの復讐(帰還)」を挙げる人もいると思う。俺は第三部の畳み掛けが一番好きだ。 が、やはりこの作品無くして「スター・ウォーズ」は語れないだろう。  俺にとっての幸運はBSの再放送で「スターウォーズ」の旧三部作を小学生の頃に見れたという事。ガキだった俺は純粋に全シリーズ楽しんで見れた。本当に良かったと思う。 新3部作もリアルタイム。 だが大人になると色々なものに衝突する。捉え方も360度違うものになっちまった。それでも面白いものは面白いし、感動するもんだよ。  シンプルを極めた、王道を王道で踏破する娯楽映画の代表だね。 いきなり戦闘場面から始まる古典的かつ最上のファーストシーン、 「メトロポリス」を彷彿させる洗練された美術、 見た目は下手物、動けば実に活き活きとしているアニマトロニクスの実在感。 魅力的な登場人物も面白い。 純粋な少年のルーク。血が繋がらなくとも家族の愛情を知っている優しさに溢れた青年。「捜索者」のイーサンのように憎しみと葛藤しながら成長していく姿が力強い。 悪党と義侠心を貫くハン・ソロのカッコ良さ、 男勝りなレイア姫の気高さ、 長き修羅場をくぐり抜けた者としてのケジメを払おうと戦うオビ=ワン、 人間のように感情豊かなC-3POとR2-D2、 宿敵ダース・ベイダーのベールに包まれた底知れぬ魅力などなど。  心の強さを反映する武器「ライト・セーバー」での打ち合いは手に汗握る。光が触れた瞬間から勝負が決まるようなジリジリとした攻防がいいね。  ウィリアム・A・ウェルマンの「つばさ」等あらゆる航空映画を思い出す宇宙空間での戦闘。 迫力は元の航空映画たちには及ばないが、それでも音楽やセリフの応酬、銃撃でどんどん盛り上がる戦いはやっぱり興奮する。これぞゴリ=オシ。  ラストの決戦の破壊力、主人公たちの戦いの終結を称えるエンディングも良かった。 色々粗はあるけど、粗探しも映画の楽しみ方の一つ。むしろそれすら“娯楽”として楽しませてくれるのだからっ!
[DVD(字幕)] 9点(2013-12-17 11:31:28)
23.  ストリート・オブ・クロコダイル 《ネタバレ》 
ブルーノ・シュルツの原作を映像化してしまった(褒め言葉)クワイ兄弟の作品。 窓ガラスの壁を開く仕掛け、天井から吊るされた腕、ガラスの天井の上を駆け抜ける何か。  地図、実写、扉を開けて訪れるもの、ネジ、ネジ、ネジ。  男が台の上の拡大鏡で地図を覗き、ガラスの中の鳥、動き出す機械、現れる人形の男。 腕から伸びる糸。糸を、男を解き放つように糸巻きは周り物語が動き出す。  無数に蠢き、風に舞う落ち葉の様に地面を転がり土中に埋まるネジ、ネジ、ネジ。  寂れた街中と曇った飾り窓の中で動くもの、拾う子供。ネジは意思を持っているのか、あるいは誰かが操っているのか時折あらゆる場所からひとりでに外れていく。  懐中時計はネジが亀裂を入れ突き刺さり生物のように血を流し、動く電球人間、鏡の反射で照らすもの。  空から降り注ぐネジ、振動、マネキン、ネオンのように光る、その光に反応するもの。 飾り、何処かに引かれていく鉄線、蠢く地面 鞄に何かを入れているもの、 暗闇から響く音、光と音、タンポポ?光の玉のように、手を繋ごうとして繋げられない風にも見える。  飾り窓は鏡に、店員に誘われる来客、糸を巻き取るもの、腕を這う針、出迎えるもの、密室でうごめき来客を仕立て上げるものたち。 人間と思っていたものは人形のように首をもがれても動き続け、眼の無い脳味噌が空の人形かと思えば人間の様に豊かな視線や動きを見せる人形。手が吸い寄せられる乳房。  内臓に刺さった無数の針、針が刺されても鼓動は絶えない、紡がれる糸、ネジは靴の踵に、人形たちの針も、地図。 仕立て屋たちが“抜かれていく”瞬間、来客は扉の外へ。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2016-09-09 22:45:01)
