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TERRAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 491
性別 男性
年齢 60歳
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221.  TRICK トリック 劇場版2
ほんっと損も徳もしてない、って感じ。(笑) わざと空かしたつもりなんだろうが、至極適当なメインストーリーを小ネタで笑わせてお茶を濁すという作りは、金とって見せる劇場映画としてはどうなんだろう? しかもその小ネタにしても、何の脈絡も無く出て来るから、面白いというよりバカバカしい。自分が笑ったのは、奈緒子の寝相が極めて悪いという1stシリーズからの設定を受けて出てきた貞子ぐらいじゃなかったかな……。さらに矢部や里見が物語に絡んで来ず、有っても無くてもいいようなサイドストーリのみでの登場ってのも、ファンにとっては物足りない。誰に観せたい、誰のための映画なんだろう? まあ、1よりはまとまりも良く、(1よりは)ずいぶん楽しめましたが、それでもビデオで十分な映画ではあります。
[DVD(吹替)] 5点(2007-02-15 18:53:16)
222.  ソウ2 《ネタバレ》 
 思いっきりネタバレしますから、未見の方は飛ばしてください。www  私、1はかなり褒めたんですよ。それだけに、この2はただ雰囲気重視になっちゃってて、随所に煮詰めの甘さが気になるなぁ。  冒頭からね、アイアンメイデンのマスクによる殺人があるわけですが、横にミラーを付けたスタンドが立ってる。あのスタンドを噛ませればマスクが閉じなくなるじゃん! 助かるじゃん!!  また、屋敷では窓に板を打ち付けて目張りしてあるんだけど、所々外から光が入ってきてる。だったら板引っ剥がしてガラスを割れよ! よしんば鉄格子かなんかで塞がれてるにしても、毒ガスの換気はできるだろうに。  ラストも、あれじゃほどなくエリック刑事は助かるだろう。まずエリックとジグソウが乗って出た車を手配すれば、あの家が見つかる。犯人のオネーちゃんが車を移動させたとしても、ガキを生かしといた時点であの家は探し出せるよね。地下にあれだけの設備のある廃屋なんて、そうそう無いだろう。車で数分で行ける距離なんだから、警察が本気で手配掛ければ見つからないわけは無い。  さらに言えば、あのネェちゃんがジグソウの跡を継ぐ理由が希薄すぎる……。キチ●イの行動に理由なんか要らないのかもしれないけどさ。  でもなんか、どれもこれも雰囲気重視で考えオチ。納得できない。まあ、この手の映画に理屈こねだしたらキリが無いんだけど、それにしても雑すぎやしませんか?
[DVD(吹替)] 4点(2007-02-04 17:12:48)
223.  ソウ 《ネタバレ》 
 途中まではすっごい面白かったんだけどねぇ……。あの結末は飛び道具だよな。  ジグソウは8時間近くもの間、ジッと倒れて死んだ振りしてたのか? そりゃすげぇ! なんて違う所に感心しちゃったりして。電流のスイッチを押す時もピクリとも動かなかったのかなぁ。だって生きてることがバレたら、そこで計画は破綻しちゃうもんね。しかも、あいつ病院の入院患者だろ? ジグソウの犯行の下準備って、結構掛かりそうじゃん? 場所探しやら、部屋中にワイヤー張ったり顔に取りつける道具の準備したり、被害者の拉致もしなきゃいけない……。その度にあいつは病院を抜け出さなきゃならんわけでしょ? もう病院内、特に看護士さんは大騒ぎだよね。「またジョン(だったっけ?)が消えた! 今日の担当は誰っ! 目ぇ離しちゃダメでしょ!!」っつって。www  あとさ、冒頭でアダムがテープレコーダーを取るときに、医者が「シャツを使え!」って言うじゃん? お前もだよ! 電話取るとき、シャツ脱いで足縛って斬るくらいならそのシャツで電話取れよ! あの伏線ハズしは狙った演出なのか?w  でもまあ、全てが予定調和的でミエミエだった「CUBE」なんかよりは全然面白かったんで、7点差し上げます! が、話自体はホント面白かったんだから、後はもう少し現実的な結末と犯人を考えて欲しかったなぁ。
