Menu
 > レビュワー
 > 鱗歌 さんの口コミ一覧。2ページ目
鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  リンゴ・キッド
いやあ、面白いんです。これでカメラがまともだったら、とてもイイ作品だと思うんですけどね。上手じゃないというより、もしかしてフザけて撮ったんじゃないの、とすらいいたくなるシーンがいくつもあって、雑な印象を与えてしまうのが、残念。 歌っている女性の顔を、いくら何でもそこまでアップにして撮るか? ほとんどイヤガラセのようなドアップ。 それ以外にも、ムダにブレたりムダにボケたり、何を撮ったのかよくわからんショットが平気で使用されて、いかにも、手っ取り早く撮影しました感が、アリアリ。 こんなカメラだから、酒場に置かれたクマの剥製にもまるで迫力が無く、これはクマ自身の責任ではないでしょうなあ、きっと。 でも全部が全部ヒドい訳ではなくって、中盤、主人公が水筒バクダンで敵と対決する一瞬なんか、雑であれ何であれ、闇雲にカッチョいい。 主人公は何やらノラリクラリやってて、保安官と好対照。このノラリクラリの主人公が、いよいよクライマックスで戦いに参加するとなると、ヨッ待ってましたッ、てな感じ。意味ありげに登場するダイナマイトとか、意味ありげに置かれていた大砲なんかも炸裂して、大いに盛り上がります。 いやホント、すばらしい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-10 09:38:39)
22.  龍拳
こういう映画観てると、師匠格の人ってだいたい、長髪のカツラに付け髭つけて、ギクシャクした動きのカンフーを繰り広げる。それってきっと、これ以上速く動くとカツラが取れちゃうからなんじゃないの~と思っちゃうのですが、いえいえ決してそんな事はありません。本作などでは、結構激しい動きも、時々は見せてくれて、ああ、意外にしっかりとしたカツラなんだな、と。そこに感心するべきなのかどうかわかりませんが。 師匠格の動きがギクシャクしてようと、ジャッキーの動きはさすがにスピーディ。さらに、内容が比較的シリアスな復讐物語ということもあり(シリアスと言っても荒唐無稽ですが)、ジャッキーの怒りの表情なども見ることができて、後の『ポリス・ストーリー/香港国際警察』などを思い起こさせるモノもあります。 安っぽい感じが否めないのも、いつも通りで、投げやりな感じのするカットもありますが、一方で、登場人物が身をかがめることでカメラにピタリと全身像を収めたり、カメラがグルッと移動しつつ複数の人物像を収めたり、と、意外に構図を気にしている部分もあったりして。 終盤の死闘、トンファーvs松葉杖なんていうのも、小道具の面白さが出ています。戦いとともに杖の白木がむき出しになっていくあたりとか。
[地上波(吹替)] 7点(2017-09-18 10:10:19)
23.  リング(1998)
ものすごーく久しぶりに観て、そういや初めて観た時に何だか妙な映画だなーと思ったことを思い出しました。で、今観ると、すべて納得、という訳じゃないんだけど、何となく、なるほどなー、とも。 そもそも主演がどうしてまたよりにもよって松嶋菜々子なんだ、と。そこまで言われる筋合いは無いかも知れませんが(笑)。でも原作のイメージとはかけ離れてる。で、映画の印象はというと、ああこれは「女性の映画」なんだなあ、と。呪いのビデオの噂をする少女たちがいて、主人公も女性で(真田広之は強い男性のイメージかも知れないけれど、あくまで彼女を励ます立場)、貞子姐さんもどうやらアンドロギュヌスではないのか、普通に女性として登場しウラメシヤとのたまう(言ってないけど)。 少々後ろめたいラストも、あんまり後ろめたくなくって、どっちかっていうとターミネーターのラストのサラ・コナー。 本作観てて、背景でエキストラが何やらモゾモゾやってたりするのが、何となく違和感あったんですけど、その後『女優霊』を観て、あーこういうのが好きなのね、と思ったり。