24.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 
バーホーベン最高のクソ映画(褒め言葉)。 ハイライン「宇宙の戦士」とナチスのプロパガンダ「意思の勝利」をエログロ肉片まみれで皮肉りまくる怪作。 個人的にバーホーベンはガキの頃から生理的に受け付けない&トラウマ受け付けられまくって大嫌いな監督だが、この作品の突き抜け振りは爆笑しながら拍手するしかない。二度と見たくないがな!  誇張しまくったこの馬鹿映画を見て右翼だの左翼だの言っている連中を見るとまったくお笑いだぜ。  これだけ気持ち悪い映像の暴力(大賛辞)を喰らわされて戦争行く気なんて起きてたまるかっ!もういい!もう沢山だ!トイレは何処だ吐いて来る状態。 パワード・スーツなんて便利アイテムなんぞ出すわきゃねえだろというバーホーベンの鬼畜振り。「3」ですら“もどき”だ!  軍隊が勢ぞろいし好青年、美少女、美少年が誘う入隊プロモーションの馬鹿馬鹿しさ、高らかかつ壮大な音楽が流れるニュース映像、現実を映す中継映像、巨大な未知の生命体が乗り込んだ兵士たちを次々に噛みちぎり鮮血を降らせる! 時は遡り真っ白い美男美女が揃ったアテツケの塊のような授業風景、片腕を失った教師、それの目を盗んで行う“手紙”の送信・返信。 充実した学生生活、訓練を兼ねた解剖授業、見るがい生徒どもが内臓を躊躇なく引きずり出す感覚が麻痺した姿を!いいや人間が死ぬのは生理的にきても憎っくき害虫どもがくたばる様を見て喜ぶ貴方も既に感覚が麻痺しているのかも知れない。 パゾリーニも酷かったがバーホーベンは極めなくてもいいところを無駄に極めすぎ(褒め言葉)。 ゲロイン。こっちまでゲロ吐きそう。これでもまだ平和な日々です。 見つめ合う野郎二人、ぶっ飛ばし合うスポーツに精を出し、家族と別れの挨拶を交わし、市民権のために命を投げ出しまくる訓練へ。  入隊、義手と失われた四肢が物語るもの、別れと友情。 子供に小銃と薬莢を与える狂気、公開処刑、バラバラにされ散乱した死体を見せつける悪趣味極まりないバーホーベンの真骨頂(賛辞)。  初対面でも腕をブチ折る教官、入隊テスト、流血も辞さない訓練、野郎も女も裸でシャワーを浴びる和気あいあいとしたカオスな空間、励ましのビデオレター、気分は旅行、テンションが上がるように宇宙空間を縦横無尽に飛び回る宇宙船。よそ見する度にヒヤヒヤだ。 メッセージと告白、深まっていく絆、事故の悲劇、去りゆく者、責任、鞭打ち。事故、小惑星、不吉な知らせ、復讐の決意・教官の心意気。 死んだ虫だけがいい虫だ。普通の虫ですら憎悪の標的に。敵は地球外なのに。 犬と虫に厳しい映画、侮辱には拳で返答、友情の証、戦場へ。誤情報、上陸、狩り…いや戦争という名の地獄の始まりだ! 光の弾をケツから吐き出すやつ、かぎ爪で串刺しにするやつ、火を噴く硬そうなやつ、飛行するやつ、大量の気持ち悪い巨大生物が押し寄せる恐怖、パニック、戦場カメラマンも人間も蟻のように容赦なく肉片をまき散らし殺されまくる地獄絵図。  驚愕の展開、思わぬ再会、空爆、荒れ地を突き進む反撃開始、返り血、ニューク弾でヒャッハー、焼け落ちる手、蛮勇、野営地での娯楽、ベッドの上での戦闘、粋な計らい。  扉に潜むもの、風穴。 籠城戦、多くの死を乗り越える成長、宇宙葬。 扉さん仕事しないで、頑丈すぎる脱出ポッド、最終決戦、俺の屍を超えて行け、ようやく仕事した超能力者との対話。  俺たちの戦いはこれからだっ!
