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1.  アラバマ物語
有形、無形の思い出の詰まった「宝箱」は、いつの時代、どんな子供にとっても存在する。最近「アメリ」を観て、その思いを強めた。隣人「ブー」からもらった石鹸人形はもちろん、彼の存在自体も、そして、不条理な大人社会で闘う父親の姿を垣間見ることも、かけがえのない宝なのだ。そんな素晴らしい「宝箱」を携えて大人になっていく主人公のスカウトを、私はうらやましく思うばかりである。
10点(2004-02-24 19:24:12)
2.  道(1954)
ある日、庭でトマトを育ててみようと思いついた時、空き地にトマトを植えて、ザンパノに一蹴されていたジェルソミーナの姿が突然思い出され、目の前が滲んでしまった。哀愁漂うメロディーや、他の印象的な場面ばかりが記憶に残り、このことはすっかり忘れていた。心の琴線に触れたものは、こうして蘇るものなのか...。私はジェルソミーナが醜いとも、頭が弱いとも、ましてや哀れだとも思わない。ザンパノに人間らしい心を取り戻させるために遣わされた、聖母みたいなものだと思うから。私もザンパノもそう大差ない人間であり、彼の姿を借りて懺悔しているのだ。彼女の無償の愛にすがり、許しを乞いたい自分がそこにいる。
10点(2004-02-22 17:40:56)(良:1票)
3.  ショーシャンクの空に
最後の海の青さは目にしみた。この映画を観なかったら、人生の3%は確実に損をする、そんな傑作。
10点(2003-08-10 19:52:53)
4.  大脱走
出がらしのお茶にミルクがないと嘆くにコリンに、早速ミルクを調達するヘンドリー。彼らの行く末をひたすら案じていた私だが、あ~あ、「ポンコツ飛行機め」。
10点(2003-07-23 20:50:17)
5.  スティング
ポール・ニューマンさま、子分にしておくれ~。
10点(2003-07-22 16:00:51)
6.  サウンド・オブ・ミュージック
コテコテの家族愛を売り物にした当時の宣伝に嫌気がさし、長らく観る気がしなかった。とってつけたような「反戦」と、あり得ないアルプス越え(ザルツからアルプス越えるとドイツ)と、マックスおじさんを愛国心に欠ける金の亡者扱い(笑)している単純さが気になるものの、それらを割り引いても名作でしょうね。「私のお気に入り」は、チャーミングな歌詞も大好き。
10点(2003-07-22 15:50:59)
7.  ナバロンの要塞
熱血漢でありながら、冷静沈着で頼もしいアンソニー・クイン、職業軍人でないことを盾に、終始傍観者の態度を貫く皮肉屋のデビット・ニーヴン。こんなニーヴン演じるミラー伍長の斜に構えた態度が気に入らず、不満分子だの、ブラックシープだのと敵視していた子供の頃が懐かしい。要塞爆破のミッションよりも、この個性派俳優二人の演技だけで十分満足。「ねずみ」は不発に終わっても、「保険」が効いてなによりだった。
9点(2004-04-22 16:15:51)(良:1票)
8.  インドへの道
善意の人であるアジズを、妄想による架空事件で貶めたのが、インドを理解しようとしていたアデラ本人であったことが、心に重くのしかかった。アジズとは目に見えない絆によって結ばれたかに思えたミセス・モアにしても、肝心な時に逃げるようにインドを離れ、洋上で死を迎えてしまう。何よりもアジズを傷つけたのは、同国人から見捨てられたアデラに手を差し伸べた、フィールディング教授の偽善行為ではないだろうか。教授がミセス・モアの娘と結婚しようとも、アジズの心の奥の痛みは癒えることはないだろう。結局、西洋と東洋の和解は表面上のことで、思想や価値観までも分かりあうことは不可能だという結論を受け入れるしかない。過度の思い入れや執着を排し、ゴドボリが見せたような自然体で生きることの意義を、この作品から学んだ。
9点(2004-04-09 18:03:00)
9.  父の祈りを
もし冤罪という立場に立たされたら、獄中で一体どんな行為がとれるのか、自信の裏付けになるものが全くない私は、バカがつく位真面目一筋に生きて来たがゆえ、強い精神力と愛情でジェリーを導いた父親の姿に、ひたすら頭が下がる。
9点(2004-02-26 17:19:43)
10.  眺めのいい部屋
「旅路の果ては恋人達の出会い」という、シェークスピアの名句そのままのストーリーだった。その地が花のフィレンツェであれば、言うことなし。部屋を替わる快い申し出といい、老姉妹の部屋に矢車草を心遣いする優しさといい、シシルにはお気の毒だが、エマソン父子と出会えたルーシーは、本当に幸せ者。この作品に巡り合えた私も、もちろん幸せ者である。 
9点(2004-02-26 16:17:55)(良:1票)
11.  ブラス!
