Menu
 > レビュワー
 > Olias さんの口コミ一覧
Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4667
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567
投稿日付順1234567
変更日付順1234567
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  緋牡丹博徒 お命戴きます
公害問題を絡めちゃったというのがちょっとわざとらしくて鼻につくが、それでもストーリー上さしたる違和感もなく組み込んでしまう作品の強引なパワーは、ある意味凄いかもしれない。
[DVD(邦画)] 5点(2024-05-16 00:58:52)《更新》
2.  ピクニックatハンギング・ロック 《ネタバレ》 
風に揺れる木々、そこから反射して漏れ落ちる陽の光、それと対照的に不気味にそびえる岩山。寝そべったり座ったりしている少女たちを、ローラーを引くようにじっくりと撮るカット。ボッティチェリの天使という表現が少しも誇張でない、そのまま神の国に消えても何ら不思議でない、ミランダの神々しい美しさ。謎に満ちた失踪事件の舞台を、映像で見事につくりあげてしまっています。何かに吸い寄せられるように上へ上へと登っていく少女たちは、まさに神に導かれたに違いありません。そう信じさせるほどの凄まじい映画としての迫力があります。後半は一転して、暗い屋内でのシーンを中心に、残された者たちの静かなる崩壊を描き、前半の失踪事件のインパクトを倍増してくれます。結局、謎の解決は何も示していないのですが、それが作品の奥行きを深め、台詞の一つ一つやちょっとした描写にまでいろいろと考えさせてくれる内容となっています。それと、音楽も効果的に機能していますね(メロトロンまで使っちゃってます)。
[映画館(字幕)] 9点(2024-05-08 21:23:40)
3.  ピアノ・レッスン
ホリー・ハンターの、ほとんど目だけですべての心の動きを表現しきった演技(それも、もともと感情を外に出さない人物という設定なので、非常に難易度が高いのだが)が素晴らしい。これだけでも見る価値ありです。それだけなら単にどろどろじめじめした話で終わってしまうのだが(それもそれで結構好きなのだが)、音楽も映像も的確な表現で全体として1つの世界を形成しているのが良い。残念なのは、夫と不倫相手の人物設定にほとんど差異が見られなかったこと。
[映画館(字幕)] 7点(2024-03-31 14:25:49)
4.  ひとよ 《ネタバレ》 
導入部からして強烈極まりない筋立てであり、その設定ありきになってしまったらどうしようと逆に思うくらいだったのですが、そうはなりませんでした。母親と3兄妹だけに頼ることなく、周辺人物の数々を周到に配置しているのがいいです。それによって家族4人が浮かび上がるという効果を、きちんと発生させています。●その中で、一般人代表格?の大樹の妻が戦闘状態で乗り込んで、母親が天然にそれに対峙して話が一段上に行き、その後今度は大樹が遂に逆切れして・・・といったあたりは、そのミックスから生み出されるドラマを感じさせましたが、そういった展開をもっと見たいところでした。●一方、佐々木蔵之介の関連は、途中から一気に足を引っ張っていて。大体、この人が出てきた時点で、ただの好感度高い新人中年運転手ではないことは想像できてしまうので、意外性がありません。しかも、薬物取引だのカーチェイスだのというエンターテインメント的なスリルを入れなくても、大樹の妻同様、家族関係だけでも十分な物語はできたでしょうに。その上で、最後に雄二が乗ったタクシーの運転手が蔵之介だった、とかだったら一番良かったのですが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-01-28 00:25:25)(良:1票)
5.  ひゃくはち 《ネタバレ》 
