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no oneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 487
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  ボルベール/帰郷 《ネタバレ》 
恥を忍んで言うが、わけがわからない。正直、宇宙人のドラマを見せられているようだった。  つまらないとは思わないし、むしろ面白い。しかしたとえば映画の撮影スタッフが訪ねて来たその場でレストランを開こうと決めるところとか、全然思考回路が理解できない。旦那が死んでその死体が冷凍庫にまだ入っているのに、その場で商売を? 「え? え?」と言っているうちに物語がどんどん進んでいく。気持ちの切り替えが早いとか、ポジティヴというレベルではない。前に進むことしか知らない生命力の弾丸のような行動に、終始開いた口がふさがらなかった(悪い意味でなく)。  同監督の映画を他にも観たけれど、するりと消化できるようなものが一本もなく、必ず「はあ??」となってしまう。これは自分が男だからなのか、あるいは根っからのネガティヴ人間だからなのか……なのに、面白いといえば面白いのだから、戸惑ってしまう。なんなんだろう、このアルモドバルという人は?
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-18 22:22:39)(良:1票)
2.  ぼくを葬る(おくる) 《ネタバレ》 
あらすじを読んだだけだとべたなヒューマン・ドラマといった感じだが、そういうのを期待していると確実に肩透かしを食らうはず。決裂した家族と和解するエピソードなどは誰もが予想する展開だけど、そうした部分ですら徹底して冷静に描いている。感動ものというにはあまりにも切実で、生々しく、痛い。ちょっと引いてしまうような場面もある。  主人公は特定の宗教を信仰しているわけではないが、この作品には宗教的なイメージも強く漂っているようにと思う。幼い日の自分との邂逅は、死に近づくことで自分が生まれた場所へ再び戻っていくような、生と死が環を結んでいるような、不思議な感覚があった。日没と共に死んでいくラストシーンは、甦る可能性はないにもかかわらず再生を予感させる。主人公は既存の宗教の力を借りずに、もっと原初的で直感的なイメージを通すことで、自らの死を受容したのだと思う。  タイトルの通り、これは主人公が自身のために行なった葬送の儀式なのだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2006-08-03 13:34:37)
3.  ボーン・アイデンティティー
リアリズムに徹しているかのようでいて、そこそこのけれんも効いている。そういう意味でのバランスが、絶妙でしたね。派手にマシンガンを乱射するよりは、こうやって淡々と静かに、しかし確実に殺害する方が個人的には怖いです。スナイパーを猟銃で追い詰めるシーンは鳥肌が立ちました。このジャンルの映画が『ポンヌフの恋人』と同じ場所に連れて行ってくれたことや、音楽がスタイリッシュだったことにも感動しました。サントラ買おうかどうか迷ってます。
8点(2005-02-17 21:25:23)
4.  ぼくは怖くない 《ネタバレ》 
(突然変な話をしますが)自分の曽祖父はプロテスタントの牧師で、戦時中は慈善活動をしていました。皇国主義一色の当時は当然キリスト教は疎まれていたわけで、よく石を投げられて家のガラスを割られたと聞きます。でも彼は頓着せずに自分を非国民と罵る人たちにも食べ物を分け与え続けたそうです。自分を取り巻く世界のすべてが間違っているときに正しい行いをするのは簡単なことじゃありません。この映画のミケーレの状況もそうです。子供にとっての大人の存在は大きく、とくに両親は絶対的なものです。ミケーレは心から愛している父親ですら犯罪者であることを知りながら、あくまでもまっすぐに正しい道を行こうとします(辛い現実に向き合えず、短絡に犯罪に逃げた大人たちとは対照的に)。それでも「ぼくは怖くない」といえたのだとしたら、並大抵の勇気ではありません。そういう意味で、この映画は何よりもまず勇気の物語なのだと思います。
