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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  マッチスティック・メン 《ネタバレ》 
面白かった!軽快にトントンと乗せられ、すっかり監督の掌で転がされました。リドリー・スコットのイメージと大分違うテイストなので驚きました。言われてみれば奥行きのある画の切り取り方とか、視ることにストレスを感じさせない映像のクリア感はこの人ならではな気もします。 主演三人とも達者な演技を見せてくれます。アリソン・ローマンの実年齢を聞いてびっくり。童顔とはいっても全身で幼さを表出できてんのがもう、すごい。 いつでも上手いニコジーは今作潔癖症で精神病んでるうえ、最終的には裏切りに遭うわ身ぐるみ剥がされるわで気の毒な主人公。フランクに裏切られたことより‶娘”を失ったことのダメージが大きいのは一目瞭然。だけどこのお話苦いまま終わらないのが素敵なところで。次元の違う幸福にたどり着いたロイはある日”娘”との和解を果たし、その成長を見届けることができましたとさ。めでたしめでたし、です。 ところで、何故にキャシーとヘザーをあんなにそっくりの女優でキャスティングしたのかしら。若干の混乱をきたしたのは私だけではないと思う。メローラ・ウォルターズはクレジットにもいなかったよね?なぜ?
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-22 23:20:23)
2.  マジェスティック(2001) 《ネタバレ》 
記憶を失った男が流れ着いた田舎町の寂れた映画館。てっきり‶ニューシネマパラダイス”的な映画愛に満ちたテーマなのかと思ったらこれが全然違ってました。いつもはふんわりファンタジックなF・ダラボンにしては硬派なメッセージで意外でした。 個人の自由を謳う合衆国憲法を守りたい。代弁者として赤狩り批判をジム・キャリーにさせたとこがダラボンらしいというか、お堅い社会派作品になることを避けました。 ジム・キャリーの硬軟取り混ぜた芝居は作品の空気感にマッチしていて、器用な人だなあという印象を受けます。 この主人公って記憶を失う前だったら、弁護士の助言に従って法廷戦術による「タテマエの譲歩」をさほど抵抗なく受け入れただろうな。そう観る者に思わせることがすんなりとできるのはジム・キャリーの個性あってこそ。 生来‶軽く”生きてきた男が、別の人間の人生を生きることでかつての自分とは違う選択をした。ジム・キャリーはその対比をよりくっきりと印象付けることに成功してると思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-21 00:00:07)
3.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 
映像の斬新さ、設定の奇想天外なこと、ビジュアル完璧の主人公、と‶マトリックス”は1作目で全ての美質を顕し尽くしているので、その続編となるとハードルの果てしなく高いこと。どんなシリーズものでも2作目は苦心しがち。人物、ロケーションを増設し風呂敷を広げ、視点も増やした結果とっちらかった出来になってしまうものです。 本シリーズもその類に漏れず、制作の苦心惨憺ぶりが伝わってきます。「増やしがち」なのが続編の宿命とはいってもスミスの大量発生の画など見たかった客はあまりいないと思われます。 モーフィアスが己の信念の論拠としていた預言者までがAIの手によるものだとは思い切った改変をしたものと思いますが、それとて三部作通しての計算尽くしの脚本というよりは苦し紛れの‶びっくりアイデア”にすぎないのではないでしょうか。 三作目に対しては期待よりも不安が募るばかりです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-06 23:35:14)
4.  マシニスト
クリスチャン・ベール、激ヤセと激太りを繰り返してスクリーンに登場するこの人を見てると、正直役者根性というよりは珍奇な執着性質を感じてしまうのは私だけか。 画は暗いし汚いし、訳はわからなくしてあるしで、まー気色の良くない映画だけど気色悪さの八割方はベールその人が請け負っているような。そんなにアバラを強調すべく裸にならんといてください。怖いなあ。 むしろ役者としてあっぱれと思ったのはJ・J・リーの方。年増の娼婦を演ってますが、くたっと崩れた感じのまあ巧いこと。元々「キレイな」役なんか受けない演技達者な女優ですもんね、乳出しも厭わず、えらいです。 話は皆さん言ってるとおり、オチがえ、こんなもんかと思うくらいシンプル。肩透かしな気分になりましたが考えようによってはリンチ監督みたいに迷宮に置き去りにされるよりは、謎全部氷解の方がストレスなくて良いのかも。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-03 16:45:58)
5.  マイノリティ・リポート
