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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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221.  お茶漬の味 《ネタバレ》 
庶民的な題材としてパチンコや競輪が出てくるが、どうも小津映画には似合わないし、上品すぎる。パチンコや競輪は、もっと騒々しく庶民的なもののはず。パチンコ屋のおやじが笠智衆というのは論外で、おやじがパチンコ台から顔を出したらお客は誰も来なくなる。 夫婦のけんかだって、もっと大声を出したり、ののしりあったり、ぶつかりあったりするものだと思うのだが、小津映画ではそういうものにならない。やはり上品なのである。 飛行機の故障で夫婦の危機脱出するがストーリーもあまり好きでない。もちろん夫婦でお茶漬けのシーンには、ほのぼのとしたものを感じるが・・・。飛行機がそのまま飛んでいったらとしたら、どうなったのだろう。 
[DVD(邦画)] 4点(2011-10-02 21:30:33)
222.  ダイヤルMを廻せ!
いつ何がどのように起こるかは偶然の出来事、用意周到に練られた完全犯罪も偶然によって思わぬ展開になり、捜査の方も偶然によって思わぬ解決の糸口が見える。この映画はコロンボみたいな研ぎ澄まされた感覚はないが、偶然をうまく使った映画だ。それが見ていてスリリングであり、おもしろい。 ちなみに米国は電話ダイヤルにアルファベットが割り当てられ、MNOは数字の6に相当するのだそうだ。
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-02 08:19:59)(良:1票)
223.  麦秋(1951)
「晩春」と似たところがあるが、私はこちらの方が明るくユーモアがあって好き。紀子さんの結婚話は唐突だったけど、一番身近にいる人の良さなんて気づかなかったことが突然わかるものらしい。 杉村さんというと口うるさいおばさんぽくって今まで好きでなかったのだけど、「本当に来てくれるの?」と何度も念を押したり、素直に喜ぶところがすてきだ。 淡島さんの友人役良いし、笠さんは今度はお兄さんか、本当は若いんだ・・・。
[DVD(邦画)] 8点(2011-10-01 14:21:18)
224.  慕情(1955) 《ネタバレ》 
映画のテーマ曲は有名すぎるほど有名な美しい曲である。またハン・スーインの自伝もおそらく波瀾万丈なものに違いない。 ところが映画では、ほぼ全面にこの美しいメロディーが流れるためか、甘ったるく薄っぺらな印象を隠せない。言葉では「ハーフ」だとか「妻帯者」だとか深刻なものも飛び出すのに、表情にはその深刻さが伝わってこない。 朝鮮戦争の動乱も戦争の悲惨さが感じられないまま、突然エリオットの死が伝えられる。
[DVD(字幕)] 4点(2011-09-28 23:05:55)
225.  めぐり逢い(1957)
同じレオ・マッケリー監督だけあって細かいところも同じだが、微妙に違う。特にケイリー・グラントを起用しただけあって、ところどろに見られるユーモラスな感じがおもしろい。(船の階段を回るシーンなど)またデボラ・カーも美しく魅力的。 
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-23 17:17:00)
226.  裏窓(1954)
骨折して動けない男の部屋と、そこから見える世界を実によく描いている。ヒッチコックは、「レベッカ」で実在しないものの恐怖を描いた。それは凄く画期的であったが、これもまた別の画期的な映画だ。 窓から見える世界は、多少は音は聞こえても何を話しているかはわからない。「もしかしたら」の世界、それが「たぶん」に変わり、「きっと」に変わっていく。その過程が鮮やかで見ている私たちも主人公といっしょになって体験する。 看護婦と恋人それに友人の刑事、登場人物は限られているが、見える世界にいたセールスマンがこちら側の人間になって、クライマックスをむかえる。 DVD特典を見て、窓から見える世界のセット作りに感心した。
