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民朗さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1317
性別 男性
ホームページ http://minrou.seesaa.net/
年齢 36歳
メールアドレス baker221b@live.jp
自己紹介 全体的に甘めの評価になりがちです。
当然映画のジャンルによって評価にバラつきがあります。以下参考までに……。

評価が高くなりやすいジャンル:ミュージカル、B級アクション、ロマコメ、バカコメディ
評価が低くなりやすいジャンル:ミステリー、サスペンス、ラブロマンス

基本的に過激な映画が好きです。暴力的な意味でも、性描写的にも、人間性の描き方でも
どれだけ感動的な映画であっても尖った所が無い映画より、過激な表現がある映画の方を評価しています。

13.4.27(追記)……TOHOシネマズが6月1日から高校生料金を1,000円にするとのこと。
今は若い方が映画館に少ない状態なので大変素晴らしいと思います。
(日本の料金はそもそも海外に比べて高すぎる。価格も一律で決められているから劇場間の競合も生まれにくい)
でももうちょっとシネコン自体が上映する映画のラインナップを改めた方が良いのでは。
客が集まる邦画をバンバンかけるのは経営としては正しいけれど、いつか必ずしっぺ返しが来るのは判り切っていることなのに。

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221.  ステイ・フレンズ 《ネタバレ》 
前半は徹底的にナニ中のあるあるネタで大変笑わせてもらいました。余りに下ネタなのでここでは直接的に書けませんが、ナニをアレされた後に女性からキスされると大変辛い件、ナニがアレになっている時にトイレに行くと男は非常に辛い件、女から「お尻に……」と言われて「マジ?」と思うと枕を下に敷いて欲しかっただけだった件には、心底「あるある!」と爆笑してしまいました。まあそれだけリアルな会話に拘っているのに、主演二人のベッドシーンで絶対にシーツが掛かっていることが一番作り物っぽかった点ですね、仕方ありませんが。 それだけに舞台がロスに移ってからの話は平凡なラブコメに終始しており残念でした。勿論、劇中でやり過ぎな程にメロドラマのシーンを流すので、最後はメロドラマらしくハッピーエンドになる展開は想像付きましたが、折角なら最後まで定石を破壊してラブコメをして欲しかったところです。それからベッドシーンとは真逆で全くリアルに見えなかったのが、彼らの職場風景ですね。ディランが全く某巨大企業からヘッドハンティングされるほど有能に見えないんだよなあ。敏腕コンサルタントという設定のジェイミーも同じく。 あとこれは私の感性の問題ですが、個人的に肉体関係があると絶対に情が出てしまう人間ですので、序盤の彼らの割り切った関係に全く感情移入出来なかった点もやや残念でした。 役者ではミラ・クニスが大阪のオバちゃんみたいな、はっちゃけ振りが大変良かったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-26 00:12:01)(良:1票)
222.  人生の特等席 《ネタバレ》 
劇中で貼られた伏線は強引ながらも全て余すところなく回収し、キャラクター毎のエピソードも丁寧に作られているとは思うのですが、物凄く乱暴な言い方をすればフツー過ぎるといった感想です。クリント・イーストウッド演じる頑固親父の娘に対するデレ具合は笑えるし、ミッキーは弁護士でインテリなのに野球マニアで超体育会系というギャップも見ていて楽しい。しかもミッキーを演じるエイミー・アダムスのしかめっ面した顔が意外にイーストウッドに似てる 笑。普通のハリウッド映画では舞台にならないノースカロライナ州の田舎が舞台という点も画面全体がのんびりしていて魅力的でした。しっかし一年前に『マネーボール』という同じく球団のスカウトを描いた傑作を観ているだけに、「ロートルがハイテクを駆使する若者に長年と経験と勘で勝つ」というプロトタイプの話では少し物足りない。というかクリント・イーストウッドの前主演作『グラン・トリノ』も一人ぼっちのロートルが現代で上手く生きることが出来ず困る話だったが、あちらは古い世代は去ってしまうけれど若い世代に希望を残す形で終わっていた。それに比べて本作は「嫌味な若者ギャフンと言わせた。いけ好かない調子乗りルーキーも痛い目を見た。バンザーイ」って感じでハッキリ言うとやや浅薄だったなといった感想です。イーストウッドを担ぎ出して撮る程の作品だったとはイマイチ思えませんでした。
