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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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81.  ビロウ
怪談の語り手というものはやはり、まずは超然としていて欲しいものですね。それによってはじめて語り手が雰囲気をコントロールできる。聴き手が怖がるよりも先に、語り手が怖そうな素振りをするのは、ご法度でしょう。白けてしまいます。本作も、そういう点で、要領を得ない映画ですね。アロノフスキーの『π』なり『レクイエム~』なりは、「不条理」を詰将棋のごとく積み上げる「合理性」、みたいなものがあって、何がしかの成功があったかな、と思います。
[地上波(吹替)] 5点(2006-11-26 15:28:19)
82.  ビッグ 《ネタバレ》 
外見が大人でも中身が子供のままだから、オモチャ会社で鋭い意見を吐いて成功するんだとか、少年の心を持っているから女性のハートを射止めるんだとか、そういったコトを「だって当然の帰結でしょ」と頭ごなしに我々に納得を求めてくるこの映画。どうも好きになれないのです。そういったコトに説得力を持たせるために、何を描いて見せてくれるか、それが我々の期待するところ。なのにこの映画は「そういう設定だから、当然そういう展開になるに決まってるよね」といきなり同意を求めてきて、そこには我々を納得させこの世界に引きずり込む、何のエピソードもない。 ただそこにあるのは、トム・ハンクスの「中身は少年です」と必死でアピールする演技だけ。一応は、彼の人懐っこそうな風貌とマッチして、それなりの効果はあげているのだろうけど、しかしそれとて、「大人が眉をひそめるような非常識な仕草」頼みの演技が中心で、そんなに面白味のあるものでもなし。 「元に戻りたい」気持ちくらいはせめてもう少し丁寧に描きそうなところを、むしろ新しい生活を順風満帆、楽しんでいる様子の方が、印象が強く、これだったらいっそ、最後まで元に戻れませんでした、という悲劇で締めくくればよかったに、とかいう事まで思ってしまうのですが、ハイ、それはさすがに無理ですね。そんな後味の悪いコメディ映画、絶対に人気出ません。 あの、やはり子供の心を残しているらしき社長との交流、これはもっと掘り下げてもよかったのではないか、とも思います。恋愛方向に話を持っていくより、ドラマが広がり、説得力も出たのでは、とか。そう思うと、『釣りバカ日誌』ってのは、社長とコドモ大人との交流を描き、そこには馴れ合いだけではなく両者の間の緊張感までも盛り込んでいて、本作より余程よく出来ていたような気がしてました。そういえばどちらも同じ1988年の映画なのでした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-12-02 12:07:42)
83.  ピクセル(2015)
ゲーマーが宇宙からの侵略者と戦う。しかもゲームそのもので戦うだなんて、『スター・ファイター』でもそこまで厚かましいことはしませんでした(しかしあの作品はあの作品で、大勢登場させた宇宙人をアッという間にほぼ全員死亡させるという厚かましい作品でしたが)。 というワケで、こんなアホらしい設定で映画を作ってくれて、とりあえずは有難う、なんですけれど・・・その「アホらしい」という地点に、そのままとどまってしまったのが、作品を残念なものにしています。「アホらしさ」を言い訳に、映画を適当に作ってはいけません。 主人公たちがイケ好かない連中、ってのは、作品の狙い通りだろうけど、そんな、およそどうでもいい「等身大以下」のヒトたちが、ただゲームをやって終わりだなんて、いくらなんでもお粗末でしょう。そのゲームだって、ひとつひとつ順番にこなしていくだけ。物語にも何にもなってない。 そりゃま、私も「懐かしいなあ」と思う世代のひとりですけどね。その一方で、「他人がやってるゲームを横で見せられても、大して面白くない」ってのも、あるワケです。
[DVD(吹替)] 4点(2018-08-16 15:32:00)
84.  必殺! 主水死す
期待せず観始めて、予想外の面白さに驚く作品もあれば、そうでない作品もあって、そういうのは期待通りと言うのかどうなのか。 タイトルがすでに物語のネタバレになってて、露骨に企画モノっぽく、それをわざわざ観てわざわざ貶すのも何だか申し訳ない。 なので、褒めるとすると、そうそう、時代劇のロケ撮影もだんだん難しくなってきている中、おっこれは一体どこで撮影したんだろう、と思わせるロケーションが、楽しいですね(一部、妙な合成映像もありますが)。 あと、藤田まこと・三田村邦彦・中条きよしという、仕事人ビッグ3(?)を拝めただけでなく、東ちづるのいなせなカッコよさも目を引きます(これで殺陣が上手かったら・・・)。 それにしても、津川雅彦の役どころ、どうしてあんな妖怪キャラにしちゃったんですかね。全然、主水の好敵手という感じじゃなく、タイトルが示す「主水死す」というクライマックスに向けて盛りあがりません。それに、過去の呪縛というものが、ここにはあるはずなのに、そしてクライマックスに向け強まって行って欲しいのに、あまりに希薄では。 なんか、もったいない。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-04-13 23:26:37)
