201. クローサー(2004)
《ネタバレ》 描かれている内容は紛れもなく「大人の恋愛」ですが、それが完全にサカリのついた中学生のモノとなんら変わりのない面白さを感じました。こいつら猿じゃねえのか?ってくらい各人が(裏主人公であるアリスは別として)セックスしか頭にない。特に男二人はマジで12歳かと思うくらい下半身で物を考えるアホ共。まあ人間、大人になっても恋愛したら周りが見えなくなるもんですから、彼らの行動原理もわからんでも無いですが、私は滑稽な程に過剰な恋愛を描いた作品だと理解しました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-07-07 23:53:20) |
202. ゾンビランド
《ネタバレ》 ややオフビートなゾンビ物。語り手が終始主人公とあるせいもあり、主人公が死ぬかもしれないという緊迫感はゼロ。他のキャラクター、特にウディ・ハレルソン演じるタラハシーは最後にはあんなに絶望的な状況だったのに結局生きていて、その辺は笑えたけれど少しガッカリもしました。また無駄に派手な遊園地をホラー作品に登場すると逆に恐ろしいっていう設定は「サイレント・ヒル3(だったかな?)」「デッド・ライジング」等で使い古されたものなので、どうひねりを加えてくるのかと思いましたが、特に目新しい物もなかった。 ビル・マーレイの出演はファンとして嬉しかったが、彼が出てきて特に何をするでもなく死んでしまうのもなんだかなぁ……、なんでこんな映画に出てるんだ。 しかし何故かトゥインキーを強烈に食いたくなる映画である。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-13 21:51:39) |
203. ラスト、コーション
《ネタバレ》 アジア映画の監督らしく男女間のパワーゲームを非常にねちっこく描きます。スパイものと聞いて普通思い浮かべるクールでソリッドな印象とは程遠い。青春の甘酸っぱさ、男女の感情の機微、潜入捜査モノのサスペンスと、抑えるべき部分は実にキッチリと抑えている作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-02-13 21:27:19) |
204. エクステ
《ネタバレ》 髪が人を襲うってホラーは今まで見たことが無かったので新鮮でした。序盤から中盤にかけてエクステが人に取り憑いたりするのは面白いのですが、どうも終盤にかけてホラー演出がショボくなっていくというか、最後はゲテモノホラー映画になっちゃってて少々ガッカリもしました。というか正直言って個人的には主人公の姉のキチガイっ振りがこの映画で最も嫌で怖かったんですよね。これは"エクステ"というタイトルの映画としてはマイナスポイントじゃないかなぁ。"姉"というタイトルであの姉の恐ろしさを二時間描いたほうが怖いと思う。それから私なら絶対"ジル・ド・レエ"なんて名前の美容室には行かない。なんちゅうネーミングセンスじゃ。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-14 23:17:41) |
205. スネーク・フライト
《ネタバレ》 「デヴィッド・R・エリスのB級映画にハズレ無し!」とは自論ですが、今回も純粋にアホらしく面白かった!自体が深刻化するに従ってシリアスさが増し、無邪気に笑うことが出来なくなるのがやや残念。正直、蛇が出てきて女のおっぱいに噛み付いたり(くっだらねー)、男のアソコに噛み付いたり(ほんとくだらない)、おばさんの体に巻きついておばさんが喘いだり(需要あんのか?)、しているシーンが一番面白かったです。問題は事態の黒幕であるキムが報いを受けるシーンが特にないことでしょうか。パニック物では事態の元凶が最後にそれ相応の罰を受けて観客をスッキリさせてくれるものですが、今作は完全にそれを省いている。そのキムの代わりにキックボクシングしているというアジア人が実はキムの部下で潜入してサミュエルを妨害するのかと思えばそんなことも無かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-20 13:15:01) |
206. バッド・バイオロジー 狂った性器ども
《ネタバレ》 最高に頭が悪い映画。観ていると自分のIQがどんどん下がっていくのを実感できます。なんせチンコで『ジョーズ』をやろうというのだ。作った監督は頭がどうかしているとしか思えません(笑)。出て来るのは意志を持ったチンコ!壁を突き破るチンコ!エイリアンの尻尾の様に暴れ回るチンコ、余りの快楽で女を殺してしまうチンコ!クレイアニメーションで動くチンコ!最後のオチに至っては、観客をバカにしているのか?という位の下らなさ。しかしこの映画は下らないという点では唯一無二です!オリジナリティです!素晴らしい! [DVD(字幕)] 6点(2012-09-02 10:20:01) |