[映画館(字幕)] 6点(2012-11-23 22:39:08)
223.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 《ネタバレ》 
いや~、面白かった!何がってシンジ君とカヲル君の明らかに狙い過ぎなホモホモしい雰囲気ですよ!シンジ君がピアノを弾くのを躊躇っていると、カヲル君が「思ったとおりに弾けばいいんだよ、いいデュエットだね」とか、「君のことばかり考えているからね」とか言い出してシンジ君が顔赤らめたり、二人で満天の星空の下で寝転がったり、そっち系の人がヨダレ垂らして喜びそうな画が満載でノン気の私は心の中で大爆笑。いつシンジ君がケツをいわされるかとヒヤヒヤしました。 ああ、肝心のストーリーの方は固有名詞が飛び交っていて門外漢の私にはさっぱりワケワカメだったので、今度じっくり考察サイトでも読みます。まあそれだけだと味気ないのでストーリーについて簡単に述べます。私は基本的に『エヴァ』は"選択"を巡る話だと思っています。しかも「他者を受け入れるか拒絶するか」という物凄く単純で普遍的な選択を。シンジ君は自分の選択によって全人類の殆どを死滅させてしまった。彼は劇中で「僕のせいじゃない!綾波を助けようとしてやったんだ!」と言いますし、その気持ちも理解できますが、やっぱり世界をああしてしまった責任を取らなければいけないでしょう。次回作で彼がどういう選択をし、どういう世界を作り、自身の運命に決着をつけるのか。それ次第で映画の質、或いは意味は変わって来るのではないかと思います。 最後に毎度お馴染み予告が流れますが、本当に弐号機と8号機(だっけ?)はあんなザ・センターマンみたいな見た目で戦うのでしょうか?葛城艦長も塗装ぐらいしてやれよ。 なんだか書き終わってみるとファンから怒られそうな感想になったなぁ。まあいいや。
[映画館(邦画)] 6点(2012-11-19 21:36:30)
224.  ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 《ネタバレ》 
やってることは前作と同じ筈なのに前作より劣っていると感じてしまいました。前作同様オチは見事です。テディの居場所はロジックとして正しく"なるほどなぁ"と唸るトリックだし、相変わらずエンドクレジットで明かされる悪夢の夜の真相には心底笑える。結婚直前に後ろの処女を無くしたステュが哀れすぎて……笑。くわばらくわばら。間違いなくステュはアランを新宿二丁目に放り出す権利がありますよ。微妙なのはチャウがらみのシーン。主要三人はテディの居場所を追ってディーラーを辿っていきチャウの取引へと話が繋がりますが、結局「テディの居場所は分からなかったし手がかりもありませんでした」ってそれ脚本を放棄している気が。それじゃ真剣に見てる観客が馬鹿を見るというか、なんでもありだろと思ってしまいます。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-30 20:58:11)
225.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 
ひ弱だった青年がパワーアップして闘うというストーリーなのに何故かオヤジのキャスティングが無駄に豪華な変な映画でした。トミー・リー・ジョーンズを筆頭にスタンリー・トゥッチ、トビー・ジョーンズなど主役すら張らないものの助演男優賞クラスのオッサンがチョイ役でバンバン出て来る、謎です。極めつけはヴィラン役のヒューゴ・ウィーヴィングで「久々に見たなー」と思ったら中盤からはヘルボーイの出来損ないみたいな真っ赤なオッサンになっちゃった。そんな変なギャラの使い方をするんだったら雪山の列車のシーンや終盤の空中戦のシーンのCGの質を上げてほしいとしみじみ思っちゃいました。いや別に素直に真っ赤なヒューゴ・ウィーヴィングも面白かったんですけどね……。
[DVD(吹替)] 6点(2012-09-11 00:11:32)(良:1票)
226.  きっと ここが帰る場所 《ネタバレ》 
