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ムランさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 男性
年齢 41歳
自己紹介  点数が低い作品に関してはかなりボロクソに書いてありますのでお読みの際はご注意を。
 私の駄文が皆様の映画ライフの助けになれば幸いです。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  武士の一分 《ネタバレ》 
時代劇はあまり見ません。 兎にも角にも果たし合いの演出が最高だった。 深読みし過ぎかも知れないが、主人公の行動全てが勝利に繋がっている。 盲目と舐めてる敵の初動を制し、力強いの太刀筋を見せることで『不用意に斬り掛かると危険』と相手を警戒させる。 切っ先を交え続ける、河原の小石を蹴る音を頼りになんとか持ちこたえ更に警戒心を煽る。 主人公の戦い方(上記)を理解した敵が、突然の強風で音がかき消されているにも関わらず、それに乗じて攻撃してこないため(仮にこの時攻撃されたのならそれこそ相打ち覚悟かも)、主人公は、敵は師の教えにあった『死を覚悟した戦い』ではなく『生きるための戦い』をしていることを看破すると、偽の物音に騙されたふりをした次の瞬間、素早く小屋の屋根から不意打ちをしてきた敵目掛けて渾身の太刀を浴びせ勝利。 そこまで主人公が考えていたのかは不明でただの結果論か私の妄想かもしれないが、事前の特訓時に師から偽の物音による不意打ち戦法を受けていたことで次の攻撃が予想でき、更に近くに小屋があったことで逆に不意打ちしてくる方向が絞れた事や、その直前の主人公の構えが、それまでの手探り的なものと違い、明らかに落ち着きどっしりと構えているとこらから次の攻撃が予想できているように感じられる等、主人公の勝利の根拠がしっかりと演出されていた。 最後のハッピーエンドも、部下の裏切りを告口するより、目の見えない相手に完敗したことがバレる方がよっぽど恥と考えれば納得できた。 盲目の剣士といえば北野座頭市を見たが、ど派手な大立ち回り(こっちも良かった)のあちらとは異なりながらも実に見応えのある戦いだった。
[ビデオ(邦画)] 8点(2023-01-07 08:28:09)
2.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
中盤の暴走電車阻止からの親友に正体がバレ、博士が善の心を取り戻し、グリーンゴブリン2世が動き出すと実にワクワクさせてもらえながら、最後まで足を引っ張るのが御存知顔面偏差値低めのヒロイン。 正体を知ったピーターのもとに危険を承知で告白しに行くが、『キープ』扱いの恋人との結婚式中にその行動にでるのが『2人の男の間で揺れ動く乙女な自分』に酔いしれている感が凄く後味を見事に濁してくれる。 少なくても事件の夜にピーターにもっと食い下がるかキープ君には『好きな人がいる』と言って婚約破棄するならまだしも、結婚式場のセッティングやウェディングドレスを着るまで引っ張りに引っ張った末手紙だけ残してバイバイするというまともな大人の思考を持った人間ならどれだけ他人に迷惑をかけるか分かるはずの行動をやる尻軽自己チュー優柔不断なバカ女のせいで減点2。 ただキープ君からすれば、あんな女と結婚しても絶対離婚する事になりそうだから、バツが付かなくてよかったとも考えられるので、披露宴代だけ裁判でしっかり搾り取ってやってほしい。
[インターネット(吹替)] 5点(2022-04-22 15:42:29)
3.  ミラーズ(2008) 《ネタバレ》 
