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かわまりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 296
性別 女性
ホームページ kawamari7.hatenablog.com (質問と建設的な指摘をお待ちしています。JTNEWSに届けてあるほうでは文字化けします。)
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

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241.  ミスティック・リバー
俳優が一生懸命演技をしているのに脚本や脚色がぱっとしないと心から「俳優さん、ご苦労さま。」と言いたくなります。この映画もそんな作品でした。ホッケーに興じる3人の少年のうち一人がさらわれ、その結末がどうなったのかはっきりしないままに舞台はいきなり25年後(私には35年後に見えました)に飛躍、3人の少年は娘を殺された父、刑事、容疑者として登場(一人は金髪だったのに全員黒髪で昔の面影はないので名前で3人だとわかりました。)・・・ストーリーの進展につれて強烈な冒頭シーンは一体何だったのかわからなくなり、終には考えるのを止めて推理ものとしてこの映画を見ることになってしまいました。人生ドラマものとして見るには捜査があまりに強く好奇心をそそりました。その後、捜査の進展がたいして描写されないまま真犯人が捕まり、そしてラスト・シーンで冒頭のフラッシュ・バック、セメントに刻まれた三人の少年の名前が現れ、そこでやっとこの作品は三人の男の生き様を語る話だったんだ・・・、と理解するわけです。人生ドラマかもしれないと思ったストーリーが推理物にとって代わられてプツン、推理物がいきなり人生ドラマにすり替わってプツン。原作では両方を堪能できるのかもしれませんがこれでは高得点はあげられません。最初に言ったとおり、出演者の演技はすばらしいので見て損はないし、特に三人の男を演じた俳優さんのファンには必見です。
6点(2004-02-07 01:28:31)
242.  テン
DVDの値段とパッケージのせいで最初から期待はしませんでした。そのせいか結構楽しめました。私はDVDの多国語字幕でスペイン語とフランス語を勉強していますが、このDVDは格安($10)で両方の字幕がついていた上にジュリー・アンドリュースが出ているので買わないわけにはいかなかったのです。国際線の飛行機に飛び乗って人の新婚旅行をじゃましにいくような馬鹿は普通の人にはできないでしょう。映画の中で誰かに代わりにやってもらわないと・・・。主人公が”It’s easy to say I love you. (愛しているよ、と言うのは簡単)”と弾き語りでけだるく歌うところがいい。ヘンリー・マンシーニのムーディーな音楽とメキシコの観光地の風景も良かったです。自分ができないことをやってくれておまけにきれいな風景や音楽を楽しめたら、それでいいじゃないですか。
6点(2004-02-05 03:12:58)(良:1票)
243.  エリン・ブロコビッチ
ジュリア・ロバーチは私の好きな女優さんでここでの演技もうまかったたしストーリーは実話なので文句のつけどころがないのに満点はあげられなません。まずロバーツが演じるパラリーガル(弁護士助手)のエリンがでしゃばりすぎる。アメリカではパラリーガルはれっきとしたプロフェッショナルでそのための専門学校までありますが、あくまでも縁の下の力持ちで弁護士が依頼人と会っている時などはおとなしく速記でもしているだけのはずなんですけれどね・・・。それからエリンが押しかけ就職するところがありますが、履歴書に書くような技術などがない人を法律事務所が採用することはまずありません。でも実在のエリンは採用されたわけで、本当は彼女の行動力を見込んだ採用だったんじゃないでしょうか・・・。法律事務所はすでに大きな訴訟を引き受ける可能性を模索していて、もし勝訴になれば優秀な助手数人分か平凡な助手の十人分の年俸くらいの収入はあるかな・・・なんてソロバンをはじいていたりして・・・。細かいことでけちをつけましたが、事実は小説よりも奇なり、ではなく事実は映画よりもすばらしい話だったかもしれません。