[DVD(字幕)] 8点(2016-08-26 06:04:38)
25.  素晴らしき休日(2007) 《ネタバレ》 
北野武の短編。 カンヌ映画祭で53人の監督が「3分」という制約時間で映画館をテーマに撮ったという作品の一つ。それらの作品と合わせて連続して見たらかなり面白いのだろうが、単発だと物凄く物足りない。  映画館、緑の原っぱ、道を駆けてくる自転車、見かけよりもさらに古びた館内が暗示する不安。 映画館で上映される「キッズ・リターン」の上映は度々途切れてしまう。途切れるたびに「すいませんね」という具合に謝る北野武の確信犯。煙草の数が語る待ち時間。 自転車で走るシーン、ボクシングのシーンがぶつぎり、今度はフィルムが燃えてしまう。 犬に餌をやってまた待つお爺さんの忍耐力。これがジワジワくる。  「俺たち(が出てるこの映画)もう終わっちゃったのかな?」「馬鹿野郎、まだ始まってねえよ」 すっかり夕日でえーこれで終わりかよ! 何だコレ。 怒るどころか呆れて後を去る爺さんの背中が何とも言えない。
[DVD(邦画)] 8点(2015-07-12 14:08:29)(良:1票)
26.  ストリートファイターII MOVIES STREET FIGHTER!! 《ネタバレ》 
とにかくストⅡのファンは必見だ。動くケンやチュン・リーの姿を見れるだけでも充分。 特に冒頭で太ももを炸裂させるキャミィとチュン・リーが下着姿でピンチ&おっぱ(ry  篠原涼子が歌う主題歌は最高。  羽賀研二の演技は良いのに清水宏次朗は何なんだよ。  はどうはどうはどう波動拳、昇龍拳~!
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-30 22:51:56)
27.  スケアクロウ 《ネタバレ》 
暴力とsexと死で溢れかえるアメリカンニューシネマの中でも、この「スケアクロウ」は一味違う。  確かに殴るわベッドインするわ死にかけるわの映画だが、暴力的というわけでもなく、雑な感じがあまりしない。  むしろさっぱりとした空気が流れている。 純粋なロードムービーなんだよね。  罪を犯して服役していたマックスは、心に傷を持つ複雑な男だ。 愛に飢えてる。 一方、ライオンはやや多重人格?なのか、何処かとぼけた人間。 そんなライオンも暗い影を持つが、常に前向きに生きている。  ライオンはマックスのような人間にとっての「かかし」だ。  「かかし」は動かない。 一種の「道化」でもあるし、カラスにつつかれながら畑を見守るのが役目でもある。 ライオンは道化師のようにマックスに語りかけ、彼を心の闇から救って守ってやりたいと何かとつっかかる。 そんな彼をマックスは煙たがるが、数々の笑いや困難を乗り越え、二人は硬い絆で結ばれていく。  そして今度はライオンが心の闇に苛まれていく。 マックスは義理堅い奴で、今度は自分が助けてやるんだとライオンを励まし続ける。  ただ、そんな二人に唐突に悲劇が舞い込む。 それでもマックスはけしてあきらめない。 ライオンがそれを教えてくれたから。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-16 21:44:11)
28.  スナッチ 《ネタバレ》 
軽快でリズミカル、アドレナリンとスロットル全快で展開されるブラック・コメディ映画「スナッチ」。 様々な登場人物が次から次へと話を進めていき、アッチではこう、一方コチラではと場面転換していく。 本作一番の食わせ物のボクサー「ミッキー」。 一人知らん顔のこの男、一旦巻き込まれたら最後、巻き込んだ張本人を血祭りにあげるのがミッキー流。 何も考えて無さそうな顔でたっぷり謀略を練る策士だ。 ポスターのセンターも陣取ってるし、コイツが主役みたいなもんだ。 冒頭から持ち主がコロコロ変わるダイヤモンド。 まるでサイコロの目のように登場人物たちの運命を変えていく。 死んだり生き残ったりが凄まじいヴァイオレンスな群像劇。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-15 21:46:12)(良:1票)
29.  姿三四郎(1943) 《ネタバレ》 
