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1.  パルプ・フィクション 《ネタバレ》 
【何とまぁ、まだ投稿していない事に気が付いた】  文句なしの10点満点で有る。 初鑑賞はカンヌ映画祭戴冠後の映画館だった。 それほど客の入りは多くは無かったけれど、冒頭のサミュエル・L・ジャクソンの凄味と存在感に頭がクラクラした事、時系列を巧みに入れ替えた構成、ジョン・トラボルタの見事な死にっぷりが特に強烈だった事を思い出す。 それ以来再上映やDVD・各種配信等で何回も鑑賞しているけれど、本作は本当に色褪せない。 お世辞にも家族向けとは言えないけれど、とにかく全てのシーンが巧妙で上手い。 初鑑賞から30年(!)を経て、仕事で英会話をそれなりに取得した事も本作の面白味を増す事に貢献していると思う。 不朽の名作です。
[インターネット(字幕)] 10点(2024-02-12 11:42:13)
2.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 《ネタバレ》 
前2作を観ている事が前提の作品だと思っており10点は3作通しての評価、単体では7点。  2017年12月初め、これから年の瀬を迎えるというタイミングで私は思いがけず交通事故に遭ってしまい長期入院する羽目となった。 新年に向けて例え様も無い不安を抱えていた私にとって、本作は正に一服の清涼剤の様な忘れられない作品となった。  Your Future is whatever you make it. So make it good one, both of you.  この台詞が、これから私はどうなってしまうのだろうと怯えていた私に勇気をくれた。 3作通しで観て、世界に誇る珠玉の名作です。  蛇足:ジェニファー役の女優さん、私はPart1のクローディア・ウェルズさんの方が好みです。
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2018-02-20 12:58:06)
3.  バンド・オブ・ブラザース<TVM> 《ネタバレ》 
評価の前に一言。 この作品を登録してくれた本サイトに感謝。  紛う事無き戦争映画の傑作。  過度な演出は皆無、淡々とした中にも決して戦争賛美では無く純粋に「事実」を伝えんとする抑えた作風はもっと評価されても良いと思う。素晴らしい。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2013-11-19 09:02:57)
4.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
【11/11追記】IMAX3D字幕再観賞。有難うユナイテッドシネマ浦和!  【10/15追記】名古屋遠征決行!初4DX!結論、4DXは本作の為に有る!  【9/17追記】有終の美を堪能すべく4回目の劇場観賞。今回は2D字幕版だったが、大画面の迫力は有れど臨場感・重厚感はやはりIMAX 3Dと比べると劣ると言わざるを得ない。近日中にブルーレイが発売されるのだろうけれど、本作の場合、家庭用ソフトの販売は劇場観賞した人達に脳内補完の機会を与えるご褒美の様なもの。初見が家庭用TVの場合、確実に本作の評価は厳しくなるだろう。それがとても残念でならない。余談:10月に名古屋で4DX版の再上映が決まった様だ、遠征でもするかな・・・  【8/25追記】3週連続3回目の観賞。今回は日本語吹き替え版。評判の悪い吹替素人の芸能人起用も無くプロの声優陣の熱い競演を堪能。吹替えのキャスティングをした方に拍手を送ります。「ロケットパ~ンチ!」こんな違訳は大歓迎!  【以下オリジナル】奇跡の様な映画だ!こんなにも熱い作品が他に有るか!公開してまだ1週間弱なのに2回も観ちまったぞ!本来は日本が率先して創らなきゃダメなジャンルだが、技術・予算・そして(残念ながら)作成に向けた熱き思いと言う点で日本で実現するのは絶対に不可能。出来たとしても相当にショボい作品になっていただろう。そんな企画をギレルモ・デル・トロ監督は自らの熱い思いとネームバシューで予算を捻出し、現在考え得る技術の粋を結集させて実現させてしまった! 本当に有難う、ギレルモ・デル・トロ!本作へのつまらない突っ込みは無粋でしかない。肝心なのは「怪獣出現!~巨大ロボット登場!~対決!~勝利!」と言う単純極まりない流れを如何に熱く観せて(魅せて)貰えるか、だ。気に入ったシーンは挙げればキリが無い。だが敢えて一つ挙げさせてもらうならば、大気圏からの落下シーンだ。大気との摩擦熱で熱くなり赤く変色しながら降下するジプシー・デンジャーの姿は、まさしくデル・トロ監督の機動戦士ガンダムへのオマージュと見た。他のイェーガーの活躍シーンをもっと観たかったが、それは今後控えているであろう続編やスピンオフ作品で観させて頂こう!個人的には「攻防!シベリア決戦!!」等のタイトルでチェルノ・アルファの6年間に及ぶ戦いの歴史を観たい!監督よろしくお願いします!!吹替え版でまた観ます♪日本人が観ずして誰が観る!
