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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2005
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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21.  ブレイン・ゲーム 《ネタバレ》 
超能力対決の要素を織り込んでおきながらアメコミのような派手々々しいサイキックバトルな画ヅラにならず、全般渋く重いトーンにまとめることができているのはA・ホプキンスやコリン・ファレルらの重厚演技によるところが大きいのでしょうね。 だけども雰囲気は近くとも羊やセブンにまでは遠く及ばないのはなぜかしら。 J・D・モーガンがまさかの途中退場してしまった後はホプキンスと女性捜査官で話を回すけどA・コーニッシュが上手くないので気持ちを入れる人物がいなくなってしまった。 犯人も狂い切っていないので猟奇サスペンスとしてパンチ力が足りないです。この犯人、安楽死をせっせと行使しているわけですがまず当の病を得ている本人に聞いてからやれよ、ということですわな結局この話。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-04 23:50:44)
22.  ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー 《ネタバレ》 
自意識ばかり強いのが高校時代。クラスカーストの中をなんとか生き抜いて、さて卒業となった2日間のお話。 自我を打ち出そうとがんばったり、トイレで陰口を聞いちゃったり10代てのはほんと面倒くさいよなあ、と懐かしく思い出されます。 友情と片思いと意地悪と思いやり。青春あるあるを21世紀の今風に綴っています。ヒロインが湿っぽく悩まずむしろガッツに溢れているのでカラリ、と楽しく観られました。 呼ばれてもいないパーティに思い切って飛び込んで相棒とケンカになったりもするけど、そりの合わない子の見えてなかった部分に触れることもできたり。ちょっとずつ人生の経験値を上げてゆくティーンエイジャーを見守るオリヴィア・ワイルドの目線に暖かさがあって、心地よかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-13 23:48:44)
23.  ブラック・クランズマン 《ネタバレ》 
解決どころかトランプ元大統領の発言でむしろ後退に感じられる米国の人種差別問題、このジャンルの名手にしてベテランのS・リーが満を持してメガホンをとった感があります。 陰惨な話がごまんとある黒人差別をテーマにするにあたって、通底する怒りを重く沈めずエネルギッシュに前向きに刻んでゆくことのできる唯一の映画監督であると思います。 ブラックパワーを叫ぶ側もホワイトパワーの側もどちらも偏狭じゃない?と感じさせる筆致は相変わらずのバランスの良さ。飄々としたA・ドライバーとさくさくと軽いJ・D・ワシントンの二人の存在もリー味に大いに貢献しています。 物語から時流れて、現職大統領のお墨付きを得たとばかりに意気軒高なKKK。ラストのこの映像は監督の憤激そのものでありましょう。リアルな‶大魔法使い”その人を見ることになるとは驚きました。何十年もアップデートされないのですね、差別思想というのは。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-11 23:27:53)
24.  ふたりの女王 メアリーとエリザベス 《ネタバレ》 
いやー、史劇とはいえ思い切った脚色で。メアリーの名誉を挽回すべく忖度てんこ盛りでちょっと苦笑しました。リッチオが男色家でダーンリーとデキていたとは、こりゃあまりにも。無いでしょ(汗) 歴史上では無かったはずのエリザベスとの対面、後世の作家はこれやりたがりますね。権謀術には百戦錬磨のエリザベスが出向くわけない、と個人的には思うけども。会ったとしてもメアリーに自分のコンプレックスをさらけるとは全く思わんし、この脚本とはあまり気が合わなかったです。 お話はともかくも、キャスティングと美術は良かったです。シアーシャの透けるような肌感はメアリ・スチュワートの肖像画が伝える印象に近いですし、何より鼻筋を盛って容貌を変え、鬼気迫る白塗りメイクまでもこなしたM・ロビーのエリザベスは見事。 有名なお二人ゆえこのあたりの歴史出来事はある程度周知のことであろう、との前提で作られているようです。人物紹介も親切でないし時間のはしょりかたも大胆。なので「16世紀・メアリーとエリザベス・確執」についての入門編ではありません。中級者(?)向けですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-07 22:33:51)