やりたいことは良く分かる。劇中にトーキングヘッズやデヴィッド・バーンが出ていることや、映画としてのルックがヴィム・ヴェンダース監督(特に「パリ、テキサス」)に似ていることからも80年代のアート映画を現在にやりたかったのだろうと思う。ただ80年代のアート映画の多くがそうであったように、キャラクターの心情は理解しがたい点も多いし、なにより純粋に退屈に感じてしまったシーンも多かった。最早この映画に合うか合わないかという短絡的な結論になってしまうのだが、個人的には余り肌に合わなかった様に感じた。ソレンティーノ監督の映画では前作の「イル・ディーヴォ」の方が硬派な抗争劇といった内容で好みだ。しかし前作と比較して全く違うジャンル、スタイルを扱いながら監督ならではのオリジナリティもしっかりといれている辺り素晴らしい手腕であることは間違いないだろうと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2012-07-16 23:21:00)
227.  ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 
監督自身がインタビューで語っている通り作品を貫くテーマは"時代による変化"だと思います。エマもデクスターも年が現代に移り変わるに従って生き方が大きく変わっていく。特にデクスターの方が劇的かつ感動的な変化を遂げる。特に90年代半ばの下品としか言いようの無いテレビ番組での司会を務めるデクスターが、子を成して離婚を経験し再びエマの下へ帰ってくるまでの変化は非常に大きい。そして最後にエマとデクスターが結ばれるも非常な運命に引き裂かれる展開は劇的と言うしかありません。ただそれだけ起伏に富んだストーリーでありながら余り感情を揺さぶられませんでした。なんでかなーと考えていたのですが、やはりキャラクターの描き方が淡泊だからではないからでは無いかと。一番盛り上がるであろうパリで二人の魂が否応も無く惹かれあうシーンであってもそれほど彼らを真剣に祝福する気が起きなかったのです。もう少しエマにとって何故デクスターでなければいけないのか?デクスターは何故エマに惹かれてしまうのか?をしっかりと描いてくれればもっと彼らを応援できたと思います。正直あれ位の描かれ方でしたら、デクスターは毎度毎度フラれたら慰めてもらいにエマの下に行ったとしか思えませんでしたし、エマも初めて純潔を捧げようと思った男に何時までも固執している様にしか思えない。「17歳の肖像」で少女が女へと成長する過程の感情を見事に映像化したロネ・シェルフィグの作品にしては感情の描き方が余り上手くなかったなあと言った印象でした。
[映画館(字幕)] 6点(2012-07-01 14:57:12)
228.  ジェーン・エア(2011) 《ネタバレ》 
まずこの物語の肝になるジェーン・エアのキャスティングについてですが、ミア・ワシコウスカを起用したのはベストな選択だったと思います。私はティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」のアリス役としか知らないのですが、アリスを観た時のミア・ワシコウスカの第一印象は少女と言うより青年っぽいというイメージでした。簡単に言うと可愛いというよりはカッコいい、ベルばらで例えるとマリー・アントワネットでは無くオスカル、そんな感じ。ジェーン・エアはゴリゴリの男尊女卑がまかり通っていた時代に女らしさを排除したヒロインと言う型破りな発想で誕生した小説ですから、この物語の主人公は男に媚も売らなけりゃ、お洒落にも興味が無く、気高い人間でなければいけません。そしてそのイメージをミア・ワシコウスカは崩さずに演じ切っていたと思います。またアカデミー賞衣装賞を取っている通り、衣装に関しては非常にこだわりがあることが彼方此方に見て取れます。その辺りも良かった。なんせ登場する女性の殆どがコルセットでギチギチに固めた服を着ているのだ。豊満な胸よりかは、慎ましい胸の方が好きな自分にとっては観て良かった映画でした。
[映画館(字幕)] 6点(2012-06-18 23:05:11)(良:1票)
229.  ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵 《ネタバレ》 
本作の原作の熱狂的ファンであり、原作の「ベルセルク」と同じヤングアニマルで三月のライオンを連載している羽海野チカがこの映画に関してコメントを寄せていました。氏曰く「残酷でなければベルセルクじゃない、だから映画を観るまでは凄く不安だった」そんな風なコメントでした。私も原作の一ファンとして同じ気持ちでした。グロく凄惨な戦場が描けなければベルセルクとは言えないと思う。漫画を映画化する中で過激な表現を緩めて原作のテーマを台無しにしてしまった例は多々あります(デビルマン、ドロロ、MW、etc...)。それに比べてこのベルセルクの映画化は作り手の残酷描写を出来るだけ緩めない努力が見え隠れする作品だったと思います。原作同様に血が吹き出し、首は素っ飛び、胴体は真っ二つになる。