6点(2004-01-31 02:16:51)
244.  グッドナイト・ムーン
ニューヨーク(市内とアップステート)の四季の映像がきれいでした。今はもう存在していない世界貿易センタービルの映像も出ます。
6点(2004-01-28 13:23:35)
245.  ロミオ&ジュリエット
ロミオとジュリエットが始めて出会ったあたりでよくよく耳をすましたら高校の英語の授業か英語部の劇で覚えたセリフが出てきて嬉しかったし違和感もありませんでした。でも最後に「刀よ、これがおまえの鞘です・・・。」と言ってジュリエットが心臓に短刀をつきさすシーンはやはりなかったですね・・・。それから、偉そうな警官がロミオに向かって「おまえは追放だ!(You are banished!)」なんて言うのも「えっ、おまわりさんっていつから裁判なして人を処分できるようになったの・・・?」なんて思ってしまう・・・私が脚本担当者だったらモンタギュー家が警察に賄賂を払い。ディカプリオが演じるロミオの指名手配写真がベタベタ貼られた中、パトカーのトランクに入ってロミオが逃亡することにするんですけれどね・・・。最後の最後、二人の悲劇を報じるテレビニュースが途切れるのも不自然。私だったらテレビを見ている人(さっきの偉そうな警官が職場で見ていることにします)がリモコンでばちっとテレビを消すことにします。13世紀か14世紀ころのイタリアを舞台にした物語を無理に現代にもってきたせいでストーリーが釈然としない箇所もありますが、堅いこと言わなければめくるめく映像と主演の二人の演技で結構楽しめます。
6点(2004-01-25 08:42:27)
246.  フィラデルフィア 《ネタバレ》 
トム・ハンクスにアカデミーの主演男優賞だって・・・かまわないけどさ・・・彼がもっとうまく主演している映画はいくらでもあるから今回は別の人にあげればよかったのに・・・と書いてからはたと思ったのは彼がもっとうまく主演した別の映画の製作年のこと・・・この映画の後で製作されているならばそれはこの受賞でおごることがなかったハンクスの努力のたまものですね・・・。でもやはり彼の受賞はエイズ患者に対する同情票に思えます。ハンクスが演じるゲイでエイズ患者、アンディーの皮膚がただれていたり死にかけたりしている場面は個人的に不快でした。それに引き換えデンゼル・ワシントンは文句なしにすごい。「俺はストレート。ゲイに同情するわけじゃなくプロとして人権を擁護しているんだ!!」という弁護士気質がびんびん伝わってきました。それにしては相手側の女性弁護士が全くのお抱え弁護士で当たり前だけれどぱっとしなかったな・・・。 「法律事務所はアンディーがエイズにかかっているということを知っていたから解雇は無効」と「知らなかった。解雇は別の理由によるもの」の論戦になったところで「これでアンディーの勝ちだ。」と思ってしまいました。(思わない人もいるでしょう。)法律事務所の肩を持つわけではないけれど、プロとして採用した従業員に仕事を任せるのは将来に対する投資のようなもの、現在の医学では不治とされる病気にかかった者に投資はしないのはリーズナブル・・・こういった論点を押して被告側は応戦できなかったのでしょうか? なお、図書館員が黒人弁護士を差別的な目で見るシーンがあるというのでもう一度dvdを見て見ましたが、黒人のミラー弁護士(デンゼル・ワシントン)は図書館で音を立ててサンドイッチを食べているじゃないですか・・・図書館員が来たら口のもぐもぐを止めて、いなくなったら口元のパン屑をはらったりやなんかして・・・。こんなの人種と関係なくダメですよ・・・。「こっちでモノ食べる音がしたな・・・こいつかな?」と図書館員の顔に書いてあります。公務員は優秀な黒人が一番進出しやすい分野なのでおかしいと思いました。反対に大企業の門戸は黒人のエリートに開かれているとは言えないので、黒人の弁護士が企業しか依頼人にしないような一流の法律事務所を相手取った訴訟を手がけるという設定になったのでしょう。
