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1.  デッドゾーン
無駄なく引き締まった進行の序盤中盤もなかなかですが、物語上のすべての要素を一気に解決してぴたりと着地するラストにはびっくりしました。すでにたくさん書かれていますが、主人公の憂いを漂わせた演技が何ともいえない印象的な雰囲気をつくり出しています。つまり、大活躍してヒーローになることなく、独力できちんと前に向かっているのがいいのです(だからこそ、最後の切なさが増幅されています)。なお、原作も読みましたが、やや冗長な部分もある原作に比べ、重要部分にきちんと焦点を絞り、さらに原作にない部分を巧妙に加え、綺麗に映像化していると思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2006-03-18 17:03:56)
2.  ディープエンド・オブ・オーシャン 《ネタバレ》 
眩暈がしそうなほど濃密な家族ドラマ。各シーンの1つ1つが、それぞれに重い意味とテーマを投げかけてくる。その重圧にまったく負けていないミシェル・ファイファーの渾身の演技が素晴らしい。最初に見たときは子役2人の演技力が不満だったのだが、よく見たら結構頑張ってんじゃん。育ての親ジョージも、出番は少ないながらいい位置づけでなかなか泣かせますね。あと、邦題は原作に合わせて「青く深く沈んで」の方がはるかに良かったと思うけど。
[DVD(字幕)] 8点(2004-08-22 20:12:26)(笑:1票)
3.  天使にラブ・ソングを・・・
改めて見てもよくできた脚本。起承転結がぴたりと決まって無駄なし、コメディのお手本のような作品。その中でも、デロリスと院長の関係の変化など、微妙な力の調整を要求されるところにも、きちんと注意が払われている。だからこそ、歌の部分や笑いの部分が引き立ってくるのです。
[映画館(字幕)] 8点(2004-08-10 00:16:16)
4.  デーヴ
設定はありがちといえばありがちなのですが、脚本に一切の無駄がなく、押しと引きの呼吸、テンポ配分も絶妙です。また、この種の「ありえない話」では、最後にどう着地するのかで大きく作品の価値が変わってくるのですが、その落とし前のつけ方も見事でした。しかも、単に話として面白いだけではなくて、人間ドラマとしても優れています(例えば、エレン夫人の心の変わり方など)。
[DVD(字幕)] 8点(2004-07-19 00:56:28)
5.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
まあデンゼルがあれこれ機械をいじって、格好良く活躍して解決するアクションものなんだろうな・・・と思いながら見始めたら、全然違っていました。まず、「4日前(だけ)の過去の状態が見られる」「アングルも場所も指定できる」「しかし巻き戻しや早送りは不可」というこのご都合主義な絶妙な設定!しかもそれを自信満々に、ストーリーの進行上自然に納得させる強引な説得力!さらに設定に溺れずにその条件をフル活用しており、片目ずつで過去と現在のカーチェイスだなんて、これまで考えた人がいたとしても絶対に真面目に撮ろうとは思わない代物です。そして後半では反転してタイムトラベル・ラブロマンスに飛翔します。ここでは、シンプルだからこそ力強いヒロイン宅での伏線回収を堪能しましょう。あとのラストはそこから想像したとおりに収束していくのですが、とにかくトニー・スコットの職人技術的エンターテインメントが全開の作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-17 01:19:40)(良:1票)
6.  デ・パルマ
映画史上に残る変態監督(褒め言葉)、ブライアン・デ・パルマについてのドキュメンタリー、というか半生振り返りインタビューです。まあとにかく、最初から最後まで、デ・パルマが喋る喋る。一部の大ヒット作や話題作だろうが、それ以外の大半のコケまくった作品だろうが、何ら変わることなく、「まだまだ言いたいことは山ほどあるんだあっ!」と言わんばかりに、ひたすら表情も変えずに喋りまくる。こうして何となく見えてくるのは、この人、とにかく打たれ強いです。というか、打たれていると認識しているのかどうかも疑問です。コケた作品で批判を食らっても、大してダメージも残さず次に行く。逆に、(珍しく)ヒット作が出ても、そこから学習して次はこうしよう、とかはほぼ考えていない。作品の傾向とか対象とか分野も、見事にばらばら。ついでに、少なくない作品で、現場ではトラブルが起こりまくっています。それを何事もなかったかのように乗り切ってここまで来たこの人には、全力で敬意と讃辞を捧げたいし、またその存在を記録として残したこの作品もまた、ドキュメントとして貴重です。なお、この時点までの彼の監督作品については、すべて言及がなされているはず。その意味でもきちんとした作りです。
[DVD(字幕)] 7点(2020-02-29 18:47:41)
7.  テス
冒頭、演奏と踊りの一団を延々と定点で捉える長回しのど迫力で、掴みはOK。その後も、じわじわと進んでいきながら、そして主たる登場人物は3人しかいないのに、決してダレないし、単調に陥らない。様々な風景のインパクトとか、ナスターシャ・キンスキーの凜とした美貌とかのアドバンテージはあるにしても、やはり、行き着くところは、一つ一つのステップの描写が丁寧だということでしょう(一方で、省略できるところはどんどん省略しています)。3時間クラスにふさわしい重量感ある内容を持った作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-11 01:19:42)