背景にいるのが普通の人かそれともオバケか、という違いだけで。 あと、古井戸の蓋を開ける場面って、何が起こるやらという緊張の場面なんだろうけど、どこか淡々としている。こういう場面、アメリカ映画なら井戸の中からカメラを構える感じで、ギギーって蓋が開いて光が差し込んでくる、ってなカットを入れそうな気もしたんですが。ここ、本作ではもっと順序立てていて、井戸を開け、中に入り、その後で見上げる。この世とあの世の境目に徐々に踏み込んでいく感じ。で、じゃあそれって面白いのか、コワいのか、という話にもなるんですけど、まあ、どうなんでしょ(笑)。嵐の場面と、例の「飛び出すテレビ」の場面(はは、こりゃデモンズ2だ)とに挟まれて、こういう静かな見せ方も、アリだよなあ、と、今回、思ったのでした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-09-09 04:00:18)
24.  隣人は静かに笑う
何だかとにかく、すべてが偶然の導きによって進んでしまう妙な展開。普通なら見逃してもおかしくないどうでもいい事を、ストーリー展開に都合いいようにイチイチ気にする登場人物たち。お陰で見事に泥沼にはまっていってしまう(都合いいなア)。こりゃどう考えても脚本が悪い。会話に説得力が無いんですよね。だがしかーし。この映画の命は勿論、ストーリー上のサプライズにあります。私も「実はコイツが黒幕だとか?」なんて事を色々考えながら観てたんですが見事一本とられました(まあ、偶然頼みの展開だもんで伏線が弱いせいじゃないの?という気もしますが)。映画としてのクオリティで云々するなら、確かにあまり誉められない、でも確かに楽しませてくれた本作。アイデア先行で小説としては未熟な、昨今のいわゆる「新本格推理小説」の一部に近いものを感じます。私はこれらをあまり頭ごなしに否定したくない。映画だってミステリーに挑戦するなら、やはりアッといわせるアイデアを盛り込んで欲しいですよね。多少欠点があっても驚きのある映画は歓迎です。島田荘司氏の本格ミステリー宣言なども思い浮かべながら、そんな事を思います。
7点(2004-11-13 21:04:59)(良:1票)
25.  掠奪された七人の花嫁
この映画のテーマは・・・ストックホルム症候群ですかね。あはは。信じられないほど他愛無くもクダラナイお話なんですけど、ま、ミュージカルですからね。ミュージカルなら何でも許されるのか? さて映画冒頭、雄大なる自然を映し出し、おおっと思わせるんだけど、残念ながら、当時の映画にアリガチな事に、ここぞというシーン(=ミュージカルシーン)ではスタジオ内撮影に。カラーを生かした撮影は、時代性を考えると見どころの一つではあるんでしょうけど、スタジオ背景の書割にはやはり萎えちゃう。例によって照明の当て方ももひとつデタラメ。だもんで、たまに屋外シーンを本当に屋外で撮影してくれてるだけでホッとしてしまう。しかし、兄弟達のアクションシーンはなかなかの見せ場ですね。香港アクションスターもビックリ。いやそれほどでもないか。さらに後半には、何故かとって付けたように大スペクタクルシーンまで登場。作品のアホさに輪をかけてます。おそらく、ある人々に対してはミュージカルに対する誤解を解き、またある人々に対してはミュージカルに対する誤解を深めるであろう一本。
7点(2004-03-14 01:25:56)(笑:1票)
26.  流星空手打ち
前作が「第一部」となっていたので、続編というより、前半後半、といった感じ。クレジットも引き続き「高倉健(新人)」となってます。 そして前作のラストが、戦いにケリがついたのかついてないのかよくわからん終わり方だったのですが、一応アレは戦いが一段落した、というコトだったらしく、この続編では、東京にやってきた健さんがいきなりルンペンになっている、という、およそ繋がらない展開に。 しかし、東京に舞台を移しても、相変わらずカラテ道場同士の覇権争いみたいなのが続いており、どうしてこうも、「映画に登場するカラテ道場」って、お互いに仲良くできないんですかねえ。まったく。 という、ベスト・キッド方式。 しかし、敵の一味が料亭みたいなところで、なんぞ悪巧みしてるようなシーンを見ると、時代劇風の趣きがあって、いや、なかなか。 それに比べると、カラテの道一筋の健さん。映画の中でマジメに武道に励むヒト、ってのは、ホント、融通がきかないというか、なんというか。そういうのも時代劇っぽくて、いいけどね。 クライマックスではいよいよ、宿敵との決着が。しかしこれがまた微妙。さらに続編作る気だったのか、どうか。