鏡の中の自分が勝手に動き出すというのは中々怖く、終盤までは良かったが、ラストバトル(?)に関しては『本体と合体する前の鏡の中にいた方が強かったんじゃない?』と思ってしまい、なんか事件を解決するためのご都合展開に感じられたのと、ボスの倒し方がコマン○ーのベネ○トそっくりだったので思わず笑ってしまったのが残念。 ただオチに関しては、自分の家族を助けるためとはいえ、折角悪魔の呪縛から開放されて暮らしていたおばあさんを犠牲にした罰と考えれば仕方が無いと思えたし、この手の展開の後は、他者の犠牲をすぐ忘れて家族と抱き合いハッピーエンドってパターンが多く個人的に好きでないので気に入った。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-12-19 17:28:46)
4.  ジュラシック・パークIII
ストーリー以前にメインキャストである夫婦2人の存在が不快で仕方が無い。 息子を助けるために嘘を付くのは百歩譲って許せるが、金で釣っておいて報酬すら用意していないのは最悪の無能亭主。 妻は妻で自己中心的且つヒステリック&無鉄砲で、何かにつけて(グラント博士が止めろと言っているのにも関わらず)叫んだり勝手な行動をするバカ女。 とにかくこの2人の存在がムカついて楽しめない。 後半はそこそこ頑張るが、序盤の汚名を返上できるほどの活躍はせず、ほぼ無傷で生還するのもマイナス。グラント博士にタダ働きさせてのだから、せめて腕の一本位食われれば溜飲が下っただけに残念。 この無能な2人からよくあれだけ有能な子供が生まれたことがまさに奇跡。
[インターネット(吹替)] 4点(2021-07-15 20:29:38)
5.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
終盤まではエイリアンの侵略から逃げ惑う一般人視点で面白く、最後がどのような結末を迎えるのか目が離せなかったが、まさかの真水直飲みで腹下して全滅ってコントレベルのチープさ。 そりゃあ大昔の作品なんだから当時はこの程度でもいいが、時代を現代にするならそこはもう少し捻って欲しかった。 彼等のいた星には病原菌と言う概念が無かったとも考えられるが、トライポットを先行させたりしっかり準備してた奴らが環境調査しないのは説得力が無い(冒頭でも彼らは研究、監視しているって言ってる)し、どうしても微生物を活躍させたいのであればエイリアンを科学的に発達したのではなく、生物学的に発達した脅威(リドリーエイリアンや、トップの宇宙怪獣等)とすればまだ納得できた。 そもそも最後のナレーションで『人類は長い年月をかけて地球と共存できるようになった』とか言ってるが、冒頭ナレーションでは『彼らは人類よりも遥かに優れている』といってるが微生物にやられる奴らを人類より優れてると言うには説得力が無さ過ぎるし、その人類より優れてる演出が軍事力しかないのもチープさに拍車を掛けている。 てか、『宇宙人が病原菌(ウィルス)にやられる』って設定はインデペンデンスデイもコレを参考にあの作戦を思い付いたと思うのだが、まだコンピューターウィルスと言う設定に変えたのは実に感心させられ、あいつらの方は人類の衛星を利用したり、主要都市部を殲滅し、敵(人類)から攻撃を受ければ素早くその拠点を攻めたりとまだ知能を感じられた(防護服も着てたし)。 もうこんなオチにするなら一層の事変な改変せず、原作どおり20世紀はじめ頃の設定で完全再現してくれた方が面白かったかな。
[インターネット(吹替)] 3点(2021-05-03 21:03:49)
6.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》 
 曖昧な記憶を元に一部かなり過激な文章になっているので、視聴には気を付けてください(それくらいゴジラが大好きだと認識していただければ幸いです)。   ボロクソに蹴散らします。  腕のない料理人が『マトリックス』と『インデペンデンスデイ』を混ぜ合わせそこにゴジラをスパイスとして加えて『しまった』ため超ゲテモノ料理となってしまった作品。  最初の轟天号VSゴジラでテンションを上げられ「おおっ!」と思った瞬間、あとは怪獣すらまばらにしか登場しないアクション映画に・・・・  私は2000以降のゴジラはあまり好きではないが、少なくても皆『怪獣映画』を作ろうとはしていた。しかしコイツ等(こんなク○な脚本を書いた奴、そしてそれを通した奴)は『ゴジラ』と言う名だけ借りて自分たちが作りたかったアクション映画を作っただけ。