6点(2004-01-23 10:51:35)
247.  地獄門
わたしの母が「芥川龍之介の『地獄門』の朗読を聞きたかったのにYouTubeで出んかった。何でやねん?」と言ったことから中国語字幕付廉価版値段並DVDを再度プレイヤーに……。カンヌ映画祭のグランプリ受賞ということで期待して購入したんですけれど……。アカデミー賞では美術賞か何かの受賞だけに止まったのも当然です。惜っしいです。盛遠が袈裟御前にしつこく言い寄って競馬で彼女の夫に挑むだけではなく、歌、蹴鞠、奏楽、舞踊、その他諸々の競技と学芸全てで袈裟御前の夫に挑戦して悉く打ち負かされてボコボコにされて「袈裟ちゃんなくしてまろの生きる意義はいかに?」と自問自答しながら死んでいくという日本平安時代版「若きウェルテルの悩み(ゲーテ作)」のストーリーにしていればきっとアカデミー外国語部門賞を取っていたはずです。これじゃまるで長谷川一夫と京マチ子のプロモーションビデオです。だから今後に期待します。因みに対応する芥川龍之介の作品は「袈裟と盛遠」と「地獄変」です。
[DVD(邦画)] 5点(2021-02-20 21:33:12)
248.  パラサイト 半地下の家族
えらく評判がよくていろんな国際映画祭の賞をいくつか受賞していることと昨今の日韓の軋轢を理解し、隣国をより良く理解する一助にならないかと思って映画館に出向きました。結果は完成度という点ではかなり高得点をつけてもいいけれど、隣国を理解できるかという点においてはほとんど得るものがなありませんでした。それになんと言っても後味の悪さ、胸糞の悪さは半端ではありませんでした。このままで行けば本作品はオスカーの外国語部門にノミネートされるのではないかと思いますが、今まで日本の作品でノミネートされたり受賞に漕ぎ着けた作品は全て、多かれ少なかれ、日本をアピールするものでした。そうでない場合は、アニメ作品に顕著ですが、「魔女の宅急便」のように外国を舞台にしたりしています。でも本作品で韓国を写しているところだあるとしたらそれは階級格差なのか、作品の中盤で登場する多重債務男なのか。。。 鑑賞中半ばで隣に座っていた中年のアメリカ人男性が席を立ちました。エンドロールの時に後ろに座っていた若いカップルが「良かった!」と言ったので「ハリウッド映画のコピーじゃない。だったら字幕のないハリウッド映画を見た方がいい。」と言ったら納得していました。家に帰ってから「おくりびと」の巻頭の部分を見ましたが、やはりのっけから仏教の様式美とチ〜〜ンの音。。。本作品をあえて劣化コピーとは呼びませんが、監督も製作者もハリウッド映画を見まくって「こうでないといけない」という型を学んで模倣しているとしか思えませんでした。本作品の完成度に高得点を付けるのは構いませんが、世界の知られざる文化を紹介しているかいないかという点においてはオスカー受賞は別の作品であって欲しいです。過去に7点をつけた韓国作品の「シュリ」も同じで最近減点しようと思っていたのであらかじめ低い点をつけておきます。暴力と流血がダメな方にはお勧めしません。
[DVD(字幕)] 5点(2020-01-24 02:35:40)
249.  陰陽師 《ネタバレ》 