[映画館(字幕)] 8点(2011-09-20 03:49:20)
227.  流れる
男は宮口精二がゆすり屋で脇役を演じる以外ほとんど活躍しない。仲谷昇はまだ若く頼りなさそうだし、加東大介などはちょい顔をだしただけ、ほとんど全編が女優陣である。またその女優陣がすごい。主役をはるだけの女優さんが何人も一堂に会する。田中絹代の控えめでよくできた女中さん、芸者置屋つたの家の主人山田五十鈴、その娘ながら芸者を嫌いミシンの副業を始める高峰秀子、歯に衣着せぬ芸奴杉村春子、それぞれがそれぞれの役柄を見事なまでにこなしている。そして大御所栗島すみ子の存在感、これだけの映画は、時代が流れても映画史に永遠に残るだろう。
[DVD(邦画)] 8点(2011-09-17 22:05:16)
228.  夜明け前(1953)
「木曽路はすべて山の中である」という書き出し以外何も知らなかった私が、映画を通して島崎藤村の「夜明け前」にふれることができた。先日見た「破戒」では、名作(小説としての)という感じをさほど受けなかったのだが、この「夜明け前」は滝沢修を初めとする劇団民芸総出演という熱の入れ方もあって、堂々の歴史ドラマとなっている。 誠実な生き方を求めるあまりに最後は狂人となってしまう青山半蔵、父の教えに従い一途に父に尽くすお粂、明治維新という改革の波は彼らには余りにも急だったのだろうか。主役滝沢修の好演と共に新藤兼人の脚本が光る。一刻も早いDVD化を望む。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-15 16:58:20)
229.  くたばれ!ヤンキース 《ネタバレ》 
子どもの頃家族で見た映画。主人公が若返ってホームランを打つシーンや最後の守備で年老いた姿に戻りながらも飛球をキャッチするシーンなど、野球のストーリーはよく覚えていた。しかしDVDを見るまで、ミュージカル映画だったことは覚えていなかった。 ミュージカル映画としては、他の有名なものと比べれば確かに見劣りする。しかしストーリーは「私を野球につれてって」と比べても断然良い。 ありふれた映画では、最後に逆転ホームランを打って終わりになるのだろうが、この映画では1-0という平凡なスコアで、その1点を守りきって終わるというもの、これが実に良い。 この野球の終わり方が、主人公が元に戻ったとき、悪魔のどんな誘いにも負けず、夫婦の絆を守りきるということにつながっている。ドラマとしては10点満点を贈りたいところだが、ミュージカルのイマイチな点を差し引いて、8点としておこう。 ところで、「くたばれヤンキース」のヤンキースだが、当時のヤンキースはワールドシリーズ常連の強豪チーム、この映画の前身のブロードウェイミュージカルが誕生する1955年頃までシリーズ5連覇をしていた。それに対しセネタース(今のミネソタ・ツインズ)は1924年に一度優勝したきり、万年最下位にあえぐ弱小チームだった。過去の栄光を知る主人公がいまいましく思っていたのも無理もない。
[映画館(字幕)] 8点(2011-09-12 21:03:24)
230.  南太平洋(1958) 《ネタバレ》 
リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世の作だけあって、ミュージカルとしてはまったく申し分なし。有名な「魅惑の宵」「バリ・ハイ」はもちろんのこと、「ワンダフル・ガイ」「私に告げて」「ハッピー・トーク」などどれをとっても大変魅力的である。 それに加えて南国の島の美しさ、この音楽と映像の美しさが背景にとなる太平洋戦争とがなかなかマッチしない。戦争というのに、歌ったり踊ったりのんびりしているし、真剣に闘っているようにも思えない。 また逆にあれほど「戦争は嫌だ、平和な暮らしを壊したくない」と作戦協力を拒否していたエミールが、ネリーとの結婚がままならぬとあっさりと戦争に加担してしまうし・・・。それほど安っぽいものだったのかと落胆してしまう。 また人種差別も結構引っかかる。ポリネシアンを低く見ていたのを教育のせいにしてしまったが、おそらく敵国日本は「黄色い猿」とか何とか言っていたのだろう。むろん日本も「鬼畜米英」と言っていたわけではあるが・・・。 
