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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  ミラクル・ニール! 《ネタバレ》 
地球の運命は、ペッグ演じる1人のダメ男ニールに委ねられた!という設定と、 ニールが自分に与えられた能力に気づき始めた序盤は面白くなりそうだったのですが、思ったほど笑えず。 宇宙を支配する評議委員会(声はモンティ・パイソンというのは鑑賞後に知りました)は面白かったのですが、 地上のドタバタコメディが、この宇宙での事情とはほぼ関係なく進行していく・・・。 この男では駄目だ・・・。いよいよ地球も終わりかと思いきや、 犬(声はロビン・ウィリアムズ!)があっけなくその危機を救ってしまう、徹底した作品の軽さは良かった。  ロビン・ウィリアムズが好きだった方は是非エンドロールまでご覧ください。 本作が彼の遺作になるそうです。本編では犬の声だけでそのお姿を見ることは出来ませんが、 エンドロールでロビンのアフレコの様子を見ることができます。 僕たちが見ることができる彼の生前の最後の姿ということになるのでしょうか。 ファンに向けられた本作の粋なはからいに感謝です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-28 17:16:16)
2.  ミザリー 《ネタバレ》 
ジェームズ・カーンとキャシー・ベイツ、雪に閉ざされた一軒家。密室を舞台にほとんど2人芝居と言ってもいい作品。 カーンの役は誰でもいいかと思えるくらい、キャシー・ベイツの見せる凄まじい怪演は見事。 書き上げたばかりの新作を女に燃やされてしまった男が、最後は女の意のままに書かされた作品を燃やしてしまう。 小説家の作品がベースになっているサスペンスとして、このあたりも実によく練られている。 と思っていたら、原作はあのスティーヴン・キング。小説の文字の世界では彼女はどんな風に表現されているのだろう? 公開当時、ロブ・ライナーと言えばコメディの印象が強かっただけに本作は意外だった覚えがありますが、 そういえば「スタンド・バイ・ミー」も原作はスティーヴン・キング。ライナーさん、お好きなのかな? まさか彼女は彼を殺しはしないだろうとは思うものの、秘密がバレそうになると躊躇なく保安官を銃殺してしまう。 これが最後の対決に効いている。カーンにも命の危機が迫っている。もう殺られる前に殺るしかない。 キャシー・ベイツを狂気モードに豹変させたと思ったら、緩めてみたり。 作品の空気に緩急を付けながらも、緊張感は最後の対決まで緩めない。見ごたえのある密室サスペンスです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-16 21:07:10)(良:1票)
3.  ミステリー・トレイン
80年代、ジャームッシュの初期の作品ですが、 自分の映画でやりたいことを好き放題やってる感じがいいですね。 作品の舞台はメンフィス。3話からなるオムニバス。 メンフィスということで当然と言えば当然ですが、3話に共通するキーワードは、エルヴィス。 ジャームッシュもやっぱりエルヴィスが好きなんだな。 作品が始まると、最初に登場するのは意外にも日本人。 永瀬と工藤の、繰り返される「エルヴィス」「カール・パーキンス」「エルヴィス」「カール・パーキンス」・・・。 メンフィスの安ホテルのフロント係とベルボーイのコンビに流れる微妙な間。 そこに流れる微妙な空気。決して爆笑はさせてくれないけど、その空気に漂うクスッとさせてくれる可笑しさ。 いきなりジョー・ストラマーが登場したり、ラジオのDJがトム・ウェイツだったり。 結局、だから一体何だったのか。もう、これらのジャームッシュ節炸裂がたまりません。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-01-29 20:25:48)
4.  ミュージックボックス 《ネタバレ》 
ハンガリー出身。戦後はアメリカに移民したが、ハンガリー時代の戦争犯罪の嫌疑をかけられた父と、 その弁護を担当することになった娘を主人公とする法廷サスペンスの傑作です。 多分、こういうことになるんだろうな・・・。と誰もが考えるストーリーなのですが、 誰もが考えうる真実に至るまでの父と娘の苦悩と葛藤、そして徐々に真実を浮かび上がらせていくコスタ=ガヴラスの凄味と、 非常に重く難しいテーマを扱いながらも映画としての面白さを見事に両立させてみせる、その力量に唸らされる作品です。 作品のタイトルになった、終盤のミュージックボックスの出し方、以降ラストまでのジェシカ・ラングに、 一体何者なのか。今では良き父であり祖父となっている、微妙な立ち位置にあるミューラー=スタールの微妙な演技が見事。 娘として。法律を職業とする者として。一人の人間として。ラストの決断があまりにも重い。
