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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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21.  ライオン・キング(1994)
その映像に古めかしさを感じたりするんですけれど(60年代の東映動画のアニメみたいに感じる瞬間が何度も訪れます)、むしろ気持ちのいい古さなんですよね。アニメ表現に向けるひたむきさ、真剣さを感じる世界で。物語は広がりがあまり感じられない、中規模の映画という印象に収まってしまっているのが残念です。ディズニーゆえの制限の縛りなのでしょうか、上映時間や表現の限界から、どうしてもそこそこのレベルでまとめざるを得ない感じが物語に出ている気がしてしまいます。雄大な絵を物語が受け止めきれていない恨みは感じました。それにしても、ムファサがあの声で「my son」なんて言うと、「ベイダーだぁ!」って感じでコーパーコーパー呼吸音が聴こえてきそうで仕方ありませんでした。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-18 15:17:45)
22.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》 
 よくある、ただリーアム兄さんが悪役をボコりまくるだけのリーアム兄さん無双映画ではなくて、結果的に敵となってしまう相手が旧友で、むしろそれまで救われてきた、信頼していた相手だったという設定が物語に深みを与えてます。それまで罪を重ねてきた男の贖罪の物語であるという点も世界に奥行きを与えて。   だけど全体の印象は「雑」。  なんかあちこち作りが雑なんですよね。組織から買収されていた警官2人を射殺した時点で警察側からの危機終了とか、店に突入して数人射殺して組織壊滅とか、脚本的にはそれでいいんか?と(少なくともニューヨーク全体が敵みたいな宣伝文句は大嘘です)。  会話シーンでの単純でめまぐるしいカットバックは冗談のようで。  カーチェイスシーンでは頻繁にシフトノブを操る手元がインサートされますが、肝心のクルマの動きはワリと直線的でシフトチェンジ要らんだろ、みたいな状況ばかり。シフトノブはクルマへの気合注入棒か?っていう。  アクションシーンではカメラ動かし過ぎのカット割り過ぎで、もつれ合う二人、どっちがどっちだか判断しづらく、クライマックスの湖畔のシーンでは主人公、息子、殺し屋、家族の位置関係がまるで判らず。  夜のニューヨークの空を翔ける凝った映像の影で、大量の雑な映像を見せられている感じ。   雰囲気はいいけれど、大きな部分も細部ももっとちゃんと作り込んで欲しかった、そんな映画でした。
[映画館(字幕)] 6点(2015-05-19 21:37:15)(良:1票)
23.  LIFE!(2013) 《ネタバレ》 
 そう、妄想はしょせん妄想。実際に動かなくては何も始まりません。   だけど、映画ってものも全ては光と影と音の作り出す幻影。そこに「リアル」は存在しません(「リアリティ」とか「リアリズム」とかでなくてね)。もしその場に「リアル」があるとすれば、それは映画館という空間のスクリーンという名の白い(あるいは銀色の)幕であり、スピーカーであるわけです。   妄想から抜け出し一歩踏み出す男の物語が存在する場所は(大勢の)誰かの妄想や空想によって創造された映像の中。  登場人物の体験ももちろん実際の体験ではありませんし、何度も繰り返したり、スタントマンが代わりに演じる事で創造された生なわけです。  妄想の映像がVFXを多用する事によって描かれているのに比べて、旅をする映像は実際に撮られた、自然溢れるダイナミックな映像が多く存在しています。でも、どちらも絵に描いた餅である事に変わりはありません。  この入子細工な作品が、その構造をシニカルに笑ってみせてくれれば、それはそれで楽しかったかもしれませんが、やっと辿り着いた写真家の言葉とか、ナンバー25の写真の実際の中身とか、親切に喋り過ぎな感じがあって。   映画に影響されて行動をして、もしその通りの結果が出なかったとしても、映画は責任を取ってくれはしません。  努力しただけの結果が出るとは限りませんし、誰からも評価されない可能性も(多分に)あります。むしろ人生は不条理の連続で、期待したほどの結果が出る可能性はとても低いものです。   映画はしょせん映画なのですから、本当の意味でのリアルを大切にしないと結局はちっともリアルを生きていないって結果に繋がりかねません。そこ大切。   これもまたよく出来た「おとぎ話」なのです。