導入部の豪華なエキストラ、そして僅かな台詞で主人公二人の立ち位置を表す的確性。これってもしかしてありがち青春スポ根映画とは違うのでは?と思わせて、そのまま最後まで一気の勢いでした。一つ一つのシーンが、目的を達したらダラダラ引っ張らずに次に行くという効果的な切り取り方になっており、それが実は対象であるスポーツの敏捷性とも適合しています。一番唸ったのは、「息子のチーム発表を待つ父親」を、カレンダーの1カットと、電話口の「それで、何かあったのか?」の一言だけで表す手際の良さでした。その中で、最初はただの馬鹿コンビでしかなかった二人が、峻厳な対立の場を経てそれを乗り越えていく、という成長も、自然に表現されています。●難点は、女性記者の関係が意外に機能してないことかな。この記者の能力や知識、さらには熱意がどうだったのかもよく分からないし、青野君が彼女相手になると突然落ち着いた大人になるのも、ちょっと変。
[DVD(邦画)] 7点(2024-01-27 00:39:55)(良:1票)
6.  ひとりね 《ネタバレ》 
前半のインパクトは実に強力でした。榊原るみ(当時50歳)の、とどまるところを知らないほど発散されまくる、生活感に満ちた中年の色気。青年が「ただ座っているだけ」だからこそ強調される存在感。そしてその青年が実在するかしないかもはっきりしない寸止めの展開がもたらす浮遊感。しかし後半は、不必要に脱線するシーンは重なり、台詞は説明的になり、描写は観念的になっていってしまいました。我慢できなかったのかなというか、ネタが尽きてしまったのかなというか。
[DVD(邦画)] 5点(2023-11-08 00:11:35)
7.  必殺仕掛人 《ネタバレ》 
何であまり面白くないのかと思ったら、仕掛人側の造形がまっとうすぎるんですね。闇の世界でしか生きられない人間ならではの、常人から逸脱した何かという要素が感じられない。なので、ひたすら地味で単調な作りになっています。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2023-08-28 17:22:38)
8.  瞳の中の訪問者
片平なぎさと志穂美悦子の(ましてや映画での)取り合わせとは実に貴重な、と思いながら見始めたのですが、それ以外に見るべきところはありませんでした。冒頭でブラックジャックのアニメーションをもっともらしく出していながらどう見ても脇役以下だし、本来ならドラマの中核たるべき片平と峰岸のやりとりも、何とも陳腐で中途半端です。悦ちゃんも「綺麗なお姉さん」という以上の存在ではなく、持ち味を発揮する場面なし。
[DVD(邦画)] 2点(2023-07-22 00:33:13)
9.  ビューティフル・ボーイ(2018) 《ネタバレ》 
志は高い作品だとは思いますが、全然深められていません。何よりも、麻薬中毒のはずの息子は、話が進んでも、お肌はピチピチ、髪はツヤツヤ、目には光があって、会話もまともに成立している。その上で、どこからクスリが始まり、そして深まっていったのかも分かりませんし、それが生活をどう(制御不可なレベルまで)蝕んでいったのかも分からない。つまり、中毒ではなく、単に趣味でクスリをやっているようにしか見えないのです。この作品は父親と息子の双方の手記を元に作られたということなのですが、手記だけを元に作ったのでは?と思ってしまいます。●ただしただし、終盤、母が息子を追う場面で炸裂するのは、アメリカン・プログレの伝説パブロフス・ドッグの"Of Once And Future Kings"!!これにはびっくり!いや、ドッグの曲が映画で使われるのって、絶対にこれまでほかにはないですよね?思わず背筋が伸びてしまいました。ここだけは10点つけたいです。
[DVD(字幕)] 5点(2023-03-28 01:17:02)
10.  ピラニア(1978)
どこをどう切ってもB級なのは、もともと予想どおりだからいいのですが・・・それでもやはり、肝心のピラニアがほとんど「見えない」のは、モンスター・パニックとしてはいかにも不十分ではないか。せめて、どこか途中で一匹だけでも回収し、生態の観察とか何とかいう口実で、そのディテールを見せる、ということはできなかったのかな。みんなが都合よく騒いでいるだけに見えます。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-02-23 00:10:16)
11.  ピアース・ブロスナン サルベーション 《ネタバレ》 
