1. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 素晴らしい作品でした。貧しい炭鉱から抜け出したい少年たちとその炭鉱に人生を捧げた父。そのあたりの親子の考え方のバランスが心揺さぶりました。ホーマーの視点からの鑑賞も、父としてまたライリー先生としての鑑賞も成り立つ演出の良さがありました。炭鉱で働かざる得なくなったホーマーが地の底から空を見上げて見た人工衛星の軌道。その絶望感には心しみました。そして打ち上げ成功して彼方へと消えていくロケットには広がるであろう未来への無限の可能性をみせているようで感激しました。登場人物はこの場面でもどういった心境なのかといろいろ深読みできそうで何度でも鑑賞が楽しめそうです。ハリウッドの底力を感じさせる名作です。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-08-29 16:40:08)(良:1票) |
2. 時計じかけのオレンジ
これは・・・。偉大な作品としかいえないなあ。まず、セットの意匠が飛び抜けている。71年作とはとても信じられない。そして、堕ちていくアレックスの表現は心をぐっと引きつける。言葉で説明しにくいくらいの衝撃がある。暴力とセックス。人間の心の奥底にあるとても強い関心にグサッと触れている。天才ぷりが発揮されているなあ。傑作だと思う。でも2度目はない。そんな作品。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-04-15 13:26:16) |
3. 12モンキーズ
《ネタバレ》 素晴らしい出来でした。発想も斬新だし、それでいてそれほど突飛でもなく映画にすぐに溶け込むことができる。人類滅亡へのアナザストーリー的な作品の立つ位置もおしゃれ。冒頭の音楽も期待を高めるし、映像演出の十分に内容を盛り上げるものだった。もしや、まじで精神病所謂二重人格夢オチというオチの懸念もしてたけど取りこし苦労に終わってよかった。ちょっと近年の作に自分が毒されすぎなだけか。射殺後のそれからの細菌拡散後の世界も観たいくらいだ。余韻も十分に残っている。1回だけじゃもったいない。伏線も多いからその際はそこもじっくり楽しみたい。 [DVD(字幕)] 9点(2013-01-30 16:13:23) |
4. トゥルーマン・ショー
メディアに対する皮肉も効いてるし、プライバシーとは自由とはとの提案もあって良い映画である。その生涯をモニターするアイデアが素晴らしい。もしも神がいるなら我々も同じようにウォッチされているのかしらと見るたび思っちゃう。もう少し、ジムキャリーが自分の状況に気付く過程でひねりとかサプライズとかユーモアがもっと欲しかった気がする。し出来ただろう、容易に。ちょっと残念。でもだとしても作品としては良くできてる。ジムキャリーは相変わらず芸達者で表現も巧い。エドハリスも存在感発揮。秀作です。 [DVD(字幕)] 9点(2010-07-26 21:18:36) |
5. TRICK トリック 劇場版 ラストステージ
《ネタバレ》 トリックのファン。大ネタは見事というほどでもなかったけど十分楽しめた。10年以上にもわたって、容姿やキャラを守り続けている俳優女優陣はすごい。冒頭とラストの演出伏線はお見事。ラストはトリックファンなら涙できる。ぼくは涙あふれました。阿部さんの目の潤みはトリックを愛したぼく自身の投影でもある。観てよかったと心から思った。ラスト10分は最高。両者とも名優だけど山田役をしている時の仲間さん上田役している時の阿部さんがぼくは一番好きです。 [地上波(邦画)] 8点(2015-05-28 18:14:23) |
6. トレーニング デイ
デンゼルワシントン悪い人だったねえ。好演だ。ぼくはジェイクタイプなんでドキドキしながら観てた。ジェイクが流される奴なのかを注意深く観察、いろいろ試しながら人間性を測って、冷徹に切り捨てるアロンゾ、とても興味深かった。実はデンゼルだからほんとはいい人になるのかななんて最初観てたら、どんどん悪くなっていった。知り合いの麻薬の売人殺したとこでほんとに悪い人なんだとやっと気付く私。無駄なエピソードも放り込まれることなく流れるようにかつ緊迫感も保ちながら演出。再見したいと思うような作品ではないけど、高評価与えてもよいと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-28 18:46:18)(良:1票) |
7. トータル・リコール(1990)
人生の中で鑑賞回数が最も多いと思われる作品の最有力。最初見た当時はなんて面白いんだろうと感慨深かったのが懐かしい。いまでもテンポのよさと話の運びは絶賛できる。当時はセットも近未来風だと思ったけど、今見るとなにかとショボイのは時代のせいか。最近はこういったアイデアのものは90年代で出尽くされたのかなかなかでないのが残念。シャロンストーンがセクシーさを醸しだしてる。とにかく18年の月日が流れたんだとしみじみ。今基準なら5点がいいとこだけど、時代プラスして8点。 [地上波(吹替)] 8点(2008-06-20 17:26:29)(良:1票) |
8. ドーン・オブ・ザ・デッド
レンタルした覚えなくタイトルにも記憶なく、でも見始めたら2度くらいは見た記憶湧き上がってきたから地上波でみたことあるんだろう。見始めたら止まらなくなる構成だったんでしょう。よくできてる。でも大勢が押し寄せてくるのは怖いなあ。ドキドキした。でも脚本はストレート。ちゃんと結末をつけてくれたのはいいよね。 [DVD(吹替)] 7点(2019-09-17 13:39:29) |
9. 翔んで埼玉
テンポがいいのでサクサクみれた。在関西だけど東京にちょこっと住んだこともあるので多少の土地勘があったので自分のつぼに入ることも多々。まがうことなきギャグ感満載のおバカ作なんだけど、そこにGACKTとか伊勢谷さんみたいな本格作品しかでないよ的な人たちがまじ演技してるのがいい。海老蔵が出演しててもいいようなキャスティング。埼玉いいながら他の県も巻き添え食らっているのもいい。下妻物語テイストかなあ。愉快作として高評価した。 [映画館(邦画)] 7点(2019-03-16 15:36:05)(良:1票) |