[映画館(字幕)] 6点(2014-03-25 20:40:33)
24.  ライジング・ドラゴン 《ネタバレ》 
 冒頭からド派手なアクションを見せてくれるのですが、このシーンでのジャッキーの立ち位置が全く判らないために、そのアクションを楽しめないんですよね。  一体ジャッキーはヒーローなのか悪人なのか。いや、どうも悪人っぽくて、悪い事をした人間が活躍をしている状態を見せられたところで「頑張れ!」ってキモチにはなれませんよね。   で、困った事にこの映画、立ち位置の判らないその状態が延々と続くんです。一体ジャッキーたちのチームは何をしようとしているのか、何が目的なのか掴みかねる状態が続いて、中盤になってやっとただの泥棒集団だっていうのが判るという。   しかも映画に掲げられた「奪われた国の遺産を取り戻す」という大義が、映画の目指す方向や登場人物の立場、娯楽性など色々なものを曖昧でボヤけたものにしてしまっている感じがあって、ずっと映画を少し離れた状態から眺めているような、入り込んでゆけないもどかしさを抱きながらの鑑賞となってしまいました。  国家の遺産は力づくでも守られるべき、みたいなものが登場人物の思想や行動原理に作用してしまっていては、そりゃ心から楽しめる作品にはなりませんよね。   ジャッキーのアクションものとしては十分頑張っていると思います。ジャッキー一人ではアクション映画としての看板を背負いきれなくなっているようで、多くのキャラ達が分担するかのようにアクションをこなしていますし、大がかりな映像ではCGが多用されています。でも、体を張って次から次へとめまぐるしく形を変えて楽しませてくれるアクションは今も健在。でも、それがシンプルに悪を倒す物語に昇華されている訳ではないのが残念です。   モロに『パイレーツ・オブ・カリビアン』(音楽まで)ってパロディっぷりや、ヒロインがコロコロと入れ替わってしまう雑な脚本など、いまだザ・香港映画!って状態なのが懐かしかったりもしますが、色々な意味でもはやここまでなんだろうなぁって考えるとちょっと淋しい終わり方って感じがします。
[映画館(字幕)] 6点(2013-04-21 10:08:49)
25.  ラスト・ソルジャー(2010) 《ネタバレ》 
前半は1秒あるかないかの短いカットを大量に重ねて、ちゃんと繋がってないものも多いので、マトモに見るのがつらく。ジャッキーのアクションも逃亡の旅の中でバタバタと混乱しているような状況ばかりで気持ち良さはなく。物語もありがちな反目するコンビの道中もの、コメディとシリアスとがどっち付かずの半端な感じで特に面白いと思えるものでもなく。それでも、国の大義に翻弄されてゆく者達の悲劇、主役二人だけでなく、様々な立場の人々がそれぞれに戦によって人との繋がりを引き裂かれてゆく姿が描かれる、真面目に戦争というものと向き合っている映画という点で、しっかと見るべきものがあります。悪人が出てきて、それを倒す事でカタルシスを得るようなシーンは無く、本来悪人だと思えた人々にもそれぞれに戦う理由があり、ゆえにアクション映画としての爽快感などとは無縁な世界ではありますが、常に国を分かつ戦いを繰り返してきた歴史を持つ中国ゆえに、その語り口には重さがあります。国に拘り、人を見失う事の危うさ、悲しさを描く、実はとても普遍的にして今日的な映画だと思います。繋がりが悪く駆け足過ぎな前半が映画全体を雑で軽い印象にしてしまっているのがどうにも残念ではありますが。
[映画館(字幕)] 6点(2010-11-26 00:22:19)
26.  ラブファイト