[映画館(字幕)] 10点(2013-08-19 11:21:19)(良:1票)
5.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
多くの他レビュアーの皆さんが書いている様に、本作の魅力はジルを演じたシエンナ・ギロリーに尽きる。 残念ながらⅢでシエンナ嬢は出演しなかったが、是非ともスピンオフ作品としてシエンナ嬢演じるジルが主役の作品を作って頂きたい。 10点は全てシエンナ嬢に捧げる。
[映画館(字幕)] 10点(2008-02-21 00:01:12)
6.  PERFECT DAYS 《ネタバレ》 
優しい余白のある映画です。 終始チャーミングな役所広司の所作を観ながら、私の頭の中には「諦観」「達観」の二つの言葉が渦巻いていた。 この機会に改めてこの言葉の意味を調べてみた。  「諦観」 ①本質をはっきりと見きわめること。 ②諦め、悟って超然とすること。 「達観」 ①広く大きな見通しをもっていること。 ②目先のことや細かなことに迷わされず、真理・道理を悟ること。 ③俗事を超越し、さとりの境地で物事にのぞむこと。  平山さんはどっちなのかな?と思う。 どっちでも無いのかも知れない。 私の中でまだ答えは出ていない。  追伸 OL役の長井短(これまた素敵な芸名だ)が妙に気になりました。
[映画館(邦画)] 9点(2024-02-26 12:03:45)
7.  蝿男の恐怖 《ネタバレ》 
本作に付いて私と同じ思いを持たれている方が多勢いらっしゃる様で少し嬉しくなります。 私の場合は土曜か日曜の午後、日本テレビか東京12チャンネルで放送されていた洋画劇場が初見です。 頭が人間の蝿が蜘蛛の巣に掛かり「たっ、助けてくれぇ~」と叫ぶ驚愕のラストシーンは、 その秀逸な吹き替えの効果と併せて、当時家に遊びに来ていた叔母と一緒に震え上がった記憶があります。 人間に取って得体の知れないものは理屈抜きで「恐怖」の対象に成り得ますが、本作の場合、それは「頭が蝿の人間(脳は人間のまま)」よりも圧倒的に「頭が人間の蝿(脳は蝿のまま)」です。 昆虫には感情が無いと言われていますが、それに疑問を持ってしまうかの様な描写は当時まだ小学生だった私に確実にトラウマとして残りました。 以来、数限りない多くの虫達を人間の都合で葬ってきましたが、殺虫剤に苦しむ彼らの姿を見る度に、 本作のラストシーンがフラッシュバックして何ともいえない嫌な気持ちになります。 もし、彼らが人間と同じ言葉を発する事が出来たら・・・ いや、もしかしたら元々彼らはずっと前から言葉を発していて人間がそれを理解出来ていないだけだったとしたら・・・ この世は既に断末魔の悲鳴に満ちた忌むべき世界なのかも知れません。 あ、貴方の傍に蚊が飛んでますよ。
[地上波(吹替)] 9点(2019-08-19 13:51:33)(良:1票)
8.  ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
巷の評判が悪い理由は明白。 「短いインターバルで作品を作り過ぎ」だから。  初期3部作(4-6)のインターバルは3年、この位の間隔で本作が公開されていたら皆さん大喜びだったんじゃないかと。  そう、悪いのは全部ディズニーであり作品には何の罪も無い。 本作の評価を受けて製作方針を変えたとの話も聞くので、エピソード9や次のスピンオフ(オビワン主役!拍手!!)はもっと期待出来るかと。 いっその事、エピソード9はエピソード8の内容も勘案して2025年位の公開で丁度良いのでは? (そうすれば反乱軍が人員増強してても納得)  翻って本作、盗賊団のボスの馬を盗むかの如く、ランドスピーダーを盗む冒頭の描写から始って拳銃よろしくブラスターで結着を付ける決闘シーン等々、 西部劇臭がプンプンで私は終始ニヤニヤしてました。 各キャラも雰囲気が合っていてすんなり受け止められたし、夏休みに観る娯楽作としては充分以上に面白いと思いますよ。   
[映画館(字幕)] 9点(2018-07-05 13:08:43)
9.  パリのどこかで、あなたと 《ネタバレ》 
これは望外の拾い物でした。 普通の人達の普通の日々をさりげなく取り上げる類の作品、私大好きです。 フランス映画はこの手の作品で本当に粒ぞろい。 そう、人は皆色々と悩みを抱えながらもささやかな楽しみを生きがいに皆頑張って日々を生きている。 前向きにならないとね。 主人公二人が徐々にポジティブになっていく様子、「おお、そう来たか!」と思える感じの良いラストシーン。 全く派手では無いけれど、心にじんわりと染み入る良い映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-01 10:04:24)(良:1票)
10.  ハルク 《ネタバレ》 