25.  ファイナル・スコア 《ネタバレ》 
満員のスタジアムの裏方で、テロ・グループに対して孤軍奮闘する男。展開はもたつかずアクション場面も見せ方が巧い。画の使い方が良く、これぞスペクタクルと言いたくなるシーンは手に汗握ります。でっかいスタジアムを遠景で捉え、その狭い屋根の上を走るバイクの画ヅラには肝が冷えました。 しかし困ってしまうのは、この設定ではどうしても「ダイ・ハード」が想起されること。何十回と観た、かの名作とは主人公のキャラ立ち具合、状況の必然度、展開をどう二、三転させるかそのセンス、まあどれもちょっとづつ劣ります。友人の娘も可愛げが無いし。比較しながらというのはあまりホメられた鑑賞態度ではないけれど、だって状況そっくりなんだもん。 ただ、「ダイ・ハード」に匹敵するくらい良かったのは主人公をサポートする脇キャラ。ひと目で移民と分かるイスラム顔の彼、「巻き込まれ型の相方」の定番通りぼやきっぱなしでいい味出してます。クライマックス、「イスラム」を武器に(やけ気味に)スタジアムの客を避難させた場面は笑ってしまいました。いや、笑っていいんだかなんだか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-07 22:51:42)
26.  フライト 《ネタバレ》 
アルコール依存症の男が立ち直るまでの軌跡が本筋なのですが、前半の飛行機事故描写があまりにリアルで緊迫感を伴っているためその出来の良さが作品全体のバランスをむしろ崩している感じです。 事故原因と機長の瑕疵との因果関係を追及された「ハドソン川の奇跡」が被り、観てるこちらは主人公がドン・チードル弁護士と共に運輸安全委員会に対して共闘する図式を予測していたのですが、全然違うんだなこれが。ドン・チードル弁護士なんかほぼチョイ出。委員会のメリッサ・レオはもっとガヤ扱い。話の七割で延々デンゼルの酒に吞まれる様を見せられるとは。 D・ワシントン上手いですけどね。なぜそんな情けないことになっちまってるのか脚本が説明していないので、ウィップという人物に対して興味が今一つ持てずじまいでした。もう少し彼の人間性を描写してくれていたら、ラストで「死者に罪をかぶせる」ほど堕ちてはいなかった彼の精神性にもっと感動できたのにな、とは思います。 いやーそれにしても酒瓶一本の画をあれだけ緊張感をもって見つめたのは初めての経験でしたよほんと。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-11 23:21:54)(良:1票)
27.  プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 《ネタバレ》 
悪くないんですけども。三世代ものドラマを描こうとするにはやっぱり尺がたりないですし、各パートの出来不出来が一本の映画作品の中にできてしまっては座りが悪くなります。 収まりが一番良かったのは一番手ライアン・ゴズリング編。ダメ父の悲哀を短い時間の中できっちり見せ切ったゴズリングの技量は大きいです。 2番手B・クーパーは脚本で割を食ってしまっています。生来の生真面目くんが狡猾に立ち回る政治人間になってゆく流れなど、30分やそこらで描き切れるわけないのです。だもんで、まあクーパーのキャラ変化が忙しい。おまけにこういう挿入話的なすき間にレイ・リオッタなんて特大級存在感の悪顔役者を投入すべきではありません。レイ・リオッタだよ?全部持って行かれたではないか。 3パート目のデイン・デハーンが輝きを放ったので、なんとか最後盛り返しました。良い血筋もそうでないのも三代は続かない、ということですかねえ。 タイトルは地名まんまだそうな。松林の向こうへと巣立つデインはかつて父親が居た世界で何を見るのでしょう。若者が旅立つ姿ってほんとに良いなあ、とラストシーンはなかなかにじーんときました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-04 23:09:24)(良:1票)
28.  ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 《ネタバレ》 
んー、シリーズものの谷間の位置にあるのでやや説明的だし、人物いっぱい出てくるけど「その人重要?」と見極める前に話が終わってしまいました。急に全員墓地に集合しているあたり、尺に収める脚本家の苦労が目に見えるようです。 でもまあ、2作目以降も律義についてくるのはファンが大方でありましょうから一定数の数字を取れることは間違いなし。実際、映像技術に手抜きは無く、圧倒的な魔法世界が展開されます。 なじみのキャラクターに会えるという安心感もシリーズものの強みです。わたしは二フラーが相変わらず可愛かったので満足です。年齢のせいかメイクのせいか、女性陣が前作より器量が落ちたように感じるのが気がかりです。 重要どころのジョニデが降板となるのは痛手だなあ、顔を白塗りして片目にカラコン入れときゃグリンデルバルドの出来上がりというモンでもないでしょうからねえ・・と思っていたところ代役が発表されましたね。マッツ・ミケルソンとはナイスな選択、いやベストじゃないかなとテンションが上がった今日この頃でありました。
