181. 永遠に美しく・・・
凄くブラックなコメディ、死んでも死なない薬というのが恐ろしい。永遠に美しくという方は一時的なものであって、身体の方が老朽化してくると追いつかないらしい。 メリル・ストリープとゴールディ・ホーンの共演も凄いが、不死身役の専門家みたいなブルース・ウィリスが両者に翻弄されるという役がおもしろい。しかし、彼こそが一番人間らしかったのだ。 撮影の技術はすばらしい。首が180度回転するというのは、昔のエクソシスト以上か。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-05 17:28:50) |
182. ア・フュー・グッドメン
映画の内容はあまり好きではないが、ジャック・ニコルソンの圧倒的な存在感がすばらしい。この迫力では、兵士たちもまったく逆らえないだろう。 ついついしゃべりまくる癖が、トム・クルーズのキャフィ中尉の罠に引っかかってしまったということか。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-05 11:02:33) |
183. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
恐ろしさは残っていても、ホラー映画独特の気味悪さが押さえられ、コミカルなアドベンチャー映画になっている。終盤はスリル感もあって目が離せず、全体として大変おもしろい映画だ。 プロローグの3000年前の古代エジプトは、神秘敵であると同時に壮大感があって引きつける。CG映像の見事さの上に音響効果が実によい。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-22 22:50:48) |
184. あげまん
結構おもしろいし、好きな映画。あげまんと呼ばれる女が男に尽くし、尽くされた男は運が向き地位や名声をえる。男が女を捨てるとたちまち運は見放され転落する。そのようなダメ男の危機にも、身を挺して男を救う、本当にいい女だ。 監督の伊丹さんが、俺の女房は本当にいい女なのだといっているかのよう。 [映画館(邦画)] 6点(2011-09-30 05:31:06) |
185. ライアー ライアー
少なくとも3・4回は見ている映画だが、不思議なことに見るたびに印象や評価点数が違ってくる。気分が落ち込んでいるとき見れば、ぐっと気力がみなぎってくることもあるが、そうでないときは馬鹿馬鹿しくなってしまうこともある。 今回妻と一緒に見終わった後、あきれているような顔をしていたので、「つまらなかっただろう」と聞いたら、「でもあんなに一生懸命演技しているのに、低い点はつけられない」と言った。そうか、そういう見方もあるのかと思った。 ストーリーは単純明快、演技が大げさかどうかは見方によると思うが、ラストにはだまされた。1年後のマックスの誕生日には「パパとママが仲良くなりますように」と言ったものとばかり思っていた。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-23 22:53:40) |
186. ハッピーエンド
《ネタバレ》 これがハッピーエンド?と疑いたくなるような凄い映画。SEXシーンも半端じゃないし、殺害シーンだって・・・、今まで見た映画でこんなのはなかった。 前半は冷え切った夫婦関係、ダメ親父、不倫とそんじょそこらにあるようなものだったけど、後半が全く違う。後味悪いと言えば悪いし、考えさせられると言えばそうだし、もしかして名作なのかもしれない映画。 音楽もモーツァルトやベートーヴェンの借用かと思いきや、シューベルトのピアノトリオの有名な第2楽章だったりして、とにかく深く心に残って簡単には忘れられそうにない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-15 20:02:42) |
187. ベティ・ブルー/インテグラル<完全版>
久しぶりに強烈な映画を見た。もはや理屈の世界ではないだろう。こういう映画はおそらく10点に近いのか、0点に近いのかどちらかだろう。その判断はできかねるので、忘れることができないくらい強烈に印象に残ったということだけで、点数を付ける。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-29 16:11:15) |
188. イル・ポスティーノ
《ネタバレ》 韓国映画「永遠の片思い」の中で、この映画を知った。それほど好きという映画ではないが、チリ国内の状況や実在の人物パブロ・ネルーダについて知ることができる。 後にノーベル賞の文学賞も受賞し大統領候補にも挙げられた人だが、1948年に始まった共産党弾圧によって国外退去を命じられ、イタリアに亡命していた。映画では隠喩に長けた詩人として紹介されている。 それゆえ映画の中では、私たちは主人公マリオとともに詩のすばらしさを学ぶことができる。この主人公マッシモ・トロイージは、心臓が悪く手術が必要な状態であったにもかかわらず撮影を続け、終了後に亡くなったという。映画の中で集会デモの中で死んだことになったはそのためかもしれない。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-06 16:12:21)(良:1票) |
189. ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて
《ネタバレ》 ラストシーンがとてもよいし、キム・ヒョンジュがかわいらしい。それと花屋さんの場面で聞こえてくる音楽、フランス語の「エレン♪~」と歌っている曲、映画を見た後も強く印象に残った。調べたら、エレーヌ・ロールが歌う「Je m'appelle Hélène」という歌ということがわかった。 映画自体は、ソン・スンホンの勘違いということはわかるが、何度見てもストーリーがよくわからない。あの麻薬男はキム・ヒソンの何だったのか。 途中のもたつきとわからなさが減点だが、概ねよしとしよう。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-11 17:02:44) |
190. 初恋のきた道
《ネタバレ》 「初恋のきた道」何と素晴らしい邦題、見る前からロマンティックな気分になる。またそこに登場するチャン・ツィイーの純粋無垢な美しさ、いかにも「初恋」である。見ている私の方が恥ずかしくなるくらいだった。 いかにも広大な中国、長い道のり、その道は初恋の相手が通ってきた道だった。その道で、いつ戻ってくるかわからない相手をひたすら待ち続けるいじらしさ・・・。 映画っていうものは、別にびっくりするような事が起こらなくても、これだけで十分なのかな・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-06 09:11:28) |
191. 夏の庭 The Friends
偶然テレビ(CSだったかもしれない)で途中から見たが、「夏の庭」だとすぐにわかった。実はずっと前、演劇で見ていたからである。 演劇の印象が強くレビューにはならないかもしれないが、映画では三國連太郎のおじいさんが大変良かった。子どもたちとおじいさんとの心のふれあいが何とも言えない。 もう一度見てみたい映画なのだが・・・。 [地上波(邦画)] 6点(2011-03-06 09:03:54) |
192. ピアノ・レッスン
ふとしたことで、この映画の音楽を知り虜になった。またその映画がアカデミー賞の主演女優と助演女優の賞を得たことも・・・。探し求めてDVDを購入し、鑑賞。 映画の中のホリー・ハンターはすばらしかった。アンナ・パキンもかわいかった。しかし、ニュージーランドの暗い荒波のように、私の心はすっきりしなかった。 この映画の脚本・監督は女性、登場人物で好感を持てるのも女性、キャストで賞を得たのも女性、さらにこのレビューで高得点を付けているのも女性・・・。男の私は入り込む隙間すらないのだろうか。 浜辺にポツンとおかれたままのピアノ、運ぶ荒くれものの男たち、ピアノは大丈夫だろうかと別の方が気になってしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-02 08:02:19) |
193. エントラップメント
前半の黄金のマスクを盗み出すまでは大変おもしろかった。レーザー光線のかいくぐりなど綿密な計画が練られていたし、演習訓練が本番で上手く活かされていた。それに対し後半のツインタワーへの進入はスリル感はあるけど無鉄砲、終盤のどんでん返しもかなり無理矢理という感じがする。ところであの爺さん、007のジェームズ・ボンドだと後から知って大変驚いてしまった。 [DVD(字幕)] 5点(2015-02-07 21:47:26) |
194. おいしい結婚
見合いとか結納だとか古風にやるかと思えば、野外披露宴とは進んでるというか奇抜。大女優を取り巻く三人衆いや田中邦衛も入れると4人衆か、この辺のやりとりはおもしろいのだけど斉藤と唐沢の若手カップルがちょっと物足りない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-12-02 15:10:49) |
195. グレン・グールド エクスタシス
伝記というよりもグレン・グールドの演奏に的をしぼったドキュメンタリー。60数分という短い尺ながら、いろいろな人のグールドへの賞賛や評が延々と続き単調さを感じる。よほどグールドファンでなければおもしろくないかもしれない。かくいう私もDVD鑑賞を中断していたのだが、「天才ピアニストの愛と孤独」(2009年作)を見てから改めて見直すことになったのだが・・・ [DVD(字幕)] 5点(2014-07-07 16:07:49) |
196. おっぱいとお月さま
男の子とおっぱい、ファンタジックでほほえましくも思えるがちょっと品のなさも感じる。おなら男のせいもあるけど、幼い子どもが出てくる映画にしてはハッとするシーンがある。 [DVD(字幕)] 5点(2014-05-12 21:03:48) |
197. 透明人間(1992)
H・G・ウェルズ原作の1933年映画のリメイクかと思ったら、まったく別の映画だった。SFはSFだけどサスペンス感はないし、ホラーでもまったくない。コメディ風ロマンス? まあこれはこれで良いのかもしれないが、少し安っぽい。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-03 20:27:45) |
198. ドクター・ドリトル(1998)
児童文学がコメディになってびっくり、少々安っぽく感じるのだが、エディ・マーフィだからこれでよいのかも・・・。 [地上波(吹替)] 5点(2013-11-21 20:34:45) |
199. バックドラフト
最初見たときは映画の迫力に圧倒されたのだけど、後で繰り返し見てみると何だこんな映画だったのかと評価が下がる。消防士の物語だから火災シーンが多いのは仕方ないけど、だんだんうんざりしてくるし、不謹慎なシーンも目につく。 [DVD(字幕)] 5点(2013-10-12 21:37:01) |
200. ロマンス X
わかるようでよくわからない女性心理だ。セックスを拒否しても、出産にも立ち会えない男って、何を考えているのだ。 [DVD(字幕)] 5点(2013-09-06 11:51:36) |