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241.  伊豆の踊子(1963) 《ネタバレ》 
 いやあ、現代パートは要らんだろ。原作は学生の一人称で、お互いのほのかな恋心を描いた小品だが、色々俗世的な周辺を描きこんで、焦点がぼやけた感じだ。  そりゃあ大正末期当時には今とは比較にならないほどの不幸はあったろう。それに(これは原作通りだが)、「女が手を入れると汚い」などと男尊女卑な部分も描かれてもいる。でも、そんなことを訴えるための「伊豆の踊子」じゃないと思うのだ。  それと、下田の街の有力者のボン的なヤツ(小百合ちゃんを狙っている的な)も、エラく日活映画的で、その後の展開を不安にさせる。 小百合ちゃんがカワイイので1点おまけだが、人が言うほど名作な気はしない。
[DVD(邦画)] 6点(2020-08-12 18:11:23)
242.  アパッチ砦 《ネタバレ》 
 アメリカの第7騎兵隊の最後をモチーフにして作られた話だと言う。インディアン(ネイティブアメリカン)との戦いで、中隊を全滅させた司令官の話だが、戦いが終わった後に我らのジョン・ウェインが、しれっと隊を引き継いで、彼らは隊に生きているなどと、キレイ事を言う。  先住民を殺してひどいじゃないか、とは言わない。それが人間の歴史だから。今更否定はできないし、今の時代の人が四の五の言うべきことでもない。だが、武功を焦って隊を(ほぼ)全滅させた指揮官は評価されるべきじゃないと思う。ジョン・ウェインだって、結果的に自分がインディアンを裏切ったことに対して、もっと義憤にかられて然るべきだと思うのだが。   アメリカの昔の軍の様子とか(真実であれば)貴重だが、今見ると戦闘シーンは普通の迫力だし、シャーリー・テンプルが美人という以外、あまり評価ポイントが見つからない感じ。
[DVD(字幕)] 6点(2020-08-11 17:24:18)
243.  屍人荘の殺人 《ネタバレ》 
 うーむ、ゾンビが存在する世界での本格推理なんて、成立するんか?  私はほとんどホラーを観ないので、ゾンビというもののお約束が良くわからない。だから、ゾンビがものすごい能力で壁を登ったり窓・ドアを破ったりできないとか、頭(脳?)を損傷すると死ぬ(!?)なんてことが、共通認識として成立しているなんて理解できなかった。  そんな世界で密室なんて言われても、壁から出てきたりできないのか?なんて思う始末だ。まぁ、原作は北村薫先生が評価しているんだから、アリなんだろうけどワタシ的には釈然としない。  途中から、「わかった、これはいわゆる登場人物を環境に閉じ込める『豪雪』なんかと同じなんだな」と、無理矢理に理解した。理解じゃなくて納得か。   それにしても物語の中でゾンビが迫ってきていたりして、時間的に切羽詰まっているので、トリックの意味などが分かりにくいのが難点か。   ところで名探偵の名として「明智」といえば明智小五郎からだろうが、下の名が恭介というのはおそらく神津恭介からだろうと思うと、ちょっと嬉しい。私の思う日本一・二の名探偵だからだ。神津先生は映像作品ではほとんどお目にかかれ無いのが寂しい。 それほどの名を与えた探偵をデビュー作で終わらせちゃうのは、もったいない気がする。というか、内容的には噛ませ犬的な人物で、むしろそんな人にこの名を?ということか。   でも、浜辺美波さん、超美少女だったので1点おまけ。
[DVD(邦画)] 6点(2020-08-11 12:55:55)
244.  ルパン三世 THE FIRST 《ネタバレ》 
