1. 父、帰る
《ネタバレ》 父親と息子の関係の微妙な部分を巧く描いていると思います。役者陣の演技も良かったです。ただ、「これからどう展開していくんだろう」という期待を持たせながら物語が進んでいくのですが、結局謎は謎のままで終わってしまい正直言って取り残された感じを受けました。 [地上波(字幕)] 7点(2011-08-25 00:06:33) |
2. チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授
まあ、ムン・ソリの美しさだけは印象に残りましたけど、それだけですね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-06-01 21:49:02) |
3. 沈黙の戦場
《ネタバレ》 ボスニアの地で歴史を超えて繰り返される争いの愚かさを描いています。描写方法は非常にリアルではありましたが、どうも深みが無く退屈でした。 なんというかテーマや視点は中々興味深かったので、ちょっと勿体無いですね。 [DVD(字幕)] 2点(2010-06-04 22:41:15) |
4. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 魂を揺さぶられ、怒り・憎しみ・哀しみ・喜び・・・といった様々な感情が次々とイーストウッドによって激しく引き摺り出されてしまった2時間半弱でした。映画の力を思い知らされましたね。 内容も、権力の腐敗への怒りや正義を貫く事の偉大さ、そして希望こそが人間の生きる糧であるといった熱いメッセージがグイグイと心が震えるくらい伝わってきて非常に見応えがありましたね。 アンジェリーナ・ジョリーの力強い演技も見事でした。 しかし、イーストウッド凄いわ・・・。 [映画館(字幕)] 10点(2009-04-14 18:27:30) |
5. チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
《ネタバレ》 アメリカのアフガン政策の裏側をとてもわかりやすく、そして面白く描いています。ただ、この「わかりやすさ」「面白さ」が非常にくせ者なんですよね・・・。 軽妙で能天気にさえ見えるチャーリー・ウィルソンそのものが、アメリカという国の「軽さ」の象徴のように感じましたね。そして、その「軽さ」が後々悲劇を生み出してしまうんですよね・・・・。 「人間万事塞翁が馬」・・・映画の中でも引用されるこの故事成語が非常に重く響きました。 [DVD(吹替)] 8点(2009-03-03 19:33:35) |
6. チェ 39歳 別れの手紙
《ネタバレ》 ひたすら地味で重苦しいゲリラ戦の描写が続くので、ゲバラの生涯にすごく興味のある方以外は結構辛いと思います。ただ、逆にその辛さを体験することによって、革命は半端な気持ちじゃ成し遂げられないということを思い知る良い機会かもしれません。そのくらい、リアルなゲリラ戦の空気を作り出している映画です。 しかしまあ、最後の銃撃戦からゲバラ銃殺までの流れの凄さを味わうだけでもこの映画を観る価値はあると思います。ただし、非常に客観的な描写がされており観賞前にはある程度予習をしておくことをお勧めします。この作品で描かれるゲバラには、「英雄オーラ」は殆どありませんし、気を抜くと誰がゲバラかわからなくなってしまう位ですから・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2009-02-09 19:57:51) |
7. チェ 28歳の革命
《ネタバレ》 基本的に説明の少ない作品なので、チェ・ゲバラやキューバ革命についてある程度知識が無いとついていけないかもしれませんね・・・。これから観ようとする方は、Wikipedia等で予習しておくことをお勧めします。 それにしても革命の描写はイマイチでしたね。戦闘シーンばかりが印象に残り、ゲバラがどのように革命理論を構築し実践していったかが良くわかりませんでした。それよりも、革命後、国連総会出席のため訪れたニューヨークでのゲバラの行動・発言が非常に興味深かったですね。 [映画館(字幕)] 7点(2009-02-07 23:46:13) |
8. 小さな恋のステップ
《ネタバレ》 まあ、韓国映画に良くある「突っ込みどころ」を寄せ集めてコメディにしている感じでとても面白かったですね(特に、ラブストーリーだと思ったらいきなり激しいアクションシーンが始まってしまう劇中映画には笑ってしまいました)。チャン・ジン監督の作品は今後も注目していきたいです。 [DVD(吹替)] 7点(2008-11-09 20:35:17) |
9. チャプター27
《ネタバレ》 現代の文明社会に生きる人間が抱える闇のようなものが、「ライ麦畑でつかまえて」に触発されて暴発していく・・・・・。作り話であれば、非常に感銘を受ける部分もあったかも知れませんけど、これはあくまで実際の事件に基づいた物語であって正直吐き気を催すような嫌悪感だけが残りました。そういう意味ではこの映画は良く出来ているのかも知れません(特にジャレッド・レトの演技は見事でした)。 イカれた馬鹿が人を殺した。殺されたのは、ジョン・レノンであった。馬鹿は警察に捕まって牢屋に入れられた。それだけです。別にそこに何らかの意味を付け加える必要は全く無いと思いますね。 大体、チャップマンが「偽者」「偽善者」と呼んでいたジョンが、この衝撃的な死によって必要以上に神格化されていくのですから皮肉なものです・・・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-25 19:33:07) |