[地上波(字幕)] 6点(2020-12-27 23:14:15)
29.  ファースター 怒りの銃弾 《ネタバレ》 
D・ジョンソンが銃をぶっ放して復讐に邁進するドンパチものとイメージしていたら、意外や意外これがどちらかというとハードボイルドテイストでした。 登場人物は主に三人。それぞれが影を背負って渋くてイイ感じなのです。ええ、ロック様もきっちりと渋いです。 「怒っている」から復讐へ向かうのですけど、D・ジョンソンの元からの‶ちょっと困ったような顔”が今作の役柄になにやら奥行きをもたらす効果アリなのでした。今や聖職者になっているターゲットとの向かい合わせのやりとりは緊迫感でいっぱいです。元来悪人ではないドウェイン、‶神のしもべ”に切々と「許し」の大切さを説かれて例の困惑顔を浮かべつつ、引き金を引くべきか否かあり余った筋肉がふるふる震えるのでした。やめろ、やめておけドウェイン、な? ビリー・ボブはもちろん言わずともベテラン演技巧者らしく正体不明などっちつかずさを見せます。子どもとの会話もシーンは短いけれど気持ちが伝わる描写で、こんなささいな場面にも気を使っているステキな脚本でした。 惜しいのはキラーの彼。彼のみ掘り下げ不足な感もあり、割を食ってますがまあ次回ガンバレ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-10 23:15:54)(良:1票)
30.  フローズン 《ネタバレ》 
ソリッド・シチュエーションのひとつでありますが、今作なかなか出色だと思うのですが。気付けば四角い箱の中に閉じ込められているとか、気付けば汚いトイレの中にいて眼前に死体ありとか、家にサイコパスがやって来るとか、これまで数々の“シチュエーション”があったけど、いずれも「現実に起こりうる」度が低い。そういう点では本作の度数は極めて高く、私は大いにビビりました。「うわあ、弱ったなあ」と。リフトから見えるスキー場の光景、すなわちゲレンデに森、鉄基が等間隔に並ぶ様は見慣れたものだし、宙吊りリフトの安定感の無さ=風に吹かれた時のけっこうな揺れやバーの冷たさまでが伝わる、この臨場感はかなりのものです。 そして各人に問われる「あなたならどうしますか」。私は飛び降りる派だったです。すぐ下が深雪に見えたんだもの。ああこれで私はこの話から消えました。ショック。前出レビュワーさんの「服を繋げて高さを稼げ」には目からウロコです。 あと、日本のスキー場には狼が生息していないことも切に希望します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-04 00:37:01)
31.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》 
さすが大物監督だけあって、いつものことながら画が重厚で時代考証も怠り無い。旧東ベルリンの光景などはセットとは思えないリアリティで、これもまた「スピルバーグ謹製」の信頼感は揺るがない。ああ、映画を観た!という充足感を常に提供し続けるのだから、やっぱりスゴイ人であろう。 ただお話はちょっと舞台セット負けの感がある。 常連のトム・ハンクスは安定の演技力で、こちらを不安にさせることはないのだけど、脚本が実在の弁護士その人の考えに迫り足りない感じです。 旧ソ連と東ドイツを相手に一人で、しかも米国政府の後ろ盾の無い「民間人」としての立場で交渉に臨むのである。こりゃ不安ですよ、普通。よっぽどの戦略家であるか、交渉の切り札を持っているか。いつその手管が炸裂するかと期待したけど、なんかトム・ハンクスは一貫して頑なに「二人対一人」の交換を言い続けるだけなのだった。これでは巧みな交渉術というより、頑固者である。 「もっと何かあるはず」と観続けて、結局何も無かったという、ちょっと肩透かしの展開でありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-16 13:39:10)(良:1票)
32.  ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン 《ネタバレ》 
