21. 王になろうとした男
ショーン・コネリー、マイケル・ケインといったイギリス人俳優が効果的ですね。典型的なアメリカ人監督のジョン・ヒューストンが脚本にも参加し、フランス人モーリス・ジャールの音楽が効果的に使われています(「アラビアのロレンス」といい、彼はこういう歴史物の音楽がいいね)。ヒマラヤで、未開の部族にイギリス式の軍隊調教をして周辺の部族を平らげていくという、荒唐無稽な話ですが、それなりに楽しめます。まだこの頃のショーン・コネリーは脂ぎって野心的な感じがしますが、それがこういう物語にはぴったりな感じですね。 7点(2003-11-19 21:15:48) |
22. お熱いのがお好き
マリリン・モンローがとても可愛いです。それと対照的にあの二人の女装は、モノクロだからまだマシだけれど、カラーだったら気持ち悪いだろうなあ(苦笑)。ジャック・レモンが男に気に入られるのが笑えますね。 7点(2003-11-19 06:19:28) |
23. 俺たちは天使じゃない(1989)
「告白」で真面目な神父を演じたデニーロが、本作では憎めない悪党を演じていますね。元祖悪童のショーン・ペンとのコンビもなかなか笑えるし、儀式に紛れて逃げようとするシーンも楽しめました。 7点(2003-11-18 23:27:44) |
24. 男たちの挽歌
やっぱりチョウ・ユンファがいいなあ。義理と男の友情、自分の命を懸けるという美学に惚れてしまいます。ただ、二丁拳銃撃ちまくりのシーンは、まさしく”映画的”だけれどね。 8点(2003-11-18 01:22:06) |
25. オーロラの彼方へ
面白かったですよ。最初は主人公の遭遇するSFファンタジーなのかと思わせつつ、実はリアルなミステリーになっていくというのが、アッと思いました。最近この手の父親と息子の話を観ると、どうしても甘くなってしまいます。 8点(2003-11-18 00:18:05) |
26. オーメン(1976)
これは、オカルト映画ではないですよ。いわゆるスプラッターを期待してはいけません。公開時期が近いので、「エクソシスト」とよく比較されると思うのですが、どちらも根底にあるのはキリスト教の世界観ですね。私はこちらの演出の方がずっと好きです。シリーズの4作まで見ましたが、やっぱりこの作品が一番できがいいと思います。グレゴリー・ペック扮するアメリカ大使がよかったですね。 8点(2003-11-17 10:27:10) |
27. オデッサ・ファイル
フォーサイスの原作を映画化したものは、その緻密さを描ききれないものがたくさんあり、ほとんどが原作を越えられません。この作品もその一つになってしまいますね。私が評価できるのは「ジャッカルの日」くらいでしょうか。「オデッサ」の場合、冷戦のさなかに書かれたものであるから、その辺をどう描くかがポイントになっていると思うし、ナチスの残党の話でいえば、「ブラジルから来た少年」の方が面白かったですね。 6点(2002-05-24 11:56:10) |
28. 王様と私(1956)
エンターテイメントとして楽しめば面白い作品です。ユル・ブリンナーの遺言ビデオ"Don't smoke!"を思い出します。 7点(2002-05-09 17:06:02) |