[映画館(字幕)] 5点(2011-09-12 01:20:48)
231.  王様と私(1956)
「サウンド・オブ・ミュージック」の大ヒット以来、70年代にかけて日本では多くのミュージカル映画が上映(リバイバル)された。この映画も「オクラホマ」や「南太平洋」など多くのミュージカルを生み出した同じコンビ(作詞作曲)の、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン二世がてがけただけあって、よくできている。作品賞を始めアカデミー賞の多くの部門にもノミネートされたほどだ。なかでもユル・ブリンナーのシャム王は、ブロードウェイミュージカルで当たり役となっただけに堂々としたもの、主演男優賞も頷ける。また映像も美しく、東洋的な雰囲気がよく出ている。 
[映画館(字幕)] 7点(2011-09-08 07:30:34)(良:1票)
232.  知りすぎていた男
自作のオリジナル「暗殺者の家」をリメイクしただけあって、よくできた映画だ。サスペンスの緊迫したシーンと、ユーモア溢れる息抜きのシーンがほどほどにミックスされ、退屈せずしかも緊張感が途切れることなく引きつける。 またラストでは、本職の歌手ドリス・デイを起用した意味が遺憾なく発揮される。「ケ・セラ・セラ」は子どもの時からよく知っていた曲だったが、この映画のために作られたとは知らなかった。(無知)
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-01 21:27:53)
233.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
「わからん、さっぱりわからん。恐ろしいことだ」と言いながら、実は一部始終を見ている。私にしたら「何がわからんのか、何がおそろしいことなのか」と思っていたら、一緒に見ていた妻が「皆がなぜ嘘を言うのかがわからないと言ったのでしょ」と明快な答、なるほどと納得。人間のエゴがおそろしいのか。 グランプリ作品らしいが、私の好みではない。
[DVD(邦画)] 5点(2011-08-29 21:02:05)
234.  トロイのヘレン
子どもの頃すでに児童文学としてのギリシャ神話を読んでいたこともあり、おおよそのストーリーは事前につかんでいた。それでも圧倒的なスケール、音響などにびっくり、これがシネマスコープかと感動したみのだ。 またとかくアテネ・スパルタのギリシャ側から描かれるトロイ戦争だが、この映画はトロイの王子パリスとスパルタの王妃ヘレンの愛をメインに描かれている。だか何といっても絶世の美女ヘレンを演じるロッサナ・ポデスタの美しさには目を見張る。彼女が後に「黄金の七人」の艶めかしい悪女を演じるとはとても思えない清純さだ。 3000年前の戦いの方法や道具など興味深かかった。
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-27 23:25:00)
235.  紳士は金髪がお好き(1953) 《ネタバレ》 
楽しくて、おもしろくて、笑えるミュージカル。いや途中船に乗っているときはミュージカルだということを完全に忘れていた。それほどコメディになりきっていたということか。 金髪のローレライと黒髪のドロシーのコンビが実によい。髪の色だけでなく性格もずいぶん違うけど、親友というのがよく分かる。ずっとローレライの方が目立っていたけど、法廷ではあっと驚くドロシーの変身。いやーびっくり、金髪にだまされた。 途中10点満点つけようかと思ったけど、最後のまるく収まったのがどうもピンとこなかったのと、厳粛な法廷を汚したのでマイナス。 
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-27 15:17:56)
236.  ノートルダムのせむし男(1956)
