21. ブラック・レイン
見終わった後の清々しさは何ものにも代え難い良い映画ならではの特権。 この作品もまさにそれが当てはまる。 鬼気迫る(死期も迫ってた)松田優作の演技と寡黙で愚直な高倉健の演技。 典型的なアメリカ人を演じたマイケル・ダグラスとアンディ・ガルシア。 男同士の対立と友情を描いた汗臭い作品なんだけどなぁ。 まさに『ベイビーイッツオーライッ!!』といった感じで・・・ww [DVD(字幕)] 8点(2005-09-04 01:40:59) |
22. プライベート・ライアン
ある一方の勢力ともう一方の勢力が小競り合いをしながら 紆余曲折を経て物語は進み終局の場面で第3勢力が一掃してしまうという スピルバーグの常套手段を駆使した典型的なパターン。 ただ戦争映画にいくらネタが尽きたからと言って一面識も無い1人の兵士を チームを組んで捜しに行くというストーリーはいくらなんでも荒唐無稽でしょう。 あれだけの大戦でそれだけの余裕がアメリカと言う国にはあったと言いたいのか 単なる自国崇拝の娯楽なのか。 ノー天気なアメリカ人の作る映画だから恐らく後者だろう。 戦車や武器などのデティールは秀逸。 軍事オタクには涙物の映画でしょう。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-03 15:53:41) |
23. プレデター
《ネタバレ》 いわゆる現在で言うところの光学迷彩ですよ。 まぁあっちのが後から出たので真似したんだろうけど。 それにしてもアポロもといカール・ウェザースがなんともいい味出してる。 マシンガンを持った腕が切り落とされても打ち続けてるシーンなんか ホントにあんなんなるのと関心してしまう。 ネイティブアメリカン風隊員の期待させておきながら悲鳴のみというぞんざいな結末には あぁこれは間違いなくシュワちゃん以外は目立っちゃいけない映画なんだなと改めて思った。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-09 11:39:08) |
24. フォーン・ブース
《ネタバレ》 公衆電話という限定された空間を最大限利用したサスペンス。 それにしてもコリン・ファレルはこういうどこか影のある役が似合うと思う。 何となくヤンチャでニヒルで何処となくブラピとダブる姿が受けるのかなと感じてしまう。 ストーリー的には電話ボックスでの謎の男との会話から様々な危難に遭ういわゆる巻き込まれ型の典型的な話。 社会的に悪とされる人間に鉄槌を下そうとする謎の男により最後には全ての罪を暴露し更正させる(計算的更正?)訳だがその過程(駆け引き)が何ともいやらしく秀逸。 あれだけのイジワルな質問をされてあのキャラの人間が我慢できるのか?とかあの警部は単なるバカなのか?とかあの奥さんはどうしてそこまで信じれるの?とか穿った見方をすればキリがないが・・・。 警部役のフォレスト・ウィテカーは相変わらずのガチャ目で異様な雰囲気を放っていたが、これはこの人の持ち味。 犯人役のキーファーが最後に意識朦朧としたコリンに駆け寄った時の印象は「痩せたなぁ」。 ヤングガンの頃のブクブクした感じは微塵もなく洗練された感じで今後に期待といったところか。 7点(2004-08-31 00:14:07) |
25. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 とにかくイッちゃってる映画。ここまで空虚な気分になれるのか?エドワート・ノートンが自分の顔や体を殴って上司に反抗するシーン等は滑稽ではあるが人の心の奥底の恐怖を別の角度から捉えたシーン。映画という枠の中で血を見るのが耐えられる人でも目を背けたくなる様なショッキングな場面が目白押しである。少々やり過ぎな感も否めなくはないが、今という時代の空気に合っている映画ではないのか。 7点(2003-11-19 23:31:27) |