結構残酷シーンを真正面から描いていた点は素晴らしかった。オープニングからラストまで戦闘シーンはロード・オブ・ザ・リング(特に二つの塔)ばりの演出が続きますが、カメラを戦場で縦横無尽に動かす戦闘シーンは結構楽しめました。演出の変更も良い。途中でグリフィスが「俺は俺の国を手に入れる」と野望を語るシーンがありますが、原作ではグリフィスの背後に太陽があり後光が差すような演出です。グリフィスの神々しさを表すのには持って来いですが、さすがにアニメでキャラの背後に後光が差したらギャグにしかならんでしょう。そういう点は上手く変更して違和感が無いように演出しています。問題は舞台がミッドランドの宮廷に移ってからでしょう。戦闘シーンに全てをつぎ込んでしまったのか、人物の表情の動きが余りにも乏しい。シャルロット姫が出てくる場面は特に酷いかなと。それから言わずもがな3部作として作っているので一応見せ場をラストにもって来てはいるものの尻切れトンボ感は否めません。また上映時間が短いので本来ならば個々が魅力的に描かれている鷹の団の面々も1部では全然掘り下げていません。恐らく3部のハイライトとなる「蝕」は鷹の団のキャラクターが好きであればあるほどカタストロフィを存分に味わえることは間違いないので、2部ではジュドー、ピピン、リッケルト、ガストン、コルカス達もチキンと描いてほしい所です。また黄金時代編のストーリーをなぞるだけでなく、原作のテーマである「運命という因果に逆らう人間」をキッチリと3部までに描き切ってほしいと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2012-06-01 22:13:58)
230.  ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 
アキ・カウリスマキ監督の作風にやや変化が観られ驚きました。今までの氏の作品では何も持ってないダメ主人公がダメながらも苦しみ抗い希望を手にする映画が多かったように思うのですが今作は少し違う。主人公は最初から嫁さんがいるし友達もいる。ただ心がどうも子どもなだけ。そしてイギリスへの不法入国を試みる黒人少年を守りきることで父性、大人として生まれ変わるという今までの作品のその先をやってるのは面白かった。でも演出面では普通に後退してるんじゃないでしょうか?モネ警視とかいう無能刑事が黒スーツに黒手袋というアホ丸出しの恰好なのはいつもの外しのギャグだとしても、外に出るのは危ないとか言われてた黒人少年が一場面では普通に主人公と外歩いてたり、隣人が警察に黒人少年の居場所を密告するシーンではご丁寧に新聞の記事まで画面に入れて電話させたり、終盤では何故か警察が船の居所を突き止めたり、今までの画面で語り登場人物に言葉で語らせない氏の作風からはかけ離れているし、脚本にもはっきりと穴があり過ぎると思いました。
[映画館(字幕)] 6点(2012-05-06 00:22:18)
231.  サヴァイヴィング ライフ 夢は第二の人生 《ネタバレ》 
ヤン・シュヴァンクマイエルの作品の中ではかなり分かり易いというか、腑に落ちる作りになっています。切り絵アニメーションが描く現実と夢の世界がごちゃ混ぜになる画は確かにビザールでシュルレアリズムを強く感じさせますが、キチンと劇映画にはなっているのでストーリーは簡単に呑み込めます。主人公はなんの刺激も無い人生の中で夢にその願望を描き出していく。個人的に藤子・F・不二雄の傑作短編「やすらぎの館」を思い出しました。中年に差し掛かった男性に生じる若い母親への羨望。自分が赤ん坊となってもう一度母親に弄ばれたい、優しく扱われたいという願望。恐らく主人公の夫婦には子どもがおらず妻が母性本能を欠片も示さないことも関係しているのでしょう。それにしてもヤン・シュヴァンクマイエルはこのような一般的に考えると恥ずかしい願望を堂々と映像化する辺りすごいと思いますね。やっぱり映画は監督の思想を表現してナンボなんだと改めて思えました。
[映画館(字幕)] 6点(2012-03-25 16:17:48)
232.  マチェーテ 《ネタバレ》 
まさかダニー・トレホがヒーローの映画を観れる日が来るとは……。やっぱりロドリゲスは偉大です。B級アクションらしく血しぶきが飛び交い、女は無駄に露出し、車は意味無く爆発するのは素晴らしいですが、肝心の終盤のカタストロフィがグダっているのがとっても残念。といっても無茶苦茶な予告編から作られた映画なので、仕方ないのかなー。
[DVD(字幕)] 6点(2011-10-09 19:05:25)
233.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 
起こっていることはID4(インデペンデンス・デイ)と殆どオチまで同じですが、この映画は闘いを一小隊の視点からのみで描いている点が大きな相違点として面白かった。視点が常に最近流行りのドキュメンタリータッチであることも違いを強調させている。残念だった点を挙げますと……、音楽が一辺倒で常に感動を押しつけて来る感じがイラつく、アーロン・エッカートが軍曹にはどうしても見えない、あとこれは完全に私の映画の見方に問題があるのでしょうが、終盤に主人公の小隊がハンビーに乗ってエイリアン(人型)を轢き殺しながら「死ね~!」「まるでボウリングみたいね!」と狂喜乱舞する姿にはなにか嫌な感じを受け取らざる得なかった。演出のやり方は理解できるし正しいのでしょうけど、アメリカ映画の戦場でハンビーが出てきたらやっぱりイラク戦争を意識してしまいます。しかも相手は正体不明のエイリアン(外国人)。なんだかなー。
[映画館(字幕)] 6点(2011-09-17 22:00:32)(良:1票)
234.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 
ギャップが全てのトンデモ映画という印象。剣でも、槍でも、拳銃でも無く、"トンカチ"をブン回して闘う主人公。北欧神話の神々と言われると違和感マックスな浅野忠信とイドリス・エルバ(恐らく人種問題的に入れざるを得ないんでしょーが)。スタンガンでノックアウトする神様主人公。意味不明なほど唐突な主人公とヒロインのラブロマンス。アメリカの田舎で暴れ出す、見た目不審者な神々、等々。例を挙げるとキリが無いですが、この無茶苦茶な設定の数々が、結構面白かったです。実際に結構笑い声は劇場内で上がっていました。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-10 18:42:06)
235.  アンダルシア 女神の報復 《ネタバレ》 
前作と比べると非常に満足できる出来になっていたと思います。とにかく前作の「アマルフィ」に散見された、全く必要の無いシーンの数々は本作には余り見当たらなかった。また今回はバルセロナ、アンダルシアの風景も綺麗に撮れていて安心。前作のピンボケ空撮は一体何だったのでしょうか。あとは前作から相変わらずの警官と主人公・黒田の無能さ(黒田は基本的に捜査の妨害しかしていない)をカバー出来ればもっとサスペンスとして盛り上がったのではないかと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2011-07-03 20:03:27)
236.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
様々なシーンで繰り返される反復表現。薫と希和子は真に親子としての生活を送っていたことを鮮やかに表現している点は素晴らしかったです。美しい物語だと思う。気になったのが、いくつものカットが余りにも綺麗に切りだされ過ぎなことです。いくつもの場面で画がキマり過ぎていて、監督が「どーですか?上手く撮れてるでしょ?シネマスコープ完璧でしょ?」って自慢している様な感覚に襲われました。確かに上手いんですけど、ここまでされるとどうも完全に作り物であることを意識してしまいます。なんか大林宣彦監督の「時をかける少女」を見た感覚と似ていましたね。あと許せなかったのが、ライターを演じた小池栄子です。好演と言われていますが、私にはまるで大根役者にしか見えなかった。勿論彼女が抱える心の傷を表すための演技なのかもしれないですが、明らかにやり過ぎでしょう。しかもこのライターの役は無茶苦茶で、過去に誘拐された女の子を取材するときに、いきなりバイト先を訪問して彼氏をストーカー呼ばわり。その後も執拗に追いかけまわして、仕舞いには女の子の家に入って酒盛りを始めようとする。この映画ではスルーされていましたが、こんな女に自分の過去を明かしたくなるでしょうか?お前の方がストーカーだろ。この一連の流れが私には不自然に思え、非常に悪印象でした。
[映画館(邦画)] 6点(2011-06-13 01:12:16)(良:1票)
237.  少年マイロの火星冒険記 《ネタバレ》 