[DVD(字幕)] 9点(2021-07-03 21:37:28)
5.  Mr.レディMr.マダム2
ヒットした作品の続編って、必要以上に話を大きくしてしまうことがよくありますが、 本作も息子の結婚にまつわる騒動の第1作からストーリーは格段にスケールアップです。 国際的なスパイ事件に巻き込まれるというストーリー自体は大して面白いという訳では無いですが このシリーズは何といってもミシェル・セローが白眉すぎる。 セローの「フォォ~~!」という裏声びっくりリアクション、これを見ているだけでも十分面白いです。 完全コメディ仕様のセローに対し、 ウーゴ・トニャッツィの醸し出す優雅さ。 正反対のテンション。このカップルの絶妙のバランスは続編でも変わることなく健在です。
[DVD(字幕)] 6点(2021-05-05 13:58:24)
6.  Mr.レディMr.マダム
ハリウッドリメイクもされた作品ですが、このオリジナルの方が断然好きです。 本作だけでなく、「奇人たちの晩餐会」や「3人の逃亡者」など、 ヴェベールの作品はよくハリウッドでリメイクされるのですが、 やはり他国には決して出せないフランスの空気がいい。 普段の生活の中で絶対絡むことの無い、全く異なるタイプの人間を絡ませて笑いを取る。 本作のシチュエーションもそんなヴェベールが最も得意とするところ。 流石の安定感で本作でも独特のおかしな世界観を作り上げています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-30 18:36:54)
7.  緑の光線
ロメールの映画は登場人物の誰もが饒舌で台詞が多く、 その字幕を追い続けていると恋愛小説でも読んでいるかのような感覚になる。 しかしその中にフランス人的思考が垣間見えてくる、この人の映画ならではの楽しさがあります。 本作の頃にはロメールはもう60代も半ばを過ぎているというのに、 孤独感と人生に少々の行き詰りを感じている、夏のバカンス前後の 20代女性の心理をこんなにも繊細に軽妙に描き出していく感性には驚かされます。 じっとりとした暑さを感じさせない、カラッとした質感のフランスの夏の色が美しく、 日没間際にほんの一瞬だけ見えた緑の光線にラストはほっこりとさせられました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-20 17:37:11)
8.  ミート・ザ・ペアレンツ
僕はデ・ニーロもスティラーも好きですが、特に本作はスティラーが好きななるきっかけになった作品です。 デ・ニーロの得意技、何とも言えない作り笑いの裏に見え隠れする凄み。ある意味サスペンスです。 元CIA要員であるそんな義父を演じるデ・ニーロと互角に渡り合っています。 本当に笑えない状況の連続なんですが、可笑しい。2人の掛け合いが素晴らしい。 婚約者の実家に招かれ、冒頭に聞かされた溺愛する猫のトイレのエピソード。 その後のディナーの際に聞かされた亡き母の骨壺。そしてスティラーが開けたシャンパンのコルクが・・・! 2人が噛み合わないことを印象付けるこの辺りの前半の流れもお見事。 笑えない状況下のコメディとして非常によくできた作品です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-03-29 15:15:11)
9.  ミート・ザ・ペアレンツ2
ベン・スティラーの両親役に大物2人を揃え、前作よりドタバタ的要素も強化され、 格段にパワーアップした続編ですが、前作の方が面白かったと思う。 前作では元CIA要員の気難しい義父に何とか気に入られようと悪戦苦闘したスティラー。 本作ではまるで正反対のライフスタイルで生きてきたそれぞれの両親(特に父親同士)の間を 何とか取り持とうと今回もスティラーが悪戦苦闘します。 ただ、今回はデ・ニーロ演じる花嫁の父の心情にもよりスポットがあてられており、 前作よりもデ・ニーロの重要性が増しているという続編となっています。 一方でブッ飛んだスティラーの父親を演じたダスティン・ホフマンは空回り気味。 前作から少し時は流れデ・ニーロは初孫にデレデレのじいじになっていましたが、 初孫が初めて覚えた言葉が「ア~ス・ホ~ル」まあ、これはショックですわな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-29 15:12:27)