ちなみにアクション映画としても才能の欠片すら感じられない駄作。  「ゴジラファン以外の方にも楽しめる作品にしたい」とスタッフの誰か(監督?)が言っていた気がするが、何で最後にそんなことするの?最後なんだからファンのために作ってよ。  これまでにあった、『人間パート』→『怪獣対決』→『人間パート』→『最終戦』みたいなお約束の流れを無視し、初戦から快勝の連続、あんなんで「さすがゴジラ強い!」とか喜ぶと思ったわけ?あんな雑なラストにキングギドラ出せば良いと思ったわけ?適当にX星人や轟天号を出せば昔からの東宝特撮ファンが喜ぶと思ったわけ?  「ゴジラファン以外でも楽しめる」とか言ってたけど、それでやったのが「利き腕が逆」とか昔のSF映画のパクリ(オマージュとは呼ばせません)や、ただ荒唐無稽な動きや爆薬を使った、魅せ方を微塵も考えていないアクションなの?ゴジラと松岡の動きをカブせてマウントパンチ?ダサすぎセンス無し。  人気ではない(大変失礼で申し訳ない)がいい味出す役者ではなく、微妙な人気と演技力しか持っていない(全員とは言わないが)役者をだすことなの?  そしてそれらは、これまでのゴジラ映画が築いてきた伝統(個人的にですが)を崩してもやる価値あったの?俺にはそう思えないけど?  私が許せない作品として間違いなく三指に入る作品です。これを見た後『VSデストロイア』の評価がグッと上がりました。最後の思い出に泥を塗ってくれた作品。北村監督、私はあなたの名を別の意味で絶対忘れないでしょう。
[映画館(字幕)] 0点(2018-06-23 19:24:33)(良:6票)
7.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~ 《ネタバレ》 
 レンタルでは我慢できず購入しちゃいました。  パロディや時事ネタ、ウィットに富んだジョークに軽快な掛け合い等とにかく終始ニヤニヤしながら見てました。  話のテンポも非常に良く、時々起こる無茶苦茶な展開もレオナルド博士の圧倒的ポテンシャルで無理なく、尚且つ面白く納得させられてしまいます。  確かに画のアニメーションとしては群を抜いたショボさだが、決して『手抜き』や『下手』等ではなく『個性』や『味』として楽しめ、時にはそのショボさを逆手にとった演出や笑いも秀逸。  登場キャラも個性(アク)が強くそれでいて愛着が持て最高(がんばれフィリップ!!)。  画に惑わされ食わず嫌いせず是非視聴をお勧めします。  今のところ最も続編を楽しみにしている作品です。
[DVD(邦画)] 9点(2017-10-01 20:37:24)
8.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~ 《ネタバレ》 
 レンタルで我慢できずDVD買っちゃいましたNo2。  我らが鷹の爪団今度はネット世界へ。パロディや軽快なトークなど、コレまでの魅力はそのまま、チラチラと日本の現状を真面目に演出しており、前作とは良い意味で違った面白さがありました。でも結局面白おかしくなっちゃうので後味の悪さは皆無。  全体的には確かに前作ほどのインパクトは受けなかったが、総統の最後の一言『お前も幸せになれ』にもうシビれまくり!!普段頼りないのに決める所は決める、だから最高なんだよあんたは!!  相も変わらず終始ニヤニヤしながら楽しめました。  ここでも続編期待度No1。
[DVD(邦画)] 9点(2017-10-01 20:36:59)
9.  ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 《ネタバレ》 
