41. ワイアット・アープ(1994)
尺の長さを見たときからある程度覚悟はしていたが、「編集」とか「省略」を知らんで作ってしまったのかね、この制作者は。いつまで経っても話が進行しないのに参った。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-07-30 00:50:21) |
42. ワーロック(1959)
せっかくこの3人を揃えていながら、何とも中途半端というか、停滞しているというか、燃えるものがないというか。もっと上手く役者を料理することはできなかったのかね? [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-06-02 03:32:28) |
43. 私がウォシャウスキー
「私は女探偵!ダサい男どもなど蹴散らして、カンと行動力で突き進むのよ!」みたいなところを終始強調する演出と台詞の数々が、何とも痛々しい。 [DVD(字幕)] 3点(2013-03-13 00:29:03) |
44. ワールド・オブ・ライズ
ディカプリオの魅力や実力を、これほどすべて消し去ってしまった作品も珍しい。ラッセル・クロウにもさしたる見せ場なし。つまり、見所が全然なかったということ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-05-15 02:18:11) |
45. 私がクマにキレた理由
スカーレット・ヨハンソンって、表情も芝居もじとっとした感じで、笑わせコメディには向いてないんじゃないかと思う。それ以上に、主人公がそもそもうじうじ悩んでいるだけなので、見ていて気持ちよくない。ローラ・リニーもひどい使われ方。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-02 22:59:12)(良:1票) |
46. 私のちいさなピアニスト
《ネタバレ》 初期設定以上に特段の目新しい工夫がないので、せっかくのピアノシーンの駆使も生きてこない。ただし、最後に脚光を浴びてめでたしめでたしという定番パターンではなく、その後にいったん現実の非情さを入れていることによって、何とか作品が着地している。あと、主演の彼女は、いかにも近所にいそうな憧れのお姉さんといった趣で、適度に生活感があるのが良い。ほかの作品も見たいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-02-29 01:32:30) |
47. 若草の萌えるころ
浮遊感あふれる雰囲気は悪くないのだが、描写がどうみてもつぎはぎで、必然性がないのだな・・・。これまでの主人公や伯母さんの背景がどうだったのかとか、もっと奥行きがほしいところでした。でないと、思いつきだけの作品に見えてしまいます。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-31 00:01:52) |
48. ワンダフルライフ
こんなファンタジックで幻想的な話で、何でこんな「ただカメラを回しただけ」みたいな撮り方をするのかね。根本的に合いませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-08-28 00:58:51) |
49. 若者たち
登場人物の1つ1つの台詞や行動に、切実さと必死さがにじみ出ているのがよい。いうまでもなく、その雰囲気を引き締めているのが山本圭であり、この人の日常生活演技は不思議に何を言っても説得力がある。少々ふっくらしていた頃の栗原小巻も麗しい! [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-01 01:47:06) |
50. わが教え子、ヒトラー
ヒトラーとコメディを結びつけようという試みの意図は理解できるが、そこまで常識からの逸脱を求めた設定をしている割には、突き抜け度が足りない。ユダヤ人がヒトラーにものを教えるという立場のギャップを、もっと上手く表現してほしかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-19 23:31:37) |
51. 私をスキーに連れてって
いかにスキーシーンを格好良く撮るか、制作者のその誠実な執念が作品の隅々まで満ちあふれている。ありとあらゆる角度から、思いつく限りのシチュエーションでスキーを撮る。目的はたった1つである。だから、この映画は、中身はお馬鹿青春映画そのまんまであるのに(だからこそ?)、1つの時代の1つの文化を切り取って封じ込めたものとして今もなお成立しているし、バブリーな描写にもかかわらずある種の潔さを感じさせるものとなっている。そして、沖田浩之の眩しい笑顔が、今となっては哀しい・・・。 [DVD(邦画)] 8点(2011-04-10 01:40:33) |
52. ワイルド・レンジ 最後の銃撃
《ネタバレ》 ゆったりした展開はわざとなのかもしれませんが、それにしてもスリリングさに欠けます。メインの銃撃戦ではそこが成功しており、対峙する緊張感が長時間続いていますが、そこを際立たせるためにはほかの部分で考慮してほしいところでした。アネット・ベニングの人相がちょっと変わったような気がするのも残念。エンディングの"Holding All My Love For You"はいきなりいい曲で、ちょっとびっくり。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-05 01:52:54)(良:1票) |