85.  評決のとき 《ネタバレ》 
黒人の少女が白人の若者2人に性的暴行を受け、肉体的な障がいをも背負わされる。怒る父親は、逮捕された2人を射殺、その際の跳弾により知り合いの警察官にまで重傷を負わせてしまう。随分、重く難しいテーマを設定した訳だ。で、その父親の弁護士となる若者を主人公として、人種差別も激しく絶対的に不利な状況の中、苦しい裁判の過程が描かれる。KKKの暗躍も加わり大変なコトに。と言いたいところだけど、何故かこの作品、難しいテーマから始めたクセに、どんどん話を単純化していってしまう。「司法制度が事態を混乱させ、救われるべき者が救われない状況を作り出してしまう、それがイケナイんだ!人間らしい感情に立ち戻れば、誰が見たってこの父親は無罪なのに!」ってな訳。え?それでいいのか?せっかく難しいテーマを示したのに?父親が撃った相手は、警察が逮捕し拘束した無防備な犯人であり、フェアな復讐ではない、というのもあるかも知れない。しかしそれより、警官にまで片足切断という取り返しのつかない重傷を負わせた事、これが我々にとって何とも悩ましいテーマ設定となっていたハズ。ところが警官は父親を許し弁護すらし、これを持って「解決済」のお墨付きを与えちゃう。それならば。同じ図式を拡張するならば。当の被害者である娘だって、「犯人2人を殺すのは可哀そう、2人を許してあげて」と言う可能性までもが、開放されうる訳だ。そしてこれこそ、醜悪極まりない犯人の姿を作中で判りやすく提示してもらい単純素朴なる怒りに燃える我々にとって、実は最も悩ましく最も恐れるケースなのだけど。これこそが本当の「ドラマ」なのだけど。しかしこの作品は単純化をひた走るのでそんな寄り道はしない。娘が背負った十字架は作中で封印され、犯人を殺害した父親の背負う十字架に置き換えられる。娘の主体が作品の表に出てくることはない(娘を中心に描くのが酷、というより、そんな複雑な物語を語る気がないのだろう)。そして、司法という方程式を捨てた代わりに正義という別の方程式を使って、姑息なまでにキレイにまとめ上げる。「皆さん目を瞑って想像して下さい」って言われてもなあ。映画観てる人間は目を瞑らないんだよ、観てるんだから。そこで他人が「想像してる顔」なんかを見せられても、意味ないんだよ、そんな映像には何も感じない。映画の持つ説得力って、そういうもんじゃないでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-06-27 22:43:41)
86.  秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン
ゴセイジャーが終了し、来週からゴーカイジャーってのが始まるそうですが。しっかし、最近のスーパー戦隊シリーズに比べると、やっぱし“ゴレンジャー”ってのはスゴイですね、1話単体で見ると見事な程にまるでストーリー性がなく、ひたすらアクションのみで成立しています(スタントがスゴイ)。このデタラメさが心地よい。さて本作(よく親に連れて行ってもらった東映まんがまつりの一本なので、当時観たのかも知れないけど・・・どっちみに覚えてるワケがない。笑)、ゴレンジャーが四国を舞台に大暴れ。まずそもそも、ゴレンジャーがのんびり「さんふらわあ」で出動するのがワケワカラン(どうせ後でバリドリーンとかバリタンクも登場するくせに)。しかし船上ではさっそく妖しい美女と遭遇(彼女の忘れものの中に、謎の発信機を発見!)。あとは格闘また格闘。四国の地理もほとんど無視し、あちらこちらに出没する強引な展開もグー。圧巻は松山城での死闘。実に素晴らしい。
[DVD(邦画)] 4点(2011-02-07 02:46:30)
87.  ヒューマノイド/遊星寄生体
何やら、プレデターが処刑ライダーになって襲ってくる、と言った趣きの映画、こう言うと何となくオモシロそうに聞こえるではないですか。まあ、どっかの山小屋でテキトーにロケしてでっち上げたような雰囲気ですからね(きっとロケ現場では和気あいあいとして楽しかったに違いない、なんてことを観ながらふと思った)。限りなくチープなんですけれども、この襲ってくる処刑ライダー(っぽい奴)、意外とカッコいいんで、仮面ライダーファンならきっと楽しめますよ、多分。何よりも、超能力者役のオネーチャン、お世辞にも美人とは到底言いがたく、かなりイタダケナイ(そのくせ、超能力で男性隊員の心を読むと、自分が彼に襲われている光景を読んでしまうという・・・観てて気が滅入る)。という訳で、意外な拾い物、と言いたいのはヤマヤマだが、マイナスポイント多数で相殺してしまい、「しょうもない」の半歩手前くらいの作品ですかねえ。
4点(2004-01-24 02:26:32)
88.  ピンク・パンサー5/クルーゾーは二度死ぬ
セラーズ亡き後の作品ですので、失踪したクルーゾー警部をドジな若手刑事が探すストーリーになってます。別にギャグのレベルが下がった訳ではないんですが(というか元々レベルが高かった訳ではないんですが)、どうにも物足りない。そう、結局、「クルーゾーを演じるセラーズ」を観たかった、というだけなんですよね。しかし映画に進むにつれ、彼がボケる度につい「ガンバレ」と応援する気持ちも徐々に芽生えてきます。ところで、この映画の最大のギャグは、キャスティングにすでに表れています。ささ、この映画未見の方で、まだこのオチを知らない人は、キャスティングを見ずにこのままどうか御退場を!
