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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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1.  戦争と平和(1956)
「風と共に去りぬ」と並ぶトルストイの文芸大作「戦争と平和」ソ連版の7時間には及ばない(未見)が、ヘプバーンを初めとする3人の主役を中心にロマンスも交えほどよくまとまっていると思う。大スペクタクルにふさわしく、これこそ映画という感じで見応え十分。仏露両軍のエキストラの数にも驚くが、何よりもナポレオンのロシア遠征について知ることができるのが良い。
[映画館(字幕)] 9点(2013-05-14 17:11:48)
2.  切腹
原作が凄いのか、脚本がすばらしいのか、はたまた映画監督や役者が抜きんでた才能があったのか、いずれにしても最高峰に値する時代劇である。 切腹という究極の武士道精神なのだが、それを少しも格好良いものではなく、腹切りという現実の自殺として扱う。なぜ切腹しなければならなくなったかを、朗々と言って聞かせるあたり並のものではない。 映画を見た当初は知らなかったが、人間の条件を描いた監督であり、その主役の仲代達矢である。それがそのまま、この映画で反映されているかのようにも改めて思う。
[DVD(邦画)] 9点(2012-01-16 20:59:27)
3.  戦争と人間 第一部 運命の序曲 《ネタバレ》 
戦争というものに対して、これほどまで正面から堂々と踏み込んだ映画は他に類を見ない。昭和初期の日本の成長発展とその野望とともに歩んだ戦争への道を、これ以上詳しく表すことができないほど、丁寧にかつ客観的立場で踏み込んでいる。おそらく相当入念な検証がなされたことだろう。日本の近代史を知る上で教科書以上の歴史的教材である。 映画は1928年(昭和3年)の張作霖の乗った列車を関東軍が爆破させるということから始まる。常に戦争は大義が必要であり、そのためにはいかなる画策、謀略も辞さないということが手に取るようにわかる。 また、日本の新興財閥は利益拡大のため、清王朝滅亡後の弱体化した中国につけこみ、満州の地を我がものにしようと勢力をひろげていく。 伍代家にあっては、強行推進派の喬介(芦田伸介)英介(高橋悦司)と慎重に構える由介(滝沢修)、また若輩ながらそれに疑問を持つ俊介(中村勘九郎)を軸に、ヒロイン由紀子(浅丘ルリ子)の奔放な愛をからめて、壮大なドラマとなっている。 印象的なシーンは数多くあるが、音楽好きの私には、由紀子がサロンで弾く「幻想即興曲」が美しい調べとなって記憶に残っているし、石原莞爾や板垣征四郎という実在の関東軍参謀も登場する。 また伍代家を取り巻く人物として、標兄弟や柘植中尉、伍代産業で働く高畠や鴫田、親中派の服部医師、中国人趙親子など、有名どころが数多く登場、石原裕次郎も出演しているのだがどこに出てきたかかすんでしまうほどである。
[映画館(邦画)] 9点(2011-06-10 22:36:07)(良:1票)
4.  潜水服は蝶の夢を見る
重い内容なのだが決して暗くはない。それどころか、自分の思いを伝えようする主人公の意志には敬服するし、周囲の声と本人の思いの違いにはユーモラスささえ覚える。このように明るさが見られるのも、映画が主人公本人の目を通しての表現になっているからだろう。考えさせられる映画であると同時に励まされる映画でもあった。この点「海を飛ぶ夢」と比べてみるのもいいかもしれない。欲を言えば主人公の周りの女性が皆美人過ぎて、 療法士二人と妻それに執筆を助けた女性をまちがえてしまいそうになる。
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-07 06:36:30)
5.  西部の男 《ネタバレ》 
インディアンの出てくる西部劇が苦手で、やたら銃をぶっ放す米国映画が嫌いな私にとって、この映画は大変好きな映画だ。格好いいゲーリー・クーパーが地味に振る舞っているのが良いし、悪役判事のウォルター・ブレナンもどこか憎めないのが好きだ。誰にも首を振る馬もおもしろいし、神(聖書)に誓っても嘘をつくようなロイ・ビーンが、リリーの髪の毛に誓えば本当のことを言ってしまうのはもう最高。火事の中を馬車で行くシーンは思わず「風と共に去りぬ」かと思ってしまった。
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-26 22:46:03)
6.  先生のつうしんぼ
この映画の主人公は渡辺篤史ではない。彼が演ずる古谷先生の4年1組の子供たち、中でも吾郎君ら男子3人と転校生玲子ら女子3人、6班のメンバーが主人公なのだ。そしてその子供たちが明るくのびのびしていて実に気持ちが良い。蚕を育てる教育映画としても勉強になるし、子供たちと先生の心のふれあいがすてきだ。「四年三組のはた」と並ぶ日活児童映画室の代表作で、海外でも高く評価された映画だ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-03-15 22:12:05)
