2501. 狼男アメリカン
さあ、これが狼男の変身だ、目ン玉かっぽじってよく見やがれっ!とばかり、完璧なる変身(あ、かっぽじるのは耳の穴か)。手がニョキニョキ~。ただ、このインパクトに対して、ストーリーがどうも、後半妙な展開で、ヌルい気がしてしまうのですが、「それがエエんや」という方もいますし、まあ、その辺はお好みで。 7点(2003-08-13 22:43:48) |
2502. タップス
士官学校の閉鎖に反対する生徒達が、武器を手にして立てこもってしまい、州兵と睨み合うという映画で、何だか穏やかならぬ話のようですが、実際には青春映画風に仕上がっています。ショーン・ペンがマトモで、トム・クルーズがアブナイ奴を演じるという、当時ならではのキャスティングが目を引きますが、これが意外にはまってます。 7点(2003-08-13 22:03:45) |
2503. フレンチ・コネクション2
フランケン師匠、またやっちまったかー。って言う程ヒドくは無くて、まあ、一作目がアレ程の作品なんで、いささか見劣りするのは仕方ないかと(え?)。途中若干の弱音は吐くものの、ポパイ刑事のタフさは健在。さて、ラストのカットですが、シャルニエは最後、どうなったのでしょう?わかるようでわからない、意味深なブチ切れ方。 7点(2003-08-12 20:29:56) |
2504. ザ・グリード
おお、まだ生きてたかゾンビコップ。観客の想像力に訴えるような恐怖感の演出とかなんとか、そんなメンドくさい事してる暇あったら、CGモンスターをドンドン出しちゃえ、どや、スゴイやろ!ってな感じの映画。ハイ、確かにすごいです。さすがにここまで来るとややクドい気もしますが。食べ放題、お味はまあまあ、といったとこでしょうか。 7点(2003-08-12 12:57:58)(笑:1票) |
2505. スペースキャンプ
リー・トンプソンはこの頃、どうやら二年で一歳くらいしか歳をとらなかったらしい。西太后みたいだ。いくらなんでも子供たちがいきなり宇宙に飛ばされて、何でそんなに平気なの?と、さめた目で見始めたら、なんやかんやと危機を乗り切っていくのが面白くて、意外に楽しめてしまいました。ホアキン・フェニックスの子役時代、まだ本名のリーフで活躍してた頃の映画。 7点(2003-08-11 20:39:29) |
2506. ビッグ・リボウスキ
どうでもいいようなヒトたちのどうでもいいようなグダグダな事件の成りゆきを、むりやり楽しそうに見せた映画。いつもながら、この手があったか、と、変に感心させられます。ボーリング玉の気分まで味わえますしね。個人的にはもうちょい悪ノリして盛り上げて欲しかった気もしますけど。 7点(2003-08-11 19:57:16) |
2507. 人類創世
ネアンデルタール人だか何だか、人類の出来損ないみたいなやつのメーキャップがトホホで泣けます。が、セリフ無しでドラマを引っ張る手腕にはやっぱり脱帽。後の『コマンドー』でお馴染み、レイ・ドーン・チョンが体当たりの演技をしています。 7点(2003-08-11 01:02:34) |
2508. ノスフェラトゥ(1978)
すでに不動の名声を持つあの歴史的作品をわざわざリメークする意義は?と思って観てしまうといささか心もとないわけですが。逆に本来、技術さえあればこういう風に作られるべき映画だったのかも知れません。ムルナウ版との違いを探すのもまた一興(?)。ところで、冒頭、タイトルのバックの映像が全編で一番コワイですねえ。 7点(2003-08-10 20:05:07) |
2509. ヴァンパイア/最期の聖戦
ほーなるほど、吸血鬼駆逐業者の話か、と思ってたら、いきなりほぼ全員死亡。これはビックリ、『スター・ファイター』の二の舞か?いやな予感が一瞬よぎりますが、実は意外にも面白いんですねえ。一部のカーペンター作品のような腰砕けクライマックスを覚悟の上で観てたから、というハナシもありますが、本作はなかなか盛り上がります。 7点(2003-08-10 15:22:21) |
2510. ドーベルマン(1997)
いいですけどねえ~。いいんですけど、何か足りないんですね~。映像のテンションの高さの割に、ストーリーが馬力不足で、ちょっとついていけないものが。まあ、たまには変わった映画が観たいので、こういうのもやっぱりアリでしょう。 7点(2003-08-10 14:20:18) |
2511. 晩秋(1989)