 観終わった感想は『コレで家に帰れる』です。  後半失速した前作を反省して、冒頭は抑え気味で物語が進みますが、それが致命傷で、始めの1時間近くは舞台設定や出現妖怪の説明等盛り上がる展開が無く、一切作品に入り込む事ができませんでした。  そうなっては、スクリーンの中で何をやろうが、外野の私は全く盛り上がれません。確かに後半の夜叉やがしゃどくろとの戦闘は迫力ありました(邦画レベルで言えば)が、前半戦闘をしないと言うリスクを犯してまでするような演出とは思えませんでした。リモコン下駄のCGなど前作以下。  上記の失策に加え、ストーリーがアマチュア以下の出来。『人間に恨みを持つ妖怪が、自分を封印した5人の子孫の魂を奪っている』→『子孫のヒロインが襲われている所にたまたま通り掛かった鬼太郎に相談』→『一緒に妖怪を封印する道具を探す(ここまでで約1時間戦闘なし)』→『道具は揃うが、人間に非があったことを知り封印を拒む偽善者ヒロイン(1日で性格変わりすぎ、催眠術?)』→『妖怪説得+何故かさらわれた猫娘救出作戦』→『戦闘と妖怪説得』→『ハッピーエンド』  パッと見それほど酷くなさそうだが、3番目の展開のところでヒロインが『知らない人を信じるなって言われた』、『私に呪いをかけてどうする気!?(鬼太郎に向かって)』と突然錯乱、ちなみにこの前に一反もめんに乗ったりカラスに乗ったりしてます(知らない人信用しないなら一反もめんに乗るか?)。それを聞いて『あぁ・・・・この娘はフィクション(露骨に製作者の都合で動かされている)なんだ』それ以降何を言おうが彼女の言葉に心が動かされる事はありませんでした。  あと、話の展開に『実を言うと・・・・』『真実を教えてやろう!』が多すぎ。もうギャグですよそのセリフ。  製作者の都合の良い様に動くキャラと意味不明な展開、後半は気持ち悪くなってセリフだけ聞いて目は閉じていました。  監督と脚本家、もし次回作に参加するならADになってください。ぬらりひょんを出したからって全て許されると思うなよ!  ただ、おかげでBGMの出来の良さに気付く事が出来ました(+2点)  鬼太郎ファンなので次回作は出て欲しいです。堤監督は『20世紀』で忙しいので大友さんが監督をしてくれると嬉しいかな。ヒロインはユメコちゃん熱望!  激しくDVDでの観賞をお勧めいたします。
[映画館(邦画)] 4点(2016-11-15 00:03:15)
10.  Avalon アヴァロン 《ネタバレ》 
 映像演出だけでも観る価値あり。  『こんなFPSやってみてぇ!!』と思うのですが作ってくれませんね。  映像は凄くリアルなのに所々入るアナログゲーム的演出(爆炎が2D、死亡時はドット的にバラバラ崩壊等)が面白く且つ『同じ戦闘シーンでも戦争映画のような登場人物が生死を掛けた戦いではなくゲームでしかない』と言う印象をもたせることにもなっている。  他にも『映像にフィルターを掛け虚実感を増す』『窓を開けると壁』等隅々まで手が込んでおり、またマトリックスが本作にも影響受けているのが分かり、それだけでも個人的には嬉しい。  話に関しては、押井さんが好きな『現実と虚像の融合』的演出が他作品と比べて一番分かりやすかった。  『ゲーム世界でのクセで拳銃を抜こうとする』『旧友の下品な飯の食い方(リアルな生活観)を見て嫌悪感を抱く』等ゲーム世界への依存度が強まり境界線が無くなりかけている主人公の心境を上手く表現できていると思った。シチューに関しては現実世界でも『楽しい事(料理や食事)』を見つけたかったと言う事なのでしょうか?  そして後半に出てくる『クラス・リアル』、この世界に来た時にフィルターを外し、また長々と電車やコーラスのシーンを入れ『リアルな面倒臭さ』みたいのを演出し、ここが実はリアル世界なのではと視聴者に錯覚されるようになっており、これこそ『アニメじゃなく実写であるからこそ出来る演出』だと感じた(これまたマトリックスでもフィルター演出で世界の変化を演出してる)。  ところが結局『クラス・リアル』も現実世界ではないのだが、『劇中冒頭の現実世界も、犬が突然いなくなったり、映像を繰り返したり等意図的におかしな演出があり、『じゃあどっちが現実なの?』と言う何とも煩わ心地良い刺激が残る。  まぁ結局オチもあやふやだし、『映画世界の話なので現実なんてありませんよ』と言うニュアンスにも取れるので、そこは視聴者任せと言う事なんでしょうか。  そう言った演出は嫌いではないですし、ゲーム好きに対する『こんな難しいゲームをクリアしてもまだ満足しないの?だったら超難しい『現実世界』をプレイしよう!現実だからレベルも1だよ!』的な皮肉が効いてて面白い。  ただ相当独創的な作品なので人を選ぶのは間違いないですね。