4点(2003-12-14 16:52:38)
89.  光る眼
何なんでしょうか、あのクライマックスの、子供たちとの訳のわからんノイローゼみたいな闘争は。ジョン・ウィンダムの原作『呪われた村』にはそんな描写は無いわけで、この余計なひとヒネリが、映画の印象を奈落の底に落としています。もっといいオチを用意できてたら、結構面白い映画になったと思うのにねえ。
4点(2003-07-20 21:27:06)
90.  ピエロがお前を嘲笑う 《ネタバレ》 
ネット犯罪の可視化、ってヤツでしょうか。あまりうまく映像化できているような気はしませんが。 とりあえず色々撮ってきて、編集でソレっぽくつなぎ合わせてみました、ということなのかどうかは知らんけど、チャカチャカした印象に残らない映像の数々。 ストーリーの方も、どうなんでしょうか。途中、部屋の壁に某映画のポスターが貼ってあって、これが伏線、というよりは、一種の言い訳になっている、という仕掛け。他にも伏線らしきものはいくつか。 と思ったら、まださらに続きがあって。もはや「どちらが真相」なんだか。清涼院流水の某小説じゃないけれど、もうどっちでもいいよ、という気になってくる。 そういうメタ性に対して、自覚があるのならいいんだけど、この映画からはそれも感じられず、いささか無邪気に過ぎるのでは。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-10-02 20:29:44)
91.  ピラニア リターンズ
今回はプールでピラニアが襲いかかってきます。だもんで、前作も大したスケール感では無かったけど、さらにスケールダウンした感じ。プールで大パニック、だなんて、『ボールズ・ボールズ』以来じゃないのかね? 数々の登場人物、その多くがただ喰われるためだけに出演していて、正直、誰が喰われようがどうでもよくなってくるのですが、1時間強もあれば、皆さん大方食い尽くされてしまい、余った時間で延々とNGシーンを見せ続けるという、驚くべき開き直り。 製作者たちが楽しんで映画を作っている、というのも悪くはないだろうけど、製作者しか楽しんでないのは、さすがに問題かと。 デビッド・ハッセルホフがもはや、騙されて出演させられているようにしか見えん。しっかりしろ、マイケル!
[インターネット(字幕)] 3点(2021-09-14 23:15:20)
92.  必殺! ブラウン館の怪物たち
バラエティ番組路線に乗っかった、悪評高い第2作。以前に必殺シリーズの映画を続けてテレビ放送してた際にも、こっそり飛ばされてたような気がするんだけど、気のせいか? とは言え、出演者のメンツから想像するほどにはオチャラケでもなく、そちら方面を期待し過ぎると肩透かし、となるのですが、懐かしさもそこそこに。そんな中で、「柏原芳恵」は、いやこれ、スゴイと思う・・・ほんっと久しぶりに、「ぶりっ子」という言葉を思い出しました。完璧も完璧、標本レベルの「ぶりっ子」ですよ、これは。 とかいう事はさておき、笑福亭鶴瓶という人が持っている、笑顔の奥にあるコワさ、みたいなものは、出てましたね。何とも言えぬ、怪人物ぶり。 とかいう事もさておき、この作品、幕末を舞台に、たいして面白くもない物語が続き、クライマックスにおける仕事人たちの討ち入り(?)でようやく盛り上がるかと思いきや、確かにココでたっぷり時間は取っているのだけど、キレのない演出がひたすらグダグダと続き、音楽もグダグダで、かなりツラいものが。 全体的に夜の場面が多く、暗い雰囲気、というのは「必殺仕事人らしさ」でもあるんだろうけれど、かつての大映時代劇のような深みのある暗さじゃなくって、単にロケ撮影等で背景をあまり映したくないから暗い所で撮影しているんじゃないの?という方便にしか見えないのが、これまたツラいところ。 ぜーんぜん関係ないけど、「仕事がすんだら、仕事だぜ」は、名コピーだと思います。ぱちんこ仕事人。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-03-09 06:01:13)
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