[DVD(吹替)] 7点(2007-02-01 20:18:34)
224.  ドラゴンヘッド 《ネタバレ》 
 原作があまりにも中途半端だったので、映画は何らかの解釈を持ち込んで提示してくれているのか? と思いきや……orz。これじゃ単に「原作の粗筋を2時間で出来る範囲でなぞってみました」って感じの映画ですな。  しかも、原作を読んでる者には、なぜ??? と思うような改変がたくさんある。仁村と岩田が車で動いてるのを見て「ああ、ヘリ使う予算が無かったんだぁ」と思ったら、後からちゃんとヘリ使ってるし。だったら、ワケのワカラン民間人がヘリを操縦してるより、自衛官が操縦してる原作の設定の方がリアルじゃん? しかも、なんで根津甚八はあんなに試薬の入った食料について詳しいんだ? さらに関東、東海と巨大地震が併発して富士山が噴火、地殻変動で房総半島に新しく富士山そっくりの巨大火山が……、という説明が何も無いから、何の騒ぎやら全く分からないまま、ただドタバタと右往左往してる。  だいたい龍頭って何? 誰が何のためにあんなロボトミー手術を? で、だから彼らが何なの? タイトルになるほど重要なモノのはずだったんじゃねぇの? これをまず原作者に聞きたいね。w  まあ、原作既読者の暇つぶし程度には……、って映画だな。
[ビデオ(吹替)] 3点(2007-01-23 18:47:12)
225.  北の零年
もンのすごい肩透かしを食らった感じ。話がちっちゃい。ちっちゃすぎる! 宣伝では『壮大なスケールで描く』とか何とか言ってなかったか? だって話が開拓中の村から出ないんだもん。中央の動きが描かれてないから時代の流れが分からない。よってそれに翻弄される開拓民の悲哀が伝わらない。ただ「冬寒いんだって? 大変だねぇ」、「食べ物無いの? そりゃツラいねぇ」、「馬、取られちゃうの? そりゃ理不尽だねぇ」で終わっちゃう。しかもホントその3つで話は終わり。べつに北海道じゃなくても、そんな苦労話どこにでもあるんじゃね? 渡辺謙のエピも、なんかどこかで聞いた事あるような話で新鮮味も無いしさ。本当は点数的には2.5点と言いたいんだが、まあ無いからオマケして3点入れときます。
[地上波(邦画)] 3点(2007-01-06 18:38:59)
226.  007/カジノ・ロワイヤル(2006)
最近マンネリ化してきて話にも華の無かった007モノとしては、よく出来てる作品。原点回帰を狙ったという触れ込みだが、原点回帰と言うよりは新たな007像をリメイクしたと言う感じだけれど。クレイグ版ボンドは、ダルトン版ボンドをさらにシビアにした感じで好感が持てる。個人的な感想だが、私の中ではダルトン=ボンドは非常に高評価なのです。ズルズルと本数だけ重ねてコメディ化してしまった007を引き締め直し、ある程度のリアリティを持ち込んだダルトン=ボンドだが、時期が悪かった。ブロスナン=ボンドはカッコは良かったが、どれもお話がお粗末。そんな007シリーズに於いて、原作を現代に置き直したストーリーは、元が長編だけにプロットがしっかりしていて、ある程度のリアリティもある。賛否の分かれる、SFじみたグッズに頼るところが少ないのも、私的には高ポイント。まあ、さすがに全く出番が無くぶっ壊されるアストン・マーチンは勿体無さ過ぎだと思ったけどね。後はオネーちゃんがもう少し美人だったら、もっと良かったのに。ところで、序盤のビル建設現場での追いかけっこ。あれはボンドよりも逃げる黒人に「スゲぇ! ヤマカシかよ?!」と思ったのは俺だけ?