[インターネット(吹替)] 6点(2022-04-18 22:42:05)
27.  リトル・ニキータ
何を隠そう、実は私もソ連の隠れスパイの一人なのだけど、もしウチの子供たちに正体を明かしたら、やっぱりこんな風に反応が薄いんだろうか? などと思ったり。 淡々としてます。地味な作品。格闘シーンといい、追跡シーンといい、なんとも地味で、スパイ映画にあるまじき!と言いたくもなるのですが、その一方で、こういう地味な「万能感の無さ」みたいなものが、良かったりするのです。スパイだ何だと言ったって、所詮は普通のオジサン、オバサン。スーパーマンじゃないんです。 ラストのメキシコ国境のシーンなども、「これか国境の光景なんだ」という素朴な感慨があって、いいじゃないですか。 とにかく地味な作品でしたが。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-09-28 18:42:49)
28.  リターン・オブ・ザ・キラートマト
若き日のジョージ・クルーニーが出演してます。結構、重要な役どころです。でも、若いし髪型はハジケてるし、まさかこんな映画に出てるとは思わないしで、言われなきゃなかなか気づきません。 消去法でいくと、コレがきっとクルーニーなんだろう、と最初は思ってるのですが、見てるうちにだんだん、クルーニーにしか見えなくなってくる。やっぱりスターは一味違うね!(?) こんな映画に若き日の大スターが出ていることよりも、将来のスターを夢見てこんな映画にも喜んで出演している若者たちのほぼ全てが鳴かず飛ばずで終わってしまうという事実の方に、改めて気づかされます。 この一点を取っても、これはなかなか良い映画なんじゃないでしょうか。 とは言え、映画自体がツマラナイのではどうしようもないのですが、さて本作。まあ、いい意味でも悪い意味でも、ツマラナイんですけどね。ははは。 完全に開き直ってのパロディ路線。製作サイドの都合を映画の中でブチまけて笑いを取ろうとするのが、涙ぐましくもあり、しつこくて鬱陶しくもあり。 しかしラスト近くでは、会心のギャグをヒットさせ(多分、自信あったんだろうな)、不本意にもつい、大笑いしてしまいました(くそー)。 だからやっぱり、良い映画なんじゃないでしょうか。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-05-16 14:53:30)
29.  リベンジ・マッチ
こんな試合、採点できるか~~~っ! と、私がジャッジだったら、叫んでいるところですが。 爺ぃボクサー2人の、遺恨マッチ。そもそも、昔々その昔にボクシング映画の代表作を持つ二人を、ボクシング映画で共演させよう、ってな発想が、エクスペンダブルズの縮小版みたいなもんですが、こちらはよりストレートに肉体勝負である分、年齢というものをしっかり感じさせ、ジジイネタ披露大会の様相を呈しております。だもんで、苦笑まじりの、何ともオフビートな笑い。確かにオモロイ。オモロイけど、ノリがあまりよろしくない。 それに、この勝負、どっちが勝とうと負けようと、知ったこっちゃない訳ですが。それでもクライマックスの試合はしっかりと盛り上げて見せ、ジャッジ泣かせとは言え、それなりに納得させてしまう展開。悪くないのでは。 ただ、もしもこれで続編とか作ったら、本気で怒るよ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-29 08:02:22)
30.  リンカーン
