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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  ウェイバック -脱出6500km- 《ネタバレ》 
いや凄いな。自由を得るために人間てここまでできるものなのか。実話ベースという説得力もあって感嘆しきりです。 自然の厳しさ過酷さ、雄大なことを余すところなく伝える映像の雄弁なこと。 疲労と怪我で脱落していく者たちのリアルな痛みと哀しさ。 ああ、自分なら脱落組間違いなし、と己の体力の無さを鑑みて震えてしまいます。せめて「死んだとしても自由な人間として死んだ」、この言葉を魂の救済としたい。 そうそう、正直誰が脱走に参加しているのやら紹介不足で人の見分けがつきづらい作品ではあります。そんな中序盤だけの登場であっても強烈な印象を残したM・ストロング。エド・ハリス曰く「人の願望を吸って生きる奴」であり、地獄の中にあって虚構で精神の均衡を保つ男。コリン・ファレルのような分かりやすい悪党とは一味違う屈折ぶりが心にねっとりと残りましたね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-23 00:10:07)
2.  ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
わたしもこの映画を観て思ったことは「戦争に勝った国はいいなあ」でした。 イギリス人監督があの戦争を描くとしたらチャーチルを傑物扱いするのは当然でしょうね。言葉の魔術師だけあって、国民を鼓舞する言葉の数々は強く確信に満ち、蛮勇を奮い起こさせるに十分な力を持っています。イギリス国民が喝采するのもむべなるかな。 講和に応じず、本土決戦をも辞さずに徹底抗戦の構えであの大戦に挑んだ。それは我が国とて同じだったのです。結果が真逆で、英国は70年後に時の宰相万歳映画を作れるけれど日本はそうではない。 アメリカが参戦しなければ、世界情勢はどうなっていたか分からない。戦争続行に突き進んだチャーチルは結果ラッキーに思えてならないのです。上院議員の推すドイツとの交渉案が現実となっていれば、犠牲者数ももっと少なかったかもなのです。まあ歴史にIFは無いのですが。 チャーチルさん、「戦って負けてもその国は立ち上がれる」って仰いましたね。でもそれって、本当に本当に切なくきつく、やりきれないほど残酷な苦闘を意味するのですよ。敗戦の苦しみをくぐりぬけた先人を偲ぶ一国民の想いです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-05 23:21:27)
3.  ウインド・リバー 《ネタバレ》 
まず、未だに先住民居留地なるものが存在するとはびっくり。やせた土地に追いやられ、米国社会の末端に置き去りにされたままのネイティブアメリカンたちがそこにいました。 アメリカらしく道路だけはどこまでも整備されて通っているし、四駆のクルマはデカくスノーモービルも行き渡っているようだけど、カメラが捉える地域の画は見るからに活気が無い。仕事は無いし犯罪は多く、捜査の手もまともに入らない。地元警察署長の台詞「孤立無援には慣れてる」が、背景の全てを言い切っていますよね。まず先立つ諦め。 風土は厳しいし、社会がこんなんでは登場人物らがほぼ全員激渋で重く暗い表情なのも無理ありません。だからFBI捜査官のE・オルセンをフロリダ育ちという南国者に設定したのかも。彼女の、この土地と真反対のさくさくした懸命さが作品のアクセントになりました。 実話ベースゆえ事件に大きなひねりがあるわけではないのだけど、排他的な雰囲気や閉塞感がまとわりつくこの地域のサスペンス風土に心がやられます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-01 23:50:52)
4.  ウォー・ドッグス 《ネタバレ》 
面白かったです。”ハングオーバー”で見せた脚本作りの巧さをいかんなく発揮できてる感じです。起承転結がキレイに決まってストレス無く観賞できます。畳み掛けるような展開と、納得行く落とし方。画も紛争地の現場などはリアルで緊張感もちゃんとある、一級品の出来です。 この作品、主役二人に肩入れも応援もできないというのが好感した作品では珍しいところです。小ズルそうなデブと間抜け面の白人アメリカン。仕事は武器商人。こいつらが武器調達に成功し、いい気になってくくだりはなんとなくイラーっとさせられます。あの奥さんもどうだ。あんな異常に豪華なマンション、まともなシノギで住めるわけないだろうが。気づけ。 で、半分トーシローなこいつらの甘ちゃん認識を吹っ飛ばすガチな闇商人のB・クーパーが良い仕事をします。ちょっと存在感から違うもんね。 ところで彼がカジノに現れてルーレットの卓に着いたとき、細身の黒いスーツ姿といい、おやあの4人組の不良先生か?と一瞬思っちゃったのは私だけじゃないよね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-11 16:39:11)