この何ともB級な設定に、この豪華なキャスティングは・・・と思いながら見始めたのですが、はたして、それぞれの個性発揮の演技を鑑賞するだけで十分楽しめます。ブロスナンの胡散臭い牧師なんかはもうそのまんまですし、グレッグ・キニアの小心者キャラもまさしくこの人ならでは。その上でコネリーとかエド・ハリスとかマリサ・トメイまで重なってくるのですから、楽しすぎです。ですが、終盤、話が一気に収束方向に向かってからは、何もなかったようにあっさり幕が引かれてしまいました。上に挙げた後の3人なんかも、あれなら後でピンポイント見せ場があると誰もが期待するのに、ほとんど存在としてなかったこと扱いです。コネリーの娘や父なんかも含めて、周到に設定した各人物を処理しきれないまま終わったという感じです。
[DVD(字幕)] 5点(2023-01-27 01:14:44)
12.  ピニェロ
詩人・戯曲家・俳優のミゲル・ピニェロの伝記映画、であるはずなのですが・・・予告編が延々と続いているのかと思うくらい、思わせぶりなショットの切り貼りだけが続いていく。この主人公が何を考えてどういう人生を送り、またその中からどうやって創作が生まれていったのか、さっぱり分かりません。雰囲気的な迫力だけはありましたので、点数はそこに対して。モノクロとカラーの使い分けも、もしかすると何か意味があるのかもしれませんが、それを考える気力も起こりませんでした。
[DVD(字幕)] 3点(2022-12-14 20:38:44)
13.  HERO? 天使に逢えば…
不運なボクサーと不運なOLがめぐり会ってどうのこうの、というストーリーのようなのですが、OLの方はいきなりバイオリン紛失ありきで始まるので、何が不運なのか分かりませんし、ボクサーの方は、運がないのか実力がないだけなのかが分かりません。よって、スタートがそもそも成り立っていません。また、場面設定も雑であれば映像も安っぽいので、映画というよりも、ただの再現映像を見ているような感じです。それと一番の問題は、主要キャラにどれも魅力が感じられないということです。
[DVD(邦画)] 2点(2022-10-27 02:15:39)
14.  ピエロがお前を嘲笑う 《ネタバレ》 
密室トーク系の設定は嫌いではないです。ハッキング先端技術の駆使みたいなアピールをしていて、やってることはしょぼいのにも目をつぶります。しかし、2つ目のオチはまるっきり蛇足ですよね。あれなら、1つ目のオチでもうちょっと粘ってほしいところでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-13 00:31:20)
15.  ビューティー・インサイド 《ネタバレ》 
この設定で本当に映画を作ってしまおうと考え、そして実際に作っただけでも称賛に値する。まさに発想の勝利。しかしあくまでも中身は純愛一直線、途中で「ヒロインの男取っかえ引っかえ疑われ問題」なんかもちらりと顔を見せるが、そっちの方には反れていかない。なんだけど、着地部分はちょっとぐらつきましたね。別にチェコなんかに場所を移さなくてもよかったと思うし、時制が飛んでからが妙に長い。また、冒頭は男性側ナレーションだったはずなのに、最後は視点が逆になっているのも気になりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-12 00:15:52)
16.  Be With You 〜いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 
オリジナルとほとんど同じなのですが、もともと確固とした枠組みがあり、しかもそれ自体が物語のキーポイントをなしているので、むしろいじりようがなく、結局こういうのはそれでいいのです。しかも、このようなしっとりとしたストレートな(そして身近で家庭的な)ラブロマンスは、むしろ韓国映画の得意とするところでもあるので、違和感はありません。加えて、ソン・イェジンの、2000年代とまったく変わることのない落ち着いた美しさにも驚きです。そして、オリジナルより明らかに優れているのは、あちらで雰囲気ぶち壊しだった最低なエンディングテーマが、こちらにはないということです。余韻までがきちんと作品を成しています。よって、総合的には、こちらのリメイクの方がむしろ上です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-26 01:28:01)