10.  ミッション・ワイルド
リュック・ベッソンが製作に名を連ね、アメリカ・フランス合作となっている西部劇。 この邦題からも痛快なアクション・ウエスタンかと思っていたらさにあらず。(久しぶりに出会ったひどい邦題です) 西部開拓の地の当時の過酷な日々の暮らしがしのばれる重さのある作品でした。 西部で一山当てようと東部の町から夫に着いてやって来て、精神を病んでしまった3人の女性。 彼女たちを東部の町に送り届けるヒラリー・スワンクと、同行することになるトミー・リー演じる、処刑寸前のところを助けられた悪党。 送り届ける3人の女性たちとは意思疎通をはかれず台詞も無い。しかしこの2人もベラベラ身の上を話したりすることも無い。 西部開拓の地から東部の町へ。寡黙なロードムービーですが、前半はヒラリー、後半はトミー・リーの見せ場となっており、 ホテルへの放火など不要に思われるエピソードの挿入があったりもしますが、主演の2人の素晴らしい演技を堪能できる作品となっています。 3人の女性たちを受け入れ先の教会に送り届けた後が印象的。 酒場で西部から来た人間だと分かると「ここにあなたの居場所はない。」 そして町で出会った若い女には「西部で一攫千金を狙うような男とは一緒になるな。」と言う。 しかしそれでも再び川を渡り西部の地に戻っていく。銃をぶっ放し、陽気に歌い踊りながら。トミー・リーの姿が切ないラスト。 こんな話もまたアメリカの歴史の一部か。主演2人の存在もあり、重さの中にも味わいがある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-15 17:11:21)
11.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
トム・クルーズは自身に求められていること、このシリーズに求められていることをよくご存じだ。 まずは50歳を超えてもこれだけのアクションを見せてくれるトム・クルーズに敬意を表したいですね。 アクションエンターテイメントに徹し、豪華で、クールで、スリリングで、女優が魅力的。 そして何よりもトム・クルーズがカッコいい。彼のことが好きな者にとってはそれだけで一定の満足感が得られます。 IMFのチームプレーの要素が一段と強くなっていますが、メンバーの個性もよく出て皆が好演しているのでそれも良しです。 次作「フォールアウト」では撮影中に骨折したと聞きますし、年齢を考えると少しずつ大変になって来るとは思いますが、 これからもトム・クルーズ=イーサン・ハントがどういう風に年齢を重ねていくのか、まだまだ見せてほしいですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-26 21:05:58)
12.  ミッション:8ミニッツ
前半はよくあるタイムループものかと思って見始めたのですが、さにあらず。 SFという作品の世界に、主人公の男は何者でありどんな秘密があるのか?このミッションの真相は? こうした設定はダンカン・ジョーンズの監督第1作「月に囚われた男」と共通するものを感じます。 繰り返される列車でのミッションの中に、少しずつ車内の登場人物とのストーリーを進行させていくドラマの組み立て。 繰り返されるごとに次第に見えてくるミッションの全容。 繰り返されるごとに変化が生じていく上官である女性との心の触れ合い。 パラレルワールドやタイムループ。辻褄を合わせようとするとキリがありませんが、 作品の構成、90分程度の時間の使い方が非常によく考えられた作品であると思います。 終盤には人間の尊厳といったところまでを考えさせられるとは思いもしませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-30 18:08:57)
13.  皆殺し無頼 《ネタバレ》 
邦題の通り、冒頭から次々人が殺される刺激の強い展開、濃いキャラの登場人物(特に敵の女ボス)。 アメリカ西部劇とは一味違う音楽と主題歌がカッコいい。 マカロニウエスタンらしい作品でそれなりに楽しめる内容となっています。 闘うことになるはずだった2人のガンマンが互いを認め合い最後は共闘する。 朽ち果てた町の形状をうまく活かした最後の銃撃戦がなかなかの面白さ。 まあ、敵が結構無防備に突撃してくるので仮面ライダーのショッカーの戦闘員並みに弱かったですが・・・。 ここにいかにも西部劇の悪役という登場人物が1人いれば良かったんですけどね。 「ご主人様~!」と主人公の男につきまとい続けるおっさんが最後まで意外にいい味を出していました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-27 18:18:28)