[DVD(字幕)] 9点(2015-12-11 00:17:57)(良:1票)
11.  イノセンス 《ネタバレ》 
 甲殻に関しては正直この人の作品(映画)しか観てません。  ほぼすべての作品に言えるが、この監督のテンポの取り方がすごく好きです。序盤でグッと盛り上え、次はゆっくり静かな展開・・・・で激しい銃撃戦そして・・・この流れが自分の中でマッチして集中して最後まで観れます。  内容としても、作品に込められたメッセージ性などは分かりませんが、それを差っ引いても近未来刑事ドラマとしては面白いと思います。穴が無いわけではない(それか私が設定を知らないだけ?)がそれでも先が気になりました。  映像もキレイ(祭よりは車のシーンが好きです)ですし、銃撃戦も格好良い!途中長ったらしい話がありますが、まぁハマーン様と竹中さんの美声を楽しむと思って聞きましょう。  あと細かく言えば『本作ではバトーとトグサが大好きで、その二人を組ませてくれた』『ついでに次くらいに好きなイシカワも結構出る』『ヘリと潜水艦がイカス』『犬がたまらなくカワイイ』等  総合は文句なしの10点。欲を言えばもうチョイ長くても良かったっかな?   ちなみにこの作品を見た大学時代の先生が、終盤のハッキングするシーンを『ハッキンッグの経過を視覚的に上手く描写できており素晴らしい』と褒めてました。
[映画館(邦画)] 10点(2013-08-23 12:56:00)
12.  カードキャプターさくら 封印されたカード 《ネタバレ》 
甘酸っぺぇ~~~~っ!!
[ビデオ(邦画)] 10点(2013-06-07 09:32:02)
13.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 
終盤までのハラハラドキドキ感を見事に裏切ってくれました。 程度は関係なく、とにかく目に付いた『悪い人間』を脅して更生させるチャンスを与え、従えば釈放、断れば射殺する。 終盤トリックを見破り警察が突入するが、主人公の懺悔は終了し、犯人も自殺して万事解決・・・・と思いきや生きていました(しかも赤の他人)。と素人でも使わない様なオチを持ってこられ台無し。どうせなら主人公の付き人をやっていた若者(下調べで雇われているふりをしていた)を犯人とかの方がマシだったんじゃない? 犯人も主人公とのやり取りの間に2人殺しており、少なくとも一人に関しては悪人でもなさそう(悪く見ても町のチンピラ)だし更生のチャンスも与えず殺しており、行動目的と行動内容に大きなギャップを感じた。 犯人の位置特定も、電話ボックスは逆探知防止システムを使っているのに、事件直前に主人公の奥さんに電話した際は使用せず位置がバレてしまう上、意図的にお行ったわけでもなさそうなので作中のシリアスな雰囲気に水を差されゲンナリ。 総評 最終盤からオチに掛けての出来がそれまで積み上げてきた全てを台無しにしてしまった。  電話ボックスを使ったアイディアと大事を介して小心者の主人公を改心させると言う構成は悪くないが、そう言った事を強要する犯人の設定とオチに関する良いネタが思いつかずやっつけで台無しに。
[ブルーレイ(吹替)] 3点(2013-05-08 21:44:26)(良:2票)
14.  2012(2009) 《ネタバレ》 