[映画館(字幕)] 7点(2007-01-06 18:14:10)
227.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
評判の良さに観てみたら、コレは確かに面白い! テンポが良くて、2時間以上の長尺を飽きさせない。べつにディズニーランドが好きなわけでもないし、特にジョニー・デップやオーランド・ブルームのファンと言う訳でもないんで、そんなに何かを語れるほどの感慨は持てなかったけど、クリフハンガー物としてすごく良く出来てる。実は『カリブの海賊』って乗ったことないんだけど、ぜひ一度乗ってみたくなった。
[DVD(字幕)] 8点(2006-07-15 20:06:43)
228.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
ゲームを一切知らないで見たんですが、まあ心配していたよりは楽しめました。前半は画面も観づらく、話もかったるい。「なんじゃ?」、「どうなっとんじゃ?」の連発でしたが、後半に入ると話はテンポよく動き出す。主人公がサクサクと動いて話を進めていく辺りは、さすがゲームが基だけあるな、と。しかし、どなたかも仰ってますが、終盤に差し掛かるところで、女の子の声に全てを語らせて謎が解明される、ってのはいかがなものか? しかもソラリゼーション処理した画面の観にくいこと……。あそこまでRPGの形を踏襲したのなら、やはり主人公や別働の父親が少しずつヒントを見つけて謎を解明して欲しかった。 で、キャリーやら菊池秀行の小説やら、ナンやカンやを寄せ集めたようなクライマックスはマァよしとしても、あのラスト。ゲームと違って、映画ってのは一本の完結した作品であるべき、と考える私には、あのパラレルワールドは頂けない。オフビートを気取ったつもりかも知れないが、ちょっと中途半端。やはり最後はちゃんと家に帰り着いて欲しかったかな。あ、それから、シビルは助けてやりたかったなぁ~。劇中で一番かっこいいキャラじゃなかった?
[映画館(字幕)] 6点(2006-07-15 17:08:37)(良:1票)
229.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 《ネタバレ》 
くっだらないバカ映画だねぇ~! ほんと、昭和30年代の少年マンガの世界。でも、こういうの好きだよ。全編CGの背景と実写の芝居の合成なんだが、狙い澄ましたチープさは、変な力みが無くて好感が持てる。話が明るく単純なせいか、「キャシャーン」と違って気負わず観られるのも俺的には高ポイント。また、「ゴジラ」、「インディ・ジョーンズ」シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズ、「サンダーバード」、ジャパニメーションの各映画等々など、いろんな映画へのオマージュが、これでもか! とばかりに盛り込まれているサーヴィス精神も楽しく、作り手のオナニーに終わってしまった「キャシャーン」とは大違い。さらに言えば、粋を通り越してコテコテの夫婦漫才になってしまったヒーローとヒロインの掛け合いのユルさもいい。まかり間違ってもコレの続編などを作って欲しくは無いが(笑)、このテイストでもっともっと練りこんだストーリーであれば、この監督の次回作には期待したい。
[DVD(吹替)] 7点(2006-06-15 00:41:31)
230.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
まず一言。長い! 長過ぎ。エンドロールまで入れて2時間30分は、ハッキリ言って途中で退屈します。 内容は……、かなり駆け足ではあるが、良くも悪くも小説に忠実な映画だった。そもそも小説自体、ここの採点基準で点数を付ければ3点程度の小説だが、まあそれを考えればよく出来てンじゃないの? ってな感じで大甘の4点。 まず小説で気になった、謎のほとんどがラングドンの“ひらめき”と“大して専門的でもない知識”そして“偶然”で解けるということ。コレは映画の中にも見事そのまま継承されてます。謎や暗号解読モノというのは、データを集めてそれを分析した結果から読み解くというのが、本来在るべき姿であり、それを楽しむもんじゃないの? 小説の中でそれが行われたのはロンドンの図書館でのシーンくらい。しかし! 映画の中ではその唯一のシーンすらカット。バスの中で男の子の携帯電話で調べが着いちゃう。ロンドンの王立図書館は、携帯電話と大差無いのであった……。orz そしてそれ以外の「謎」は、もはや謎でも何でも無い。ラングドンがス~ラスラ解いちゃうからね。むしろ、今まで誰も解けなかったってのは、そこまで人類はバカぞろいなのか? と悲しくなってくるくらい。 原作では入れ子細工になってたはずのクリプテックスも、一つはあっさりカット。まあコレは同じ細工を2度見せてもしょうがないということで、映画的には納得するにしても……。 また、小説では、だまされて動かされていたオプス・デイは、映画では私利私欲のために動いていたように感じられてしまう。アレンガローサは金に目が眩んだ自己チュウなオッサンだし、シラスの悲しみや信仰ゆえの葛藤も一切無し。ただの殺人鬼。あれじゃオプス・デイ信徒は怒るって。 しかもラストで、ソフィが弟や祖母と再会する設定はあっさり却下。それどころかソニエールまでもが実は他人だと判明。……んん~、まあこの程度の改竄は、大筋に影響無いのでよしとしよう。 でもねえ、なんか端折り過ぎてて(後半は特に!)、一つのお話が終わった気がしないのよ。2時間半も付き合わされたわりには、「あ、そ」ってな軽~い印象しか受けない。 ま、世界的な話題作だから一度観る分には良いかもしれないけれど、ビデオで一回観れば充分、そんな感じだな。
[映画館(字幕)] 4点(2006-05-28 18:38:04)(良:2票)
231.  タイムマシン(2002) 《ネタバレ》 
遺族が認めた正当な続編! と宣伝されたバクスターの『タイムシップ』を読んだ時も愕然としたが……、ウェルズの遺族ってけっこープライド無いのね。こんなチグハグな映画が『タイムマシーン』とは。客ウケを狙ったのか、舞台はアメリカに移され、前半と後半では話が捻じれ、ラストはあっさり自分の時代を捨てて80万年後に居残って幸せそう……って、コレのどこが『タイムマシーン』やねん! 前半で死んだあの別嬪さんを本気で愛してたんなら、最後まで恋人を死から救う方法を探さんかいっ! わずか数日で他の女に目移りしやがって、主人公が聞いて呆れるわいっ。
[地上波(吹替)] 3点(2006-04-10 01:36:25)
232.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 
クリーチャーの造型や特撮頼みが主流となり、懐かしのゾンビまでが復権したこけおどし全盛のホラー映画界にあって、非常に真面目に作られた作品で好感度は高い。 今や善と悪との戦いも『コンスタンティン』の様にスペクタクルじゃなきゃ映画じゃない! とばかりにドタバタと描いてみせるハリウッド流において、むしろこっちの方が強く深く印象に残るのは皮肉なモンだな。 もっとも、これはホラーと言うよりは、オカルト映画であり、法廷劇なんだが……。ホント、派手なSFXなどは一切無し。オドロオドロシイ姿の悪魔も一切出てこない。  映画は、エミリーの死を裁く法廷の進行を中心に事件が振り返られていく。 「彼女は単なる精神病であり、薬の投与で治せたんじゃないのか? それを止めて実効の無い悪魔祓いなどという儀式で結局死に至らしめた神父は殺人ではないのか?」  この糾弾に立ち向かうヤリ手女性弁護士。当初全く悪魔など信じていなかった彼女の身辺にも、次々と不可思議なことが起こり始める。