10. チャーリーズ・エンジェル(2000)
エンジェル達の魅力満載で非常に楽しめました。ビル・マーレイもハマリ役で良かったですね。 ただ、途中の日本風のパーティ-シーンがちょっと・・・・。 [地上波(吹替)] 7点(2007-06-30 21:33:56) |
11. 茶の味
正直、この映画のシュールな空気が合いませんでした・・・・・・。とりあえず最後まで観ましたが、楽しめませんでしたね(多分笑いのツボが違うんだと思いますが)。 とりあえず、土屋アンナと我修院の遺したパラパラの絵と美しい風景にそれぞれ1点ずつという感じです。 [地上波(邦画)] 3点(2006-12-22 10:17:04) |
12. 父親たちの星条旗
「硫黄島からの手紙」に引続き観たのですが、本当に心に残る素晴らしい映画です。とにかく、この 作品は大画面で見て欲しいですね。戦争というものの姿を迫力ある映像で伝えてくれています。(かなりショッキングな映像もありますが・・・・・。) この映画を観て「戦争に於いて英雄は存在するものでは無く、作られるものなんだな」とつくづく思いましたね。作られた英雄たちの、「その後」の姿を見てつくづくそう感じました。 しかしながら、本当に良く出来た作品ですね。題材・映像・音楽・ストーリーの流れ・・・・全てが上手く出来ています。 本当に、この硫黄島2部作は、戦争というものについて考えさせてくれる素晴らしい作品でした。本当にイーストウッドに感謝したい位です。これは、是非多くの人に見てもらいたいですね。 [映画館(字幕)] 10点(2006-12-14 12:59:06) |
13. TUBE/チューブ
《ネタバレ》 ハリウッド映画に負けないぐらい迫力あります。 ペ・ドゥナがとても可愛いかったです。 それ以外は、非常に突っ込みどころ満載のハチャメチャな作品でした。物理学を否定するかのようなアクションシーン、バイクで駅構内を暴走する刑事、元大統領に対して戦いをいどんでいたはずなのに何故か下っ端刑事のタイマン勝負を受ける悪役(しかも、銃で撃てばすぐ終わるのに捨てちゃうし、最後は死んだのかどうかもわからない消え方でそれっきり・・・・・。「TUBE2」用に残しておいたんですかねw)、自分の保身の為に数十名の人質の命を犠牲にしろと命じる元大統領と嫌々ながらも一旦は従ってしまう地下鉄職員たち等々「ありえない」シーンの連続でした。まあ、次から次へと主人公達に危機が迫るんですが、それをクリアしないと映画がそこで終わってしまうんで「何とかなるんだろうな・・・・」と逆に安心して見ていられましたね(で、実際その通りでしたし。) まあ、いろいろ突っ込みながら見ると結構楽しい作品かもしれません。 [地上波(吹替)] 6点(2006-11-15 12:20:10) |
14. 父と暮せば
《ネタバレ》 宮沢りえと原田芳雄 のやり取りにすっかり惹きこまれてしまいました。この作品は、脚本、出演者(ほぼ3人だけですか)の素晴らしさに尽きます(舞台でも見てみたいですね。)。特に宮沢りえの静かながらも強い意志を秘めた演技は本当に良かったですね。 映像も、原爆の悲惨さをオブラートに包みながら静かに、しかしながら激しく伝えてくれます。 しかし、「生き残って申し訳ない」という思いに対しては、何とも言えない感情が湧き上がってきますね・・・・・。本当に「核」の恐ろしさについては、アピールしていかなければならないなと思いました [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-11-14 11:45:06) |
15. チルソクの夏
昭和50年代の空気が甦ってきたような、懐かしい気持ちにさせてくれる作品でした。2003年公開とは思えず、当時の作品を見ているような気分になりました。 日韓の関係も当時に比べるとだいぶ変わりましたね。この作品の登場人物達もまさか日本で(実態はともかく)韓流ブームなんてものが起こるなんて夢にも思ってなかったんじゃないでしょうか。 この作品ではいろいろ当時の曲がかかるんですが、やはり「なごり雪」って名曲だと思いましたね。(イルカも出演しています。)夜の公園で歌うシーンはちょっとジーンときました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-06-24 19:35:09) |
16. 血と骨
《ネタバレ》 壮絶な作品です。主人公の金俊平は原作者である梁石日の父親がモデルということですが、ほんの数十年前に現実に実在していたと言うこと自体が信じられない位凄まじい世界です(おそらくノーカットでのテレビ放映は無理なんじゃないかと思います。)。その金俊平をビートたけしが熱演しています。(原作での金俊平は怪物的に描かれていますが、映画版の方が等身大の人間としてリアルな感じがします。) この作品については是非原作を読んでもらいたいです。正直、映画は時間的な制約があるせいか原作のダイジェスト的なものになっていますから、おそらく映画だけ見た人は暴力的なシーンばかりが印象に残ってストーリーは良くわからないままなんじゃないでしょうか。 あまり、万人にお勧めできる作品ではありませんが、戦前に海を渡って日本にやってきた一人の在日朝鮮人の壮絶な生きざまに惹きこまれてしまう不思議な魅力を持つ作品です(ただ、身内や周囲にいたら絶対に嫌な類の人間ですけど)。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-16 22:45:50) |