えーと、きいちゃんは大変魅力的なキャラです。とても動きが良くて、彼女がスクリーン上で動いている状態が大変楽しく。林くんも表情が豊かでよく動いてなんだか初々しい、いい味出してます。ところが、二人はそんなに長くはスクリーンに投影されるワケではないところが・・・。『セカチュー』以降、「過去に縛られウジウジし続ける大沢たかお映画」というジャンルができたんだと思います。なので、大沢たかおがクレジットされている場合、たとえ別人が主役のように見えても、実は中味は「過去に縛られウジウジし続ける大沢たかお映画」な可能性が高いので注意。まさか『ICHI』とこれと、ひと月のうちに二本も見せられる事になるとはねぇ・・・。映画は冒頭から唐突な展開が多くてこちらがキャラを掴む機会が少なく、なのに1シーン1シーンが長回しでダラーンとしているという、なんだか80年代の作家性強すぎな邦画みたいな感じ。しかも話の核になるのが弱い男の子と強い女の子のボクシング話、ではなくて、挫折した男と女が過去を引きずるジメジメした古臭い話で、まーだから映画全体が辛気臭いというか鈍重というか。それが前記のなかなかキャラ掴めない、ダラーンと長回しも手伝って、どんどんダラけてくるワケです。下手すると30分くらい刈り込めそう。類型的でなんのヒネりもない、今時そういうのってアリかぁ?って悪の設定も昔の邦画風というか、韓国映画風というか。ただ、タイトルの通り、恋愛とは戦いである、って状態が大阪を舞台に独特の空気の中で展開する点は良かったです。あの大阪の街並は良いなぁ。キャラクターとエピソードを整理して、関西ノリの対話バトル、恋愛バトル、肉体バトルな部分だけを強調していったら面白い映画になったんでしょうねぇ。どっちにしろ「過去に縛られウジウジし続ける大沢たかお」はもう結構ですが。
[映画館(邦画)] 6点(2008-12-03 20:22:48)
27.  ライラの冒険/黄金の羅針盤
最初っからバーっと描かれる背景、人物関係、固有名詞を理解するのが大変! しかもとにかく物語を消化する事を第一に作られていて、登場人物がどういう考え、どういう思いからその行動に至るのか、という描写は全くナシ。ライラの行動なんて突飛過ぎちゃって、どんどん勝手に先へ進んじゃって置いてかないで~!って感じ。これは映画としてはかなりキビシいわぁ。ただ、現実のこの世界と同じようで違う、っていう独特な世界観に基づくデザインは良かったですね。クライマックスはワリとわくわくしちゃったし。映画的には4点。でも、ライラたん!ネコたん!クマたん!クマたん王国!!で補正点追加、みたいな。ところで予告編にあった映像がなくなっちゃったっぽいんですけど。あれれ?
[映画館(字幕)] 6点(2008-03-01 22:15:54)
28.  ラフ ROUGH
原作は読んでいませんが、映画としては、普通の日本の青春映画だなぁ、と。って言うか、そこはかとなく漂う前時代的な(それも東宝ブランドな)匂い。何しろ、東宝マークからいきなり加山雄三ですからねぇ。もう「若大将の現代版だと思って下さい!」って宣言してるような感じで。本編見てみて、ああ、もこみちが色黒で、とてもじゃないけど高校生に見えないあたりが若大将ってコトね、なんて妙に納得しちゃったりして。でも、そう考えると青大将にあたる存在はカッコ付け過ぎだぁ。あんまりカッコ付いてなかったりするところが、ちょっとキャスティングに疑問ありなんですけど。多分、原作マンガのエピソードをなるべく盛り込もうとしたのでしょう、次々と色々な事件が起こりますが、どうも慌しくてかえって一本調子。山と谷の連続で散漫もいいところ。それに画面が綺麗に撮れてなくて、水の中から泳ぎを捉える印象的なショットを除いては、ひどく雑な撮り方をしているなぁ、って感じ。急ごしらえでなくて、もう少しじっくり撮れないのかなぁ。1年経過してる大会のシーンが、どう見ても同じ日に撮りました、って状態だったり(小道具くらい変えようよ・・・)、色彩設計なんていうモノは存在しないかのように褪せた色調だったり。それでもそれぞれのキャラクターがどういう結末に向かってゆくのかには興味が湧いたので退屈しないで見ていられました。それに、もこみちのお笑いシーンでは女子中学生グループがミョーに盛り上がり、男子中学生グループは長澤まさみの水着ショットのたびに喜んでおりましたから、まあ、映画としての存在価値はそれなりにあった、って事でしょう。