5.  ヴィジット 《ネタバレ》 
私は自他共に認めるシャマランの良い客でして、毎度彼の術中にハマります。今作もけっこうな数の「途中でネタが分かった」という声を耳にするともうびっくり。世の中聡い人って多いんだなあ。ワタシは素直なので最初っから姉弟目線で話を追います。祖母が奇行を見せ、祖父までなんかヤバイ、となってもお姉ちゃんと一緒に「お年寄りなんだからしょうがないよ」と思うのだ。地域の住人だって訪れてくれるんだから、病気の前はちゃんと社会性があったみたいだし、ホラお母さんだって「元ヒッピーの変人夫婦なのよ」って言うし。 これらの材料にすっかり手なづけられたワタシのような客は、その実態が判ったとき心底震え上がるのだった。いやーもう、怖いやらシャマランやるなーと感心するやら。 そしてまた、この頑張った姉弟の成長譚となっているのも心憎い脚本ではありませんか。二人とも去った父親の枷を振り切って前に進み始めたのですね。ちゃんと鏡を見て髪をとかす姉と、恐怖体験の克服をラップにのせて披露する弟。ちょっと他にないほど、微笑ましく感動的なエンディングに感じました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-04 23:55:41)
6.  ウルフマン(2010)
なんとなくタイトルからアメコミかと思ってたら、これが意外や意外、王道のゴシック・ホラーでした。 どう見ても中米顔のデル・トロに襟丈の高い英国貴族風の衣装がほんと似合わなくて、初めこそどうしようと思ったのですが、そこは高い演技力。エミリー・ブラントへの控えめな恋情が悲恋へと向かうにつれ、こっちも気持ちが入っちゃって格好はあまり気にならなくなりました。 ギャラの高そうな演技巧者らが情感溢れるお芝居を繰り広げて私好みですが、ストーリーは至ってシンプル。話はあっさりだけど、VFXも美術も力が入ってます。獣の殺傷能力の高さを克明に伝える襲撃シーンはグロテスクなほどで、苦手な方はやや観賞注意です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-07-21 23:29:44)
7.  ヴェルサイユの宮廷庭師 《ネタバレ》 
2016年はたくさん偉大なアーティストを失った辛い年でした。アラン・リックマンも逝ってしまった一人。長い演劇活動の最後に彼自らがメガホンを取った作品は、上品で格調高いラブストーリーでした。 17世紀のフランスにおいての女性造園家の奮闘が描かれているのかと思いましたが、公式サイトによるとサビーヌ・ド・バラは架空の人物だそうで、恋愛ドラマの主人公をわざわざベルサイユに持ってきた意味はといえば、やはり絢爛豪華な舞台装置が欲しかったんでしょうな。狙い通り、映像がとても美しい。豪奢な宮殿も、フランスの緑濃い森や田舎の一本道も。なんと英国での撮影も混じっているとのことですが、輝く陽光の下での庭園などは美術品のようです。 マダム・サビーヌについては資料も残っていないそうですし、あの時代に未亡人が誰の弟子でもなく、援護も受けず庭園技師として独り立ちしていたとはちょっと考えづらいなあと思ったのだけど、K・ウィンスレットが、芯の強い聡明な当時のキャリア・ウーマン像を見事に作り上げています。庭仕事イコール力仕事。ケイトの立派な二の腕やかっちりした肩幅なんかも、女性造園家の設定に説得力を持たせているような。 フランス貴族社会のお約束などろどろ恋愛模様もちゃんと織り込みつつ、マダム・サビーヌとル・ノートルの互いの想いはあくまで奥ゆかしく、英国人監督の感性を感じさせます。 名優アラン・リックマン、美しい作品を残してくれました。改めて合掌の思いです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-09 17:23:22)
8.  ウォーリアー 《ネタバレ》 
戦地でトラウマを抱えた弟、金銭に困窮している物理教師の兄、元アル中にて二人の息子と疎遠の父親と、それぞれにちょっとドラマを背負わせすぎじゃないでしょうか。どの人物の背景もせいぜい六割程度しか紹介されず、あとは観る者に想像してくれと言ってるみたいだ。トム・ハーディのエピソード1本で映画一話作れそうな厚みがある。にも関わらず、戦死した同胞との過去話はまるっとカットしておいて、だから彼はこんなに苦しんでいるんですよ、分かるでしょう?と言われた感じがする。 あんなに兄弟仲が悪い原因も、口頭で説明されてしまう。「兄貴は来てくれなかった」「俺とお袋は苦労した」そうだろうけども。 想像にお任せされた分、あまり共感するツボが見つけられなくてラストに感涙にむせぶってことはできませんでしたな。一教師がワールドチャンピオンに勝ててたまるか、って基本つっこみは置いとくとしても。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-21 00:31:35)