10. 時をかける少女(2006)
青春だねえ。甘酸っぱいテイストを巧く料理した。なんとなくゆったりとした間も使い方もアニメならではの良さ。少しづつ引き込まれていくのは演出の良さ。 [地上波(邦画)] 7点(2015-07-26 11:36:45) |
11. 鳥(1963)
なかなか良い。前半のゆるいロマンスホームドラマ展開から徐々に鳥に焦点を移すとこ絶妙。内容以上に、視聴終了後に山本晋也監督による制作話を拝聴、CG全盛の現代に考えられない工夫とかにおおいに感動。やっぱりテレビでの映画放送後は解説有ると嬉しいよね。淀川さんとか水野晴夫さんとか解説有った時代は映画に夢が有った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-30 14:59:10)(良:1票) |
12. トランスフォーマー/リベンジ
とにかく好みだというしかない。たとえツッコミどころ満載でも。それでもワクワクするんだから仕方ない。メカ、SF、戦闘、米軍、合体、変身、乗り物、歴史ロマン、友情、下ネタetc男の子が好きそうなテーマが満載なんだから。少年ジャンプのようだ。メカの含めたCGには感嘆するのみ。シモンズ捜査官はいい味出している。前半はぬるかったし、コアな映画ファンには子供だまし映画かもしれないけど、楽しめたです。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-02-15 19:22:26) |
13. トランスフォーマー
ロボットかっちょええ。CG凄すぎ。もうちょっとストーリー練りこんでくれたら良かったけど、そんなのこの映像の前にはどうでもええ。。さすがに青春グラフィティー的はいらなかったけど。もっとあっさりはちゃめちゃでもよかったとは思う。トランスフォームならではの仕掛けや伏線が少なかったのは残念。がロボットののメカニカルな動きや変身や姿を楽しめたし、市街戦の迫力も堪能、で7点。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-16 14:42:14) |
14. トイ・ストーリー
子供向けかな。おもちゃだけでなくモノを大切にしないといけないなという気持ちを思い起こされてくれる。 [DVD(吹替)] 6点(2016-09-28 15:48:52) |
15. トレマーズ
《ネタバレ》 B級テイストがプンプン。なんか観たことある作品風も。ケビンベーコンが必死なのが可笑しい。地面はまずいけど岩ならいいとかなどの基本設定というかルールが面白いね。その縛りの中でどう逃げ切れるかみたいな。 [DVD(字幕)] 6点(2015-11-28 14:13:03) |
16. トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
ちょっと何が何だかわからない感じになった。最初のアポロのくだりは興味をひくのにはとても良かったけど、あとはぐだぐだ。せっかくマルコビッチ起用したんだから壮大な伏線ありかと思ったらほぼ出オチ。他にも簡単に伏線にできそうなネタもあったはずなのにそれも放りぱなし。なんで回収しないと逆にこっちが心配してしまった。戦闘シーンの迫力や映像は超素晴らしいけど、それだけの映画になっちゃったなあ。しかも無駄長い。すべてのシーン。対人関係のこくなんかも薄くて、思い入れができるところも希薄だった。サブキャラの迫力すご過ぎて、おなじみキャラの存在感が相対的に低くなってしまった。メガトロンって?くらいの扱いだったし。 レビュー読んだら映画館で観るべきの評。激しく後悔した。第1作目はとっても好みの作品だったのになあ。CGの進歩に付いていけないこっちがダメなのか、でもそもそも人間の感性を大幅に超えていくCGに逆に意味があるのか。謎だ。 [地上波(吹替)] 6点(2013-09-27 11:55:07) |
17. トゥルー・クライム(1999)
なんかクリントイーストウッドのイメージビデオを観てる感じで、彼のキャラが分かりやすいくらい立っている。酒、女キャラというのを彼は好んでいるんだろうなあ。ネタ的にはまずまずのサスペンスに仕上がっている。気付かず2度目の鑑賞となった。途中でこれに似たネタの作品見たことあるなあ、どの作品だっけと何度も思った。類型的な作品も多いこともあるだろうし、本作品がさほどの特徴や記憶に残るインパクトを持ってないということでもあるかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-06 16:53:31) |
18. トランスポーター2
なんか面白ければなんだっていいじゃん的な乗りで作られてるね。だから退屈はさせない。主人公フランクもキマッテるし。子供の送迎って。フランス人的につっこんでということなのかな。黒のアウディかっこいい。 [地上波(吹替)] 6点(2012-04-21 17:25:18) |
19. トゥームレイダー2
楽しめると思う。1より娯楽性が上がっている。ただ、少しとっ散らかっているかな。なんかアドベンチャー、トレジャーハント、SFホラーなど有名どころの人気映画コンセプトが雑多に盛り込まれている感じ。なんで緊張感が伝わらなくお気楽なつくりになっている。でもまあA.ジョリーの魅力で最後までもっているしいいんでは。もう5年以上経つし3作目はないのかな。少し残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-26 16:01:50) |
20. トゥームレイダー
アンジェリーナジョリーのAジョリーによるAジョリーのための魅力炸裂の作品の一言。彼女こそがララクロフトとしか思えないくらい。まあ、女性でこのタイプの作品を製作するのは結構難しそうに思えるから、そこだけでも評価できるかな。個人的に結構好きなジャンルテーマであるため好印象も持っている。 [地上波(吹替)] 6点(2009-12-23 19:06:10) |