101. 突然炎のごとく(1961)
《ネタバレ》 ひたすらナレーションが喋りまくっているか、ひたすら誰かが喋りまくっているかで単調に最後まで続けられて・・・見ているのが辛かったです。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-01-18 22:45:25) |
102. 東京タワー
《ネタバレ》 「失楽園」でも登場人物たちの生活感のなさという点がかなり弱点になっていたが、こっちの方の人造人間っぷりはそんなものではない。何食べて生活してんの?起きてるときはいったい何してるの?とかそういうレベルです。ここまで来ると、開き直りですね。しかしそれは同時に、見る側を馬鹿にした態度でもあります。不倫というのは日常生活上の倫理からの逸脱がドラマを生み出すのに、肝心の前提が何もないのでは、物語になりようがない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-01-02 01:27:57) |
103. 同窓会(2008)
《ネタバレ》 やたらと説明的場面+説明台詞ばかりな上に九州弁が下手な前半は、ほとんど何も期待していなかったのです。しかし、時系列を行き来する回想の見せ方が巧く、後半はほろ苦系青春映画としてなかなかよくまとまっています。二段オチのインパクトも強力ですが、おかげで肝心なところの印象が薄くなったような気もしなくもない。 [DVD(邦画)] 7点(2011-10-29 02:25:41) |
104. トゥルー・ヌーン
《ネタバレ》 のどかな村落に突然国境が出現という設定が凄いし、それがなぜか村の風景とマッチしているのも凄いが(私は「ノー・マンズ・ランド」を思い出した)、今ひとつ現実の切迫感の描写が弱いような気がする。ただ、ラストの原始的な容赦なさは、それとは別の次元で強烈。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-28 02:54:13) |
105. トンマッコルへようこそ
あっちこっちで演出の方向性がばらばらで、その場その場で思いつきで撮っていったようにしか見えない。異なる環境の人たちが一同に会してドラマが生まれるわけなのだから、なおさらそれぞれの心理描写には慎重になる必要があるはずなのに・・・。終盤へ向けての盛り上げも、どうみても無理矢理です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-10-17 02:40:30) |
106. トゥー・ブラザーズ
ひたすら虎の動きを追い続けた映像は絵柄としては新鮮だが、ストーリーは誰でも思いつく範囲のものでしかなく、工夫が何にもない。動物図鑑の映像版としては楽しめるかも。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2011-07-23 03:13:25) |
107. 友よ静かに死ね
ギャング映画としては少しくだけたコメディ路線をめざしているっぽいのだが、それが何とも中途半端で、機能していなくて。結果、各シーンが拡散しているだけの、まとまりのない内容になってしまいました。いろいろと無理があったようです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-06-18 04:27:07) |
108. ドッグヴィル
白線だけのセットがとにかく強烈。あるところで何かが起こっていても、別の場所では何事もなく進行しているというのがそのまま分かるから、かえって物事の生々しさが伝わる結果になっている。ただし、あと1時間尺をカットして、うざったいナレーションもカットしたら、+1点だったのだが。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-07 23:00:30) |
109. トーマス・クラウン・アフェアー
《ネタバレ》 台詞の1つ1つも、シーンの選び方も小道具関係も、最初から最後まで、イヤミなほどキザでオシャレなんですよ。そこがいいのです。内容を二の次にしたのが成功しています。といっても、頭とラストで出てくるトリックは、単純ながらなかなか爽快に決まっていますね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-18 00:11:59) |
110. トロイ(2004)
登場人物の人格造形からして全然できていない気がするのだが、美術関係も音楽もアクションもエキストラも、全般的に何かえらくしょぼい。やたら長く感じました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-14 00:28:37) |
111. トウキョウソナタ