リンカーン大統領が登場する映画と言って思い出すのは、リンカーン/秘密の書、では勿論無くって、アイアン・ホースあたりでしょうか。とは言ってもこの作品ではあくまで物語の背景に存在する人物としての登場で、見事な多層性を持った映画だったのですが、さて一方、ズバリ、リンカーン大統領を中心に据え『リンカーン』と題された、本作。こちらも、リンカーンと家族との関係(さらには戦死した息子)を描いたり、アクの強いスティーブンス議員をトミー・リー・ジョーンズが存在感たっぷりに演じたり、といったあたりに多層性を出そうとしてはいるんでしょうけれども、伝記映画でも何でもなく特定の時期と特定の場所に物語を限定し、いかんせん、禁欲的すぎるというか。ご存知リンカーンを、リンカーンらしく描けたら、それでよし、みたいな感じがあって、あとは時代の雰囲気やら、光の描写やら、まるで要所以外の点で埋め合わせをしようとするかのような。 切断された大量の足、戦場に横たわる数々の死体、といったスピルバーグらしい「コワさ」も入れてはくるけれど、戦闘自体の描写はいたって少なく、このあたりもかなり抑制的です。 肝心のリンカーン本人の描写も、軽口叩いたり、駆け引きしたりはするけれど、そして時に厳しい口調にもなって見せるけれど、総じて人間らしいドラマに欠いていて、ここが一番物足りない。信念の人ではあるけれど、決断の人でなければ、なかなかドラマになりにくいのかもね。 「リンカーン像」というものに縛られた苦しさ。さらには晩年の一時期にのみフォーカスしたことによる制限。これらを乗り越えられなかった憾みの残る作品となってしまったかな、と。もっとも、リンカーンという人を生涯にわたって描こうとしたら、いろいろとボロも出るのでしょうが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-23 16:42:13)
31.  リロ&スティッチ
ちょっと変わった国のちょっと変わった料理を食べて「結構イケるよね~」とか言ってる時って、実は内心では「でもタマにだから食えるんだよな~、毎日コレだとキツイよな~」とか思ってたりするもんですけど。この映画の感想も、そんな感じです。SFとホームドラマを無理やり結びつけて、ほら、斬新なファンタジーでしょ、と。はい、まあ、こういうのを面白がる文化がこの地球上に存在することは想像できます。確かにそれなりに楽しめました。でもこんなのばかり観たくは、ないよなあ・・・。
[DVD(吹替)] 6点(2010-01-04 18:20:20)
32.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
襲い掛かる津波の下を平然と走って逃げる人々の姿に、CG合成の威力を見た(←どういうシーンを撮るのか出演者に事前に徹底しといて欲しい)。内容的には、スペシャルゲストを多数集めたはいいが、これといった企画の無い、番組改編時の特番のような作品でした。
[地上波(吹替)] 6点(2006-12-08 12:16:23)
33.  リプリー
ジュード・ロウが出るらしい、と聞いて「そういやアラン・ドロンに似てなくもないしなあ」と思ったのが完全なる誤解。蓋を開ければリプリー役はマット・デイモンでありました。どう見ても野心家には見えなくて、クールさに欠けます。別にそれがイカンという訳ではないんですが、その割には犯罪をキチンとこなしていて、もひとつ痛々しさみたいなのも感じられないんで、やや感情移入しにくい。『太陽がいっぱい』を観てなければ、印象も違ったかもしれませんが。
6点(2003-09-27 21:44:57)
34.  リバイアサン(1989)
昔窓口で前売り買ったらポスターくれたので、袖の下受け取った以上は何とかこの映画を誉めたいところですが、いやはや。エイリアンに物体Xを足して深海に沈めた「だけ」の映画。スタン・ウィンストンによるクリーチャーもイマイチ魅力不足。もう、わざわざ秒読みしないでいいよ!ところでコスマトス~クレンナ~ゴールドスミスってのは、ランボー2つながりですな。