8点(2004-12-01 02:52:26)(良:2票)
5.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
なんたるおバカ! 想像を絶していた。どんでん返しはコメディだからこそ許される力業だけど、普通にびっくりできたし、いいんじゃないでしょうか。短い時間に尋常ではない労力をかけ、ほんとうに丁寧に作られている。  さまざまなネタを片っ端からぶち込み、下手すると空中分解しかねないところを、二人の警官のシンプルな友情物語を軸に据えることで回避している。またいちいち伏線を張って確実に回収していくやり方ときたらほとんど偏執的で、ここまで来ると器用なんだか不器用なんだかよくわからない。『ハートブルー』はもちろん、白鳥やクロスワードまでそう、最後に医者が復讐にやってくるのだって銃撃戦での台詞を受けているのだろう(「医者だろ、自分で治しな」→自分で治すことができたので、逃走することも可能)。  欲をいうなら終盤のエピソードはもう少しだけ削れたと思う。最高に面白かったけれど、さすがにくどい。しかしながら一見優しげな老人達ががんがん撃ってくる絵や、スーパーマーケット内のアイテムで襲ってくる絵は最高にクールだった。  しかしまさかこんなにエグいとは……まったく覚悟してなかったので驚いた。シリアスにしたくなくてブラックユーモアを選んだのだろうが、前半を観た限りでは家族で観られるような作品だと思いかけていたので、ちょっぴり残念ではあった。
[DVD(字幕)] 7点(2009-09-08 01:40:05)
6.  ポゼッション(1981)
これはすごい。ガラスを金属で擦るときの嫌な音を聴かされているような、背筋がざわざわする不快感がほぼ全編に渡って持続する。おぞましい狂気をそのまま具現化したような映画だ。   主要登場人物はことごとく狂っているし、何気ない映像も陰鬱でどこか不穏な空気を孕んでいる。湿った空を思わせる青白い映像は、とくに奇をてらっているわけではないのに肝心なところでどこかずれていたり、意味もなく揺れたりする。かと思うといきなりぐるぐる回りだしたりで、かなーり気持ち悪い。作った人は本当に頭がおかしいんじゃないかと疑ってしまった。   真っ黒な精神世界をグロテスクな映像に置き換えるという点では、クローネンバーグやデヴィッド・リンチに引けを取っていない。とくにクローネンバーグの『ザ・ブルード』や『戦慄の絆』に非常に近いものを感じたので、そういうのが好きな人にはお奨めしたい(つまり、一般受けはない)。   イザベル・アジャーニという女優魂のある人を迎えたことも作品としてとても幸運なことだったと思う。ものすごいわ、この人。すごすぎて途中ちょっと笑っちゃったもん。しかも一人二役を演じていることに途中まで全然気がつかなかった(なぜか裸を見て気づいた。そこら辺の観察力には自信がある)。今まで全然注目していなかったけど、超がつくほどの実力派だったんですね。脱帽。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-27 08:54:15)(笑:2票)
7.  ボーン・スプレマシー
ボーンが超人ぶりを発揮しているのにも関わらず、ディティールが非常にリアルなのが面白い。たとえば車ごと河に転落したとき、車内の隅に残った僅かな空気を吸ってから行動に出るのだが、普通のアクションならこんなところまで描かない。工夫の積み重ねで単なる絵空ごとと感じさせない、厚みと迫力を出しているのだ。銃を乱射するでもなく、身の回りの日用品――トースター、酒、自動車などを使って敵を圧倒する。彼にかかれば丸めた雑誌ですら、人を殺す武器となる(この辺、浦沢直樹の『マスターキートン』に似ている)。同じ特殊工作員でもジェームズ・ボンドとはまったく違った、知的でクールなヒーロー像だ。これで脚本にベタ過ぎる展開がなければ最高なのだが……。(以下ネタバレ)とくにCIAの若いメンバーが上司に殺される場面、ちょっとバカバカしくなってしまった。あいつ『マイノリティ・リポート』観てたら死なずにすんだだろうな。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-27 22:21:59)(良:1票)