《ネタバレ》 兄が米軍に入るのはあまりにも唐突すぎだとか、弟と教師の関係の描写が凡庸だとか、見ていて気になる点はいくつもある。しかし、終盤の、家族がそれぞれ秘密を抱えながら、何事もなかったかのように装って朝食をとるシーンが秀逸で、それまでの弱点を補って余りある。中途半端に解決をしないところがいいのです。小泉今日子があんな安定した芝居ができるというのも驚きました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-09 21:27:58) |
112. トム・ホーン
《ネタバレ》 「許されざる者」よりも10年以上前にこんな作品があったんですね。マックイーンは何かの覚悟を持ってこの役に挑んだのかもしれませんが、いかんせん演技が力弱く、また終盤に至るまでさしたる盛り上がりもなく進むので、インパクトに欠けます。ただし、最後の処刑シーンは、そこで幕を閉じてしまう点も含めてこだわりが感じられました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-03 22:38:00) |
113. 突撃隊
何かもっと激しい人間性のぶつかり合いを期待させる設定なのに、妙に狭い中でチマチマと展開している感が拭えず、入りきれませんでした。それと、原題は詩的でいい感じなのに、この邦題は・・・。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-01-28 22:38:10) |
114. トゥルー・クライム(1999)
《ネタバレ》 12時間しか時間がないはずなのに、前半はえらくのんびり、前置き長く進行している。しかも、これだけの危機を覆すのならばどれほど劇的な新証拠なり裏の真相があるのかと思ったら、ほとんど2時間ドラマレベルの安直な覆し方。これではご都合主義と言われてもやむをえません。事件追求とプライベート部分の絡ませ方も中途半端。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-05-16 23:06:55) |
115. トランスポーター2
最後までノンストップ一直線、アクションも各々しつこくない程度で切り上げていて、1よりは良かったです。ま、ここまで来ると本来の職業はほとんど関係ありませんが…。あと、敵方がもう少し頭良さそうだったらもっとよかったのにと思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-04-09 01:02:12) |
116. 東京裁判
ひたすら地道に誠実に記録映像と事実の叙述を積み重ね、しかもそれを膨大な量にもかかわらず系統的に分かりやすく整理している。基本を大事にした一流のドキュメンタリー作品だと思います。この分量でも東京裁判の全体像からしたらごく一部の要約にすぎないのでしょうが、それでも、見た者を「その次」に進ませるだけの力があります。最初から最後まで力強く進む佐藤慶のナレーションも白眉(彼は翌年、大河ドラマ「山河燃ゆ」でよりによって田中隆吉役をやるのだが、どんな気分だったんだろう・・・)。 [DVD(邦画)] 7点(2010-01-02 05:18:30) |
117. 努力しないで出世する方法
ただ単にみんなで脳天気に騒いでいるだけにしか見えませんでした。ミュージカルといえど、ストーリー上の大事なポイントはきちんと押さえて表現してくれないとだめです。原色系の色彩感覚は面白かったので、点数はそこに。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-10-03 00:04:24) |
118. TOMORROW 明日
これ、同じ頃にテレビの2時間ドラマで大竹しのぶ主演で同じ原作の映像化作品がありませんでしたっけ?あっちの方がずっと良かった気がします。こちらの弱点は、台詞の組み立てにしろ場面の切り口にしろ、対象の描写自体が平々凡々であること。なので、最後の一瞬に至っても、すべてが破壊される「容赦なさ」を感じ取ることができません。また、九州弁(脚本自体に怪しいところが多数あるが)を覚えるので精一杯だったのか、各俳優の演技にも切れがありません。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-19 03:26:25) |
119. ドゥ・ザ・ライト・シング
《ネタバレ》 実は1日間の話だったんですね。前半はいろんな人がひたすら怒鳴っているだけで、見ていて辛かったのですが、それらが収斂して一点に着地する収束部の豪腕ぶりはなかなかでした。作品のメッセージを端的に要約したタイトルが優れています。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-22 02:30:59) |
120. トーク・レディオ
《ネタバレ》 描写しようとしている対象はなかなか興味深いし、最初から最後まで喋りっぱなしのテンションも凄いと思うが、それってトークが凄いだけであって、必ずしも映画としての表現が凄いこととイコールではないのですね。特に、後半は登場人物の動きがあまりなくて、舞台劇のようになってしまったのがちょっと残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-05 02:27:03) |