14.  水の中のナイフ
登場人物は3人のみ。1組のセレブ夫妻と、誘われるままに一緒にヨットに乗り込む1人の若い男。 ヨットで港を出て以降はほとんどの時間が狭いヨットの中のみで展開されるサスペンス。 最終盤まではほとんど何も起こらず、身動きするスペースもほとんど無い狭いヨットの3人をとらえ続ける。 妻を前に、男2人の些細な意地の張り合いが延々と展開されるのみですが、 全くだれる時間帯がない。かと言ってそれ程張り詰めた緊張感が漂っている訳でもない。 風と波に揺られて漂うヨットの如く、何とも言えない不安定な空気とそこに流れるジャズがたまらない。 ルイ・マルの代表作「死刑台のエレベーター」を思い起こさせるテイストがあります。 これがポランスキーの長編デビュー作とのことですが、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされており、 この新人監督、ただ者ではないぞと思わせる雰囲気をたたえた作品です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-03 20:20:24)
15.  ミーン・ストリート
暴力的で退廃的でありながらも独特の生気がみなぎる。カネに女に、NYのイタリア系のどうしようもない青春群像。 オープニングの古めかしくも感じさせるフィルムにロネッツの若々しい歌声が重なる。 そしてデ・ニーロが登場する際のスローモーションと”jumpin' jack flash”!この音楽の使い方と演出。いかにもスコセッシ。 ストーリー自体は退屈する時間帯も多いのですがデ・ニーロもカイテルも、スコセッシもみんな若くギンギンに尖っている。 それがいい。それが本作の魅力なんでしょう。誰もが知っているヒット曲に加え、数多く挿入されるいかにもイタリアという歌と 時折挿入されるイタリア語の台詞とどこか澱んで見えるNYの街並み。スコセッシの出自を非常に色濃く感じる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-13 21:07:37)
16.  ミスター・ノーボディ
西部劇を愛した巨匠レオーネですが、70年代に入り映画の世界も大きく変わろうとしている。 マカロニウエスタンのブームもまた衰退していく時期と重なります。 映画の中で、ジェームズ・スチュワートと並び「アメリカの良心」であったヘンリー・フォンダ。 彼が演じるのは西部開拓の地をを去ろうとしている、時代遅れになりつつある早撃ちガンマン。 アメリカ映画もニューシネマが台頭し「アメリカの良心」もまた、当時は時代遅れであったのか。 この映画にそんなヘンリー・フォンダを主演に迎えるというのも心憎い。 ペキンパーの名が意外な所で出てきて、フォンダが戦う相手は「ワイルドバンチ」。 作品自体も肩の力がいい意味で抜けていて、意外なほどにユーモラスな作品となっています。 どこかおどけたような、しかしカッコいい所はカッコよく、モリコーネの音楽は本作でもまた素晴らしい。 「時代は変わってしまった。私にとっては居心地が悪くなってしまった。」 マカロニウエスタンへの挽歌のようなラストの手紙は、そのままレオーネの当時の思いが綴られていたように思えます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-10 01:22:13)
17.  Mr.&Mrs. スパイ
ブラピ&アンジーのパロディみたいな邦題が付いていますが、これ、なかなか面白いですよ。 ビデオスルーでもあり、あまり期待せずに見てみたら意外に面白かったというパターンの作品です。 閑静な住宅街にスパイのご夫妻が引っ越してきたものだからさあ大変。 ご近所さんを巻き込んでのドタバタコメディか?と思って見始めたら、 中盤から後半、笑いと適度な緊張感も含みながらじわじわと面白くなってきます。 ユルユルのスパイコメディなので細かいとこをツッコまずに見れば テンポよく展開されるコメディとアクションと少々のサスペンスのバランスもいい具合だし、 2組の夫婦のキャストとキャラもバッチリはまっています。 特に、ガル・ガドット!!