お下劣、とひんしゅくを買ってる批評もありますが、私にはまあぎりぎり許容範囲内でした。人気のコメディエンヌをずらっと配してるだけあって、皆「自分のやるべきこと」を的確に把握してて期待通りのはっちゃけぶりです。 女子の友人関係あるあるを盛り込んだ脚本もなかなか。クリスティン・ウィグ演じるアニーには苦笑しつつも共感できる部分が多く、特にヘレン(このキャラ、もうキャスティングからして完璧。この人のおかげで話が締まる)が登場した際の、脳内にNGランプが点灯したアニーの引きつった表情はオスカーものですよ。わかるわかる。 ギャグは大げさだし、下ネタは要らないし、リリアンの心情をもっと掘り下げてほしいし(ヘレンに愛想を尽かす原因が資金面のことだけだなんてちょっとすっきりしないですよね)で、完全にノレたわけではないのだけど、画はきれいですし、アニーこれからどうすんの、と観客を最後まで引っ張る話力は高かった。観る人の立ち位置によるでしょうけど、アニー派なら楽しいですよ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-13 23:38:00)
33.  プロミスト・ランド(2012) 《ネタバレ》 
石油に代わるエネルギーとして脚光を浴びているシェールガスの環境破壊面に食い下がってみた、実に旬な社会作。石油産出国のアラブ首長国連邦が提供してるっていうのがなんとも生々しい。米国内ではスポンサー募るのは大変だったのかな。 社会派作品ではあるけれども、シェールガス採掘による問題点はあまり深く追求していないなあという印象を受ける。それより、エネルギー会社の悪辣で強引な土地買収のやり方がよろしくない、という描き方になっています。 となると、ドラマにおいて大事になってくるのは、会社に滅私奉公した末に裏切られることになる一社員の人としての葛藤や煩悶といった心理描写でありましょうが、マット・デイモンがそつなく演じています。さすがです。 やり手のビジネスマンと素朴な好青年の顔を演じ分け、「環境団体」の言いがかり&妨害にも一途に誠実に闘う。それゆえ、すべてがひっくり返った衝撃も大きく、地元民の前で白旗を上げたスピーチの時の憔悴した表情なんかも上手いです。 脚本自体はわりとざっくりしているので、作品に繊細さをも与えるマットの演技さまさまですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-05 00:13:51)
34.  42~世界を変えた男~ 《ネタバレ》 
題材が題材なだけに、“あった出来事”を描写していけば、それは力強く感動的な物語になるに決まってるわけで。全チームに永久欠番の“42”、初の黒人M・リーガー ジャッキー・ロビンソンの受けた心無い仕打ち。耐えに耐えて偉業を成し遂げたロビンソンの「ええ話」はそれだけで心揺さぶられるものであります。 しかし映画作品としては、その既定路線をキレイになぞっているだけの優等生作品で少年少女向け伝記の枠を超えたものではありません。奥さんのサポートひとつにしても、ベタベタくっついてる描写ばかりではなく、彼女が闘ったであろう“対嫌がらせ”の具体的な話が聞きたかったし、野球ドラマとして観るなら 後任の高齢監督の名采配も見たかった。うーん物足りない。 とはいえ、やる気まんまんのH・フォードは渋い役どころを器用にこなしているし、気の利いた台詞も楽しい。「棺桶をバラで飾ればいい」「肌がたとえシマウマ模様でも俺はかまわん」等がお気に入りの台詞です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-20 00:36:02)(良:1票)
35.  プレミアム・ラッシュ 《ネタバレ》 
この映画を、ドライバーの立場で観るか自転車乗りの立場で観るかでは、感じ方が随分違うだろうなあ。私は両方の立場になり得るので、初めこそはドライバーの気持ちで「わー迷惑だなあ」と思ったりもしたのですが。 いやあ、このカメラワークの見事さ。スピード感を伝える演出がなかなか秀逸で、思うにカー・アクションだとスピードが速すぎる、けれど自転車の速度くらいだと、人間が自然と体感できる速さとして脳がシンクロしやすいのじゃなかろうか。映画中盤ではびゅんびゅんと車列を縦横無尽に駆け抜けるメッセンジャーと、もう一体だ。実に爽快だ。 あ 話は無理矢理なこじつけ感があるのですが これはメッセンジャーを動かさなきゃならないシナリオ上致し方ないんでしょうな。あの元締めの中国系の親爺が金受け取った時点でGOサイン出せば、すんなりとコトは運ぶのでは。何故わざわざ紙のチケットにして受け渡し?・・というツッコミは野暮ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 00:30:36)
36.  不倫期限 《ネタバレ》 