『主人公には別れた妻と子供2人がいて妻は再婚予定』と捻り一つ見えない設定。終盤まで速攻死ぬと思ってた再婚相手が飛行機操縦したりと大活躍。途中で合流した女性ともフラグが立ったので『おっ!ひょとして全員生存で大団円?』と思ったらやっぱり死んだ(女性共々)。いい加減、家族円満エンドのために人殺すのやめろ!何のためにフラグ立てたか分からない。  んで、最後色々あって主人公が死亡確定のミッションに挑むのですが、ここで彼も死ねば自分が述べた『人は自身の死と引き換えにしても他人を守れるか』みたいな問いの答えになるのに生き残りやがった!せっかくいい感じであった伏線やフラグが意味無し。  CGも中盤まで。てか、CGも『監督の能力で凄いCG』ではなく『監督の名前で集められた大金でつくったCG』なので面白くない。後半完全に息切れしたし。  作中起こるハプニングもいい加減。後半、一部の人間は方舟で生き残ろうとするのですが密航しようとした主人公のせいで船のドア(船の大きさと比較するとかなり小さい)が故障『ドアが閉まらないためエンジンが掛からず山に激突します』なんでドアとエンジンが関係するんだよ!『半ドアでエンジンが掛からない車』なんてないだろ!?  故障の修理に行くときも『部屋に空気は無く直せても入ったら死にます』→『空気あるし、生きて戻ってくるし、てか一緒に行った子供も生きて戻れるくらい』あのさぁ、10分前に吐いた台詞の内容くらい把握しとけよ!!  『なんで水害用の船に排水システムが無いの?』『自動扉で閉じ込められるような通路には手動扉付けるでしょ?そのせいで死ぬし』『入船口なんて最も浸水の恐れがあるのに、そう言った所には自動隔壁無い』『空気が澄んで船外に初めて出た時、死んだ友の供養しろ、やったかもしれないがシーンで入れろ。という意味でアルマゲドン以下』  アメリカ映画にこんなこと言うのも今更だが、それにしてもコイツ等は話を面白くしようとか荒を少なくしようと脳味噌を使った形跡が無さ過ぎる。『細かい』とか言うんだったらそんなの気にならない位面白い映画作ってみやがれ。  エンタメ作品として『ウルヴァリン』の足元にも及ばない。CGもあっちの方が魅せ方上手いし、息切れしないし。  5年前に似た作品作ってまた作るってネタ無さ過ぎだろ?しかも詰らなくなってるというおまけ付き。
[映画館(字幕)] 1点(2013-02-04 11:01:06)(良:3票)
15.  完全なる報復 《ネタバレ》 
 『妻子を殺した殺人犯が司法取引で罪を軽くされ、唯一生き残っていた旦那が復讐鬼となり刑務所の中から当時事件にかかわった人間(主に旦那の弁護士)を殺していく』  弁護士の追いつめ方は中々恐怖を感じるし、犯行のトリックも旦那(犯人)が行動を起こすのに何故10年待ったか等の理由を考えればあり。  ただし終盤がお粗末過ぎ、事件解明のきっかけも悪くはないが、それまでの犯人の神懸かり的な先読み能力を考えれば十分考慮すべき内容だし、それを意図的に伝えようとしていたわけでもない、また最後の犯行は爆弾を使った内容なのだが、『一度セットした後動かそうとすると起爆する』と言った結構ベタなトラップを仕掛けていなかったり、個人的に応援していた犯人がドンドン馬鹿になっていく感じがして嫌だった。  弁護士の方も、犯人の目的である『殺人犯と取引しない』と言う信念も持つにいたったまでは良いが、だからと言って法の裁きを下さず殺しちゃうのがダメダメ。最後は犯人を法で罰し死刑にするとかの方が良かった。  そして何より、犯人の行動によって明確に変わった結果が何一つ映さないのもダメ。
[DVD(吹替)] 5点(2012-12-31 18:42:32)
16.  消されたヘッドライン 《ネタバレ》 
 ホームレスの黒人が路上で殺された事件を追うジャーナリストの主人公。時を同じくして、友人の部下が地下鉄に撥ねられる事件が発生し、結果浮気が明るみになりスキャンダルが彼を襲う。友人を機に掛けながら取材を続けていると、死んだ黒人の携帯履歴に地下鉄事故で死亡した女性の番号が、やがて二つの事件は大きなとある兵士派遣企業と国家の間で巻き起こっている陰謀に向かって少しずつ近づいていく・・・。  と言った、サスペンスモノとしては割とベタな内容。所々上手くいきすぎると感じてしまう部分も無くはないが、それに関しても最低限の前振りはされており、主人公の取材によって物語が少しずつ進展していく過程を、程良いテンポと所々入る緊迫した場面により最後まで緊張して観られた。  ただ終盤に関しては結局関係者が自身の保身を捨てて独白してしまい中盤までの努力の大半が徒労に終わってしまったと言うのは少し勿体無かった。  