娯楽映画作品としては、水準以上の出来ではありましょう。スピルバーグの手堅い演出、隙のない展開。それに世界のスター、トム・クルーズの安定感。いつでも磐石にかっこ良いトム・クルーズは絶対外さない仕事をする。キアヌ・リーブスのようなヘマはしないのだ。だけど、安定感ありすぎて特にどきどきしなかったなー。ハラハラはもっとしない。もちろんつまらなくはないけど。プリゴグによる予知能力と犯罪を未然に防ぐプロジェクト、その危険性と抜け穴。たしかに原作はすごいイマジネーションを感じるけれど、なぜかなあ「面白かった!」とならないのは。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-21 00:01:08)
6.  マッチポイント 《ネタバレ》 
クラシックなオペラ歌曲にのせて展開するは現代のお話なれど、中身ははるか昔から繰り返されてきたであろう男女のいざこざ。不誠実な男と、責任を迫る女。ありがちな話がアレンにかかると「運」まで動員される。神の役回りはもちろん監督なんだが。大体神様が女好きだからねえ。 自分でも誰の立場で観てるのかちょっとわかんないまま、いつ男のハリボテがはがれるのかと変に手に汗握りながらの観賞だった。とにかく性格のひん曲がっている監督の手腕が凄いとしか。スカヨハ登場一発目のシーンからこの先の倫理違反は明白、「あれ?きのうの夕方お前を見たぞ」と証言する友人がやなとこで現われるしスカヨハはどんどんヒステリックになってゆくし、落とした薬きょうを「見せて」とウルサイ妻。小心者のワタシはまったく気が休まらない。極めつけは空に放り投げた老婆の指輪。欄干に当たって、そして「こちら側」に落ちる。もちろん思い出すのは冒頭の「運」のお話。ああ、そうなるのかと思いますよね。ついに引導を渡されるのかと。・・が、ところがなんですね。つくづく食えないジジイ監督だ。 ちなみにキャスティングも天才的に的確だ。ヨハンソン以外にも「育ちが良くて」「つまらない」妻E・モーティマー、温室育ちの坊ちゃん長男M・グード。うるさい割りに鈍感な義父母。駄目刑事。こわいほどにハマっている。やっぱり監督ただ者じゃない。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-15 23:56:52)
7.  間宮兄弟 《ネタバレ》 
原作と映画作品を比べる必要は無いと思っているのだけど、こうも読後感と鑑賞後感が違うと何故だろう、とつらつら考えるはめに陥ってしまった。キャスティングを初めて聞いたとき、佐々木と塚地はぴったりだ、と思ったのでなおさら。 映像化された方は、ファンタジー感が強い気がする。原作の人物がちゃんと21世紀を生きる人物像なのに対し、これは森田監督の30年古い演出のせいなのか、現実離れしたお話になってる。二人暮らしなのに横並びでフルーチェ食べてる姉妹の画とか今さらだし、「一生懸命作りました 買ってください」とクリスマスケーキを売る喫茶店の二人とか、今は予約でしかクリスマスケーキは売らないよなあと変な感じがした。細かくてやな観客だけど。フルネームで不倫相手を呼ぶ、その感性もちょっとずれてないかい。 そしてミもフタも無い言い方をしてしまうと、女優がみんな美人すぎる。あんな姉妹は現実離れの極みじゃないか。
[DVD(邦画)] 5点(2016-12-04 17:48:12)
8.  マーシャル博士の恐竜ランド
あはは、まあまあでした。米国のコメディには観てる途中でつらくなるようなお下劣なセンスのものも多いけど、これはそれほどでもありません。たしかにアホでしょーもないギャグの連発なれど、小5レベルの屈託の無さがあるんですよ。邪心の無さにつられて、つい付き合って観てしまうって感じです。B級ならではの手作り感も温かみがあって好感を持ってしまった。つい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-15 00:26:46)
9.  マイレージ、マイライフ 《ネタバレ》 
マイレージが溜まりに溜まるやり手ビジネスマンが、本当のところ実生活はわびしくて家庭の愛に心ひかれてゆく、なんていかにもアメリカ人の道徳観丸出しだなあ。 既婚でもアレックスみたいに、現実から逃避するために出先で男遊びしちゃってるパターンもあるのですがね。ちなみにこのひとは“割り切ることのできる大人の女”なんかじゃなく、頭のオカシイ女だと私は思うのですが。 大卒出の女の子がずっと年上のクルーニーに人生論を説教している図は痛恥ずかしいような心持ちがしてしょうがない。そもそもこの娘の論で行けば、説教すべきは彼女の憧れのアレックスなのだ。 解雇されて自殺してしまった社員の件はあっさりとスルーされたりと、どうもこの脚本のセンスは好きじゃないなあと思った。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-04 00:43:43)(良:1票)
10.  ママの遺したラヴソング