とうとうルパン三世が3DCGになった。まあ時流だからしょうがないけど。   見ていて思ったのは、インディ・ジョーンズを思い出すなあということ。インディの世界の超常現象は(おそらく)神の御業的な扱いだったはず。それが最後の「クリスタルスカル」のときに異星人の超テクノロジーを出してしまってすっかりシラケてしまったのを思い出したのだ。今作も同様に、明かされた古代文明の技術が異常な超テクノロジーなので、萎えるのだ。許容できるのはマモーの話くらいまでだ。こんなにすごいテクノロジーなら、自分を破壊する司令に安全装置くらいあるだろと思ってしまった。   そういう超テクノロジーではなく、例えばファーストシリーズでの実写ではありえない「現金輸送車を絵で騙す」というのや、カリ城の崖を登るフィアットなんかもギリでそうだった「アニメーションならではの面白さ」を期待してしまう。、同じ超テクノロジーが出てきても魔毛狂介の時のように「自分らの」やり方で対処するような。見事さを見たかった。   ルパンが作られてから毎回言ってる気がするが、今回もまた「ルパンが来ちゃったから、ゴチャゴチャするから帰る」とフジコに言わせたり、ルパンを空中で泳がせたり、銭形に休戦を申し込んだり、最後に警察一行がヒロインに敬礼したり、いいかげんにしろと思う。多くの人はオマージュとか言うんだろうけど、私には呪縛にとらわれているとしか思えない。若い女の子を救う話もそうだ。もうカリオストロの呪いからは脱却するときだ。   ところでCGでのキャラクタたちの顔については、概ね高感度良しだ。だいたい私はシリーズ2以降の「セクシーで色っぽい峰不二子」ってのが、気に入っていない。私の不二子像はファーストの時の6・70年代の行動的な可愛いお姉さんなので、その人が大人になった感じを期待してしまうのだ。今作の不二子はギリギリそういったニュアンスが出ていたと思う。また、特に良かったのが次元大介の無精髭周り。顔を出すのは一向にかまわない。五エ門だけはもうちょっと日本的な顔立ちが良かったけど。   色々不満点はあるが、総合的には安っぽいスペシャルや安直な劇場版よりはCGのリアルに助けられた感じで高得点。
[DVD(邦画)] 6点(2020-06-06 21:21:29)(良:1票)
245.  アルキメデスの大戦 《ネタバレ》 
 いろいろ軍事機密を探ってツテを頼って情報を得るのは、まあそれなりに面白いし必要な手順なのかもしれないが、数学の天才の仕事には思えない。長門の図面と何を使うと設計者が唸るような大和の図面になるのかが判らず、頭の良さを感じられない。そこんところと、鉄の総量と建造費の関係に気づく部分にもうちょっと「納得感」が欲しいのだ。  ま、それとは別にこの物語の一番面白いのは、その優秀な頭脳で大和の実像を追い求めていた天才が、実は次第にその巨艦に惹かれていた事、その部分こそだと思うのだが、やはりそこん所の描写が薄くて残念。 ちなみに壮絶な戦闘シーンはこの物語には要らない気がする。映像的には過去の大和映画の中でも断然凄いとは思うのだが。  ところで、この物語のどの辺が「アルキメデスの」なのだろう。そこんところも分かりづらくて不満。
[DVD(邦画)] 6点(2020-01-12 11:54:23)
246.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 
 その昔、TVシリーズが最終回を迎えた時に、寅はマムシに噛まれて死んでしまう。今回は寅さんが死んでいるという明確な表現は無い。それどころか、さくらがさらっと「お兄ちゃんがいつ帰ってきても良いように」というセリフを放つ。でも満男の感傷の度合いを見ると寅さんはもう戻らないことが窺える。まあ、曖昧でもいいんだけど。いや、曖昧なままで良いのかもしれない。  何十年も前のドラマ版と同じ事をしはしないとは思ったが、それでも昔を思い起こすような話になるんだろうと思った。今回は満男と元カノの泉の再会、それぞれの家族の問題を絡めて、寅さんを回想する。悪くないと思う。あくまでドラマは現在の2人の話だけど、今はいないおじさんの言動がソレに絡まって何故か心に刺さる。そして映像技術の進化によって、寅が満男を見守っているような画が作れているのが凄い。ただし個人的には満男が大きくなってから(泉との話以降)を全く観ていないのは失敗だったが。   昔の回想シーンでのマドンナたちのなんと若くて可愛い・美しいことだろう!リアルタイムで観ていた時にはそれほどとは思わなかったが、今見るとみんな魅力的な人たちばかりで驚く。何よりさくら役の賠償さんがすっごい可愛いのには参る。  さて映画始まりの主題歌を歌っている桑田佳祐。江戸っ子意識の「し」強調とちょっと作り過ぎの巻き舌歌唱で、あまり感心しない。却ってエンディングでの渥美清の歌が引き立つ。映像的にも桑田を出す意味ないだろ。個人的にはリリーさんの歌唱で聴かせてくれても良かったのに。