ラストのどんでん返しは賛否両論だと思うし、ベタ過ぎるので、もう少し伏線やミスリードを行った方が良かったかな。  それでも。『企業』と『個人』、『利益』と『愛国心』等差異はあるがどちらも己の『正義』を貫きその結果死亡した人(これも『数百人』と『数人』と言う差異あり)に対して『表面的とはいえ『ベストを尽くした、尊い犠牲』と認める』かたや『部下の暴走であり殺す気はなかった、自分に非は無いと認めない』と言う最後の最後で大きな差を付けたのはとても面白かった。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-12-23 21:07:42)
17.  ウォッチメン 《ネタバレ》 
 突然男が襲撃され、それを調査するシリアス部分と昔は一世を風靡したが見事に落ちぶれたヒーローの哀愁が何とも切ない前半。世界破滅が刻一刻と迫り、昔を思い出し立ち上がり、手を組み出すヒーロー達。そして最後のラストとここまで最初と最後の作品内のテンションのギャップが凄い作品はあまり覚えがありません。  アクション部分は確かにVFXバリバリではないが、古臭いが逆にそれが良いヒーローやメカのデザイン、場面や敵を変えることで時に圧倒的に勝ったり時には負けたりと展開が違うので飽きも来ず、そして何より映画史上類を見ない程のヒロインの圧倒的セクシーさ(あのハイレグはヤバいだろ!!?)に目が離せず、そのせいか本当に2時間半と言う疲れを感じなかった。  そして衝撃のラスト。結果的にマンハッタンは人類を救う『必要悪』に仕立てられてしまうが、その結果人類が良き方向へ向かいと信じ承諾する。ここまでの流れはダークナイトに近いが、本当の最後、全ての真相を公表しようとするロールシャッハはミクロ的(失礼な表現かもしれないが)な意味ではエイドリアンの罪を見逃さず、例え殺されようとも、嘘を付けば助かるのにそれすら許さず、自身の正義を曲げない正に『正義の味方』である(これまでの功績を考えても一番彼がヒーローだろう)。そんな彼を殺すことで自分が必要悪になると言う確固たる『決意』を表わしたという意味でマンハッタンの方がバットマンよりも一歩先を言っていると考える。加えて黒幕の方にも、計画実行までは主人公達を圧倒していたにもかかわらず、全てが成功した際は一方的に殴られたりと自分の行った行為に対する『責任』とそれを受け止める『決意』を感じた。  単純にストーリーや構成、演出(人間の汚さや、それを正すため1500万人を殺すなど事件の重要部分を度々『ジョーク』と言い切るキャラ達)、視聴後の疲労度の違い、、そしてヒロインの圧倒的セクシーさで言っても、個人的にはこちらの方が印象深い『最悪のハッピーエンド』だった。
[映画館(字幕)] 8点(2012-07-28 01:41:28)(良:1票)
18.  カーズ 《ネタバレ》 
私の中でピクサーを最高位の制作会社に決定づけた作品。    『才能はピカイチだがわがままジコチューな主人公が本当に大事なモノに気付く』と言う王道展開ながら相変わらず丁寧に作られている・・・・のだがこの『丁寧』具合が半端無い。    『陽気なお馬鹿さん♪』『過去の大偉人』『主人公の本作で見せた成長を既に終えたヒロイン』『既にいた友人』と言った登場人物、序盤知り合いに『友達』の話題を振られ表情が曇り、何かしらの『寂しさ』を感じている等、主人公が無理なく成長出来る要素がしっかり用意されている。    舞台となる町も開発の煽りを受けてさびれたとベタだが、『速い事が何より大事』と思い込み、大切な何かを忘れている主人公の現状を『町』を介することで視覚的に分かりやすく表現する事に成功している。    『登場人物みんな車』と言う設定も本作のメッセージにマッチしており、『無表情な物』が動くことで多少オーバーなリアクションをしてもクドく感じず且つ彼らの性格や心境の変化をすごく分かりやすく感じることが出来る。