友人に誘われて突然観に行った映画でして、事前に殆ど何も知らず、ただ、渋い文芸映画かと思ってたのですが、いざ始まるとクレジットにアンブリンの文字が。こいつはダマされたか?と思いながら(←娯楽作品の方が好きな癖に!)観てたら、やっぱり、笑いあり、涙あり、展開もある程度読めるという、松竹新喜劇風の娯楽作品でして、結局楽しんでしまったわけです。ジャック・レモンの笑顔というのは世界遺産に指定すべき人類の宝でしたね。当時、え、こんなに老けちゃったの?という声も多かったようですが、まだ64歳でした。ディック・スミスによるメーキャップの威力でしょうか。 7点(2003-08-10 14:12:36) |
2512. メン・イン・ブラック
まあこの映画が面白かったかときかれたら、ストーリーは何ともトホホなんですが、リック・ベイカーとILMによる湯水のような特殊効果に目を奪われて、気がついたら結構楽しめてしまっていたという感じ。特殊効果の質の高さがギャグを生かしています。 7点(2003-07-26 21:10:40) |
2513. 遠すぎた橋
話のスケールを映画自身が持て余してしまって、エピソードの積み重ねにややチグハグなものを感じます。このため、観終わった後に残る徒労感を、映画の反戦メッセージとして受け取るのか、それとも映画自体に対する徒労感として感じてしまうのか、微妙なところです。それでも、戦闘シーンの迫力ある描写は観るものを圧倒するに十分。主役級の俳優が、もう出るわ出るわで、ミーハー魂にまで引火する始末。 7点(2003-07-26 20:07:49) |
2514. メテオ(1979)
これも70年代パニック映画を語る際には外せない作品。巨大隕石の落下を人類は食い止めることができるのか!という映画ですが、う~ん、食い止めちゃったらディザスター映画にならないね。しかし心配御無用、小さい隕石も適度に落として災害を発生させるという、大変気のきいた脚本になっています。 7点(2003-07-19 20:47:38) |
2515. ファイヤーフォックス
原作は、主人公「以外」の人々の描写がむしろ中心で、そこが面白いのですが、映画ではなかなか難しいんで、うまくまとめています。特に後半はテンポよく進めてます。でも、思考誘導がうまく機能せず、実は~というオチはさすがにアンチクライマックスな気もします。 7点(2003-07-13 16:56:04) |
2516. フラッド
合わせ技一本を狙ったような映画です。水没する町という非日常空間を、セットでうまく作り出しており、他の映画では観られないアクションシーンを提供してくれます。あ~ん、『タイタニック』よりに先に作ってれば、もうちょいインパクトあったのにね。 7点(2003-07-13 15:59:03) |
2517. ウォー・ゲーム(1983)
この映画は時代を先取りし過ぎたのかも知れません。今だったら、まさかこんなオチではごまかせないでしょうから(たぶん)。実はなんだか地味な話のような気もしますが、なかなか盛り上げてくれます。 7点(2003-07-13 14:57:37) |
2518. 夢(1990)
大学の頃に大勢で連れ立って観に行って、帰途は不評の嵐でした。う~む。まあ8話オムニバスということで、確かにまとまりがないという憾みはあります(私も映画には第一に求心力を求めたい)。が、一話毎に、舞台が限られているので、黒澤監督お得意の超長廻しワンカットなど効果的に使われており、「らしい映画」には違いないと思います。「映画」よりむしろ「舞台」っぽい黒澤映画のイビツさが強調されてしまった、とも言えそうですけどね。最後は笠智衆の説教を聞いて寅さんの気分に浸りましょう。 7点(2003-07-13 13:34:07) |
2519. バートン・フィンク
イライラさせられるイメージの連続で、ヤな感じを味わわせてくれます。が、暑い暑いと言うんならもっと暑さをうまく実感させるような演出って無いのかなー、とは思いました。これはストーリー上も重要な点ですからねえ。まあとりあえず、ラストはカッコいいよ。 7点(2003-07-12 22:17:54) |
2520. フル・モンティ
情けなくてだらしなくてカッコいい、そんな、イカしたおっちゃん達の映画。とりあえず変に前向きなのがいいですね。おっと明日は我が身かも。クライマックスは、観たいような、あまり観たくないような、妙な気分になります。 7点(2003-07-12 22:02:27) |