視覚的にはかなり楽しませてもらいました。でも平安宮中と貴族の装束と館以外の視覚効果、例えば視覚化された悪霊などは余計です。陰陽の頭(真田広之)、陰陽師(野村万斎)、龍笛の名手の貴公子(伊藤広明)、この三人は脚本さえよければ怪獣映画ばりの視覚化なしに人と悪霊が共存していた平安朝の雰囲気を出せるだけの実力がある俳優だと思います。それにしても真田広之は時代劇に出たらチョンマゲ姿だけではなく平安貴族でも悪霊の使者のざんばら髪でも、どんな格好をしても素敵です。彼を主演にできる良い脚本を待っています。この作品の役柄では今でいう厚生労働大臣が地下鉄にサリンを撒いているようでわけがわからないです。わけがわからないのは野村萬斎が演じる安倍晴明も同じで時代は違っても陰陽寮勤務の公務員なんだから公務員らしい言動をして欲しいです(安倍晴明は自分の上司に勝てる自信がなかったので言っただけなのかもしれませんが言のほうにかなり問題あり)。三人の男優の中で言動ともに地位・身分と整合性がある役を演じたのは伊藤広明だけだったように思われます。主役ではありませんが芸術(笛)の才あり、恋した女性に対する思いやりあり、最後には武勇も見せるといういい役回りだったです。今の世なら安倍晴明の発言はメディアに叩かれて関連ブログが炎上し、陰陽の頭の件は人事院では済まずに総理大臣(平安時代の太政大臣)が採用責任を問われる事態です。藤原道長よりも百年ほど前の話らしいですが、凝った映像とキーになっている美しい龍笛の音はさておき、ストーリーに関しては「一体何やってんねん。」が偽らざる感想です。今昔物語にあるとかだったら評価を変えるかもしれませんが。
[DVD(邦画)] 5点(2016-01-18 12:25:39)(良:1票)
250.  利休 《ネタバレ》 
残念ながらわたしには合いませんでした。黒澤明ばりの重厚な作品を期待していたのですが、ドラマチックといおうか音楽・音声を使ってオペラチックにストーリーを展開していく黒澤明監督とは対照的に全編を通じてバックグラウンド音楽はほとんどなく、音楽らしい音楽で耳に残っているのはエンドロールのバロック風シンセサイザーのものだけでした。一番気になったのは主人公利休のとぼけた無表情と前半の秀吉の品の無さでした。もともと茶の湯を題材とするのに大げさな音楽が合わないのはわかっていますし「よく噛みもしないうちにスルメをゴムと言うな!」というお叱りを受けるかもしれないことは重々承知しております。だったらそもそも茶の湯の心といもの自体が映画という舶来の(でなければ近代の)メディアには合わないということなのではないでしょうか?十分に咀嚼してこの作品は絶品のスルメだとわかった方のコメントを期待しています。
[DVD(邦画)] 5点(2012-04-27 05:15:24)
251.  終着駅 トルストイ最後の旅
第一号の方と同じでわたしもヘレン・ミレンの演技を見たかったので見ました。何が言いたいのが、いまいちわからなかったです。ものの本によれば、トルストイはソフィーと結婚してからどんどん創作意欲がわいたとのことで、彼女との結婚がなければ後世に名を残す文豪にはならなかったようなことまで書いてありましたが、奥さんとしては許せないような不倫をして名作「クロイツェル・ソナタ」を書いたりとか、トルストイの奥さんが彼にどのように創作意欲をもたらしていたのかについては一言では言い尽くせないものがあるようです。その奥さんとトルストイを教祖様のように尊敬する一群の人々との間にトルストイ死後の著作権帰属に関して問題があったのも事実だそうですが、わたしとしてはヘレン・ミレンの名演技を見てでさえ、「それがどうした・・・。」と言った感想しかありませんでした。どうせやるなら「クロイツェル・ソナタ」執筆前後のどろどろした人間劇を脚色・映画化したほうが面白みがあるのでは・・・ただし、ヘレン・ミレンでは年取りすぎているかもしれません。
[映画館(字幕)] 5点(2010-09-25 11:19:09)
252.  英国万歳!