17.  ビリーブ 未来への大逆転 《ネタバレ》 
対象素材の知名度や存在感に対して、制作側が入口でびびってしまったのかな・・・と思うくらい、平坦で奥行きのない作品。一番まずいのは肝心のクライマックスの弁論で、最初にあえて失敗させて後から覆すというのは演出なんだろうけど、あれでは、たまたま4分の再反論が認められたから運が良かった、という印象にしかならない。というか、それだけ喋ることがあるんだったら、最初から喋っとけよ、とも思います。あとそもそも、作戦としても、結局法律全体を問題にしたかったのか、依頼者の状況に特化した問題提起をしたかったのかがぶれてますね。むしろ、わざわざ3人もゲストを呼んで行う模擬弁論の方がシーンとしてはずっと面白いと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-06-16 01:10:14)
18.  緋牡丹博徒 二代目襲名 《ネタバレ》 
今回のテーマは「鉄道の敷設」。よって、せっかく九州に帰ってきていながら、舞台は工事の現場事務所とその周辺が大半。今回は、賭場や博打勝負の場面もありません。●したがって作品の視点も、いかに工事を完成させるか、で一本化されているのですが、そうすると今度は高倉健が絡ませにくくなっている。逆に、もうちょっと出番を削って、ここぞという部分に集中した方がよかったんじゃないのかな・・・。●それと、タイトルがこれであれば、襲名の儀式の場面も、もっと時間をとってじっくりねっとり見たいところでした。●なおこの作品の大きなオプションは、鉄道会社の課長役で颯爽と登場するキリヤマ隊長!しかも割と出番多いぞ!
[DVD(邦画)] 5点(2022-01-04 02:21:09)
19.  緋牡丹博徒 仁義通します 《ネタバレ》 
第1作の後半の舞台にして、堂万一家の本拠地である大阪に回帰しての最終作。中盤までは派手な衝突はそれほどないし、シリーズ見所の博打の場面もちょっとだけ。代わって、おたかさんの跡目を誰が継ぐのか問題が中心となっているし、お竜さんの動きも「説得による調整」ばかりになっているのが特徴的。それはいいとしても、登場人物の動きはかなりチグハグで、松方と長門さんの死ぬ順番はどう考えても逆だろと思うし、文太さんの動かし方も、ほかの人とバランスをとろうとしてかえって不自然になっている。熊虎親分が念願叶って(?)遂に殴り込み参戦!というのも、ある種のご褒美なのかもしれないが、やっぱり似合ってない(笑)。ラストもシリーズ大団円としては何とも中途半端で、実はまだ続編作るつもりだったのでは?と勘ぐってしまう。まあ、中盤の重要な場面で一瞬で場を引き締める千恵蔵さんの迫力は、さすがでしたけどね。
[DVD(邦画)] 5点(2021-11-13 01:18:53)
20.  緋牡丹博徒 お竜参上 《ネタバレ》 
何かこう、あれこれ放り込んだ割には、全体がごちゃごちゃして未整理なままラストまで行ってしまった感じ。せっかくの文太さんも、こういう堅気ベースの役ではどうも消化不良気味。山城新伍は冒頭のスリ演技はなかなかだが、その後に持って行きようがなくなっている。それにラストは、権利証を取り戻した時点でその場で成敗して終わり、で何の問題もないでしょ。その後にくっつけてしまったのがかえって蛇足になっています。●あと、浅草というある種紳士淑女の街も、このシリーズの作品世界に合ってない気もします。●などと言いながらも、3作目のお君ちゃんとの再会というビッグなネタとか(成長早すぎだろという突っ込みはなしで)、その再会では7分間定点長回しをしれっと放り込んできたりとか、そしてやっぱりぞくぞくする花札対決シーンとか、とにかくやっぱり、このお竜ワールドにはうっとりしてしまうのです。
[DVD(邦画)] 6点(2021-10-20 01:29:28)
0100.21%
1751.61%
22856.11%
374916.05%
490719.43%
599621.34%
692219.76%
751411.01%
81613.45%
9450.96%
1030.06%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS