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どんぶり侍・剣道5級さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 310
性別 男性
自己紹介    /i     iヽ
  ((/l ̄l\))
   ソ_∠ニ二ス         _,,..,,,,_
  ∠シ ,, ・ェ・ )ゝ      /・ω・ ヽ
    i つ旦とノ        l      l
    と__)_)     旦 `'ー---‐´
 
           
..__          
│足┃  /\               ∧,,,∧
│軽┃/__\            (・ω・` )    
│女┃( ・`ω・´)            / y/ ヽ
  ̄  /━∪━⊃━━<> ━(m)二フ⊂[_ノ
     し'⌒∪             (ノノノノ l l l )


  ,-======-、
  |n_j_ij__j__ji_j|
   (´・ω・) < ちょっとお待ちなさい
  ,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
  `~ェ-ェー'′
"""~""""""~""""""""

    _
   /;;;人  
.  /;;/ハヽヽ  
 /;;ノ´・ω・)ゞ あのお方はもしや!
 /////yミミ
   し─J
       

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221.  人情紙風船 《ネタバレ》 
しょっぱな、動機不明の○○で始まる。「一体どうしたんだろう?」「お侍も色々あんだよ」と、長屋の人たち同様、我々を惹き込む。人の死すら酒の肴にする、活き活きチャキチャキとした長屋のにぎわい。現代って、近所づきあいとか難しいです。公園の草むしりに出てくる人、来ない人。来ない人に対しては、「○○さん来てないわよ、やぁねぇ」などと陰口をたたく。この映画では、いまの時代では見かけることが不可能になりつつある、裏表のない近所づきあいが、前半、正に下町の人情をほのぼのと展開していく。一方で、どこにでもいる浪人・海野、無頼・新三にスポットを当て、仕事の無心などの生活が苦しい事情を、鬱々と映し出しています。山中監督が仕掛ける陽と陰のコントラスト。そしてラストの海野家の○○。冒頭の○○がここでフッと記憶に蘇る。ぞっとします。どの家庭に不幸があろうとも、長屋(ご近所)はいつも通り、活き活きチャキチャキとにぎわうもの。監督が当時感じていたであろう世相を映画化したのに、なぜか現代に通ずるものがあり、不思議な印象でした。結局、あの二人は駆け落ちしたのかなぁ?
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-19 04:56:25)
222.  忘れられない人 《ネタバレ》 
この映画、冷静に考えるとたしかにストーカーなんですけど、悪意をもって観てほしくないです。いわゆる”普通の人”が恋人であっても、自分を大事にしてくれなかったり、(自販機の2人は恋人ではありませんが)暴力を振るったりします。アダムは”猿の内臓を移植してる”など、一般に偏見をもたれていますが、内面は純粋な青年。この映画、けっこうキスシーンや裸のシーンが多いんですが、そこにはいわゆるエロスを全く感じませんでした。それだけプラトニックな物語だったのではないか、と推察します。スケート場で、いま付き合っている人を告白するキャロラインの笑顔がキラキラ輝いており、アダム本人がいないところで親友に語るキャロラインをマリサ・トメイは上手く演じていたと思います。キャロラインにとっての夢だった、愛する人と観に行くアイスホッケーの試合。日本の名優・松田優作も死ぬ直前、家族を遊園地に連れていったそうです。恋人としての務めを果たしたアダムは、精一杯生き抜いた、最高の恋人だと思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-16 21:35:43)
223.  復讐者に憐れみを 《ネタバレ》 
この映画、主人公が聴覚障害者のリュなのか、娘の復讐を誓うドンジンなのか、主人公の判別が難しいです(もしかしたら、それが狙いなのかもしれません)。探すのが大変なくらいBGMというものが流れません。ビシッ!とか、バキッ!とか、そういう効果音の編集もありません。徹底的に、ムダな”音”を排除しています。音が無いということは、観客を聴覚障害者の感覚へと巧みに誘導しています。上手い。それが、殴る、切るなどの渇いた、しかしリアルな生の音を効果的に活かしています。BGMがあると、テクノサウンドなら激しいアクション、コミカルポップならコメディ、クラシックなら重厚さなど、音楽の影響で観ているシーンについて勝手なイメージをもってしまうと思うからです。この映画を作った人、よく考えてます。しかもラスト、ドンジンへの復讐を果たしたのは、リュにもドンジンにもあった、憎しみや苦悩といった感情が全く無い集団。復讐の手引きをしたのはヨンミだったんですが、そこへ導いたのはリュだったのではないか? 謎は尽きません。復讐の螺旋は終わらないという恐怖と憐れみを感じてしまいました。
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-15 13:42:13)
224.  スティング 《ネタバレ》 
この映画は、【紙芝居】の形式で物語が展開していきます。これは一見、僕ら観客をガキ扱いしているかのように思ってしまいますが、実は我々の意識に対して、少しずつ少しずつ、【この映画はですね、脚本の通りに、お話が始まりますよ…】という刷り込みを与えています。手ごわい。かなり手ごわい。実に綿密に計算し尽くされています。素質がありながら堕落した生活で才能を埋もれさせているフッカーと、ルーサーの仇を誓う老練ヘンリー・ゴンドーフ。ストレート・ポーカーの一件でも分かる通り、才能だけでも十分勝てるはずの2人。しかしわざわざエキストラを揃え、確実にロネガンを仕留める段取りをする。なぜだ? なぜなんだ? その答えをつい考えてしまう時から、僕ら観客は製作スタッフのワナに、すでにハメられている。恐ろしい。非常に恐ろしい。まさにこの映画は内外を問わず、用意周到です。ロネガンという人物描写は実に人間の性を突いています。【エビでタイを釣る】とは、まさにこのこと。だましのテクニックをふんだんに使いこなし、ロネガンの強欲を心理的に最後の搾りカスまで全部あぶり出し、終盤のフッカーの苦悩ですら、ラストの伏線に全部つなげていく。ここまでトコトン【映画を作ってやろう】という気概に満ちた映画は観たことがありません。仇敵・ロネガンをだます映画だと思っていたら、本当のターゲットは、実は我々だったとは…! この映画を初見したとき、僕はだまされたことに気がつかず、だまされるシーンがあるたびに、20秒ぐらい、ポカーン…と放心状態でした。たぶん、この映画を超える犯罪映画は今後も生まれてこないと思います。他にも名作を作り上げながら、それらすら霞んでみえてしまう、この奇跡の名作を作り上げた、巨匠ジョージ・ロイ・ヒル監督に敬意を表して、10点満点、気持ちは100点満点献上します。
[DVD(字幕)] 10点(2005-09-14 21:10:19)(良:1票)
225.  七人の侍 《ネタバレ》 
す、すごい! さすが世界のクロサワ! これぞ日本映画史上、最高傑作!「真剣ならば、おぬしは倒れておる」こんなクサイ台詞で登場する久蔵がカッコ良すぎる!おそらく本当は一番強いのにまっさきに死んだ朗らかな性格の薪割りの平八!新米侍として武勲を上げることしか頭になかったが、久蔵に出逢い、憧れ、志乃を守るために一戦に交わりたいという気持に変化していく勝四郎!菊千代の粗野な振る舞いを、暴力的ではなくコミカルに演じ、かつ強烈なインパクトを残してくれた三船敏郎さん!中心的なリーダー・勘兵衛として、野武士に対する憎しみ・高揚感をもった百姓と侍を上手く動かし、人を束ねることの難しさを演じきった志村喬さん!あえてBGMを流さずに殺陣のシーンに引き込む撮影テクニック!不自然なく、かつ豪快なカメラワーク!一番弱かった百姓たちが結局は全員生き残る皮肉ったラスト!この映画が作られたことを日本人として誇りに思います!
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-14 19:21:30)
226.  デーヴ 《ネタバレ》 
今、郵政民営化問題と衆院選の造反議員への刺客やらで、話題になっています。この映画の良いところは、デーヴのみならずエレンやナンス副大統領らが、『本当に』庶民の味方である点です。政治ゲームに惑わされず、目の前の惨状を親身に改善しようとするデーヴの人間味あふれる政治活動に、何度観ても気持ちがほんわかとなってしまいます。SPの「君のためなら死ねる」はベタでも感動せずにはいられません。大統領、やめたらタダの人、ですが、ラストの抱擁、そしてあの人のガードは、こういう結末で良かったと思いました。こういう映画こそ現代の政治家に観てもらいたいです。政治的なしがらみがあるのも分かりますけど、デーヴのように生徒会長、いや、学級委員長のような青臭い理想を持ち続けてほしいです。
[DVD(吹替)] 10点(2005-09-14 19:15:51)(良:1票)
227.  自転車泥棒 《ネタバレ》 
戦後の高失業率の中で作られた映画ですが、これは息を呑みました。自転車を探すのを諦め、子供にピザを食べさせる件、一度は諦めがついたかに見せといて、アントニオに悪戯に希望を持たせておいてバッドエンディング(おいおい、そりゃないよ!)。たかが自転車なんですけど、一家の主たるアントニオの焦燥が息子ブルーノへの八つ当たりや教会での追いかけっこでヒシヒシと伝わってきます。今の時代から見れば、取るに足らない、大した仕事ではないんだけど、アントニオにとっては、一家を支える、やっと手にした大切な大切な仕事。家族を養う責任を負った人間が観れば、胸につまされる、哀しい映画であることは言うに及びません。現代だったら、「あっ、携帯電話なくしちゃった!どうしよう…」って騒ぐところですね。違った見方をすれば、”文明の利器に振り回されること”がこの映画で訴えたかったテーマなのかもしれません。
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-14 19:15:10)
228.  ファントム・オブ・パラダイス 《ネタバレ》 
オペラ座の怪人としては、最高のパロディ映画でしょう。ブライアン・デ・パルマ監督は、『スネークアイズ』で初めて知りました。この映画も『スネーク・アイズ』と同じ、長いカメラワーク、視聴者主観の映像で、1970年代の映画としては、画期的な映像技術だったと思います。ヒロインの歌声が、もう30年も前の人なのに、カーペンターズの人みたいに、綺麗な美声です。歌だけでも必聴の価値ありです。しかもその歌を、ビーフが○○死した後に唄うもんだから、この映画のテーマ『狂気』がより強調されています。スワンのカリスマぶりも魅力のひとつです。
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-14 19:14:47)
229.  グッドフェローズ
『ゴッド・ファーザー』がファミリーを題材とした映画なら、この映画は末端の”チンピラ”たちの映画ですね。「なぜそこで怒るかなぁ」とついついツッコミを入れたくなる、ジョー・ぺシのキレどころが分からない、ムチャクチャなキレっぷりが恐怖です。考えをコロッと変えるジミーはもっと怖い。面倒見のいいポーリーは一番こわい。この世界で生き残るには、仲間をも平気で裏切る。これって、すごく怖い。誰も信用できない裏社会を露骨に表しています。ポーリーをドンとする、ヘンリー・トミー・ジミーの絆は感動的ではなく、濃いようで渇いてもいる、いかにもスコセッシの演出らしい息苦しさを感じる繋がりでした。ヘンリーという、マフィアに憧れた男のだらしなき(しかし実際の末端の”チンピラ”たちもこうなんだろうなぁと思わせる)生き様を如実に表した、ズズィと一歩、踏み込んだ映画であることは間違いないと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2005-09-12 23:52:07)(良:1票)
230.  恋するための3つのルール
いやぁ、面白いよコレ! コメディというよりも、とことんマヌケなのが非常に良い。テンポの遅れた笑いというのは、斬新で楽しくってしょうがない。無理してマフィアを演じるマイケルと、仕事はキッチリやりとげるマフィアの面々が滑稽でたまんない。ジェームズ・カーンを起用しているところといい、『ゴッド・ファーザー3』を踏襲するところといい、…て、チャールズ・マルヴェヒルってひと、『ゴッド~3』の製作に関わってますがな。納得。この映画は、我が家の棚のマフィア系ジャンルのDVDでは、燦然と輝くコメディとして君臨しております。平均点が低い理由は、”3つのルール”の3つにこだわる必然性が全く無かったこと。これだけが残念に尽きます。タイトルで損していて非常にもったいない。ヒュー・グラントが演じているだけあって、アメリカン・コメディというよりも、ブリティッシュ・コメディの要素が強いです。
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-12 23:44:35)
231.  美女と野獣(1991) 《ネタバレ》 
吹き替えで鑑賞したのですが、ミュージカルの吹き替えって、冷静に考えると大変むずかしいはず。ディズニー映画のクオリティの高さは、ピクサーアニメーションスタジオに代表されるように、期待を裏切らないのは周知の事実だと思いますが、日本のスタッフも手抜きしていなくて、好感がもてます。最初は身も心も野獣と化していた主人公が、ベルの優しさ、美しさに惹かれ、内面から変化していく。この映画では、音楽のテンポ、曲調も秀逸なんですが、それに輪をかけて、野獣の”瞳”の変化に注目ですね。ラストで野獣から王子様に戻っても、彼の”瞳”を見て、魔法が解けたことに気がつくベルが「あなたなのね」と言うセリフに、思わずニンマリです。個人的にはローソクマンと時計おやじのボケとツッコミのかけあいがツボにはまってしまいました。これだけ、夢いっぱいロマンスいっぱいに満ちたアニメーションは、これまで宮崎アニメ以外では見ていない気がします。子供に観せたいアニメ映画では、5本の指に入りますね。もう、イチ押しです。アニメ初のアカデミー作品賞ノミネートにも十分うなづけます。
[DVD(吹替)] 9点(2005-09-10 21:19:53)
232.  小さな恋のメロディ 《ネタバレ》 
新聞に火をつけるような悪ガキと、露天商の金魚をそっと逃がす心優しき女の子が、恋をする。2人でいるときはお手手つないでいて、人がいるところでは照れながら手をそっと離す。そんでまたお手手をつなぐ。…素晴らしい!大人の立場からすれば、子供同士ではなぜ結婚できないかを、社会的にも経済的にも、もちろん性的な部分でも、子供にうまく説明するのは難しい。「幸せになりたいだけなのに、なぜ結婚しちゃいけないの?」メロディの涙ながらの訴えが、グッときます。この映画の影の主役はオーンショーですね。彼なくして、この、何とも見守ってあげたい、いじらしい小さな恋をうまく演出できなかったように思います。後半のカメラワークはメリハリが効いていて、すっごく良かったです。
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-10 10:59:56)(良:1票)
233.  八月のクリスマス(1998) 《ネタバレ》 
交際しているわけではないのに、気がついたら惹かれていて、逢えないときになって…、ていうのって、いいですね。ちょっと切なくて。温厚でおとなしく優しいカメラ屋さんが唯一、交番で感情を剥き出しにしたのが印象的でした。死と向かい合いながらも、淡々と毎日をいつも通りにすごすことって、思い切った意思が必要なのかもしれません。淡々としているからこそ、時折見せる、ちょっとした微笑がカメラ屋さんのその時々の心情を分かりやすく伝えてくれています。お金がかかってなくても良いものは良いですね。
[DVD(吹替)] 6点(2005-09-07 21:35:08)
234.  10日間で男を上手にフル方法 《ネタバレ》 
バカこけゲームが終盤、ああいった形で出てくることに驚かされました。サンドイッチのシーンといい、スポーツの観戦のシーンといい、トコトン、ベンに嫌われるように振舞う、アンディを演じたケイト・ハドソンが面白おかしく、それでいて輝いて見えました。それがお互いの素性を知ったときのつらさを引き立てていたように思います。胸ペッタンコでも演技力は高いですね。胸ペッタンコなのが非常に残念だ。ホントに。
[DVD(吹替)] 7点(2005-09-07 17:18:41)
235.  海の上のピアニスト 《ネタバレ》 
”稀代の天才”とは、こういう人間を言うのかもしれない。世界を見て回れば大きく成長する者もいれば、"Nineteen hundred"のように自分の中で天性の素質を磨き上げる者もいる。人に認められることだけが優秀ではないと思わせる、繊細かつ力強い演奏への情熱を演じ切ったティム・ロスに拍手を送りたい。恋心を抱いても結局下船できなかった彼に、勇気がないという見方もできれば、世俗に染まらずに済んだという安心も感じます。きっと実社会にも"Nineteen hundred"のように、誰にも知られずにこの世を去った”稀代の天才”が多くいると思いました。
[地上波(字幕)] 9点(2005-09-05 23:35:59)(良:1票)
236.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
ちょうどこのレビューを書いている時期に、アメリカで超大型ハリケーン『カトリーナ』が爪痕を残しており、黒人差別だ、無法地帯だ、と騒いでいますので、今日の昼間、再び観ました。結論から言えば、作品自体は、展開はあとひとつでした。ただ、良かったのは、非常事態下で、富める者×貧しい者、アメリカ×メキシコ、など、相反するものが、政策やら偏見やらの枠を超えて協力し合う点です。それを皮肉と捉えるのか、美談と捉えるのかは、それぞれの人の見方によると思います。僕は後者の方で捉えました。CGしか見所がない点や、日本のシーンやオオカミなど評価の低い理由がてんこもりなのが残念です。 でも、災害の怖さは、よーく分かりました。地球温暖化を阻止すべく、自動車のアイドリングをストップしたほうがよさそうですね。
[DVD(吹替)] 6点(2005-09-05 22:45:08)
237.  アンタッチャブル
禁酒法とアル・カポネ。史実を元にした映画だそうですが、豪華な役者陣、練りこまれた脚本にすっかりのめり込んでしまいました。おそらく何度も撮り直したであろう、長く360度の立体感に満ちたカメラワークが凄すぎるッ!さすがブライアン・デ・パルマだッ!(自分の髪の毛をわざわざ抜いてアル・カポネ役を演じたという、)ロバート・デ・ニーロの存在感も圧倒的すぎるッ! ・デ・と入力するのが面倒くさすぎるッ!以上、終わりッ!
[DVD(吹替)] 9点(2005-09-03 23:35:39)
238.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
目も耳も口も使えない、完全にシャットアウトされた自分の世界の中で、わずかな意識だけで希望をつかもうとするジョニーが痛々しかった。健康な時はなんとも感じませんけど、いざ病気になると何で自分だけこんな苦しい思いをするんだ、と思うことは僕にもあります。回想シーンの中で自分の存在を幻想化する演出はこの時代にしては、画期的ですごいです。モールス信号でやっと自分の思いを伝えることができた希望と、国家機密の元に葬られる絶望。希望と絶望。この落差がショッキングでした。他の方も観ていて凹んでしまったとおっしゃっているのも当然ですね。体躯を失ったのも人間のせい。希望を絶望に変えるのも人間のせい。反戦映画ですが、一番の糾弾されるべき問題が、人間にある、と訴えかけています。しかし、看護婦さんの存在が救いであり、希望であるとも訴えかけています。こういう映画を観ると映画の古さなんて、関係なく感じました。
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-02 18:23:36)
239.  セルラー 《ネタバレ》 
御年51歳のキム・ベイシンガーが相変わらずお美しい。ある意味、『LAコンフィデンシャル』で、この映画と同じく○○の汚職を取り上げた映画で演じた彼女を配役したのは、この映画の監督の、『LA~』に対するリスペクトを感じます。この映画のポイントって、ところどころに出てくる【バカ女】たちですね。元カノから、ケータイしながら運転女、ラジオガンガン女、弁護士の母親、レッカー屋の受付。いいタイミングでライアンやその他登場人物たちをイライラさせる演出が、観ている側のハラハラを煽ってくれて、非常に面白かったです。『ファーゴ』で妻の誘拐を計画したウィリアム・H・メイシーを配役したのは、正にはまっていましたね。この映画を日本でリメイクするとしたら、ボブ・ムーニー巡査部長の役は、ドリフの加トちゃん以外、考えられませんね。近年、まれに見るよく出来たサスペンス映画でした。ホント、一分のスキもない(驚)。
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-02 18:13:53)
240.  デッドコースター 《ネタバレ》 
続編としては合格点です。今回は死に方が、観ている側の意表をつきまくってくれているのが嬉しい誤算です。死に方を予想させてもらえるというのは、ある意味、サービス精神が旺盛なのかもしれません。一気に死の螺旋にカタをつけようとする死神?側と生存者たちとの息づまる緊迫した闘いという印象です。電子レンジから、腕時計から、自動車から何から、えっ、この道具がこんなところで!?という使い方が素晴らしい。このシリーズを観ると、今このレビュー書いてる足元にある蚊取り線香のベープマットすら怖くなりますね。でも、飛んでる蚊のほうが怖いかな、やっぱ。
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-31 11:53:58)(笑:1票)
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