[映画館(邦画)] 6点(2006-09-04 02:32:36)
29.  ランボー 《ネタバレ》 
この映画は、どうにもこうにも見る気にならない後のシリーズとはちょと違う気がします。帰還兵が居場所を無くして、安らぐ事もできず、唯一生を感じられるのは戦う事だった、という皮肉な物語で。ただ、最後にどーん!と来るのかと思ってたら、ぐだぐだな感じになっちゃったんで肩すかし。怒りをどーん!とぶつけて散ってしまった方がカッコ良かったんですけど、そうもいかないですか・・・。
6点(2004-01-24 20:29:09)
30.  ラッシュアワー
ビーチボーイズを聴くジャッキーにクリスが「黒人のカーステレオに触るな」ってところ、面白かったです。物語としては、もう本当に使い古された、なんの新鮮味もないモノでしかないんですけれど、その定型フォーマットの中に組み込まれる素材がジャッキーとクリスだと、結構楽しめてしまうとゆー(あ、クリスのあのカン高い喋りがダメとゆー人には苦痛以外の何物でもないでしょうけれど)。お笑い担当クリス、アクション担当ジャッキーという形なんですけれど、本当はもっとジャッキーにも笑いの要素が欲しかったですねぇ。英語があまり、というのがネックになってて、だから彼には笑いを求めなかったんでしょうけれど、ジャッキーは十分に面白いですからね。
6点(2004-01-24 19:32:48)
31.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
 このサイトはネタバレの有無が表示されますからネタバレを避ける事ができますが、ツイッターなんかだと防ぎようがなくて唐突にネタバレRTを踏んだりしますよね。だから私はネタバレを踏まないようになるべく映画は公開直後に見に行くのですが、今回『メアリと魔女の花』と『ガールズ&パンツァー シネマティック・コンサート』が優先されて、公開4日目の予約をしたこの映画、鑑賞前日にネタバレ踏む事態となりました。そして、結末が判ってしまうと面白さは半減どころじゃないレベル、って感じで、だから点数にはその分がどうしても反映されちゃう訳で。ネタバレ踏みって二度と取り返しがつかないものですよねぇ。それはもうお金の問題とかじゃなくて。   さて、結末が判っているがゆえの醒めた状態で見たこの映画、今の時代のテクノロジーやセンスで『エイリアン』を更新してみせてくれるのかな?と思ったのですが、実際は『エイリアン』の偉大さを再確認する事になった、という感じ。(ここからネタバレ気味で)『エイリアン』と言うよりは、『ゼログラビティ』の『プロメテウス』版といった風情。  『プロメテウス』同様、プロフェッショナルのクセに安易にそいつに手を伸ばすって、その時点でもう「馬鹿・・・」って。で、登場人物達が次々と馬鹿の上塗りコンボをキメる事で事態は悪化してゆくという。もっとプロらしく知能で勝負して頂きたいところなのですが。  一方、エイリアン・カルビンの方は想像していたよりも物理的な存在で、力技マッチョ系なところが肩透かし。感染して内側から、みたいな存在かと思ったんですが、元祖『エイリアン』とか『リバイアサン』とか『エヴォリューション』みたいにどんどん進化しまっせ系で、普通に宇宙ステーション内で追いかけっこするので、ああ、ありがち・・・と。デザイン的にも『宇宙人東京に現わる』のパイラ星人を今っぽくCGで表現してみました、みたいな。  未来世界ではなくて現在のリアルが反映された宇宙ステーション周りのデザインや見せ方は良かったです。でも、そのリアルに人物造形や生物のリアルが追いついていかない、という状態。あんだけ炎で炙っても死なないヤツを、映画の後半になってもまだ焼き払うとか言ってるし、カルビンはどんどん頭が良くなっていってるのに、その知能に考えが及ばないしで、登場人物の頭が悪くないと成立しない物語じゃ、あまり楽しめません。   有名どころが何人も出演しているワリに内容的にはB級SFホラーって感じ、なんか憶えがあるなぁ、って思い出したのが『スフィア』。   これって「誰にでも安易に心(国)を開いちゃいけませんよ、取るに足らない存在だと思ってたらいつの間にか知恵付けて侵略されちゃいますよ」って映画なのかもしれませんが、とするとカルビンはどこの国の人の暗喩なのかしら?