この辺りの演出も非常にオーソドックスだが上手い。 でも、この映画のテーマはそんなホラー描写には無い。最後に明かされるエミリー自身の選択。信仰とは何か? 生と死とは? 結局、映画自体は結論を出さない。ただ、神父が事実上無罪になったという事態を画くだけ。あとの判断は観客に委ねられる事となる。  同様のテーマを持った『エクソシスト』とは対極のスタンスで作られている。『エクソシスト』は、原作から科学的、医学的アプローチを試みる部分をばっさりカットして、オカルトホラーに徹して見せた。こっちは、現代という時代を踏まえて論理的解釈を推し進めながら、オカルティックな部分も否定しない。 まあ、どう転んでもデート映画には向かないが、ホラーファンなら観て損は無い。それも一人でじっくりと。
[映画館(字幕)] 8点(2006-04-09 18:35:46)(良:3票)
233.  CASSHERN
すげぇっ! すげぇよ、この映画!! 0点までしかないのがもどかしいと思った映画はコレが初めてかも。点数にマイナスが無いのが残念。酷い酷いとは聞いていたが……、よもやココまでとは! 究極のマスターベーション映画。独り善がりなシークエンスの寄せ集め。コレって劇場公開したんだよね? コレを金とって人に見せるってのは、道義的にどうなの~??? 未見だが、これ以上と言われる「デビルマン」がちょっと楽しみになってきた。(笑)
[地上波(吹替)] 0点(2006-02-14 18:44:43)(笑:2票)
234.  15ミニッツ
なぁんかスッキリしない映画だよなぁ。犯罪者がそれをウリに商売で来ちゃう社会に対する風刺、それを無責任にも面白おかしく煽るだけのメディアに対する風刺、など等の社会批判を織り交ぜながらそれなりに上手く話もまとまってるんだけど、なぁんか面白くない。中盤であっけなく死んじゃうデ・ニーロ。イマイチ存在感の弱いバーンズ。犯人にタクタロフを起用しているんだから、終盤に大立ち回りでもあるのか、と思いきやそれもなし。大きな山場が無いから、ラストにスッキリさせてくれるカタルシスも無い。最後にバーンズがキャスターをぶん殴って「よくやった!」とか言われてるんだけど、アレだったら『ダイハード』でマクレーンの嫁さんが身勝手なキャスターをぶん殴る方がよっぽどスッキリしたね。
[ビデオ(吹替)] 4点(2005-10-31 14:00:03)
235.  LOVERS
もー、なんと言ったらいいのか……。お話については何も言うことが見つかりません。中国お得意の権謀術策の世界ですが、さすがにそろそろお腹いっぱいです。で、ウリのはずのアクションなんだが……。そりゃ確かにチャン・ツィイーの動きはキレイでしょうとも。バレエ出身ですから。その他の役者も頑張ったんでしょうとも。でも、その都度クド過ぎるまでのスロー多用は何とかならんか?! 動きの美しさも確かに重要だが、スピーディだからこそ観客を唸らせるアクションもあるのだよ。最近の中国&香港映画は、アクション映画として一番大切なことを忘れちゃってるんじゃない? アクションの基本である「身体を張る」ってコトを忘れてるよ。ワイヤーアクションやスローの多用でアクションがどんどん楽になっていってる気がする。いや、もちろん楽じゃないんだろうし、美しく演じるために努力はしてるんだろうけれど、アクション本来の迫力はジャッキー・チェンの足元にも及ばない。本家香港がその体たらくだから、身体を張った本気のアクションはタイのトニー・ジャーに持っていかれるわけで……。まあ、コレをアクション映画と思って観ちゃいけないのかも知れないが、ワイヤーアクションはもういい加減お腹いっぱいだよ。確かに絵はきれい、でもそれもHEROとあんまり変わらん。なんかねぇ、ツィイーの可愛さだけを観る映画だな。
[地上波(吹替)] 4点(2005-10-31 00:10:32)(良:1票)
236.  マッハ!!!!!!!!