うーん、一言で言うと「惜しいな」と思えた作品です。ストーリーのテーマは悪くない。母親と詰まらない事で仲違いしてしまった少年マイロが、アブダクションされてしまった母親を何とか自分の手で救いだそうとする。火星の住人は完全女性上位社会であり、個人の意思や芸術が禁止されている世界。これはどう見ても社会主義のパロディですね。今頃に描くのはやや遅い気がしますが、軍隊の行進や指導者から想像するに北朝鮮を批判しているんでしょう。ヒロイン(?)の火星人の女の子が最終的に力いっぱいに絵を描いているシーンは、人間にはやっぱり芸術が必要なんだと感じジーンとしました。そしてラストで見せる母の愛。息が詰まりながらもマイロにヘルメットを被せるシーンは結構泣けました。火星から母親を救ったマイロは、冒頭ではクソガキだったのが、冒険を通して大人の顔になっている。オシマイ、オシマイ。……となれば良かったのですが、まずゼメキスのモーション・キャプチャーを使った人物造形が相変わらずコワいよ!どうしても実写で良いじゃんと思ってしまう。それからマイロの相方のグリブルが最後まで鬱陶しすぎる!こんなイヤな相方役は久々に見ましたよ。企画の段階で彼をどうにかできなかったのでしょうか。とまあ不満点もかなりある作品でした。
[映画館(吹替)] 6点(2011-05-29 10:28:43)
238.  フローズン 《ネタバレ》 
近年量産され尽くした感のあるソリッド・シチュエーション・スリラーですが十分に楽しめました。数々の極限状態での映画が生まれましたが(酷いのだと箱の中だけとかありましたね)、フローズンはスキー場のリフトという、ある程度は自由が利く状況に設定されており、主人公たちが色んな方法で極限状態からの脱出を試みる様は観ていてハラハラもしたし面白かったです。多少のグロ描写も緊張感を持続させてくれ、特にダンの骨むき出し骨折→狼に食べられる、の場面は結構衝撃的でした。
[DVD(字幕)] 6点(2011-03-31 12:52:57)
239.  ウォール・ストリート 《ネタバレ》 
2008年の金融危機をそっくりそのまま第一級のエンターテイメント作品に仕上げた監督の手腕は流石だと思いますが、オチで一気に評価が下がってしまいました。ゲッコーが娘や娘婿も裏切り、金融界に颯爽とカムバックする。こんな爽快なピカレスクロマンが観たかったと思うと同時に、ニューヨーク金融界を仕切っているのは最も強欲かつ非情な者なのだと警鐘を鳴らされ感傷に浸っていたのですが。最後にゲッコーが「やっぱり良きパパでいさせてっ」と来られて、それまでの気分が一気に吹き飛んでしまいました。まあ完全に個人的な好みの問題ですけど、ゲッコーには悪人に徹してもらいたかったです。
[映画館(吹替)] 6点(2011-03-14 00:43:29)
240.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 
結論として結構楽しめました。でも逆に楽しめなかった部分も多々ありました。まず映像に関してはすごく頑張っていたと思います。特にヤマトが岩肌を破って姿を現す場面は、お世辞抜きでそこらのハリウッド大作と同レベルだったと思います。それくらい映像は凝っていたかなと。それから映像面と言えば、ハリウッドのSF大作への挑戦的な姿勢が感じられましたね。ガミラス艦隊との戦闘はハッキリってスター・ウォーズ(特にエピソード3)の完全フォロワー。登場する艦隊の姿形まで、デストロイヤーのまんまだし、古代進の相棒ロボットはどーみてもR2-D2です。また古代進の演説はインデペンデンス・デイの大統領のそれそっくり。さらにダメ押しで最後の古代進の特攻ですよ。突っ込んでいって、一瞬の無音の後の大爆発。そして流れるスティーヴン・タイラー!アルマゲドンじゃん。どう考えてもパクリなんですが、それでもハリウッド大作という大きな砦に切り込もうとする気概には好感が持てました。それらとは反対に、これじゃ駄目だなーと思ったのが、邦画の大作にありがちな人間ドラマの部分。登場人物たちが感情を独りでにゲロしだすのはどうかと思います。地球の家族との最後の交信の際に、一人で「(母親が体を気遣うよう言うのに対して)分かってるよ、そんなこと……」とか「なにしゃべればいいか分かんねーよなー」とか言うのはどう見ても不自然。舞台劇じゃ無いんだから、それは口に出さずに演技で伝えるもんでしょーが。そうそう、演技と言えば黒木メイサが所々で台詞を噛んでいたような……。あれでオッケーだしたらダメでしょ。他にも古代進と森雪が結ばれれるシーンに至る経緯が意味不明だとか、敵弾が飛び交う中で暢気に会話してたり、上官に対して平気で悪口言ったり、不満点多数。結果としてはこれくらいの点数が妥当かと思います。
[映画館(邦画)] 6点(2010-12-16 16:38:02)
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