8.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
世界中を飛び回る相変わらずの展開は楽しいけれど、ちょっと飽きた。スピード感あふれる展開はいいんだけど、前作までですでにやったアクションの焼き直しが多く、新味のある見せ場が少ない。雑踏のなかを素人を守りながら逃走する下りなんかは最高だったけれど、車に乗り込む辺りでまたかよと思う。というか冷静に考えるとあんな乗り方していたら数分でプスプスいって止まると思う。ジェイソン・ボーンが最強過ぎるので、どうせ今回もなんとかするんだろうなーと悪い意味で安心して鑑賞(結末もボーンの不死身っぷりを見せつけるのが最大の狙いであって、必ずしも続編を暗示しているわけじゃないと思う)。まあそれでも、取ってつけたような人間ドラマの部分に目をつむればそこそこ楽しめるレベルだった。でも平均8点というのはちょっと驚きかも。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-12 22:13:42)(良:1票)
9.  墨攻 《ネタバレ》 
リアルな作風を期待していたのに、予想以上に荒唐無稽な部分が多くて興ざめした。  とくにとってつけたようなラブストーリーにはほとほとうんざりさせられた。戦場の描写は迫力満点なのに、人間ドラマとなると急激に薄っぺらくなる。軍隊にひとりだけ女性が混ざっている時点で不自然だし、そもそもファン・ビンビンという女優があの役柄に合っていない。  加えて、大仰過ぎるアクションシーンにも首を傾げてしまう。崖から飛び降りるハリウッドまがいのエピソードや、人がお手玉みたいに吹き飛ぶ水攻はリアリティがない。  古代中国の戦国を描くならもっと渋い描写に徹するべきで、変に一般受けを狙ったがために幾つもの面でバランスを崩した作品になってしまっている。軍師の苦悩と悲恋物語の組み合わせはちぐはぐだし、痛快なアクションと戦場の悲嘆は相容れない。たとえば少女の間諜が民衆に殺される下りは見せ方によっては名場面になっただろうに、強い印象を残さないまま他のエピソードにうずもれてしまっている。  漫画版は未読だが、なるほど長大な尺が許される漫画であれば多様な要素を取り込んでも説得力を持ち得たかもしれない。しかしこの映画に関しては、欲張って詰め込みすぎたあまり、かえっていろいろなものを取り落としてしまった感がある。
[DVD(字幕)] 6点(2007-09-05 09:50:16)(良:1票)
10.  僕の村は戦場だった
そこらの青春ものでもかなわないくらい、繊細で美しい戦争映画。主演の少年の演技は素晴らしく、過去の場面と現在の場面での表情の違いは、ほとんど別人だ。あれほど無邪気で子供らしい顔つきだったのが、復讐に取り付かれてからは獣のように酷薄な表情になる。普段は弱みを見せないくせに、真っ暗な部屋で一人遊びをしているときに泣き伏す場面の痛ましさは真に迫っている。ほんとうにすごい役者だ。また、他の方がすでに言及されているが、水の描写の美しさが非常に印象的だ。光が水滴とともに弾け、みなもに落ちてゆらゆらとたゆたうのをはっきりと見ることができる。  ただしそれで感動できたかというと、そうでもなかった。あれほど上手な描写なのにいまひとつ引き込まれないのは脚本の弱さだろう。単純でひねりがなく、もう少し膨らませようがあっただろうに、短くまとめてしまった。それでいて意味の分からない余計なエピソードも残っている。きっと無駄を削ぎ落とすと一時間弱程度にしかならないだろう。伝えたい内容の重みに対して時間が短すぎたように思える。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-11 12:59:54)
11.  ほしのこえ