ちょっと期待はずれでした。というのもジョージ3世とシャーロット王妃に関しては喜悲劇両方のいろんなエピソードが知られているからです。まず同国王の戴冠式の日、王冠にはめてあった一番大きな宝石が抜け落ちて国民は後にこれはアメリカ独立の予兆だったんだと思ったということ、そしてドイツ貴族の娘だった容姿も中身も平凡なシャーロット妃がイギリス王妃に選ばれたので7日以内に渡英の準備を完了するよう言われてショックで気絶したこととか、結婚式で素材と縫いこまれた宝石の重さに耐え切れずに新王妃の衣装の肩の縫い合わせが万人が注視する教会のど真ん中で一気にほどけたこととか・・・。こういうエピソードも盛り込んで、国王が狂気に徐々に犯されていく過程をじっくり描いてほしかったです。英語のWikipediaを読んでも国王の持病だった代謝異常のポルフィリン症が狂気に直結するとは書いてないし、ポルフィリン症は国王の狂気の引き金だったかもしれないけれど、むしろ国王がハーノーバー朝イギリス王家で初めて英語を母国語として話したという事実やフランス大革命や産業革命を含むいろんな社会情勢や国際情勢が国王の精神を蝕んでいったという仮説にたって史実を再現してほしかったです。 ところで、Wikipediaからのおまけの知識ですが、現在知られているポルフィリン症の対症療法とは患者に直射日光を避けさせることだそうです。ポルフィリン症の怖い点は精神異常ではなく、太陽光線の作用によって臓器に結石ができることだそうで、この病気がある人は今ではみんな直射日光の下では日焼け止めなんかで完全武装するようです。ジョージ3世は狩猟きちがいみたいでしたから、頭のネジがはずれるような具合で結石ができていたのかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-06-15 12:21:35)
253.  ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら・・・ 《ネタバレ》 
アメリカ市民権がある脚本家が脚本を書いたとは思えないお粗末なできの作品。点数のうちわけは民主主義に対する熱い想いを体現するロビン・ウィリアムズの芸に10点、脚本に0点で平均5点。ロビンが政治家として登場するコメディー・シーンと電子投票システム会社もと社員の女性の登場するサスペンス・シーンがちぐはぐで何を言いたいのかわからないです。地方分権のアメリカでは全米が同じ選挙システムを一斉に採用することはありえないし、メディアも新聞に関しては分権化されているので、各州の選挙予想に照らして、選挙が正当に行われたかどうか州ごとに検証が行われ、世論の大勢と異なる候補者が大統領に選ばれるはずがないことは誰でもしっています。2000年の大統領選挙の際、年寄りが多いフロリダ州が旧式の方法を採用して、得票カウントをめちゃくちゃにしてくれたせいでアメリカ史上二人目の有権者得票での完全敗北、初めての選挙人得票での???の大統領が登場し、同時多発テロを機会にまっしぐらにアフガンとイラクの戦争につき進んだことは記憶に新しいですが、この事実に遺憾を覚えるもうろく脚本家の駄作です。わたしだったらロビン・ウィリアムズ大統領が笑いとおちゃらけでイスラム圏の理解を得て本来は科学者にしか与えられないイグ・ノーベル平和賞を受賞、本物のノーベル賞がほしいと大統領が言い出して、「結果はともかく方法が・・・」としぶっていたスェーデンのアカデミーが検討を始める、みたいなストーリーにするんですけどね。 ロビン・ウィリアムズにノーベル賞受賞講演をやらせるんだったら世紀の爆笑ものになるようにして・・・脚本書くのはむすかしいだろうな。
[DVD(字幕)] 5点(2010-01-31 09:15:41)
254.  ハムレット(1996) 《ネタバレ》 