何を隠そう(何も隠すことは無いが……)、私、格闘映画マニア&コレクターなんですが、コレは久々に手放しに面白かった! と言えた映画。生身の人間がやるアクションの素晴らしさが「これでもかっ!」っつーくらい詰まってる。全盛期のジャッキー以上ですよ、コレは。最近のワイヤーに頼りすぎたクンフー映画は、コレを見て猛省して欲しいね。何人かの人が書いておられましたが、『CGを使わないとか、ワイヤーアクションが無いとか、それは手段であって……』と言うご意見。僕もその通りだと思います。『マッスルヒート』のレヴューに同様のことを書きました。結局、出来上がった作品がよければ、特撮だろうが生身だろうが観てる方には関係ないんだよね。でも、それがココまで凄いと話は別。私としては、その気になりゃここまで出来るんだぁ~、って辺りを楽しみたい。評判の悪いお話も、この手の映画としてはまあ及第点でしょ。目新しさは何も無いが、頭を抱えるような破綻も無い。まあ、ハム・レイは無理に殺すことも無かったんじゃないか? とは思うけどね。ラストは二人仲良く出家でも良かったんじゃない? それから同じシーンの別角度からの繰り返しも、あれだけ体張ってスゲェ事やってるんだもん、そりゃとっくり見て欲しいでしょうよ。大きな心で楽しんであげようよ~。それはともかく、ムエタイは昔は泰拳法っつって中国拳法を基に持つって言われてたんだよね。トニー・ジャーの演武する古式ムエタイの型を見ると、それもうなずけるような気がする。ま、ナンにせよ、最近のラクしすぎてるクンフー映画には、強烈な一喝になりそう、っつーか、なって欲しい映画です。
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-18 04:01:06)(良:1票)
237.  カンフーハッスル
 チャウ・シンチーの、カンフー映画に対する愛情がビシバシと伝わってくる。自分のようなカンフー映画マニアには大ウケなんじゃない? 懐かしい顔ぶれが次々に登場して、「ああ~、この人まだまだ元気なんだぁ」と喜ばせてくれました。自分的には、ティ・ロンやチェン・カンタイ、チー・クァンチュン等などもっともっと見たい顔がたくさんあって、なんならいっそアパートの住人全員が達人でも……。ま、そんなことしたら話なんて成り立たなくなりそうだけど。(^^; 映画としては及第点の出来。ストーリーは薄っぺらいんだけど薄いなりに纏まってはいて、「少林サッカー」よりは全然良かった。ラブストーリーもクド過ぎずイイ感じ。賛否両論の大袈裟過ぎるCGアクションは、まあ時代の流れだからしょうがないか……。シンチー自身はマジに技術を見せられるほどの武術家じゃないからね~。戦う3職人やB.リャン達“本物”が披露してくれる素晴らしい技を堪能しましょう。
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-21 00:16:45)
238.  あの頃ペニー・レインと
確かに、評判通り小奇麗に纏まった作品だな、とは思うんだけど……。自分とはあまりにかけ離れすぎていて、あまり郷愁だとか懐かしさってのは感じなかったなぁ。誰にも感情移入が出来ないまま、ただストーリーを追って終ってしまった。C.クロウにとっては半自伝かもしれないけれど、自分にはやっぱり映画の中でのお話って感じ。いかにもアメリカ的な話だしね。
[DVD(字幕)] 5点(2005-08-14 21:11:07)
239.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
「1」で8点付けちゃったから、もう1ポイント上げてやりたい所だが、さすがに9点までは点けられなかったなぁ…。「1」や「スコーピオン・キング」から、使いまわせる所は使いまわして安く上げ、その分CGに金注ぎ込みました、って感じ? でも、1作目を上回る出来だったとは思う。「1」を踏まえた設定やギャグ、キャラクターが上手く活きており、楽しめる「2」になってました。ただ、あのCGのロック@蠍の化け物は無ぇなぁ~。安手のTVゲームみたいだよ…。手ぇ抜くなILM!
[ビデオ(吹替)] 8点(2005-08-08 16:48:28)
240.  シャンハイ・ヌーン
 はっきり言って「雑」な映画。ストーリーも雑なら、台詞も悪ノリが多い。オーウェンが最初にビックリする「ジョン・ウェイン?!」ってさ、お前らの時代のジョン・ウェインって誰だよ?(笑) インディアンの嫁さんも、一緒に行動しているわけではないのに、都合のイイ所では登場する便利屋的扱い。しかも、ラストではジャッキーの嫁のはずがオーウェンとくっつき、ジャッキーは姫と……。なんかオカシくね? アクションに関しても、アメリカ人には初お目見えかもしれんが、ジャッキーを昔から観てきた東洋人には全てどっかで観たことあるものばかり。悪いけど、ちょっとこの映画は褒められないね~。
[地上波(吹替)] 3点(2005-07-26 00:03:02)
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