冒頭から闇討を返り討ちにする柔の技、力に溺れた三四郎が池に飛び込み悟りを開く、かつて入門した道場主を倒し、その娘に恨まれて複雑な関係を築く、仲良くなった恋人が実は倒すべき敵の娘、何度投げられても立ち上がり、娘のために降伏という名の生存を選んだ不屈の闘士、その娘を執拗に狙う強敵「檜垣源之助」との最後の決闘などなどデビュー作にしては度肝を抜かれる場面が多い。 しかしそこはやはりデビュー作。ムラ気と作り込みの甘い部分もあることあること。 肝心の柔道場での試合は取材と指導が足りなかったのか、ワルツを踊るような取っ組み合いからのブン投げ合い。 倒れた敵の上に壊れた障子がゆっくり落ちる・・・この素晴らしい演出が無ければただの柔道ごっこである。 志村喬もこの頃は舌足らずだったのか(「鴛鴦歌合戦」で素晴らしい歌声を披露したのを知っていると余計に)、「強い」と言うはずの場面を「つおい」に。 「つおい」 「つおい 」 「お(^ω^)」 「お(^ω^)」と言ってはいるが、年と共に重ねた強者の風格。 そのオーラを体で表しているのだ。 後の「七人の侍」で久蔵に対して「強い・・・強い!」と力強くポツリポツリと言うセリフからも解る通り、志村喬も常に進化を遂げているのだ。 あの志村喬にも、藤田進にも初々しい頃の若い時代があった。 そんな俳優陣の素晴らしい演技とシナリオ、演出などが合わさって、数々の手不足を補ってくれているのだ。 張り詰めた空気がピンッと弾け、動き出す。 互いに相手の襟を掴み、出方を伺う。 正に男の戦い。 柔術の掛け合いも、最後の三四郎と源之助の対決の時には充分すぎる仕上がりになっていた。 自然の猛威そのままに荒れ狂う空、すすき野を切り裂くように吹き荒む風、そんな風を難なく受け止める頑強な男たち。 ラストの恋人たちの切なくも暖かい別れ場面も清々しい。 幾度も生死をくぐり抜けた男が出せる優しさ。 藤田進はそれを見事演じきったと思う。 そう、この映画は正に「人間ドラマ」に重きを置いた作り込みなのである。 冒頭の戦いの前ですら、三四郎が門馬三郎に弟子入りし、その門馬が目の敵にしていた矢野小五郎に門馬が投げられる。 これで三四郎は360度見る世界が一変。 柔道と柔術のせめぎ合いの中に揉まれながら道を歩み始めるのだ。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-13 19:22:42)
30.  スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 《ネタバレ》 
一体何回「クローンウォーズ」の外伝やる気だよ!?  どんだけアナキン好きなのスタッフ!? どんだけジェダイ騎士好きなんだよファンは・・・オマケにTVシリーズも2期以上やるとか・・・正気かよ!?  いいぞ、もっとやれ。  「キャラ映画」の側面もあるスターウォーズは、こういうキャラの掘り下げは極めて重要(オリジナルキャラの多さと雑なストーリー展開はバカヤローだが)。  映画に負けず劣らずのアクションは見もの。 2Dカートゥーンの絵が苦手という人も、実写の質感に近づいたCGアニメーションなら大丈夫だろう(新三部作なんかCGのオンパレードだし)。  つうか手書きよりCGの方が映像がソフトってどういう事だよ・・・。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-09 21:54:24)(笑:1票)
31.  スピード(1994) 《ネタバレ》 
タイトル通りスピード感溢れるバトル、チェイス、スリルがてんこ盛りなアクション映画。   でも言うほど“スピード”って映画ではないよね。むしろスピードよりも爆弾のジリジリとした緊張がある感じ。  ちょいとご都合主義的なシーンも多少あったが、冒頭からエレベーターにおける必死の救出劇、ハイウェイを爆走するノンストップバス、爆弾魔と警察の駆け引き、地下鉄の大脱線、そして最高にハイッなデニス・ホッパー!! 俺の金が~!金があああぁぁぁっ~!!ドカカカカカカカギャー首がー!!! 今まで馬鹿にしててゴメンよホッパー「さん」。  最終局面は二段構えで面白いんだけど、あのタイミングで彼女が都合よくねー・・・何か無理やり「ハイとりあえず捕まって盛り上げてね」という感じがしてそこだけ解せない。  まあそんな「しょうもない」事は、途切れたハイウェイをバスでジャンプする名場面をもう一度見て水に流すとしよう。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-08 21:52:21)
32.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 