古典中の古典で今まで何回も映画化されてるシェクスピアのハムレットとなれば他の作品と比べての出演者の演技と演出だけで点数をつけざるを得ないので点数は辛めです。冒頭の王宮シーンから「これはバッキンバムかベルサイユか?」といった感じで原作が想定していた中世デンマークではないのは明らかで衣装なんかが19世紀風なのにはすぐ慣れましたが、頻繁に挿入される回想シーン(王の殺人シーンからオフィーリアのベッドシーンまで!!)には辟易させられました。先王の幽霊が現れるシーンなんかはまるでホラーでした。ハムレットを初めて映画化したローレンス・オリビエが独白シーンをナレーションにして(今の私たちには斬新でさえありませんが)センセーションを巻き起こしましたが、これではちょっとやりすぎです。ブラナーの演技はまあまあでしたが、コメディーのほうがあっているかもしれません。貴公子のローレンス・オリビエと道化師に徹したメル・ギブソンの真ん中で中途半端という感じ。19世紀の上流社会の舞台設定にパッチワークのような手法が合わなくて変でした。王国の話ではなく現代ニューヨークのコーポレート・エリートの話に変えてしまったイーサン・ホーク主演のバ-ジョンほうが好きです。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-14 11:41:54)
255.  戦場のアリア
みなさん評価が高いのですが、私には鑑賞後にあまり心に残るものはありませんでした。たしかに鑑賞中には感激していたのですが・・・。第二次世界大戦の映画が多く作られ、第一次世界大戦は何か歴史のかなたに忘れられようとしているような感じがぬぐえませんでした。第一次世界大戦は人類史上初めて、飛行機や戦車などを駆使した大規模な世界戦争だったのにその観点が抜けていて、だからどうだという視点が抜け落ちているからかもしれません。この点はデカプリオ主演の「アビエーター」の冒頭の主人公の執着(人類初の空中戦の映画化)のほうが如実に第一次世界大戦を語っています。どうのこうの言ってもクリスマス停戦はこの先第一次世界大戦の終結するまで(1918年、第一次大戦中の最後のクリスマスは1917年)そして、クリスマス停戦自体は第二次世界大戦中もあっただろうけれど、停戦中に敵味方でサッカーをするなんていうのはおそらくこれが最初で最後だったことがストーリーから明白で、「初めての世界大戦で兵士たちもうぶだったのね。」という感想しかありませんでした。そして、一番決定的だったのは敵味方双方がキリスト教徒だということ・・・。全面戦争が局地戦闘にスケールダウンされている感じがしました。現在世界で起きている戦争ではユダヤ教対イスラム原理主義だったり、戦争の理由はいろいろでも敵味方の宗教が違うということが多いのです。以上のような理由で、本作品は第一次世界大戦を描いたあまり多いとは言えない映画の中でも無名の兵士に焦点を当てた「西部戦線異状なし」やスーパースターを中心に据えて現在にも連なる異文化圏アラブの心を描こうとした「アラビアのロレンス」に及ばないのです。
[DVD(字幕)] 5点(2009-02-04 04:54:12)
256.  恋愛適齢期 《ネタバレ》 
中年過ぎて初恋なんてちょっとありえない設定についていけなかったです。若さだけがセックス・アピールではないといいたいのか・・・でもバ×××ラ飲まなければいけない、しかもちょっと興奮すると胸痛で救急車を呼ばなければいけないおじさんにはいくら年いった女性でも(少なくとも生理的といおうか生物学的には)惹かれないんじゃないかな・・・よくわかんないです。ただしキアヌを含めた三人の演技はすばらしいし、特にたまたま「アニー・ホール」と続けて見ることになったダイアン・キートンはすばらしいコメディー女優だと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2008-12-19 14:16:57)
257.  マディソン郡の橋
どんなに熱烈な恋の結果であっても、結婚して子供が成長したころには過去の情熱はどこへやら・・・日常のマンネリから脱却するための中年のお二人の恋!!!これだけの内容にしては豪華すぎるお二人でした。
[DVD(字幕)] 5点(2008-12-18 09:54:03)
258.  太陽と月に背いて