[映画館(字幕)] 5点(2017-07-11 21:04:33)
32.  楽園追放 -Expelled from Paradise- 《ネタバレ》 
 手描きとCGとの境目が判らないくらいのアニメアニメしたCGが良かったです。露出度高いコス着たヒロインがメインの萌えアニメだけどね。   でも、映画としては微妙。物語が転がらなさ過ぎなんですよね。映画全体の7割が「物語」ではなくて「説明」。世界の設定とかキャラ設定とか状況をひたすらキャラに説明させるための会話で埋め尽くされた映画。会話シーンタップリ、物語自体は敵?の正体含めてとても単純。登場人物少な目、水増し感ハンパないです。  クライマックスの戦闘シーンでやっとこさ話が転がってゆく感じがしますが、そこまでの体感時間の長いこと。アニメなら当然絵で世界を語って頂きたいところですが、映像は殆どヒロインのおっぱいやお尻やメカにしか興味がないような感じで。  もっと登場人物を増やして広がりを見せないと、その人類全体レベルの大規模な設定に対して実感できる世界が狭過ぎな感じがしてしまいます。何しろ2人と1台以外はその他大勢でしかありませんでしたからねぇ。   あとヒロイン、幼いのは外観だけのハズですが、実際の行動やメンタリティもかなり幼く思えて、とても優秀なエージェントには思えませんでした。結局はリアリズムよりも萌え優先なんだなぁ、って。   『インターステラー』と結構ネタカブリしてますが、それはつまりどちらの映画もSF設定に新鮮さは無いですよ、って事で。  国産アニメの絵柄を見事に表現したCGと共に、原作無しのオリジナルアニメ映画として出てきた、ってところは評価できる部分なので、あとは設定や脚本に目指すべき高みを見据えて頑張って頂きたいところです。
[映画館(邦画)] 5点(2014-12-14 00:54:20)
33.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 
ただのB級アクション映画。いや、確かにミャンマーの軍事政権は問題だし、この映画に描かれるような残虐な行為も現実としてあるでしょう。国際社会が考えなければならない現実。だけど、じゃあこの映画がその問題をキチンと提起しているかと言えば、全然。軍事政権は悪いに決まってるんだから、皆殺しにするべきだ、武力によってでも制圧すべきだ、って、そういう単細胞的なモノしか描かれてませんからねぇ。所詮ミャンマーはアクションを描くためのエッセンスと割り切って、ランボーが人を殺しまくるのを見てカタルシス感じて下さいね、っていうのが正直なところじゃないかなぁ、と。残虐なシーンはその残虐性を知らしめると言うよりは、人体破壊エンタテイメントみたいですしね。ただねぇ、そういう割り切りをした上で見ても、物語的にも見せ方にも大したヒネリもなく、よくあるような映画で、チャック・ノリスやトム・ベレンジャーが主役でもいいようなシロモノで、とりあえず見た目の安さの割には超長いエンドクレジット(だから本編は80分そこそこ)の存在で、ハリウッド製って感じられる、みたいな。80年代のアクション映画世界を懐かしく思うのには良いカンジって程度でした。
[映画館(字幕)] 5点(2008-06-01 23:56:02)(良:1票)
34.  ラッシュアワー3 《ネタバレ》 