他のアメコミ映画化作品とは趣が異なり私は面白かった。 アン・リー監督は作風が徹底していてブレが無い。 「Life of Pie」を観賞した後だったので、余計そう思えた。 ただ、シンプルなアクション大作を期待していた人は肩透かしを喰らうかも。 大々ファンのジェニファー・コネリー出演と言う事も有り、少々甘めの採点。 それにしても、このお方は本当に綺麗です。 こんな綺麗な人に見つめられれば、そりゃハルクの怒りも治まりますよ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-31 13:28:30)
11.  蜂蜜 《ネタバレ》 
本作関係者・ファンの皆様には申し訳無いが、たまたま時間が合ったから観賞。 当然、予備知識は皆無。 過去、ここまで完璧に何も知らない状態で映画を観たのは初めてかも知れない。 そんな背景ながら、本作には8点を献上したい。 主人公ユスフ坊ちゃんを演じる子役の一点の曇りも無い瞳と真摯な演技。 冒頭のシークエンスを別にしても、なぜか常に死の影がつきまとう父親の朴訥とした雰囲気と素朴且つ重厚な演技。 そして何よりも、絶対にセットでは表現する事の出来ない絶対無比なトルコの森林を初めとする自然環境の描写。 アカデミー賞を初め本作は幾つかの栄誉に輝いた作品だそうだが、それも納得出来る。観賞するきっかけは偶然の産物でしかなかったが、今となってはその偶然に感謝している。 恐るべしトルコ映画。 これだから映画鑑賞はやめられない。
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-22 13:05:11)
12.  遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 
様々な慈愛に満ちた良い映画です。 こういう芯のしっかりした映画って、邦画ではここ数年見かけないですよね。 大丈夫なんだろうか? 邦画?? (ちなみに小生は「おくりびと」未見です)
[CS・衛星(邦画)] 8点(2009-01-27 19:02:29)
13.  ハッスル&フロウ 《ネタバレ》 
予備知識皆無で鑑賞。 熱い映画なのでレビューしている方さぞかし多いかと思いきや、何と私が二人目とは意外です。 破滅的な暗い幕引きを想像しましたが、希望を持たせる終わり方で救われた。 主人公の顔付きが最初と最後でまるで違うのが良い。 「クラッシュ」を観ていても感じたが、テレンス・ハワードは脇役ばかり演じてないで、もっとこういった骨のある映画に出演してどんどん主役を演じて欲しい。本当に勿体無い。 と言う訳で内容に7点、キスシーンの素晴らしさ(泣けた・・・)に+1点で合計8点!!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-09-08 15:44:44)
14.  パリ13区 《ネタバレ》 
煎じ詰めると「3人の男女が紆余曲折を経て真に分かり合えるパートナーを見つける」お話。  鑑賞のきっかけは「燃ゆる女の肖像」で強く印象に残ったノオミ・メルランが主演の一人だから、と言うもの。 この点ではフランス映画らしく主演の男女三人が性衝動に忠実・正直と言う設定も有り眼福では有ったものの、 日本人の私としてはボカシ有りまくりの描写を観ながら「もう少し節度を保った方が・・・」と正直思ったのも事実。  会う度に棘のある会話ばかりしながらも、実は気が付くといつも一緒に居る黒人青年(マキタ・サンバ)とアジア系女性(ルーシー・チャン)。 中華料理屋で他の客が帰った後も会話を続ける描写は、観客にこの二人が根源的に繋がっているのだと言う事を判らせる上手い描写だと思った。 メルラン嬢演じる主人公もきっかけは過激な理由ながら、ちょっと変わった形で真のパートナーにめぐり逢う。 SNSを皮肉りながらも、二人が距離を縮めるツールもまたSNSと言うのが面白い。  エンドロールを観ながら、「いい映画じゃん」と納得した私。 本作はかなり過激な部類になるものの、こう言った市井の人々を主人公にしたフランス映画ってやっぱり秀作揃いです。   追伸  主人公の一人であるルーシー・チャンが途中から石野ようこに見えてきて仕方が無かった(爆)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-11-20 15:15:21)
15.  ハッチング―孵化― 《ネタバレ》 
ホラーテイストのちょっと変わった親離れ・子離れ物語。 巨大な卵から孵った「これ」は、娘さんの内面を表したものなのか、イマジナリーフレンドなのか、 はたまた本当にこの世に生まれ出た「何か」なのか。 途中の幾つかの描写からすると、これは娘さんの内面を表したもの=実体は無いと言う事なのでしょう。 面白かったです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-10-05 16:07:33)
16.  パリは燃えているか 《ネタバレ》 