53. 若者のすべて
日常の生活の1つ1つの中に、着実なすれ違いと静かな破綻の予感を感じさせる前半は、なかなか良かったのです(冒頭の駅到着の場面だけで、すでにこの家族はこの後も上手くいかないであろう雰囲気満載です)。ところが後半、ストーリーが好き勝手に動き出してしまったというか、現実感の部分が薄れて、あらかじめ定められたポイントに向けて話が進んだような感じになってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-10 12:58:06) |
54. 笑の大学
《ネタバレ》 一番の問題は、作家側の造形ができていないこと。脚本に体を張っているという気概や情熱も感じられないし、それが戦中のことであるという切迫感も感じられない(したがって、ラストも生きてこない)。あの演技だと、ただのフリーターが暇に任せて書いているだけのように見えてしまいます。あと、内容の割に、尺も長すぎですね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-01-08 03:11:55) |
55. ワルシャワ・ゲットー ~ユダヤ人強制隔離居住区~
《ネタバレ》 インタビューとドキュメント・フィルムと俳優の演技部分を交互に挟む構成で、最初は違和感がありますが、そのうち気にならなくなります。これまで見たホロコースト関係の作品に比べ、特定の部分を集中的に盛り上げたりはせず、むしろニーナ(実在の人物)のたどった道筋を素朴に追っているのですが、それだけにその内容は事実の重みをもって迫ってきます。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-20 04:52:20) |
56. わが命つきるとも
《ネタバレ》 俳優たちの演技は重厚、衣装や美術関係も華麗、各シーンにじっくり時間をかけた落ち着いた流れ・・・と本来なら良い内容になるはずなのに、見ていてもあまり感興が湧かないのは、キャラクターのやっていること自体がそれについていってないからなんでしょうね(離婚がどうのこうのという一点だけで延々引っ張ったりとか・・・)。裁判の場面はさすがに迫力がありましたが、結局そこであっさりと終わってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-01-17 00:58:36) |
57. 私の中のあなた
《ネタバレ》 「姉妹間でのドナー関係」「娘から親に対する訴訟」という設定に寄りかかることなく、各登場人物の内面をきちんと掘り下げた秀作。何よりも優れているのは、主人公をはじめとする各登場人物の「意志」の力に焦点を当て、またそれを讃美していること。ドナー関係を続けるのか、止めるのか、実はそれ自体はどちらでもよいこと(どちらでも正解)であり、大事なことは、それぞれの意志、決断、そして、姉が妹にとって大切で重要な人物であるというこの一事なのである。演技面では、キャメロン・ディアスは、いつものお馬鹿コメディとは正反対の役柄にきちんと向き合っている。彼女はこれからもこういうシリアスな作品に挑んでほしいと思う。アビゲイル・ブレスリンは、役作りと存在感はかなりのものがあるが、表情の柔らかさがもう少し欲しい。あと、ジョーン・キューザック姐御の場面引締力が凄まじい。目の動き一つで全部を表現している。 [映画館(字幕)] 9点(2009-10-12 14:53:21)(良:1票) |
58. 私は貝になりたい(1959)
《ネタバレ》 タイトルとラストシーンが何よりも強烈です。これだけで、ドラマとしての一定水準は約束されたようなものですね。ストーリー自体があまりにも有名となってしまった作品ですが、この作品の本質的テーマは何なのかと考えると意外と難しい。私は、組織の中に組み込まれて自我を喪失することへの恐怖と警告なのではないかと考えています。あと、映画としては、ところどころ妙にホームドラマチックで緊張感が抜けてしまうのが難点。 [DVD(邦画)] 6点(2009-05-15 02:00:07) |
59. ワン・モア・タイム(1989)
《ネタバレ》 起承転結がしっかりと決まったロマンチック・コメディの傑作。メインの2人だけではなく、サブの2人の心の動きにまで気を配っているのが、作品に奥行きと拡がりを与えている。つまり、スタートのところで出てくる4人それぞれの心理の綾を、最後まで大切にしているのです。着地部分についても、あくまでも現実性にも配慮しつつも、全員が収まるべきところに自然に収まっている手腕が見事。ハッピーエンドといえばハッピーエンドなのですが、ある種の切なさもきちんと消化しています。 [DVD(字幕)] 9点(2009-03-16 04:25:38) |
60. わが谷は緑なりき
あれもこれも手を拡げたあげく、いつの間にか勝手に完結してしまった感じ。家族生活上のいろんな問題点や障壁が出てくるのですが、どれも顔見せ程度ですぐに次にいってしまう。なので、制作者に都合の良い進行にしか見えません。大体、タイトルからして自分に浸りすぎですよね。とても退屈でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-02-28 02:07:34) |