わずか25分の掌編。新海誠も映画として作った気はさらさらないだろうから、この場で二時間前後の映画群と同じものさしで評価するのは少々酷な気がする。酷というか、ほとんど無茶である。映画を観るより軽い気持ちでさらっと鑑賞すれば、それなりに満足できるのではないか。状況を考慮して、サービスで6点付けときます。  アニメーションを見慣れている人なら大丈夫なのかもしれないが、年端も行かない女の子が巨大ロボットに乗って宇宙のモンスターと戦う、というリアリティのない設定にはやはり抵抗があった。しかし結末は悪くなかったと思うし、言葉の使い方や、とくに背景美術の美しさには息を呑むものもあった。透明感のあるきれいな映像は、一人で製作したからどうという意味ではなく、文句なしに素晴らしいと思う。脚本の力を伸ばすか、あるいは他の優れたクリエイターと手を組んだなら、将来は大傑作が生まれるかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2006-01-05 13:36:11)
12.  ホーカス ポーカス
ハリポタとかと比べるとまったく地味な話なんですが、三姉妹の魔女のキャラクターが強烈で楽しめました。妹二人のバカぶりが○。歌唱力には驚きです。ハロウィンで魔王の仮装をした男性を勘ちがいして崇めたり。口臭のきついゾンビや、とことんださい田舎の不良も好き。この映画の悪役は憎たらしいはずなのにとぼけていて憎めないんです。その代わり、主人公二人のキャラクターはとても薄っぺらいんですが(とくにヒロインの存在感のなさ!)。 ストーリーが町を駆けずり回るだけで終わるので、もっと派手なクライマックスがあればよかったと思います。 それにしても、子供向けの割には台詞で「童貞」を連発しすぎですよね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-20 17:31:04)(良:1票)
13.  ホステル 《ネタバレ》 
ちっとも怖くなかった。久々に時間を無駄にしたと思ったけど、他の方のレビューは意外と好意的なのですね? まあ確かに自分は恐怖のツボが独特なんですけど。  脚本は意外性を重視した畳み掛けるような展開で、目が離せないのは事実。でもその分、行き当たりばったり感が目につく、でたらめな話に思える。気楽なB級のノリと割り切ってついていければよかったのだけれど、前半があまりにもぐだぐだなのにうんざりしてしまった。事前に終盤が復讐劇になると知った上で観賞したのが致命傷だったのか、緊迫感も感じなかった。脱出シーンなんかあまりにも易々と逃げるし。  途中で少年時代に溺れる幼児を助けられなかった、というトラウマが語られるけど、もしも女性を助けに戻るシーンがそれを受けているとしたら、見せ方が下手。ていうかせっかく助けた女の子も死ぬ以上、伏線としての効果がなきに等しい。削っていいのでは?  加えて、売りにできるほどの残酷描写はない。かといって直接的な描写を省いて恐怖を盛り上げるテクニックがあるわけでもない。変態連中の拷問にも主人公の復讐にも、観ているこちらに痛みが伝わってくることはなかった。心理描写も大味で、音楽の大仰さは完全にギャグ。タランティーノはわざとやってるのか、偽日本人にはほとほとうんざりさせられた。カタカナ日本語を聞くだけで腰の骨が砕けるのは自分だけなのか。  「お菓子をくれなきゃぶち殺すぞ」的な子どもギャングはちょっと可愛かった。『キャビン・フィーバー』のパンケーキ少年といい、イーライ・ロス監督の映画は無闇に子どもが強いなあ。  正直いって不満は残るが、前知識ゼロ、かつシリアスなノリを期待しなければ、B級ホラーとして楽しめたのかもしれない。宣伝で過激さを強調した割りにそうした要素が弱く、なんというか、「面白い」けど「怖くない」。やたらと評判のいいロス監督だが、ぶっちゃけた話、騒ぐほどの才能なのか、個人的には疑問。本当に天才だったらもう少し物議をかもす、賛否両論のものを撮ると思うよ。
[DVD(字幕)] 4点(2008-09-27 18:38:22)
14.  HOTEL ホテル(2001)
いろいろ実験して頑張っているのはわかったけど、退屈だった。遊びが過ぎるあまり、肝心のストーリーがぼやけてしまっている。その割りに映像が綺麗なわけでもないし、音響は安っぽい。画面を四分割する手法は面白いと思ったけど、やっぱり混乱する。もっと脚本中心の素直な映画にしてほしいと思った。
[DVD(字幕)] 3点(2005-09-14 02:42:55)(良:1票)
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