真っ赤な服に情熱的な歌と踊り、ジーナ・ロロブリジーダのエスメラルダが魅惑的なジプシー女を演じる。子どもの頃見た映画で細かい部分はほとんど覚えていないが、このエスメラルダだけはとても印象的で忘れられない。 それに対してアンソニー・クインのカジモドは怪物と恐れられたにしては地味に見える。 「ノートルダムのせむし男」はこの映画が最初だったのだが、後にチャールズ・ロートンの映画と比べてずいぶん違うことが分かった。結末はこっちのフランス映画の方が原作に近いらしい。
[映画館(字幕)] 6点(2011-08-24 21:38:46)
237.  君の名は(1953)
半年後の再会の約束だけをして名前も聞かずに別れていく、まさに昭和のメロドラマ。近づいたかと思うと遠くなり、離れたかと思うとまた近づく。それでいてなかなか会えず、すれ違いばかり・・・。このじれったいもどかしさが当時の女性の心をかき立て、ラジオドラマの放送が始まると、銭湯から女性客が消えたという神話が残る「君の名は」は私の子供の頃にラジオドラマが始まり映画にもなった。「君の名は」の主題歌が街に流れ、「真知子まき」も流行した。 平成になってDVD化され、ようやく第1部だけ見ることができた。改めて昭和メロドラマの原点を感じた。現代の携帯社会ではおよそ想像のつかないことだろうが・・・。
[DVD(邦画)] 6点(2011-08-19 21:34:42)
238.  旅情(1955) 《ネタバレ》 
この映画のK・ヘプバーンはとても好き。アカデミー主演女優賞ではバラの刺青のアンナ・マニャーニに敗れたけども、ハイミスの女性をこれ以上に誰が演じきることができるであろうか。 「旅愁」のモノクロと違いカラーの美しさが光る、それもヴェニスの街だけで・・・。音楽も「ヴェニスの夏の日」がしみじみと情感をさらに盛り上げている。 ラストシーンもとてもよい。見送らないでと言いつつ、見送りに来てくれるのを待つ。そして彼女の好きなクチナシの花、実にすばらしい終わり方だ。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-14 21:09:45)(良:1票)
239.  旅愁(1950) 《ネタバレ》 
美しいイタリアの街と風景、これがカラー映画だったら何とすばらしいことだろう。それに音楽、イタリアの民謡、それがセプテンバーソングのレコードのレコードを聴いてからは、映画のBGMとなって情感を盛り上げる。あちこち見物して回るのも二人が飛行機に乗り遅れた乗客としてほほえましい。 しかし、乗るはずだった飛行機の事故を知ると急転直下、美しいロマンス映画がただの不倫映画になってしまう。愛を貫くのかと思えばそうでもない、その辺の微妙なところが映画の主題なのかもしれないが、私にとっては簡単にはついていけない。 不思議なのはお金、相当の金額が事故の二日前に振り込まれていたこと、このあたりが不可解というか納得できないところ、事故が起きる前から長期滞在を目論んでいたとは・・・。 ジョーン・フォンテインは確かに美人だが、残念ながらピアニストには見えない。ピアノを弾いているとき、ピアノに集中せず考え事ばかりしているように見える。それが肝心なコンサートの場面まで・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2011-08-14 04:21:41)
240.  第五福竜丸
私たちはこの第五福竜丸の事件を、「不幸な事件」とか「悲しい事件」ですませてはいけないと思う。もっとも重要なことは放射能の恐ろしさを知ることであり、原爆も水爆もたとえ実験であっても許されないことだということだ。 とかくこういった事故や事件は、大きな犠牲が出ないと安全性が論じられない。亡くなられた久保山さんは自分を最後の犠牲者にと願ったが、その願いは福島原発事故でかなえられなかった。 映画を見るとその当時の「放射能」に対する意識がいかに低かったかもわかる。この事件が起こって初めて、全国各地で原水爆実験反対の世論が起こったのだった。それにしても実験を行った米国側の態度には怒りを覚える。「スパイ行為」と避難したり、久保山さんの死因と放射能は関係ないなどと謝罪の言葉すらなかった。
[DVD(邦画)] 7点(2011-08-10 16:38:25)
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