207. 海猿 ウミザル
《ネタバレ》 個々の細かいエピソードやギャグは原作漫画から拝借しているものの基本的には別物な話です。キャラクターの描き方はベタではありますが、そのお陰で感情移入もし易く丁寧な全体に丁寧な作りだったと思います。原作でも描かれているような男の意地のような展開にもグッときました。終盤のカルネアデスの板問題の様な展開も観ているだけで息苦しい画面となっており緊迫感ありました。ジャンル映画として海上保安官カッコいいと思わせてくれた時点で良い映画だったと思います。ただし音楽の使い方のダサさだけはどうにかならないもんでしょうか。もうジャーニーが流れる度に安物のコントを観ているみたいな気になってしまい笑いが止まりませんでした。最もひどかったのが水深40メートルからの仙崎と三島の救出作業です。あれだけ水中の画面に緊迫感が出るのは無音で観客も海の中に放り出された状況を体感するからでしょう。それなのに救助が来ると安っぽい感動的な音楽を無遠慮に流しちゃう。さっきの緊迫感は彼方まで素っ飛んでしまいました。実に勿体ない。この映画に限らず今の邦画に蔓延している病と言ってもいいですが、いい加減にそれらしいシーンには感動的な音楽をってメソッドは止めて欲しいなあとしみじみと感じました。あと男の青春らしく真っ裸のシーンが多いのは結構ですが、私はノンケなのでムサい男のケツより加藤あいのケツを見せろと心から思いましたとさ。 [DVD(邦画)] 6点(2012-08-19 17:23:30) |
208. ナポレオン・ダイナマイト
《ネタバレ》 ダメ人間の巣窟の様な映画、しかし良いんですこれが。主人公サイドは主人公、親友、兄、叔父、更にはヒロインに至るまでダメ(というか情けない)人間ばっかり。もうそのダメっ振りは度を越していて薄ら笑うしかありません。その何とも情けない人間の情けない生活にツボれる人には良い映画だろうし、このオフビートな笑いに付いていけず憤慨してしまう人(そういう人がいるのも分かる)にはサッパリ面白さが理解できない映画でしょう。しかしまあそのダメ人間達の各々のエンディングが良いんです。ご都合主義と言われようがなんだろうがこのラストにはYES!と言ってしまうぜ!! [DVD(字幕)] 6点(2012-06-05 01:03:37) |
209. 過去のない男
《ネタバレ》 記憶喪失になった男が人生の再出発を切る、ただそれだけの映画。アキ・カウリスマキ監督の作品らしくそれ程大きな出来事は起きず、淡々と過去を無くした男の人生を描いていく。いつだって人生はやり直せるし別に過去に拘らなくって良いじゃないか!というのが監督の言いたいメッセージだと解釈しました。今までの作品を観るにそういう話をとる監督だしね。 [DVD(字幕)] 6点(2012-05-06 00:09:37) |
210. 素粒子
《ネタバレ》 原作小説のことは知っていて気になりレンタルしてみたのですが、このストーリー映像化すると非常に各シーンが滑稽過ぎて半分コメディなように感じてしまいました。特に兄貴のダメダメさは見ていて失笑を禁じ得ないというか、まあそういう作りなんですけど……。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-11 13:46:21) |
211. ハッピーフライト(2008)
《ネタバレ》 観終わった感想は超予定調和映画。ハッキリ言ってこの映画内の登場人物が焦っている雰囲気が全く伝わってこず、パニック物としては詰まらない。おそらくANAの協力を受けているから仕方が無いんでしょうが、それだったら無理に盛り上げる見せ場を作らなければいいんじゃないでしょうかね。少なくともパニック物として盛り上げるのではなく、飛行機が飛ぶ飛ばないで盛り上げるとか色々見せ場の作り方はあったと思います。ただ各キャラクターの振る舞いがほぼ漏れなく魅力的に描かれているので、飽きない二時間でした。とくに地上スタッフの田畑智子が可愛すぎる。 [地上波(邦画)] 6点(2012-01-21 23:51:52) |
212. ふたりの男とひとりの女
《ネタバレ》 随所に笑いが挿入される作りになっているお陰で飽きは無いのですが、観た後に何かが残る様な作品では無かった気がします。典型的なアメリカおバカコメディといった感じで、軽く適当に観るにはいいですね。点数の殆どはジム・キャリーの天才的なスラップスティック演技と息子三人のナイスガイっ振りです。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-23 08:50:14)(良:1票) |
213. トータル・フィアーズ
《ネタバレ》 スパイアクション物としては王道かつ最大規模のストーリー。アメリカ対ロシアの全面戦争の契機として実際に原爆が爆発してしまうという展開は、マクガフィンと思っていたものが実際に発動してしまうという驚きがありました。でも爆心地で何の装備も無しに駆け回っていた主人公が最後にもピンピンしているのは、余りにも納得がいかないと言いますか、昔から核の恐怖・影響について教育されている日本人からすると「なんだかな~」と首をかしげてしまいました。中盤までのギャグの内容がストーリー運びに直結している演出は上手いなと思います。お陰で全体的にダレてはいなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-05 11:32:32) |
214. ランド・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 定番のプロットながら結構楽しめます。腐った世の中で這い上がろうとするチョロの物語がグッときました。 [映画館(字幕)] 6点(2011-05-27 00:57:34) |
215. それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ
純粋に素晴らしいと思える映画です。やや説教臭く感じる気もしますが、「何のために生まれて、何のために生きるのか」をアンパンマンに考えさせられるとは……。うむむ、明確な目的を持って正義を行使するアンパンマンが心底羨ましい。 [DVD(邦画)] 6点(2011-01-23 02:04:05) |
216. ジーザス・キャンプ
《ネタバレ》 未公開映画祭で鑑賞。キリスト教福音派の中でも、最も過激な部類を取り上げているのでしょうが、それでもこの映画の中身は非常に強烈でした。ハリー・ポッターが魔女を扱っているからと、アメリカで不買運動、焚書騒動は知っていましたが、実際に見ると本気で気味が悪いです。最も問題なのは親が洗脳をするようにキリスト教を子どもに押し付けていることでしょう。トランス状態で涙を流しまくる子どもの映像には絶句してしまいます。宗教の自由がある程度に選択できる国に生まれ、良かったと思えた作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2011-01-17 00:04:14) |
217. ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版
アホ過ぎるし、本気で気持ち悪くなってしまった場面もありますが、これみたいな「命がけでバカをやる」っていうスタンスは嫌いじゃありません。むしろ好き? [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 00:12:00) |
218. 最高の人生の見つけ方(2007)
凄く丁寧な作りになっていた為、色々な点が逆に気になりました。個人的にエドワードが最初からイヤな奴に見えなかったのが原因かも知れません。いい歳した二人の爺さんのはしゃぎ振りや、軽口の言い合いは面白かったです。歳を取っても、あんな爺さんになりたいですね。 [地上波(邦画)] 6点(2010-11-14 23:59:03) |
219. サイレントヒル
《ネタバレ》 内容は現代版ウィッカーマン+クトゥルフ神話といった感じでしょうか。ゲームは未プレイなので映画としての評価しか出来ませんが、ゲームの映画化としては比較的まともな方だと思います。何より美術とCGへのこだわりが感じられます。そのためか結構楽しめましたし。しかし個々のキャラクター達の行動に説得力が余り無い気がしました。サイレントヒルの連中は頭がおかしいの一言で済ませられるのですが、主人公のローズやベネット巡査まで意味不明な判断を下すのはどういう事なのか。原作通りの構成なので仕方が無いのでしょうが、学校やホテルに行く理由くらいはキチンと説明してほしかったです。メモがあったから行くって、いくらなんでも納得し難い。あと最後、過去に起きたサイレントヒルの真相を、アリッサがゲロしだすのはダメでしょう。それでは何のためにローズの夫を配置したのか分からない。サイレントヒルを彷徨うローズ側と、サイレントヒルの過去を明らかにする夫側の二視点から描いてたんじゃ無かったの!?そうじゃなきゃ夫いらないじゃん。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-02 01:31:36)(良:1票) |
220. ファイヤーウォール
《ネタバレ》 地味に大物俳優が沢山出てるB級サスペンス。ストーリーは超ありきたりな内容で、更に脚本の粗による突っ込み所も満載ですね。特にここは酷いなーっと思ったのは、悪役グループのボス、コックスが余りにも間抜けなリーダーにしか見えない事。最初の計画が頓挫してからは全てを他人任せにしてる様なもの。あんなリーダーじゃもっと早くに裏切られるんが普通なのでは?逆に良かったと思ったのはラスト。ツルハシで敵にトドメを刺すヒーローなんて初めて観ました。そんなアホな最後に大爆笑。 [地上波(吹替)] 6点(2010-09-15 23:26:08) |