8.  手紙は憶えている 《ネタバレ》 
前提の設定が実に巧妙なんですね。「主人公は依頼を達成できるのか?」「それ以前に、認知症の主人公が無事に目標に到達できるのか?」「いやそもそも、手紙には一体何が書かれていたのか?」という三重の謎を冒頭であっという間に提示し、そのハラハラを最後まで維持させる。そして途中の見せ方も巧妙で、次々に想定外のターゲットを登場させてスリルをつなぎ、一方で認知症の表れ方も、進行を阻害しないぎりぎりのラインに抑えられている。最後は、それまでと打って変わった明るく健康的な家にたどり着き、着地寸前まで「まだここに裏があるのでは?」と思わせておいて、いったんストンと落とした上で、さらにあの二段オチ。その上で、ある登場人物の「執念」が作品の底流だったことが分かる仕掛けです。後で見返すと、いろいろなシーンが別の意味に見えてきます。
[DVD(字幕)] 7点(2018-09-28 01:47:20)(良:1票)
9.  転校生(1982) 《ネタバレ》 
突飛な設定でありながら、案外その後は大事件やハプニングの類は起こらず、どこまでも少年少女の地道な日常生活に立脚しているのが素晴らしい。だから、体の入れ替わりという前提も、自然さとリアリティを伴って迫ってくるし、ラストも美しく結実している。制作者が安直に設定に寄りかからず、作品の内面を大切にしていることがよく分かる。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-03 04:10:15)
10.  デブラ・ウィンガーを探して
日本だったら、「百恵ちゃんを探して」というところでしょうか・・・。まず何よりも、これだけの女優を一作品に会させることのできたロザンナの人脈と熱意に素直に敬意を表したい。しかも、各女優にとっては別に話すことによるプラスがあるわけではない、というよりむしろリスクの方が高いわけですから。インタビューの内容は一見無秩序に見えますが、よく見ると、子育ての話、制作陣との関係の話、演技表現の話など、それなりに整理されていることが分かります。また、どのインタビューも画面上には凝縮した一部分しか表れていないので、きちんと内容を理解するためには、複数回見る必要があるでしょう。あと、さらに贅沢をいえば、メリル・ストリープやゴールディ・ホーン、キム・ベイシンガーなどの話も聞いてみたかったです。
[DVD(字幕)] 7点(2008-04-21 02:49:36)
11.  デトロイト・ロック・シティ 《ネタバレ》 
たった1枚のチケットが神のような至高の輝きと重みを放つ、その感覚を知っている人であれば、この作品のすべてに共感できるはずです。ラスト、コンサートホールへの扉を、ドアマンがまるでタイタニックの一等客室のように重々しく開いてくれますが、もうそれだけで、どんなに登場人物が馬鹿だろうが、下ネタが炸裂していようが、演出が単純であろうが、低い点はつけられません。ところで、ディスコ軍団の車とのやりとりで、相手の女の子が吐く一言に「キッスもそのうちディスコに手を出すんじゃない?」とありますが、監督がキッスの大ファンであることは、この一言で分かります。
[DVD(字幕)] 7点(2007-08-01 00:24:01)
12.  天使の宿り木
「飾り窓」の娼婦がある日突然、見知らぬ女から、自分の息子を孤児院から引き取って連れてきてほしいという無理矢理な依頼を受ける、という出だし。しかもそれをつけ狙ってくるマフィア的存在も見え隠れします。そうするとこれは「グロリア」的世界かと思ってしまいますが、あそこまでサスペンス色はないですし、もちろんハードボイルドでもありません。むしろ、あまり物事を深く考えていない主人公と、割と冷静な突っ込みを入れてくる少年(むしろ青年に近いですが)の会話術が楽しいです(ところどころコメディチックですらあります)。ただその中でも、フランスなだけに(?)、少年と娼婦の禁断のラブストーリー風味もほんのりあったりはしますが、そんなに露骨ではないです。全体としては、どこか特定の場所に行こうとしているという体裁で実はどこに行っているのかよく分からないという描写も含めてファンタジックな雰囲気に覆われていますが、それもそれで味わいがあったりもします。
[DVD(字幕)] 6点(2024-01-02 23:47:32)
13.  天国の笑い声 《ネタバレ》 
それぞれいろいろ問題がある4人の相続人に対し、遺言で相続の条件が示される。という初期設定からほとんど予想できる展開ですが、基本に忠実であることは大事です。まさにコメディの教科書です。変な角度の見方ですが、脚本や演出に取り組み始めた人の課題素材としても適しているかもしれません。●4つのエピソードのいずれにも都合よく美女が絡んでくるのですが、どれも似たような感じなのはご愛敬でしょうか。しかし、それとは別にごく僅かな登場で実は一番鮮烈な印象を残しているかもしれないヘップバーンの自然なスター性は、やはりさすが、と言わなければなりません。
[DVD(字幕)] 6点(2022-05-23 01:33:48)
14.  テルマエ・ロマエⅡ 《ネタバレ》 