ランボーとヴェルレーヌの詩もレオ様も大好きな私にとっては大満足・・・と言いたいところですが、全体的な感想は他の皆様と大体同じです。こういう作品があると聞いた時から、「レオなら地のままでいける役柄、いや勉強好きな彼のことだからランボーとヴェルレーヌの詩など読みつくして・・・」という期待は裏切られませんでした。レオ様には100点満点で120点をあげたいくらいです。でも、この中身のなさはどうしなのかと考えた時、やはり他の方がご指摘のとおり、二人が書いた詩の紹介や朗読が一片もないことがことが問題だと思います。英訳を入れることに問題があったのならばフランス人の声優さんに依頼して原文でいれるなどしても何もないよりはずっと良かったと思います。大人らしさと子供っぽさ、繊細さと図太さを兼ね備えた天才少年ランボーをレオが好演し、ヴェルレーヌ役もそこそこ良かったのですが、これでは詩人やぶ男やホモでなくてもランボーを好きになるのは当たり前。反対にランボーがヴェルレーヌを好きになった理由が全くわかりません。二人の間に詩があったからこそ二人の関係が成立したはずなのです。ランボーを演じられる俳優はレオをおいて他にはなく、これから先この役が演じられる若手俳優が出現するかどうかもわからないので本当に残念です。レオ様のファンでランボーとヴェルレーヌには疎い方、これを機会に訳詩にちょっと触れてこの作品が言いたかったことを想像して補填してみることをお勧めします。
[DVD(字幕)] 5点(2008-03-15 10:34:00)(良:1票)
259.  ワールド・トレード・センター
やわなイメージがあったニコラス・ケージがよく警官に化けたことにまず感心。その他で感心したのは、ビルが崩れかけた時にニコラス・ケージが扮する偉いおまわりさんが「エレベーターのところに避難しよう。あそこがビルの中で一番頑丈だ!」と叫んで助かったという顛末くらいでした。あの事件で亡くなった三千人前後の人のそれぞれにあの日、その場所に行かなければならなかった必然があり、九死に一生を得た人のそれぞれに教訓になるような知恵を含んでいたり感動を呼ぶ物語があったはずなのですが、すごい知恵や勇気の証だとも思えない(失礼)警官が助かったこの話だけをクローズアップするのはフェアではないです。あるいは世界貿易センターの事件とは関係なく、壮絶な生命への執着の物語として捕らえてもよかったはずなのに、それにしても描写不足といった感じがします。個人的には、世界貿易センターに関して、社員が一人一本ずつミネラルウォーターのペットボトルを持参して避難した会社があり、そのボトルのリレーのおかげで大やけどをしながらビルの高層階から、警官か消防士に背負われて生還した人がいるという話が、知恵プラス人情物語として特筆されるべきだと思うのですが、こんな話は映画にはなりませんよね。助かった二人の警官の奥さんが二人とも美人すぎて嘘っぽいです。平均点に変更がないような点数を献上。
[DVD(字幕)] 5点(2008-01-08 13:36:00)
260.  ハッピー フィート 《ネタバレ》 
巨大な星雲(銀河系?)からズームインして舞台は南極に・・・ここまではいいけれど、本物みたいなペンギンがタップダンスを踊ったりするのはあまりいただけませんね・・・人間にやらせたら制作費が高くつくからか、何て思っているうちにストーリーはエコ・システムに繋がって、ますますいただけません。ペンギンがタップダンスで魚の乱獲を止めるように人間に訴えるという話だけならまだメルヘンだということで許せますが、人間がペンギンの言うことを聞いて国連で魚の乱獲を止めるように決議するというのはやりすぎです。エコ・システムというのはそんなに甘っつちょろくできているわけではありません。どうして人間が増えすぎたペンギンに調子を合わせなければいけないのでしょうか?魚の乱獲を止める代わりにペンギン焼き鳥や防水が完全なペンギン・コートの可否を議論するほうが自然だと思うのですが・・・。ストーリーで登場するエーリアン(人間)が全員白人だから日本人でも黙って見ていられるのでしょうが、ペンギンたちが暗に標的にしているのは他でもない水産国日本(+ノルウェー, etc)なのですよ!捕獲した鯨の隅々まで感謝しながら利用する日本の捕鯨を復活させろ!魚群探知機でカツオを一挙に捕ってツナ缶にするのをやめて一本釣りを復活させろ!エコシステムに関して必要なのはフェア・プレーであってタップダンスではない!美しい映像にアニメに私がつける最高点の8点をつけた後で陳腐なメッセージのせいで3点減点します。
[映画館(字幕)] 5点(2007-03-27 04:43:51)
020.68%
110.34%
231.01%
362.03%
493.04%
5299.80%
65117.23%
75518.58%
87425.00%
94615.54%
10206.76%

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