そこそこの面白さとスカスカなシネスコ画面な毎度の『ラッシュアワー』。だけど、ジャッキーもクリスも老けた分だけ明らかにキレがなくなってるのが、見ていてちょっとツラかったです。脚本メタメタなのは、このシリーズの常なので今更ツッコんでも仕方ないですか(実は物語上丸々不要な道場でのドタバタとか、黒幕が一発で判るような説明的展開とか)。でも、もっと地味でいいので特撮使った見せ場じゃなくてジャッキーの生身のアクションが見たかったな。真田広之のエピソードは、孤児院で兄弟のように育った、ってセリフだけじゃドラマになりゃしませんし、工藤夕貴はただコワイだけのキャラだしで日本人的にはしょぼ~んだけど、こりゃ前作のジョン・ローン、チャン・ツィイーも似たような扱いですしねぇ。で、そんな他愛もない娯楽映画だけどひどく気になってしまったのが、アメリカ人を嫌うフランス人の部分。「武力で弱者をいたぶる侵略者」と言わせておいて、それを武器で黙らせる。ここは皮肉が効いてていいな、と思ったのですが、最後にはそのフランス人に正義の武力行使をさせて、非協力的だったフランス人には暴力をお見舞い。結局はめっちゃタカ派現政権肯定的映画? あと、ラロ・シフリンにデジタル音響は合わないと思いました。アナログで鳴ってこその音ですねぇ。画面から浮きまくり。
[映画館(字幕)] 5点(2007-09-09 21:35:57)(良:1票)
35.  ラブソングができるまで 《ネタバレ》 
なんか本気さが足らなくて、上っ面だけで展開したラブストーリー、って印象を受けてしまいました。ドリューが自分の恋愛にはひどく臆病なのに、自分の作品に対しては(過去のものは違うのに)やたら強気なのが二面性とかでなく単なるキャラクターの統一感のなさのように感じられてしまったり、ヒューがクライマックスでドリューに自分を変えたと歌にして伝える訳ですが、どの時点で変わったのかが判らなかったり。大体、映画中ドラマをちっとも持たないままに存在していた売れっ子アイドルが、ラストの重要な部分の柱になっていて、ヒューとドリューよりもそちらに目が行ってしまうような構造はどうしたもんかと。ドリューのトラウマを作った元恋人に関しては殆どエピソードを回収しないまま終わってしまいますし、ヒューのアイドルの後の生き様がちっとも見えて来ませんし(セリフで一応説明されはするものの、実際にどう生きてたのかはちっとも伝わってきません)。ラブストーリーとして見てしまうと浅すぎですね。一方、80年代ポップスのはづかしいプロモビデオや、コメディエンヌとしてのドリューの魅力、そして脇の面白キャラクター等々、コメディとしてはそこそこ楽しめました。でも、ヒューとドリューで組んだらこれくらいの映画、って予想できる最低ライン程度の代物で、もっと楽しく、もっと色々できたんではないかなぁ。
[映画館(字幕)] 5点(2007-05-02 21:43:58)
36.  ラヴァーズ・キス 《ネタバレ》 
最初は何も伝わってこない中身なさそうな会話とエピソードに「あー最悪だ、こりゃツマラん」と思いましたが、2つめのエピソード以降、フツーではない展開が繰り広げられてからは面白くなってきました。何しろひたすらに同性の片想い状態ですからねぇ。もっとも、市川実日子嬢という個人的な拠りどころがなければ見てるのツラかったかな。物語はいいのですが、それを映画のカタチにしてゆく部分であまりにひっかかりが多かったですし。類型的で汚らしい描き方しかできてない「コソコソ話の女子高生」なんか、冷めますって。それにどうも役者の顔よりもカメラワークと画面の色調の方が大切だと思ってるような感じで、技術面がウザいったらありゃしないです。何故そこでカメラが動くのか、その具体的理由を明らかにせよ!みたいな無意味な移動ショットが多いですし、せっかくのロケーションを、ベタベタと人工の色に染めて、その色調が役者の顔をオバケ状態にしちゃってちゃ世話ないです。アップにし過ぎなショットも悪趣味ですし。でも吉田秋生のイメージを排除して見れば、まあまあ退屈はしなかったかなと。どうせ今の邦画にマンガのイメージを上手に再現できる能力などないですからね・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2006-08-23 00:49:43)