結果中盤のツーリングや序・終盤のレース等『車が本人』だからこそ画になるようなシーンも多いし、演出的にも『車→ドライバーのハンドル操作→また車』と言うレース映画によく見られるカットを一纏めにできるので新鮮かつ尺の節約にもなっている。    CGも相変わらず、冒頭のレースに感震。  本作のオチなんて20分も見れば誰でも想像付くが、そこに至るまでのメッセージ性、CG、設定、演出、構成等全てがパズルのピースのようにキッチリ隙間なく見事に組み上げられておりもはや芸術レベル。だからこそラストのゴールシーンも『あざといな!』なんて感情微塵もわかず『なんて良い奴なんだ!』と素直に感動できた。いやぁ泣いたわ。  吹き替えのキャスティングも完璧。特に主人公が成長するに従い少しずつ話し方やトーンを優しく変化させている土田さんの演技は流石役者。  ほめ過ぎかもしれないがごめん、良い所しか見つからない、文句無しの傑作。
[DVD(吹替)] 10点(2012-07-24 12:24:24)(良:1票)
19.  人狼 JIN-ROH 《ネタバレ》 
 ケルベロスシリーズは『犬狼伝説』を読んだ位です。 昔VHSで見た時は内容が全然わからなかったが、それでも記憶に残っていた一作。  今巷で溢れている萌え萌えキュンキュンメロメロハッピーなアニメ(いや、これら全てが駄目とは言いませんよ)とは真逆な作品。 話、登場人物、作画、設定等全てが重い。だがそれらが織りなすハードボイルド的雰囲気がたまりません。  話も各組織間の派閥や牽制、行き過ぎた実力行使や馬鹿し合い等良く出来ており、正に大人向けのアニメと言った印象。  『近づいてきたヒロインがスパイ』等構成的にもベタな所はあるが、それに童話『赤ずきん』のエッセンスを加えることで非常に濃密で魅力的な内容になっている。  ラスト、ようやくおばあちゃん(心を許せる相手=主人公)に会えた赤ずきん(ヒロイン)であったが、実はそれは狼(ヒロインの裏に存在する組織をおびき出す為に騙されたふりをしていた)であった、と言うところまでは純粋な現代版へのアレンジだがそこから、赤ずきんと自分をダブらせたヒロインが『どうしておばあちゃんの目は、どうしておばあちゃんの耳はどうして・・・・』と叫ぶシーン。この時点では主人公はおばあちゃんにも狼にもなることができたはず(主人公も『それはお前が良く見える用にだよ』的なごまかしをせず沈黙し続けるのがその証拠かな?)、でも結局は狼であることを選んでしまった・・・・その後猟師は出ず、結局赤ずきんは食べられて終わり・・・ここのくだりがズシンときました。 
[ブルーレイ(邦画)] 9点(2012-04-21 19:41:03)(良:1票)
20.  第9地区 《ネタバレ》 
 なんか昔社会の授業で習った様な関係を人間同士で無く『人間とエイリアン』に変えたのは『エイリアンが当り前に存在する世界』と言う設定と合わせ中々斬新に感じられた。  『エイリアンにあんなひどい事するなんてあの兵隊や科学者最低だな→いや、あんたら同じこと人間にやってたから』と言った皮肉なのでしょうか?ただそうやってエイリアンに同情が集まり過ぎない用気色悪いデザインにしてあったり、人間とエイリアンから観た世界を説明し不運に見舞われる主人公もやたらヒステリックかつ自己中心的な性格にする等、誰かやどこかに好感を持たすこと無く、一歩離れた所から中立的な視点で観賞させようとしている演出が施されている。結果本作に含まれている皮肉(ブラックユーモア)やメッセージの様なものを気付きやすくしているのも上手い。  所々にグログロなアクションを入れることで変に説教臭くなることもなく、かつダレそうな内容に刺激を与えるスパイスとしてしっかり機能している。  『メッセージ性』『ドラマ性』『娯楽性』と言ったまとめ難い要素が上手に料理されている良作。ただ全体的に視覚的嫌悪感を覚えるデザインやシーンがあるので苦手な方はご注意を。 
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-02 01:09:10)
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