6点(2003-06-29 16:36:26)
35.  リメインズ 美しき勇者たち
何となく、「よくわかんないけど千葉チャンが何かやりたいらしいから、一回だけみんな協力してあげようよ」とか言って誰も止める人がいないまま作られちゃったんじゃないか、と思えてくるのが、この映画。作品の出来がイマイチであればあるほど、逆に千葉真一というヒトの人徳みたいなものを感じてしまう。 吉村昭の小説「羆嵐」は読んでてエラく怖かったのだけど、同じ実際の事件をテーマにしているとは、とても思えないくらい、ちっともコワくって、どうも張り合いが無い。 菅原文太がマタギのリーダーで、デンと構えた姿がショッカーの怪人みたいなら、真田サン以下の若手が身軽に散開してみせる姿は、ショッカーの構成員のよう。 肝心のヒグマは一部ホンモノを使ってガンバってるけど、ここぞというシーンではキグルミ感溢れるキグルミなもんで、コイツが暴れているとヒグマまでショッカーの怪人に見えてきてしまう。 さすがに姿をハッキリ撮し過ぎ、ですかね。 ヒロインの復讐譚としても弱く、盛り上がりに欠ける、というのが正直なところ。 ただ、雪原をロングで捉え、人物が小さくなってしまっても敢えてこの大自然をカメラに収めようとしているのは、見どころになっているのではないかと。 皆さん、よく見たら体張ってるんですけどね。何せ写りが小さいもんで。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-03-06 12:21:39)
36.  リディック:ギャラクシー・バトル
シリーズ第3作にあたるのでしょうけど、第2作を観ておく必要はまーったくありません、という新設設計。あのワケのわからん世界観から一転し、またヘンテコ生物がウヨウヨする惑星を舞台とする作品へと戻ってきてくれました。とりあえず一安心。さらにそこに、リディックを付け狙う連中がやってきて、と来ればもう、さぞかし盛り上がろうってなもんですが(ハイ、こういう持ち上げ方をするのは、この後、ケチをつけるための前フリですね)・・・なーんか、スカスカなのよね。これといって、心に引っかかるものもなく、サラサラと物語が進んでいく。リディックを狙う連中が登場したら、ヴィン・ディーゼル、姿を消してしまうし(きっとどこかで休憩でもしてるんでしょ)。最初の方でその凶暴さを垣間見せた変なサソリみたいな生物も、後半、ヤミクモに襲ってくるけど、ヤミクモに斃されていき、強いのやら弱いのやら。せっかく「立て籠もり」みたいなシチュエーションとなって盛り上がりかかっても、その緊張感が続かない。例えばあの、リディックが手なずけた生物(犬?みたいなヤツ)との関係くらいは、もう少し丁寧にエピソードを盛り込めなかったものかと。
[DVD(字幕)] 5点(2015-08-24 22:07:11)
37.  リディック
『ピッチブラック』の続編、って言ってもまあ、「変な星を舞台にしました」というくらいしか繋がりは無い、と言ってもよさそうな。だいぶ製作費は上がってそうにも思われますが、寒暖の差が激しい星、ってのはちと工夫が足りないかと。それ以外も、かなりワケがわからんというか、自由奔放な内容で、それはそれで悪くはないのだけど、どうせならもっとぶっ飛んで欲しいところ。いかにも「この先シリーズ化していきますので今回はこのあたりで」みたいな出し惜しみ感があって(イヤ本当にそんなつもりで作ったのかどうか知らんけど)、内容的にはこじんまりしてしまいました。それにしてもヴィン・ディーゼル、劇中で再三ゴーグルを外して見せるけど、何度も何度も外し過ぎでしょう。ここぞというシーンでカッチョよく外して見せればよいものを・・・
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-23 23:28:38)
38.  リンカーン/秘密の書