37.  ライアー ライアー 《ネタバレ》 
ウソがつけなくなっちゃった、という設定から生まれる面白さが、そんなに弾けなかった印象があります。安全なところでまとめてしまってるなぁ、って。もっともっと大問題を巻き起こしてくれると思ってたんですけどねぇ。お話の方も、家族がいちばん、という結構当たり前に保守的な結論になってしまっていて、本当にその結末でいいんだろうか?なんて思ってしまいました。ただ、いつもは浮きまくりなジム・キャリーの顔芸が、この映画では多少なりとも必然性があったのは良かったんですけどね。意味なくアレをやられてもねぇ。
[映画館(字幕)] 5点(2004-01-18 15:03:16)
38.  ランボー/ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 
 スタローンじいさん版『ホーム・アローン』ね。以上。   ってワケにもいかないのでアレコレと書いておくと、予告編見た限りでは『ランボー』が『コマンドー』みたいになっちゃった?ってカンジがしたのだけど、実際にはもっと斜め下っていうか、なんともパッとしない映画で。   まずハナシが本筋に入るまでに30分くらいかかるの。つまり物語が動き出すための事件が起こるまでに、ね。結構ダレるわ。で、さすがにそこからどんどんと展開してゆくと思ったら、ランボーへろへろ。なーんの策もなく囲まれちゃって、そこからランボー無双にでも至るのかと思ったらフルボッコよ。助けて貰って寝込んじゃって、その間にさらわれたコは酷いメに遭って・・・ねぇ。なーんの救いもない展開から最終的にランボー起動!ってなるのは映画が始まって1時間10分くらい過ぎたあたりから。残り時間あと30分よ?そのうち10分近くエンドロールよ?ってコトで、ランボーが暴れます、ってのは実はほんの20分かそこら。それまでずーっと鬱々とした展開につきあうハメになるのね。  そしてその肝心のクライマックスも、残酷虐殺装置の描写が連なってるだけね。どういう流れで相手を倒してゆきます、っていうのは無くて、ただ仕掛けにハマって「ぎゃあ」ってなってる悪人達の姿が羅列されてゆくだけ。  俺にあるのは復讐心だけだー、俺は憎い相手が苦痛にもがきながら死んでゆく姿が見たいんだー、って、これまでのランボーちゃんは一体何を学んできたのかしら?という元も子もない展開を経て、やっぱり俺は独りぼっちなんだー、みたいな。結局ランボーってば戦争のトラウマから抜け出すコトはできないのでした、みたいな。前作のラストシーン台無し。  ランボー自己完結しちゃうモンだから色々とほっぽりっ放しになっちゃって。助けてくれた人(登場からしばし男だと思ったわ)はどうなったの? 組織に拉致された女の子達はどうなったの? 冒頭の組織の商売相手ってアレだけの存在? っていうかメキシコ国境ってめちゃくちゃザルで、あれだと武器も麻薬も素通り天国でトランプ顔真っ赤じゃない?という数々の「?」を残して映画はランボーの過去の雄姿と共に幕を閉じるのであった~。なにそれ。
[映画館(字幕)] 4点(2020-06-30 19:53:36)(良:3票)
39.  ラプラスの魔女 《ネタバレ》 