数多の過去の名作すべからく、"Overture"と"Intermission"が有る本作も雰囲気が良いですね。 特にOvertureは「これからどんな物語が始まるのだろう?」といつもワクワクします。 本作はWWⅡでのパリ市街戦~解放を舞台にした、実は重いテーマの作品。 それでも何故か牧歌的な雰囲気が終始感じられるのはルネ・クレマン監督故か。 観始めた当初は「あれ、モノクロか。年代的にカラー作品でも作成出来たはずなのに?」と思ったが、最後の最後でその理由が判明。 エンドクレジットでパリ市街を俯瞰で捉える映像がモノクロからカラーへ... 『私たちがこの美しい街を守ったのだ!』と言う自負が強く感じられる演出で、私は不覚にもウルっと来てしまいました。 パリ市街の美しさを効果的に世に知らしめると言う意味で、これ以上の演出は無いでしょう。 ルネ・クレマンさん、パリが大好きなんですね。 私も11年振りに再訪したくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-08-30 08:53:43)
17.  バンブルビー 《ネタバレ》 
マイケル・ベイが製作に名を連ねているとは思えない程、良い意味で普通の作品。 このシリーズは回を重ねる毎に趣味の悪いフルコースの様にしつこく・つまらない「特撮自慢大会」に成り下がっていたが、 流石に製作陣の皆さんも世界での悪評に気が付いたのか、独立した一つのSF作品として丁度良いバランスに仕上がっていると思う。 愛嬌のあるバンブルビーと普通に可愛いヘイリー・スタインフェルドのコンビも観ていて楽しく、 過剰なシーン(暴力・破壊・エロ等々)も程々に家族向け映画としてお勧めできる。 心配なのは、この路線が好意的に受け止められた事を製作陣が勘違いして続編を作り始める事。 流石に今回はそれは無いと思いたい。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-01-22 18:34:29)
18.  パターソン 《ネタバレ》 
この手の作風、好きなんです。 実は不味い妻の料理をさも美味そうに食べる描写や、とても売れるとは思えない妻の黒いケーキが売れた時の表情は可笑しかった。 後、最後まで愛犬が誘拐されるんじゃないかと気が気では有りませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-05 10:13:03)
19.  パシフィック・リム:アップライジング 《ネタバレ》 
続編を製作してくれた事を素直に喜びたい。 私が本作に期待しているのは画面所狭しと暴れまわる巨大ロボと怪獣の大立ち回り「だけ」なので、この点では大満足。 自作イェーガーで逃げ回る冒頭のシーンで颯爽と足から登場する本家イェーガーの勇姿、そうそう、これですよこれ! 脚本や設定の粗なんて指摘するだけ野暮と言うもの。 東京のすぐ近くに活火山で噴火口にマグマ煮えたぎる富士山が有っても許します。 ロケット背負って4体一緒に離床する描写など、下らないけど「巨大ロボ+ロケット」の組み合わせは男の子の血が燃え滾る最高の組み合わせじゃないですか。 製作陣に有難うと言いたいですよ。 次作は迎え撃つのでは無く攻め入るとの事なので、また違った映像が見られるのかなと期待してます。 続編絶対に製作して下さいね。
[映画館(字幕)] 7点(2018-04-16 16:42:51)
20.  ハクソー・リッジ 《ネタバレ》 
戦う相手が日本人、しかもその描き方が、致し方ないとは言え悪の権下に徹した描き方となっており正直違和感を感じざるを得なかったが、 ここを突っ込み始めると戦争物は議論に終わりが見えなくなるので割り切って鑑賞。  本作を観て最も意外だったのは、メル・ギブソンの映像表現方法がよい意味で「角が取れた」事。 「ブレイブハート」や「アポカリプト」そして「パッション」で、彼が痛そうな・辛そうな描写が大得意である事は良く判っていた。  そんな彼が「地獄の戦場」と呼ばれた沖縄戦が舞台となる戦争映画を監督する作品だ、私は途中で気が滅入らない様に気合を入れて劇場に赴いた。  そんな本作、確かに人体損壊描写は鬱病になってしまいそうな位にテンコ盛りだが、過去作品に見られた「痛いぞ~」「辛いぞ~」と言うネチッこさの有る演出は影を潜め、沖縄戦が如何に過酷な状況だったのかをリアリティを伴って実感出来る為の「冷静なもの」となっていた。  主演のアンドリュー・ガーフィールドは線の細さは相変わらずだが、「沈黙」と言い本作と言い、独特の芯の強さを感じる良い役者になったと思う。  俳優陣で意外だったのはヴィンス・ヴォーン、不真面目な役しか演じていないイメージが強く本作でも登場した当初は訓練教官の鬼軍曹役にもの凄い違和感を感じたのだが、実は演技の幅が広いのかなかなかのはまり役だったと思う。  TVシリーズ「ザ・パシフィック」を観てから本作を観ると、より興味深く鑑賞出来ると思うでお勧めします。
[映画館(字幕)] 7点(2017-07-10 13:05:41)
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