前作で前置きは終わっているので、今回は最初から飛ばしていく。往復の回数が多いのはちょっと安直ではないか?とは思いつつも、それだけネタを詰め込もうという姿勢は嫌いではない。後半は順当に各登場人物が収斂していって、まあ定番どおりの作り。しかし、邦画には珍しいほど美術や衣装やエキストラもきちんとしているのは、偉いと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-04-23 00:50:44)(良:3票)
15.  天国は待ってくれる(1943) 《ネタバレ》 
導入部からして、主人公のあれこれの女性遍歴が語られるのだろうと思っていたら、案に相違して、夫婦讃歌の王道大河ストーリーでした。駆け落ちが2回あるというのもなかなかのギャグなのですが、その2回目の駆け落ちの際、もう駄目と思わせておいて妻の心が変容する部分の脚本が秀逸です。最後、美人の看護婦が部屋に入った後を見せないのもいい余韻があって、その後主人公は閻魔大王に適当なことを言っていますが、実はほかにもいろいろ合ったんじゃないの?とか想像する余地もあったりして。ただ、全体的には、構成がかっちりまとまりすぎていて、むしろ観念的になっているような気もするので、よくできているとは思っても、突き抜け感には不足しているように感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-14 01:49:30)
16.  天地創造
そのものずばりというか何のひねりもない(ひねりようがない)、旧約聖書のどストレート版。アダムとイブからカインとアベルからノアの方舟からバベルの塔から、言葉の解説では知っていたけど実はあまり分かってないものが、次々と実写として再現されていく。台詞は少なめ、むしろナレーション主体で、映画としては説明的に過ぎるという感は免れないのだが、それでもここまで「再現」に徹した姿勢は、やはり一本の筋を感じさせる。ノアの方舟の美術的なこだわりもなかなかのもの(撮影の昂揚した雰囲気まで伝わってくる)。アブラハムに入ったあたりから何となくだれてくるのが残念。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-29 00:47:30)
17.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 
いかにも「洋画の吹き替え版」っぽく作っているのがよく分かる導入部で、ああ気合入れて頑張ってるなあ、と思うわけです。台詞の組み立てが未熟なのとか、ギャグ(タイムスリップギャップ)以外の部分が結局は凡庸なのとかは目をつぶるとして。で、何がいいかというと、風呂に対する制作者の愛情が最初から最後まで満ち満ちているという点なのです。いろんなタイプの風呂を、とにかく作る。見せる。組み込む。タイムスリップ上の諸問題も何となく風呂が解決、さらには戦闘や歴史すら風呂が解決。だから、きちんと一本の筋が通っているのです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-03-30 00:16:15)
18.  ディス/コネクト 《ネタバレ》 
全体としては、4本の脈をうまく絡ませ、またそれでいて緊張感を切ることなく最後まで突入しており、したがって脚本の水準は優秀だと思います。ただし・・・扱われているのが、少年ポルノ、個人情報ハッキング、なりすましSNS(とそこからの性被害)と、それ自体がすでに犯罪とも呼ぶべきもので、ネット上じゃなかったってもちろんやってはいけない。そうすると、その犯罪から生じる問題をどうやって解決するかという点に重心が移ってしまい、原題(邦題も)から表れている、ネットでつながる人間関係そのものという問題意識が薄れてしまうのです。あと、最後は結局家族だよねというありがちな方向に収束していくのも、それ以外にはあまり思いつかないとはいえ、何となく安易。
[DVD(字幕)] 6点(2016-10-25 02:27:49)
19.  THIS IS ENGLAND 《ネタバレ》 
タイトルからしてそのものずばりなのですが、それにふさわしい、ひたすた鬱々とした晴れない描写。何か良いことがありそうだったとしても、それ自体がすでにその次の破綻を予感させるという救いのなさ。80年代イギリスを正面からテーマとした作品ってあまりないので、その意味でも貴重かもしれません。ただし、登場人物がそのような状況に至る理由が、ドラッグやアルコールが理由だというのであれば直接的には社会が理由ではないし、何か社会的な構造が理由であるというのであれば、そこまで突っ込んだ分析にはなっていないので、テーマの重さの割に奥行きを食い足りない印象も残る。
[DVD(字幕)] 6点(2016-04-03 23:57:20)
20.  デイズ・オブ・グローリー
フランス軍中の北アフリカ兵士という、あまり知られていない部分にスポットを当てた観点は貴重といえるし、わざとらしい事件を起こさずに粛々と進む作り方にも好感が持てる。ただ、登場人物にはもう少し個性が欲しかったと思うけど。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-30 00:46:13)
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