 見る前はミステリーだと思ったんですけど、実際はSF&オカルト。荒唐無稽で馬鹿馬鹿しい話で、それを説得力ある描写で納得させてしまう、とかいう事は全然していないんですよね。むしろ更にヘンな事しちゃってる、みたいな。   脳外科手術によって極度に発達した観察力、洞察力が、現象の論理的帰結として到達する状況を予知するって、カオス理論に対してケンカ売ってるような話ですが(笑)、例えばヒロインがダウンバースト時にクルマを利用して屋敷に穴を開ける、その際に彼女がいかにしてクルマの重量、その重量配分、ガソリンタンクの位置とタンク内のガソリンの残量と移動を把握できたのか、それを論理的に見せる事が出来ない以上、ただのバカ映画にしかならないんですよね。それ以前の問題ってのもいっぱいありはしますけど。   全編、ヘンなんです。おかしな、普通じゃない人達ばかりが出てきて、普通じゃない言動に終始するという。その中で狂言回しとして櫻井翔が状況を解説してゆくように巻き込まれてゆきますが、その凡庸さは周囲のヘンさを際立たせるために機能しているようで。特に豊川悦司の変人っぷりは作り物感丸出し、80年代くらいまでの邦画にはこういうキャラよくいたよねぇ、って懐かしい脱力感を体験させて頂きましたよ。   結局、三池崇史監督なんですよね。『神様のパズル』からなんにも進化してない、とにかく勢いで押しちゃえばなんとかなる的な。   で、今回気になったのが、出演者全員いつもと違うヘンな顔。眉と目を強調しつつ、顔はフラット気味なメイク、そしてフラットなライティングで表情を作ってる感じ。それが作り出したのが丸顔で太って見える櫻井翔、眉毛濃すぎな広瀬すず、線目の福士蒼汰、貧相な豊川悦司、超クドい顔の高嶋政伸。本当にそのメイクとライティングで良かったのか?と。演劇の手法を取り入れてるのかもしれませんが、それって遠くの客席からでも表情が判るためのメイクなわけですから、それをドアップで撮られるとキツいわけで。   何から何まで作り物感で支配されていて、この物語に対して、それは「逃げ」なんじゃないかなぁ、と思うのでした。三池崇史監督の映画って、そんなんばっか。
[映画館(邦画)] 4点(2018-05-11 21:24:23)
40.  ランナウェイズ 《ネタバレ》 
このテンションの低さは一体どうした事かと。メインとなる二人、ジェットの熱さは冒頭で発動したと思ったら、後は延々とワキに回ってココロはまるで見えなくなるし、実質的な主役、シェリーに至っては最初から最後まで受動的で寒々しさを漂わすばかりの、主体性のない存在。こんな状態から生み出されるモノから魅力が溢れ出す訳もなくて、見た目とは裏腹な、ただ時代に翻弄されてゆくだけの弱々しい姿が描かれてゆくばかり。実話を元にするとしても、そして辿り着く場所が決して心地良いところではないにしても、ランナウェイズが生きた、その爆発した瞬間というのは決してこんな寒々しさだけで語られてしまうモノではなかったと思うのですが。光をちゃんと描かないと影だって薄くなります。クリステンにしてもダコタにしても、熱演状態なのですが、それが、空回りしてゆく映画に対してちっとも実になってゆかないもどかしさ。期待したランナウェイズの音も納得できるところまでは全く到達しないままに終わってしまいますし。監督は『タイムズ・スクエア』を100回見て勉強すべき。ところで、脱退後、女優となった実際のシェリー、調べてみると映画版『トワイライト・ゾーン』のジョー・ダンテのエピソードに出ていたようなのですが、どこに出ていたのか全く記憶になくて、しばしDVDを見て思いだしました。・・・なんていうか、その姿は自虐ネタか?みたいな。ジョー・ダンテの悪い冗談て感じ。
[映画館(字幕)] 4点(2011-03-29 21:34:19)
080.32%
1220.87%
2421.67%
31234.89%
431912.67%
548419.23%
654521.65%
745518.08%
829811.84%
91827.23%
10391.55%

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