無垢だったアナキン、 居るだけのクワイ=ガンジン(アナキン拾った張本人)、 髭のない貴重なオビ=ワン、 C-3POとR2-D2の邂逅、 「そんな事はどうでもええねん」というストーリーはともかく、CGだというのに迫力のあるレースシーンやバトルは見応えあり。 それ以外は平べったい演出とジャー・ジャー・ビンクスがクソうざいので台無し。  旧作には足りなかった若さとエネルギーに満ちたスピーディーな斬り合いは素晴らしい。 クライマックスにおける1対2の斬り合い、ブラ=サガリ!  単体の作品としてみれば充分すぎるほど及第点。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-05 18:55:27)(良:1票)
33.  スカーフェイス 《ネタバレ》 
再見。ハワード・ホークスの傑作「スカーフェイス(暗黒街の顔役)」のリメイク。 個人的に「アンタッチャブル」の方が密度と展開が速くて好きなのだが、本作は90分の高密度が3時間に引き延ばされて…いやブライアン・デ・パルマとオリバー・ストーンのヴァイオレンスと流血とセックスとF●ckの雨あられが叩き込まれ膨れ上がる。  ホークス版を飾ったポール・ムニのように、狂気を爆発させたジェームズ・キャグニーのように、死に全力疾走するハンフリー・ボガートのように本作のアル・パチーノは殺しの世界に染まり、野望のためにのし上がり破滅へと向かう。  女優にしてもホークス版がサイレント時代の名残りからかアイシャドウが濃すぎてちょっと不気味だったのに対し、コッチは女優レベルがハリウッド黄金期にまで回復した80年代。70年代のパルマだったらもっとエラの出た女優を使ったかも知れない。  カストロ議長、キューバの青い海、船、希望を求めてたどりつくアメリカ。 だらだらとした取り調べ、顔の疵(スカーフェイス)、手の刺青、人々が詰め込まれるバス、背景がスクリーン・プロセスなのもホークス版へのオマージュ故か。 高速道路の下に拡がるテント、殺しへの誘い。標的、収容所での暴動、騒動に乗じての暗殺、扉の向こうに待つ死。  悪友との下積み、憧れ、妬み、喧嘩腰で依頼を引き受けるやり取り、胸元の拳銃、マリファナ。エプロンを投げるのは仕事をやめることを告げるため。 かったるい会話は相手を油断させ銃を突きつけるチャンスを作るため、背後から近づく者、拳銃程度じゃビビらない、ビーチでナンパ、TVの中も大事件、こっちはチェーンソーで修羅場(あの「ファントム・オブ・パラダイス」でムチャクチャやってた男がバラバラにされる様子を映さない!)、血の雨、意地。 砕け散るガラスとともに飛び交う弾丸とブッ殺し合い、「ざまあ見ろ」。  ナイフが拳銃に、アロハシャツがスーツに代わっていく出世。 エレベーターから現れる美女、パーティー会場、兄弟や親子のような関係…それが簡単に壊れてしまうののがギャングの世界。 差別意識、葉巻、踊りながら口説き、友と語り合う「世界のすべて」を手に入れる野望。舌を出すナンパ講義大失敗、子供もドン引き、ドイツもコイツもマリファナ漬け、突然の接吻、不意打ちに弱い人々。  家族への挨拶、嘘、怒る理由、優しさ、一瞬滲み出る狂気。 電話、交渉人の交代、ヘリから吊り下ろす絞首刑、正直者、信用、ビジネス、疑心暗鬼、忠告、二人っきりで告白、妹への欲情・視線、警察とビジネスの先に映るもの、トイレ、平手打ち、ギスギスした関係・敵だらけ、机の下の獲物…を見せつけておいてそのタイミングで妹の話にするなよ気が散る。ことが終わって後でいいでしょうと。 銃撃戦と車の疾走…何だ追手が車で追いかけマシンガンの鉛玉ブチ込んだりとかはしないのか。  救援要請相手はパッキン巨乳と夜の戯れ中(ナイスおっぱい)。 電話、報復、見苦しい命乞い。  「暗黒街の顔役」がそうであったように、ビジネスとして殺しに打ち込む内はすべてが上手くいく。だが、マリファナと汚職にまみれた世界で仁義だの私情だの持ち出した時点で歯車が噛みあわなくなっていく。  増えていく札束と白い粉、幸せそうな結婚式を行う瞬間だけがキラキラと輝く。おっかない野生の虎は「獰猛な獣を手なずけてやったぞ」、伸し上がってやったぞという成り上がり根性の現れか。泡風呂に浸かってハングリーもクソもあるかw  恥さらしに仕掛ける罠、コンプレックス、欲情、車の追跡とこだわりが招く破滅、裏切り。  逆効果のサプライズ、嫉妬、力が抜け粉まみれの机に顔をうずめる。 監視カメラも見るやつがいなきゃガバガバ警備、侵入者たち、手際よく襲い掛かる報復の波、仕事人の一撃。特注のマシンガンでブッ殺しまくり叫びまくりプールにダイブして血の噴水!!  世界はあなたのもです。 殺し屋「お、おうそうだな」 ホークス&ベン・ヘクト「(゚Д゚)」
[DVD(字幕)] 8点(2014-01-28 21:36:04)
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