[映画館(邦画)] 6点(2019-12-31 16:04:32)
247.  サムライマラソン 《ネタバレ》 
基本的には面白いんだけど、せっかく日本のマラソン発祥の出来事なんだから、もうちょっとマラソン自体の部分を見たかった。ただ、不穏な動きってだけで、藩主への刺客が来ちゃうってのは、なんか強引な印象。 それと、日本初のマラソンの筈なのに「遠足(とおあし)」という単語が無説明で使われていて、人々がそれを受け入れ理解している事に?となってしまった。 面白い題材の時代劇だと思っていたが、数十年前に『まらそん侍』という映画があったんだな。機会があれば観てみたいものだ。 因みに、ピースメーカーはもう20年くらい経たないと出来上がりません。
[DVD(邦画)] 6点(2019-12-15 20:18:53)
248.  マスカレード・ホテル 《ネタバレ》 
ミステリとしてより、小生意気な刑事が、お客様をもてなすホテルマンのホスピタリティというようなものを学んで、変わっていく様が面白かった。 東野圭吾のミステリにケチをつけるのは畏れ多いが、事件的にはちょっと気に入らない点があって、せっかく無関係の事件を暗号でつないで連続殺人に仕立てようとしたのに、自身の目的である山岸殺害の時には暗号なし(すぐバレる囮に暗号持たせてる)では、意味がないと思うのだが。あれでは却って警察を呼び込んだだけの愚策になってしまった気がする。
[DVD(邦画)] 6点(2019-08-13 04:00:02)
249.  メリー・ポピンズ リターンズ 《ネタバレ》 
やっぱり音楽的に好きな感じじゃないのがキビシイ。前作を踏襲するように灯火人たちの集団の乱舞シーンが長い気がするのもどうか。なにより私の大好きな『2ペンスを鳩に』が歌詞の内容に反するように、2ペンスを貯蓄して幸せに、という展開がとても嫌だ。かなり忘れていたので調べたら、やっぱり前作とここの部分の解釈はかなり違う。 他の部分はそれほど悪くなく(セルアニメ調と実写の合成など感動的ですらある)、実に残念だ。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-10 21:24:28)
250.  ルームロンダリング 《ネタバレ》 
劇中で「お化け」と称しているが、多分成仏していない霊の事だろう、それが見えてしまう女の子が、何故だか事故物件のルームロンダリングを仕事にしているという、お話。幼いころに母親に捨てられた少女が、その心の傷が何か屈折して霊の見える体になったのかと思いきや、一族の体質だったというオチにはビックリ。心を閉ざしたっぽい少女も、幾人もの霊と交流するうちに、次第しだいに成長していくといった物語なのかもしれないが、何かうまく話ができていない感じ。もっとロンダリングに沿った話なら面白かった気がする。本作は唯の霊の見える人の話、なだけだ。
[DVD(邦画)] 6点(2019-05-01 20:05:02)
251.  戦艦バウンティ号の叛乱 《ネタバレ》 
 戦艦と邦題にあるが、戦闘場面は無いしそんな装備もなさそう。やっている事は商船のようだが、英国海軍の指揮下にあるようなので軍艦であることは確かなようだ。  見ていて、途中までは横暴で悪人的な船長に悪印象があったが、叛乱の後ボートで生き延びていく段になって急に立派で有能な船乗り的な描写になり、見ている側としては騙された感というか、気持ちの持って行き場を失った感じがして、とても困った。  積極的に反乱に加わらなかった生き残り船員の裁判において、その被告が有罪になってしまって、驚きとガッカリ感が襲うが、勝ったはずの船長の握手を裁判長が拒んでいたのと、後に釈放されて船に復帰した被告が皆から握手を求められるのが、対照的でかろうじて満足できる結論だ。   総じていうと、軍というのは厳しい所だが、結局は人間性なのだなあ、という事か。それにしても船長の性格が一貫しているように見えなくて、戸惑うなあ。船乗りというのは海の上と陸の上では人が違うのかな?