ルーマニア映画。あまりなじみの無い国制作の映画を観るときは、その国らしさや目新しい風俗なんかを探すのも楽しみなんだけど、不倫が引き起こす人間関係のもつれってのはいやはや洋の東西を問わないらしい。展開する泥沼模様は日本の昼ドラとちっとも変わるとこが無い。ルーマニア色皆無。愛人は本妻を見て取り乱し、コトを打ち明けられた妻は逆上し絶縁宣言、何も知らぬ両親は孫を猫可愛がり、と。なんてことない家庭の日常を隅々まで描いているのが上手い。兄嫁がどうしたとか、子供の歯の矯正時期とか、まあ夫婦の会話なんてつまらないものです。そういうものです。それらの日常が崩壊するさまを見せられて、他人事ととらえてその後を無責任に予想するもよし、わが身を顧みてリアルにぞっとするもよし。(?)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-12 00:10:29)(良:1票)
37.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 
N・ポートマンがすごく頑張ったのはよくわかりました。プリマの座をめぐるいざこざといえば、お約束のライバルとの軋轢が見所なのかなあと思っていたら敵はわが身の中にあった、というのが意外ではありました。ただなんかね、過干渉の母親や12歳で止まったような少女趣味な部屋などの描写がいかにも、って感じでベタ。黒鳥を演じるうえで性的な刺激が必要って考え方もあまりに短絡的に感じる。どっかの芸人がフィギュアの選手に吐いた暴言のような失礼さだ。ニナがいっちゃってる時の劇画みたいな特撮も好きじゃない。目が赤くなったり、肌がばりばり硬化したり。デビルマンじゃないんだから。あーそれとウィノナがオバサン扱いだったのはショックだったなあ。キャストで名前見るまで気付かなかったよ・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-20 01:32:50)
38.  二ツ星の料理人 《ネタバレ》 
コメディなのか人間ドラマなのか軸足がはっきりしないために、なんだかすっきりしませんでした。 B・クーパーの誇張した横暴さ、ヒステリックぶりは喜劇みたいですが、周囲の人間がまともに傷ついているので笑えたものではありません。かといってドラマとして見ようにも、アダムその人の人間性の描写が暴れん坊の部分が強調されるばかりで浅いのです。友人の台詞で「アイツは家族がいなくて一人で苦労してきた」と言い捨て、だから彼の過去については忖度しろよと客に想像させるのは映画のやり方ではありません。人物像がぐっとこちらに迫り、その人に興味を持てなければドラマは成立しないのです。  最終的には「仲間を信じよう」といった青春モノみたいなオチで締めるのも凡庸な脚本に感じました。 B・クーパーは頑張ってますけど不必要についてる筋肉のせいもあって料理人には見えないし、何に苦悩してんのか私にはついに不明でした。やたらとキレて皿や食材を破壊するヤバイ奴、という印象だけが残る作品でありました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-04-17 19:39:30)(良:1票)
39.  フォーカス(2015)
詐欺話は観てる側も一緒にだまされて「やられたー」と快く驚くパターンが好きです。伏線の回収がキレイであればあるほど良し。 で、こういう観点から見れば、アメフトの観客席での大一番、ここが本作のピークと言えましょうか。何故か時も舞台も移しての後半は、ちまちました騙しの仕掛けが多すぎてややこしい。ばたばたと切り替わる画像挿入も理解しやすいとはいえない演出で、戸惑うことが多かった。ゆえにカタルシスも大きく削がれることに。この急な失速っぷり。前半と後半では違うスタッフが手がけたかのよう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-02 23:56:47)
40.  フローズン・グラウンド 《ネタバレ》 
単純な話のわりにわかりづらい。時系のいじり方が上手じゃないし、まず過去映像には主演女優のと違うタイプの女優を使うべきだ。そっくりに見えて、混乱に拍車がかかった。 シリアルキラーものだけど、犯人は早めに拘束されてしまう。もう事件は起こらない、さて尺をどう埋めようか。というわけでシンディを何度も無意味に逃走させたり、風俗業界の怪しげな連中を無理やり引っ張り出さざるを得ないわけだね。 犯人は捕まったが口を割らない。ここがN・ケイジの見せ所だと思うのだけど、これまたニコラス何にもしてなくない?見せ方弱いなあ。あのダミーのブレスレット、もっと上手く使えばいいのに。キューザックが取り乱して「そんな所から発見されるわけない」と口走るのを待ってたんだけど。 とはいえ、キューザックの抑えた表情や振る舞いはまさしくサイコ野郎の不気味さを感じさせるし、N・ケイジはいつものことながら「弱者の味方」をさせるとあの一生懸命顔がとてもハマって、二人を見てるだけで時間はつぶせる。この脚本には勿体ないキャスティング。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-10 23:13:35)
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