ストーリーがちょっと弱いです。弱いのだけど、観終わってしみじみと余韻が残るのも確かです。なぜってニューオーリンズの素朴な田舎風情がしみじみするのと、ヨハンソンの素敵なふくれっ面と白髪トラボルタのいかがわしい情けなさが妙にマッチして、これまたしみじみするからです。 全員“何かありげな過去”をちらつかせながら、天然なのかわざとなのかこの脚本はこちらの知りたいことの八割方しか語ってくれない。なので、キーとなる故人ロレーンの人物像があまりにもぼんやりし過ぎです。トラボルタ教授と元学生のおじさん二人の奇妙なつかず離れずの関係も分かるような分からないような。友情の混じった師弟関係プラス、罪意識の共有者だろうとは拝察できるけれど。・・と、難は多々あるけれど画と役者力でなかなか引っ張ってくれる映画ではあります。ラスト、パーシーがすたすたと墓地に向かうショットは冒頭のトラボルタのそれと背景が被るのですが、同じ画なれど新しく希望に満ちた彼女の足取りにバックの家並みも息を吹き返したようにも見えて印象的です。しみじみします。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-09 23:45:14)
11.  マイ・ブラザー(2009)
戦争で心が破壊されてしまうテーマの映画はこれまでにいくつもある。今作は“ブラザー”とタイトルにあるので、兄弟がいかにして心の問題に関わってくるのかと思いきや、ブラザーというよりファミリーと言った方が合ってるかも。 粉砕された精神をそう簡単に修復できるはずもなく、後遺症が快癒に向かう方向へと描けた作品を私は知らないのだが、結局この話もそこのところは投げっぱなしで終わっている。結果、これまで幾多も試みてきたことの焼き直しに留まっているという印象。 トビー・マグワイアの熱すぎる芝居を、J・ギレンホールが器用にさらりと受け止めて上手いこと中和していると思った。弟の方が印象に残った。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-22 23:15:07)
12.  マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
マイケル・ジャクソン最後の姿、最後のダンスシーン。バック・ダンサー達が筋肉隆々なのに比べて、彼はなんて華奢なのか。あの細い線の身体。だからこそマイケルの動きは他のダンサー達より優雅さもオーラもある。もの凄い才能を目にしている、という恍惚感をもたらしてくれる。巨大な才能を同時代に目にすることができて幸せだったなあ、とも思う。自らの芸術に埋没してゆくかのような後半生の彼に、傷ついた小さな男の子が見えて仕方なかったものだった。米国のマスコミが「マイケルは緩やかに自殺した」と表現したのが妙に心に残る。ご冥福を祈ります。きっと夜空に輝く巨大な一等星であってくれるでしょう。
[映画館(字幕)] 8点(2013-05-08 23:56:56)(良:1票)
13.  マリー・アントワネット(2006)
ソフィア・コッポラのしたかったことがストレートに伝わるポップでキュート、少女趣味爆裂のブルボン絵巻。舞い散るフリルとレースの層に目がちかちか。ピンクでゴールドな小物の数々、可憐なお菓子。気合てんこもりの美術に目くらましをかけられそうになるけれど、K・ダンストのマリーは無邪気な女子高生みたいで、いやあだって当時14才で嫁いだという史実を思えば実際ほんとにこんなお嬢さんだったのじゃないかしらと思わせて好演だったと思う。後半の暗さは物語のボルテージを一気に下げてしまって、中途半端。マリーアントワネットをポップアイドル仕立てにしたかったのなら、あの革命をも軽やかに生き抜いたくらいの創作をしても良かったのかも。ソフィア・コッポラにタランティーノばりの胆力が無かったのは残念だ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-12 00:40:14)
14.  迷子の警察音楽隊
ユダヤ人の中に迷い込んでしまったアラブの人たち。と聞くとぴりぴり緊張しそうな設定にしておきながらも、彼ら個人個人に政治的な色はほとんど無い。迷い込んでしまった方も、急遽上がりこまれてしまった側も、お互い困惑しながら、どこまでも普通の人たちなのだった。洋の東西問わず、このあたりのぎくしゃく感はすごく良くわかって微笑ましい。何人であっても、結局は人の心って同じ動きをするもので。そんなことを、特に凝った演出もなしにところどころ笑わせながら、あっさり心地よくまとめてある。食堂の女主人の存在感抜群。ざっくりしててイイ女です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-10 00:28:42)
15.  マルホランド・ドライブ
だいたい、ナオミ・ワッツが二役やってることに気付かない大とんまな私が一度でリンチワールドを解るわけがない。初めて解説サイトを覗いてみた。そして仰天。ぶっとんだとはこのこと。点数評価が一気に5点くらいアップした。各パーツが意味不明に配置されたかのようでいて、実のところ理路整然と織られていたのに驚く。解った瞬間から物語が哀調を帯びて輝きだした。切ないなあ。でも監督、「理解に苦しんだら直感を信じろ」とか手品師みたいなこと言ってないで、ぼやっとした観客のためにもう少しバーを下げてもらえませんか。解説してくれた皆さんありがとう。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-16 14:10:48)
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