[地上波(字幕)] 6点(2019-01-27 23:05:39)
252.  オーシャンズ8 《ネタバレ》 
 それなりに楽しめたけど、「これは凄い!」と思わせるような仕掛けが欲しかった。テクノロジーで3次元コピーを作るのや、コンピュータハッキングでカメラを操作するのとか、もはやありきたりだし、ネックレスの磁気ロックにしても都合の良い味方がさしたる苦労もなく解決してしまって、ご都合の極致。ただの磁石じゃないんだろう?  あんな大きなネックレスが外された瞬間には、さすがに気付くだろうと思いきや、盗られた方もグルになるというのは納得だが特にその辺の理由にはなっていないのだな。盗品を次々にリレーして運ぶのも、それほど意味あるように感じられない。  最後の意外性の、他の宝石盗みました、というやつなんだけど、あの状態では普通スタッフも表に出されて身体検査だろうに。  全体的に、30分番組であった『ルパン三世』あたりで描かれたなら、フムフムと納得するが2時間もかけてこれではガッカリ。
[DVD(字幕)] 6点(2018-12-22 22:01:33)
253.  ラプラスの魔女 《ネタバレ》 
 特殊能力者の話は結構あるが、この話は所謂超能力ではなく、超計算能力ともいうべきもので、人間スパコンなんだなというように理解した。現実の世界では機械の計算力が上がって、我々が恩恵を被った最もポピュラーなものはおそらく「天気予報」だろう。だから、この気象を予知できる能力というのはギリ納得できる感じだ。もっともセンサー部分に関しては謎だけど。  桜井君に対してドライアイス的な気流を流し込む映像は説得力があったが、肝心の二つの殺人事件の再現をしてくれないのは不親切だ。これは純粋なミステリではないので、物語の主軸がこの映画監督たちの話に持ってかれるのはしょうがないけど、東野圭吾作品であるからそういう部分は期待してしまう。  犯人である映画監督の論理があまりに稚拙で、ちょっと萎える。最後の監督の独りよがりな論理に対して、息子の言う「一人一人が原子」の話は、もうちょっと前に伏線的に表現されていればよかった。   それにしても、主人公の一人、すずちゃんは当然としても、研究室の助手、怪しい教授の助手、プロデューサーの若妻と、美女しか出ないな、この映画は。
[DVD(邦画)] 6点(2018-11-18 21:22:27)
254.  スター・トレックVI/未知の世界 《ネタバレ》 
 この映画に登場するエクセルシオと云う宇宙船は、ファンページの情報によると「日本人が設計したらこうなる」と意図してデザインされているのだそうだ。そして何と(というか、まんまとというか)私はこの船が大好きで、さらにボクら日本人の星、ヒカル・スールーが艦長になっている上、本作で良い活躍をするのだから、ワタクシ大喜びである。ま、それはそれとして。   宿敵クリンゴンが和平を提案してきたときに、その使者を迎える任務を因縁のエンタープライズ/カーク船長に仰せつけるなんて。この時点でエライサン達そんな気サラサラないだろと思うのだが。映画ではスポックの説得がご立派でそのまま引きずられる。  今回は、エンタープライズに罠が仕掛けられて、その犯人捜しの捜査が行われるのだが、今から200年以上も未来の話にしては、捜査方法が地味で科学技術っぽくないのは残念(とは言っても超科学で解決してもそれはそれで納得できなかったろうが)で、それ以上に犯人への罠が安手の2時間ドラマ張りなのは、何とかならんのかとも思う。   カーク船長の物語としては、本作が一応最終回と思って良いのだろうが、それ(ホントはスポックとマッコイとの3人組への愛着)を考えると悲しくなってくるので、若い世代への代替わりに期待しておこう。でも、次の艦長はツルッパゲのじいさんみたいだけど…。
[DVD(字幕)] 6点(2018-10-22 22:31:50)
255.  喜劇 女は度胸 《ネタバレ》 
 男は度胸、女は愛嬌、などと今どき言ったとしたら、男尊女卑的な批判はまぬかれないだろうが、そんな言葉も死語となって久しい。 だから、女は度胸と言ってみても、その意外感やウイット感ももはや伝わらない。  話は兄弟の弟が惚れた女に、微妙に兄が絡んで誤解が重なり家族もろともゴタゴタする話。最後のお母さんの切り札的告白がスゴい。
[DVD(邦画)] 6点(2018-10-08 14:10:29)
256.  スター・トレック2/カーンの逆襲 《ネタバレ》 
 死を意識させるシミュレーション試験。実戦でそれに対峙せざるを得ないエンタープライズ。いわばカンニングで逃げたカークに対して、真正面から立ち向かったスポック。  正直、自己犠牲で船を救うとか、多数の利益が少数の利益に優先するとか、なんだか素直に受け入れ難いというか感動しにくい展開なのだが、スポックが死んだという衝撃は、やはり劇場版だけ見てた時とは違い、(TOS の)思い入れの積もった分悲しい。自己犠牲への不満も最大幸福論も頭から吹っ飛んでしまう。勿論、扱ってる話が無から命を生み出す技術の話なので、それに引っ掛けてスポックを復活させるのは当初からの路線だったのだろうが。   そうそう、TOSでカーンの回を見たが、新たな星を支配すると豪語したカーンにしては、今回のカーンは逆恨み感が女々しい。残虐感が増しているが、そういうキャラじゃなかったのでは?また、初めて見た時には、有視界航行での戦闘とか楽しかったのだが、スタートレックの面白さってそういう所にあったわけじゃないんだなと思い知る。   この映画は、次の『ミスター・スポックを探せ』と一組の映画なんだな。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-10-04 21:48:33)(良:1票)