[DVD(字幕)] 7点(2017-12-16 22:12:01)
18.  未来を花束にして
今、自分たちが生きる時代において当たり前のように享受している数々の権利。 しかしそれは、その権利が当たり前ではなかった時代に、その権利を獲得するために闘った人々がいたからこそのもの。 その1つが、本作で取り上げられている女性の参政権。これが認められるまでに多くの人々が闘い、投獄されていったという。 今の時代に自分たちが当然のように手にしている様々な権利がどれだけ貴重なものであるか、改めて考えさせられます。 女性として、母親として、この時代と闘った名も無き人を演じたキャリー・マリガンが素晴らしい作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2017-12-10 20:39:03)
19.  ミリオンダラー・アーム 《ネタバレ》 
メージャーリーグへの夢を追いかける実話をベースにしたディズニー映画。「オールド・ルーキー」が思い出される。 本作も同じく、MLBのスーパースターになり莫大な富を得たという訳ではないけど、野球に夢を見た男たちの実話。 本作の主人公は選手ではなく、エージェントであるJBバーンスタインという人物。スポーツイコールビジネスという男。 彼がインドで発掘した2人の金の卵との二人三脚の奮闘記と思いきや、うまくいかない。野球も、彼らとの人間関係も。 しかしいい実話モノには必ず、そんな彼らを支える素敵な人物の存在がある。 インドからやってきた純粋な2人の若者。彼らにとって母のような姉のような存在、ブレンダ。 2人の若者と一緒にインドからやって来たエージェント見習いの男のコミカルな存在も効いている。 そんな彼らの存在がJBの心を変えていく。 「私はビジネスを優先させすぎていた。野球はビジネスが全てじゃない。野球を楽しむんだ。」 2度目のトライアウトではこの言葉通り、2人と共に野球を楽しんでいるJBの姿があった。 野球というアメリカンドリームに挑む若者の物語であるとともに、いい出会いが人を変えていくドラマでもあると思う。 実話モノゆえにドラマチックな展開も無く、当然彼らがトントン拍子にメジャーのマウンドに上がれるということもなく、 (ピッツバーグ・パイレーツと契約したとあるが、マイナー契約であると思われる) 感動をあおるような演出も控え目にされていますが、本作もまたディズニーらしい良作です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-08-26 17:02:54)(良:1票)
20.  ミルドレッド 《ネタバレ》 
監督カサヴェテス、主演ジーナ・ローランズとくれば、まず頭に浮かぶのは「グロリア」。 しかし本作の監督はジョン・カサヴェテスではなくニック・カサヴェテス。そう、ジーナ・ローランズの息子にあたります。 これがニックにとっての長編デビュー作とのこと。 ソフィア・ローレンがやはり息子の長編デビュー作で主演した作品を思い出しました。 息子がデビュー作で母の主演作を撮る。息子だからこその魅力的な母の姿をとらえていると思います。 最初はどこか陰のある、まだ幼い少年と大人が出会う。こういう場合、映画では男同士が圧倒的に多いのですが、 本作はその大人が女性ならではの柔らかさ、あたたかみを感じる。 この少年の母はいつもくわえタバコに酒。しかしジーナ演じるミルドレッドと接するうちに次第に母親らしくなっていく。 一方のミルドレッドも、この母と息子と接するうちに人生について改めて考えるきっかけとなっていく。 まだ幼い息子との微笑ましい交流を交えながら、2人の女性が互いに人生を見つめなおす優しさのあるドラマ。 ミルドレッドとは対照的な、この少年の母親役のマリサ・トメイも、こういう役を非常にうまく演じる人です。 最後ははこの母と幼い息子、そしてミルドレッド自身の息子、娘とも別れ、彼女はどこへ向かうのだろう? 一抹のさみしさを感じつつも彼女が旅立っていく、毅然としていて力強さを感じさせるその姿が印象的なラストでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-10 21:38:12)
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