ため息の出る田園風景、贅を尽くした貴族の館、花々の咲き乱れる庭園、優雅なティータイム。そんなお定まりの背景や小道具は一切なく、真のイギリスを肌身に感じた。憧れのアルバートホールで優勝しても、その至福はほんの一瞬でしかなく、ダニーには死が、他の団員には失業という厳しい現実が待ち受けている。そこに残っているのは、人間としての「誇り」だけなのだ。今後、おおよそ感傷とはほど遠い「威風堂々」を聞く度、誇り高き彼らのことを想うであろう。
9点(2004-02-22 13:05:59)
12.  刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
初見の際、最後の場面にたまらなく切なくなり、家人の目を避けこっそり涙を拭ったことは、永い年月を経た今でも忘れられない思い出。「コロンボ」で泣かされるとは、予想もしていなかった。この作品は、あらゆるジャンルを超えた、極上の人間ドラマだと思う。
9点(2003-11-03 11:44:58)(良:2票)
13.  フライド・グリーン・トマト
穏やかな一日の終り、ベランダの椅子に腰をかけ、古き良き時代の南部の女たちの物語に耳を傾ける。その穏やかな語り口は聞いていて飽きることはなく、話の続きが待ち遠しい。物語は決して平坦ではないが、そこに溢れる身内への愛情に胸を熱くし、彼女たちに思いを馳せる。そんな思いでこの作品を観た。
8点(2004-04-22 16:08:37)
14.  グリーンマイル
善悪の色分けが明確なだけに、複雑なストーリーに煩わされず、よりはっきりと、自分自身の生死感を見つめることが出来た。電気椅子の描写が生々しいだけに、それを取巻く人々の優しい言動が心に残る。「オルデン牧師」の姿は嬉しい限り。
8点(2004-04-22 16:01:19)(良:1票)
15.  サマーストーリー
早々とミーガンを捨てたフランクの計算高さ、姑息さ、身勝手さ。彼がトーキーでミーガンの視線を避けた刹那は、とても観ていられなかった。更に数十年後、罪悪感の欠片もなく思い出の地を訪れる厚顔さには、もはや脱帽するしかない。世の男の罪を全て背負い込んだようなフランクを目の当たりにした日には、涙も枯れ果てる。
8点(2004-04-10 16:31:09)
16.  リトル・ダンサー
ビリーの晴れの舞台にバレエ教師の姿が見えないところに、イギリスの階級社会を垣間見た気がした。ビリーの父親に「ロンドンへの旅費ならば私が出す」といとも簡単に言ってみせたバレエ教師は、典型的な中流階級のスノッブである。彼女は「息子を飲んだくれの炭坑労働者にしたいのか」と極めて本質をついた発言をビリーの面前でしているが、家族を傷つけられたビリーの反動は、その後の爆発したようなダンスや、ロンドンに発つ直前になって彼女に報告に行くことからもよくわかる。彼の家庭は、壊したピアノで暖をとるほど困窮した労働階級であっても、家族の絆は強く、娘が両親の性生活を暴露するような醒めた中流階級の家庭とは、根本的に違うのだ。階級の差が癒しがたい心の溝までも生むことに、小さな棘のような痛みを味わった。
8点(2004-04-05 20:27:32)(良:1票)
17.  ゴスフォード・パーク
アガサ・クリスティでは決して味わうことの出来ない、貴族と使用人をゴッタ煮にした濃密な人間模様。「日の名残り」でも描かれなかった使用人であるがゆえの悲哀。「君たちの仲間」という発言をして、使用人からはつまはじきにされ、上流階級からも受け入れられなかった無知で無邪気なアメリカ人同様、私自身、わかっていたようで全く理解が足りなかったイギリスが誇る鉄壁の階級社会の内状を、たっぷり勉強させてもらった。食べることとゴシップにしか興味がなく、俗物で傲慢な伯爵夫人が屋敷を離れる際に漏らす気弱な発言と、伯爵夫人の期待以上にわずか数日で大きく成長したメイドのメアリーの受け答えの対比が、可笑しくもあり、切なくもある。
8点(2004-04-02 17:32:44)
18.  コルチャック先生
ワルシャワゲットーの生き証人である「戦場のピアニスト」のシュピルマン氏は、コルチャックを、これまで出会った最高に立派な人物だと評し、その真価は、書いたように生きた事実にあると語っている。あの狂気と悪夢の巣窟と化したゲットーの中で、子供達の安全と日々の糧のために奔走するコルチャックの姿は、まさにその通りであった。安穏な暮らしを享受している私にとって、観るのも辛く、胸が張り裂けそうに。「誇りなどない、200人の子供がいるだけだ」。私が今まで耳にしてきた数々の感動的な台詞も、彼のこの言葉の前では、全て色褪せてしまったように感じられた。
8点(2004-03-29 17:38:38)
19.  その男ゾルバ
脳天気で楽天家のように見えるゾルバだが、彼のような生き方こそ、すなわち、喜びも悲しみも昇華させる術を知っている者こそ、真の勇者ではないかと思えた。事業に失敗したイギリス人も、ゾルバのような人間を受け入れる器量を持ち合わせていなかったら、「泣き女」のご厄介になっていたかも。私も見習ってみるか。それっ、チャッ、チャッ、チャッ(笑)。
8点(2004-02-22 17:08:49)
20.  尼僧物語 《ネタバレ》 
キャビネットのガラスに映った姿に思わず身繕いする美しいオードリー、それを揶揄する医師。「尼僧」の物語であることも忘れ、二人の関係に心がときめいてしまった。神への愛よりも、生身の人間への愛を選んで修道院を出ていく彼女の後ろ姿に、心からエールをおくりたい。
8点(2004-02-09 18:54:27)
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