257.  名探偵コナン ゼロの執行人 《ネタバレ》 
実は劇場で見た時には良く分かんなくて、DVDになるのを待っていたが、もう一回見ても公安警察と公安検察の違いなどよく分からない。だが、どちらも自分の属する組織の都合で民間人を平気で犠牲にする腐った連中だという事は分かった。こういう組織が必要だという事は、それらのない普通の警察と検察の制度では、社会制度がちゃんと機能しないという事で、少年少女たちに見せる物語としてはいかがなものかと考えちゃったりもする。 そう考えると、我らの少年探偵団たちが、ドローンで日本を救うのは良い展開で、「君らがこの国を守るのだ」と言う阿笠博士のセリフは泣かせる。 それにしても今回は安室さんのカーアクションが狂気じみていて、その時の表情の描写も凄い。そこもムチャだが、コナンが例のボールとシューズでカプセルを狙い撃ちするのには唖然。NAZUからデータまで貰ってやっと爆弾に近寄ったのに、その苦労が台無しじゃん。
[DVD(邦画)] 6点(2018-10-04 18:54:37)(良:1票)
258.  否定と肯定   《ネタバレ》 
 ホロコースト否定論と聞いて、昔々のマルコポーロ事件を思い出した。マルコポーロのあの記事は大して予備知識の無かった私には結構面白かったし、雑誌自体も好きだったので事の結果には残念な思いだった。  一方、いま日本では、虐殺ではないが慰安婦問題などが隣の国から糾弾されていて、強制性が有るの無いのと悩ましい事態になっている。記事を書いた人間は現地取材などしていない唯のウソ記事にもかかわらず、相手側からは体験談などが語られている。そういった感情で事実を押し切るような事が有ってはいけないよなあ、と思ってみていたら、本作の弁護方針では被害者を出廷させない方針だという。  証拠と論理だけでホロコーストの証明をするのだと思っていたら、それもちょっと違っていて、いわゆる被告人の悪性格の立証など、それはどうよ?と思う部分もあり、意外。そもそもコレ、名誉棄損裁判なんだから、問題の焦点はホロコーストの事実性ではない気もするのだが。   法廷モノなどで期待されるのは、終始旗色の悪い裁判における「最後の大逆転」という感じだが、本作は基本的には実話ベースらしく、そういう大逆転劇は難しかったのかもしれない。一応裁判終盤で、裁判長(?)が「ヤツは本気で信じているのではないのか?」という揺さぶりがあるけど、それまでの裁判の展開を見ていて、もう勝利を確信してしまっているので、その辺のカタルシスは弱い。   ところでこの物語で一番驚くのは、訴えられた側に事実の立証責任があるというイギリスの制度だ。英国で訴えられたら、とんだ災難と言うしかない。
[DVD(字幕)] 6点(2018-07-25 22:24:48)
259.  快傑ゾロ(1940) 《ネタバレ》 
 もうちょっと覆面姿のカッコいいゾロの勇姿を観たかったが、当時人気だったという主演俳優の顔を隠す事は出来なかったのだろうなあ。でも、最後の大尉との決戦は、最初はゾロとして戦ってその後にディエゴとして正体を現して「!」というのを期待してしまった。本作のようでは、大尉はゾロにやられる前に、都会帰りのヤサ男に負けてしまった気がして無念だったことだろう。  ワルモノをカッコよくやっつけ、民衆も剣をとって闘い無事に悪政を退けるのはいいのだが、その結果自分の父親を復権させるというのが、何だかイマイチ。よりカッコよく爽快な結末は無かったのかな?いや、民衆的にはヒーロー任せでなくて良かったんだけど。
[DVD(字幕)] 6点(2018-03-31 19:17:53)
260.  DESTINY 鎌倉ものがたり 《ネタバレ》 
物語序盤では、さすがにちょっと面食らった。妖怪が普通にひとと共存する世界。はじめのうちは「ああ、これは〇〇ね」なんて、当然のように説明する主人公とその世界観に異常な違和感があったが、色々な出来事を丁寧に描写していくうちにだんだんとこの世界に馴染んでくる。若い嫁が黄泉行きの電車に乗る時の「悲しい別れ」シーンには涙したが、その後の展開がちょっと不満。旦那が黄泉へ向かうあたりから、何かで見た感が凄いのだ。車窓から見る海の景色や、黄泉の国の建物の感じ。ジブリ入ってない?それに結局悪いやつをやっつけて嫁を取り戻して戻ってくる、というのが、ありきたり。現世でのハートウォーミングな世界観のまま、解決できなかったのか?
[映画館(邦画)] 6点(2018-01-03 11:23:10)
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