9.  ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 《ネタバレ》 
ネットにごまんとある心霊動画レベルの虚仮おどしの連続。プロットの練られ不足といい、画づらで脅かそうという意図が丸出しです。 話が一向に進まないなあと思っていたら突然主人公が解決法を提案。そんな稚拙な方法で?と見守るも、効果が無かったらしい。あのラストはないわ。大体、19世紀に探し物をするのになんで昼間からやらんの。わざわざ夜中にローソク立てて、で朝になったら館を出る、ってどういうこと。○○を見たら呪われるぞ、というセオリーが例のビデオとか花子さんの類の発想なんですな。21世紀なのにまだやってるのか、と思わずにいられません。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-09-07 00:26:46)
10.  ウォルト・ディズニーの約束 《ネタバレ》 
ああ そうなのか。P・L・トラヴァースという作家の人となりを知って、原作メリー・ポピンズの世界がやっと理解できたような気がする。本当に長年のつかえが取れた思い。 メリーは甘くない。「スプーン一杯のお砂糖」なんかでごまかさず、子供に現実を直視させ乗り越えさせる。(E・ワトソンの台詞)この厳しさは父性の強い英国の子育ての伝統なのかと思っていた。しかしトラヴァース女史は意外やオーストラリア育ちなのだった。そしてそこで幼い頃に敬愛する父の苦しむ姿を経験していた。 メリーポピンズの背景である女史の幼少期がしばしば挿入され、おとぎ話の骨格がよりわかりやすく肉付けされてゆく展開は見ごたえがある。そして、それ以上に私の胸を衝いたのはウォルトの、愛の少なかった子供時代の告白だった。「もう疲れた。辛く悲しい風に過去を思うのは。」 ディズニー映画の、幸福や希望への強迫観念めいた迷いの無さがどこから来ているのか判った。 スプーン一杯のお砂糖が人生に必要なこともある。 方向性に違いはあっても、子供たちの良き成長を願う二人が歩み寄った時、もう泣けて仕方なかった。 そして巨大なディズニーワールドを支える、たくさんのトップレベルの才能にも感銘を受けた。作曲、脚本、作画etc。皆全力を尽くして作品に貢献している。バンクス夫人の造型については作者本人よりも深く考察していたほどだ。 偏屈女史をなだめすかしながら、ストレス過重の仕事を完遂したスタッフにも、敢闘賞を差し上げたい。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-07-22 00:05:41)(良:1票)
11.  裏切りのサーカス
原作未読で臨んだところ、やはり一度目の観賞では全体像を掴むことは無理だった。でも、二度三度と観直して、一つ一つの場面の意味が分かるにつれて緻密に織られた脚本の見事さに仰天する。2時間という限られた時間の中に隙間なく美しく整えられたプロット、意味深い場面の連続に集中力は必要とするけれど、とても面白い。 諜報部員を演じる俳優陣の、職業柄、顔の皮膚の一番上っかわだけ動かしているかのような曲者演技が素晴らしい。特に主人公のG・オールドマン。表情筋をほぼ動かさずして、暗い淵を覗いているような瞳の演技だけで老獪なスパイの孤独を滲ませる。 スパイが生身の身体を張って、国家の誇りをも代弁していた時代。冷戦下に行き交う謀略と、個人の愛情や屈折した思い。非常にとっつきにくい印象を受けるけれども、話の流れさえ分かればこんなに深くて味わい深いスパイ映画はそう無いだろう。 数多の名画と同じく、年月が経っても複数回の観賞に耐えうる名作だと思う。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2014-01-22 00:09:50)(良:1票)
12.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
オタクなイギリス人2人(しょっちゅうホモと間違えられてる)と、妙に世間ズレした宇宙人という組み合わせが面白い。ポールの常に上から的な物言い、腹立つなー(笑)冷蔵庫あけてベーグル探してるし。この図々しいキャラをもっと生かして追っ手に圧勝してほしかったな、希望を言えば。あららシガニー・ウィーバーがこんなとこで遊んでる・・バイトですらないでしょ、きっと?
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-23 00:31:08)
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