7.  青春のお通り 《ネタバレ》 
吉永小百合主演映画の中でも特に好きな映画。お嬢様っぽい吉永が関西弁を使い、しかもお手伝いさん役(当時は女中さんと言った)で、チャカリンスカヤの名にふさしく、元気で明るく爽やかな雰囲気を醸し出す。そしてまた仲良しのケロリンスカヤ、キドリンスカヤもまた良い。キドリンは私のお気に入りの松原智恵子だし、ケロリンは新人として売り出したばかりの浜川智子(後の浜かおる) お相手の浜田光夫は今回はやや控えめだが、チンパンジーの声優を披露。コメディタッチの青春映画として私のお薦めいちおし。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-12-08 11:35:07)
8.  世界大戦争
私の子どもの頃は米ソのみならず、イギリス、フランスなど各国が競争して核実験を行っていた。日本がそのたびいくら抗議しても変化なし。おまけに東西冷戦の緊張は日毎に増していた。ひとたび第3次世界大戦になれば、核戦争となり地球が破滅すると盛んに言われていた時代、そういう時代に作られた映画だから、映画自体は完璧ではなくても十分にそのメッセージは伝わってきた。ただ映画としては星由里子が年齢以上に大人びて見えるため、父親役のフランキー堺ととても父娘には見えないことが不満。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-11-17 10:33:26)
9.  戦場のピアニスト
無抵抗のユダヤ人を跪かせ背後から射殺する、こういう非情なことが平然と行われていた事実を、感情を交えず淡々と描く。自ら経験を持つロマン・ポランスキーの思いが伝わってくる映画だ。 主人公のピアノに対する思いは、冒頭のスタジオ演奏で砲撃に遭ってもなかなか演奏を止めなかったことからも感じられる。それが隠れ家に潜むようになってから、ピアノがあっても音を出せず、まねだけで思いにふける。そしてドイツ人将校の前で弾く運命となる。あのときの将校はどういう心境だったのだろうか、そしてシュピルマンは・・・。 冒頭と最後に奏でられる哀愁に満ちた曲は、ショパンの夜想曲嬰ハ短調、遺作となった曲だが実に印象深い。
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-22 13:37:28)
10.  聖職の碑
遭難事故が映画の中心であり、その点だけを考えれば前年の「八甲田山」の二番煎じになるところだが、この映画は単にそれだけではない。「教育とは何か」「教師の役目は何か」を問う映画であり、内容的には「八甲田山」をはるかに上回っていると思う。 私は聖職という言葉は、他からの制約や束縛を感じるので本来嫌いだが、聖職者としての自覚は必要だと思う。そしてまた記念碑についても、二度と遭難事故を起こさせないためのものであって、校長の取った行動が美談になってはいけないと思う。 
[映画館(邦画)] 8点(2012-07-18 19:30:23)
11.  ゼロの焦点(1961) 《ネタバレ》 
前半は物語が淡々と進み、1時間で犯人にたどり着くほど展開が非常に早い。私は原作を読んでおおよそ覚えているのでついて行けるが、初めて見る人には厳しいと思うくらいだ。しかしそれが凄い緊迫感になっている。 そして能登金剛の断崖に立ってから、推理と告白によって真実が解明されていくが、それが鮮やかでもあり、暗い過去を持つ女性の悲しみがよく表されている。それに冬の日本海と白黒の映像が実に見事だ。
[DVD(邦画)] 8点(2012-01-23 23:52:12)
12.  蝉しぐれ
これぞ時代劇、美しい映像と音楽、ゆったりとした自然の中にもスケールの大きさを感じさせる。斬り合いの場面ですら、人を斬ることの恐ろしさも伝わってくるようだ。 文四郎とふく、隣同士に住む相思相愛の中であっても思いが遂げられなかった二人の運命を、淡々とさりげなく描く秀作だと思う。後半から終盤にかけてはやや甘い感じもするが・・・。おっと幼い頃から一緒に遊んだ三人の友情も忘れられないし、緒方拳と緒形幹太の親子も一緒に出た映画か。
[DVD(邦画)] 8点(2011-11-02 16:44:49)
13.  清作の妻(1965)
若尾文子主演増村映画の「妻は告白する」と並ぶ名作。女性の愛する男への想いは、こちらの方が更に強烈、強烈であるが為に思わぬ行動を取ってしまう。 そして、目を潰されて初めて今まで見えてなかったものが見えてくる。忠臣愛国の模範軍人よりも、もっと大切なものが・・・。
[DVD(邦画)] 8点(2011-07-24 20:41:43)
14.  瀬戸内少年野球団
戦争直後の日本がよく表されている。墨で塗りつぶされた教科書、チョコやガムをばらまく米国進駐軍兵士、傷を負った復員兵、混乱の中に復興を願ってた時代・・・。 右から左に書いていた横書きの文字が左から右へ、男女別々だったクラスが男女一緒のクラスに変わっていった。 この映画は夏目雅子さんの最後の映画になってしまった。それだけに想いで深く、また女教師役を上手く演じている。野球はまったくといって似合わないと思うのだが・・・。一方渡辺謙さんはこれが初めての映画だというのも驚き。 それと何と言ってもこどもたちがすばらしい。こういう明るくさわやかでちょっとだけほろ苦い青春映画は好きでたまらない。初めと最後に流れるイン・ザ・ムードも。 
[ビデオ(邦画)] 8点(2011-07-05 17:42:13)
15.  戦争と人間 第三部 完結篇 《ネタバレ》 
映画こそ「完結編」だが、原作の長編小説(18巻)のまだ中程である。第一部の映画が制作されたとき、作者五味川純平はすでに12巻まで完成させており、この第三部に続き続編も作られるはずであった。しかし、日活の社運をかけて投じられたこのシリーズも資金面が力尽き、三巻で打ち切られてしまいった。太平洋戦争から戦後の東京裁判へと続く流れが描かれず終わってしまったのは実に残念という他はない。 しかしこの第三部は、第一部と同様に大変なできばえである。戦争を食い物にのし上がる財閥、無謀な戦争をひたすら突き進む日本軍、軍国主義に翻弄される人々、戦争によって親兄弟を亡くした日本人や中国の人々、映画は残酷なまでに赤裸々に戦争とは何かを描き続ける。 今回またDVDで10時間に及ぶドラマを2日間に分けて再鑑賞したが、せひとも他の方々にも通して見てほしいと思う。 さまざまなシーンが目に浮かぶが、吉永小百合や夏純子らの愛する男に尽くす女心が痛々しい。戦争を知らない世代が、何かと他国の批判をする現世にあって、人の命の尊さと平和のありがたさを感じられずにはいられなかった。 
[映画館(邦画)] 8点(2011-06-11 08:43:04)
16.  戦場にかける橋 《ネタバレ》 
私は戦争映画はだいたいは嫌いなのだが、この映画だけは例外、アカデミー作品賞を初めとする多くの賞を得た優秀な作品だと思う。 途中まではどうであれ、日本軍斉藤大佐と英軍捕虜ニコルソン大佐の間には、橋の建設という友情にも似た協力精神が芽生えたのだと思う。 戦争が終了さえすれば、この橋は地元ビルマやタイの人々に大きな経済効果と発展をもたらすはずだった。そしてその日英両軍の共同作業は、日本と英国の友好・親善の架け橋となるはずでもあった。 だのに、だのに、・・・。私は悔しくてたまらない。誰が悪いのかと詮索するつもりはない、戦争が憎い、憎くてたまらない。友好の架け橋は無惨にも爆破されてしまった・・・。 ラストシーンは何という皮肉であろうか。橋建設に一番貢献したニコルソン大佐が射撃され、爆破スイッチの上に倒れ込むとは・・・。 戦争とは悲しいもの、無惨なもの、負の生産そのものという想いを強く抱かざるをえなかった。
[映画館(字幕)] 8点(2011-03-09 07:44:42)(良:1票)
17.  戦艦バウンティ号の叛乱
実話ものというより、実話を元にした小説の映画化という方が正しい。したがって艦長は悪人で部下に信頼される航海士は善人という極めて明快な筋書きとなり、よりいっそうおもしろくなっている。我慢の限界だったことはよくわかるが、実際のところ叛乱が起きた理由はどうなんだろう。あの小さな帆船で英国から見れば地球の裏側まで航海するなんてとても大変なことだと思うし、ましてや救命ボートで艦長らがたどり着くというのも奇蹟に近い。
[DVD(字幕)] 7点(2015-09-13 10:01:48)
18.  セロ弾きのゴーシュ(1982)
子どもの頃読んだ宮沢賢治の童話に驚くほど忠実、いやそれ以上かもしれない。間宮芳生の音楽と相まってすばらしいものとなった。演奏会の曲目は原作では第六交響曲としか書いてないらしいが、やはりベートーヴェンの「田園」以外には考えられないだろう。毎晩の訪れる動物たちによってゴーシュが成長していくのもよくわかる。素朴だけどそれがやはり賢治の世界だろう。
[DVD(邦画)] 7点(2015-03-23 20:42:31)
19.  戦争と平和(1965-1967)
美しく作り上げられたヘプバーンの「戦争と平和」に対し、こちらはより原作に忠実、よりロシア的、より壮大である。ロシア文学はロシアの手でという意気込みが感じられる。映画が製作された50年代から60年代は米ソ冷戦というか、二大強国の対立が激しく、どちらかの国が何かをなせばもう一つの国もそれ以上のものをめざすという競争も激しかった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-19 05:55:59)
20.  セルラー
ちょっとだけ携帯電話のCMっぽいが、なかなか良い。スピーディなサスペンスでおもしろい。だけど携帯片手に運転は警察に捕まるんじゃないかな、良い警官か、悪い警官かわからないけど・・・。
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-20 21:03:32)
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