リンカーンじゃなくてワシントンが主人公だったら、オノを振り回しても納得したのですが。リンカーン大統領がヴァンパイアと戦うお話を、「最近よく観るタイプ」のアクションシーンで綴った、通り一遍の作品。作品を通じて、一番(というか唯一)グッときた瞬間というのが、エイブラハムの結婚式に、袂を分かった筈の孤独の男ヘンリーが来ていた、というシーンでして、このまま彼がただ無言で去るなり何なりしてくれれば、気分は大いに盛り上がったのですが(彼の孤独にホロリとできたところだったのですが)、残念ながら、そういう粋な演出はここでは見られず。どうやらヘンリーは、エイブラハムに警告を伝えに来る、という実務的な用事があって、ここに来たらしい。「(本来なら来るのもつらいであろうこの場に)何かわからんがやむにやまれぬ気持ちで、来た」というんじゃなくて、「ストーリーの都合上、来た」という訳です。残念ですね。あと、クライマックスの列車のシーンで、つい脈略もなく、「このCG全盛のご時世、『カサンドラ・クロス』なんかもいずれリメイクされちゃうんでしょうなあ」などと、ちょっといやな予感がしちゃったりもしたのでした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-11-10 00:51:55)
39.  リクルート 《ネタバレ》 
この映画を観ていると、まあ、展開が3通りほど予想されるわけで・・・(1)オネーチャンは本当に2重スパイだった(そのまんま)。(2)黒幕はアル・パチーノで、彼がすべて仕組んだことだった。(3)みんなグルで、CIAの最終テストだった。・・・こういった展開が予想されるので、「これらのいずれでもない展開」こそが「ドンデン返し」「意外な展開」と呼べると思うのですが。わはははは。(3)がカマシのオチで、(2)が本オチとは、まったくもってアイタタタのタ。せめて何か上手い伏線でもあればまだしも、これといって大した工夫がないので、オチを知っても「はあ。そーですか」ってな感じですわ。しかも、アル・パチーノのファンに言わせると、「せっかく彼を出しているのだから、彼にもラストで思う存分言いたいこと言わせてあげないといけない」ので、オチが(2)であることは明らか、なんだそうです。さて一方、ストーリーがイマイチな分、映像が魅力的・・・ってんなら、まあ文句ないのですが、こちらもイマイチ。夕暮れと思しきシーンが多く、映画全体が何だか暗いんですけど、コレがどうも、昼間に撮影し、フィルターか何かをカマして暗くしただけ。暗い映像にこだわるのなら、もう少し撮影自体にこだわっていただかないと、これじゃあコクも深みも、あったもんじゃない。というわけで、正直言って、観ててあんまり張り合いのない映画だった気が。
[DVD(字幕)] 5点(2005-05-10 22:26:17)
40.  リアル鬼ごっこ(2015)
これは一体、リアル何ごっこなんですかね?  こんなこと言うと身も蓋もないけど、そもそも「鬼ごっこ」を「リアル世界でやる」と言う設定にはどうも魅力を感じず、どっちかというと、作品を受け止める我々の側が、鑑賞後に「考えてみりゃこの物語って要するに、一種の“鬼ごっこ”だったんだよね」と気付くような、そんな作品であって欲しい。  という意味では、この作品は、タイトルこそ「リアル鬼ごっこ」だけど、まるで鬼ごっこではない(場面によっては戦争ごっこだったりする)ので、決して悪くないとは思うんですけれども。 それにしたって。 面白くないんじゃ、仕方が無い。ヒロインに魅力が感じられないのもイタい。いくつかのシーンをキメて見せる分、キマってないシーンが、ちとツラい。 サスペンスから来るのとは別種の、一種の気疲れみたいなものだけが残りました。
[インターネット(邦画)] 4点(2021-11-13 13:43:14)
030.08%
1190.49%
2411.06%
3731.89%
41614.16%
53619.33%
663116.30%
7122131.55%
888522.87%
93749.66%
101012.61%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS