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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 344
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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241.  ターミネーター 《ネタバレ》 
改めて振り返ると「現代で命を失った未来人の子供が生まれる(ややこしい)」という設定はありえないのではないか、と考えてしまったがそんな詮索を無意味にしてしまうほど力の溢れた一本。何よりもこの映画は悪役ターミネーターの存在感もさることながらヒロインであるサラ・コナーの成長譚として見るべき。彼女を導く未来の戦士カイル(マイケル・ビーン好演)も良い。そして最後に強調したいのだが骨になったターミネーターのストップモーション撮影!CGに見慣れた人には苦笑ものかもしれないがカクカクだから良いのだ!これにより一点追加。
[映画館(字幕)] 7点(2007-09-09 14:28:45)(良:1票)
242.  ターミネーター2
良くも悪くもこの映画と「ジュラシック・パーク」がCGの映像効果を世間に強く知らしめる一本となったのかなぁという気がする。確かにJ・キャメロンの畳み掛けるようなアクションシーンは圧巻でその後に続く「団栗の背比べ」的作品群に比べれば映画としては楽しい。ただこの映画のポイントは母親であるサラと息子カイルの成長譚であるべきで一作目に感じた「未来からの戦士カイルの志の継承」という部分で話が薄っぺらくなってしまい説得力に欠けるというのが正直な感想。
[映画館(字幕)] 5点(2007-09-09 14:17:07)
243.  瞼の母
改めて再見するにこの映画、錦之助は語り部のようなものでポイントは彼が出会い分かれた4人の「母親の子供にたいする愛情」それに尽きるのではないでしょうか。実の母親に合うまで知り合った女性3人は皆子供に対する愛情を忘れずに残してくれていた、だからこそ実際に対面となった際世間体を気にする様な発言に終始する母親に対して絶望的になった忠太郎。そして彼を付けねらう者に対し「手前ら親は、子供はいるか」と言って母親への想いを無理に断ち切るように刃を奮います。実母が改心する流れには多少無理があるかな、という気がしますが彼を追いかけ夜の闇に叫ぶ「忠太郎!」の声。その声をバックに涙をこらえる忠太郎。素晴らしい。役者の名演もさることながら、盲目の流しを見つけ気に留める忠太郎のワンショットにまた加藤泰節を感じ、気持ちよくなる一本です。
[映画館(邦画)] 8点(2007-09-03 23:52:51)
244.  緑の光線 《ネタバレ》 
夏のバカンスなのに何をやっても楽しくないオールドミスが見つけた一瞬の奇跡。ラストシーンに「緑の光線」を映し出すまで我慢できるかがこの映画に対する評価の分かれ目ではないでしょうか。話の本筋なら「光線は見えないけどいいわあなたが一緒なら」で終わる処を本当に見せてしまったハッピーエンドっぷり。話をうまく着地させたロメールの腕の見せ方に堪能できる一本。
[映画館(字幕)] 9点(2007-08-31 21:09:42)
245.  風が吹くとき 《ネタバレ》 
核戦争の恐怖を描いた映画の中で私にとってもこれがベスト。死の灰によって命失われる老夫婦の最後を描いたこのアニメ、原作が「さむがりやのサンタ」「スノーマン」のレイモンド・ブリックス=明るいパステルカラーの絵柄の特徴の彼が黒や茶色の線を多用し、日常の平和な生活がだんだんと蝕まれ老夫婦の体が衰弱してゆく様子をただ淡々と描いているのだからインパクトは凄い。もともと核戦争の恐怖が取りざたされていた1982年の出版とはいえテロや戦争が絶えない今現在でもこの映画の印象は変わらないはず。点数でいえば絵本の方が凄すぎたのでちょっとパワーダウンするのは仕方が無いか。小学校の時トラウマになった友達、私の周りにも結構いました。それでも必見でしょう。
[映画館(邦画)] 8点(2007-08-18 23:15:21)
246.  センチメンタル・アドベンチャー 《ネタバレ》 
話としては暗いし印象は薄いかもしれないが、個人的にはイーストウッドの作暦上ベストの一本と思います。①「カントリー・ジャズと西部劇はアメリカ特有の優れた文化」である」と公言している彼にとって思い入れの深い題材である事、②彼の映画に良くある「死生観」が顕著に感じられるから③旅の連れ合いは息子(役柄では叔父と甥だが)肺病持ちのカントリー歌手が殿堂グランド・オール・オーブリーで唄う事を夢見て旅するロードムービー。年を重ねるごとに感動が増すばかりです。イーストウッド自身の歌はともかく、魂こもってますよ。大好きな映画です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2007-08-01 20:17:26)
247.  殺人者たち
「ダーティハリー」のドン・シーゲルが描き出したハードボイルドな世界!堪りません。この映画で私はリー・マーヴィンにやられました。そして嫌みったらしい大統領、「ビッグ・バッド・ママ」ディッキンソン、寂しいカサヴェテス。良い映画というのは視覚ではなく、雰囲気・空気をいかに生み出すかなのだ。CGではこの雰囲気、出せません事よ。DVD化は目出度い!
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-01 20:16:15)
248.  明治侠客伝 三代目襲名 《ネタバレ》 
「加藤泰節」はここでももちろんやっちゃってくれていますが何よりも素晴しいのは藤純子演じる初栄の存在につきる。男の秘めた想いを描き出すだけでなく、女の抑えた情念というのか情熱的な気持ちをうま~く映しているのには本当に感心する。(もちろん「わいはこんな男なんや」という、鶴田浩二も良いのだが。)ラスト、連行される男の足にすがり付いて号泣する姿。そして桃。
[映画館(邦画)] 8点(2007-08-01 20:14:38)
249.  ラルジャン
映画史上最高の遺作の一本、であると言い切っちゃおう。
[映画館(字幕)] 10点(2007-07-26 21:44:26)
250.  十三人の刺客(1963) 《ネタバレ》 
黒澤明「用心棒」によって時代劇のあり方は益々リアリズム嗜好が強くなり、その影響から大映「座等市物語」/松竹「切腹」など名作も生まれていた。チャンバラ映画で名を馳せていた東映もまた、その流れに乗ろうと名プロデューサー玉木潤一郎が企画し、新鋭工藤栄一に撮らせた集団リアリズム時代劇の名作がこれ。ところが映画そのものは公開時には当たらず、評価されるようになったのは後年。この映画を取り巻くのは「挫折感」その一言に尽きる。悪役を倒して目出度しといった勧善懲悪の東映映画とは逆の、重苦しさが現在でも胸に残るからこそDVDでも観る事ができるのだ。清廉潔白という武士のあり方とはまったく正反対の暗殺者として暴君を討ち取ろうとする刺客団。東映映画のオールスターキャストながら存在感が皆薄いのはそんな映画の流れもあるからか。むしろ悪役の菅貫太郎そして内田良平の方が強烈な印象を残す。あ、あと邦画史上一番惨めな死に方を見せる剣豪・西村晃ね。暗~い映画館のスクリーンで観る事を、お勧めします。
[映画館(邦画)] 8点(2007-07-13 21:56:47)(良:1票)
251.  秋菊の物語 《ネタバレ》 
最近では妙にオリエンタルチックな作品を連発して私の中では評価がグッドウィルなみに落ちているチャン・イーモウだけどこの頃は中国の大地で「ど根性」で生きている人間(特にコン・リーを主役とした)を描き出して見ごたえのある映画を連発していた。で私にとって彼の最高傑作はこれ。村長に股間を蹴られた夫の為に身重の体を振り振り動き回るコン・リーのキャリアはここで頂点に達したのではないか、という位の存在感である。(ここでいう存在感とは目立つ、とかではなく中国の農民に完全に同化している点で役者を越えたものという意味)映画館のスクリーンで私はニヤニヤしっぱなし、楽しい時を過ごさしていただきましたよ。村長も実は良いやつで主人公の出産の際には率先して病院まで担ぎ運ぶ指示をして手伝っているのがまた良い。しかし現地に今いる私の実感だが、こっちのおばちゃんは皆バイタリティありますな~。たいしたものだ。(ちなみにこの映画の話が理解できないという方がいるのは当然。中国の人がもつ「面子」の重みが日本人にはわかりづらいからだと私は考えます。)
[映画館(字幕)] 8点(2007-07-05 20:09:37)
252.  にっぽん昆虫記 《ネタバレ》 
「ある女性の生き様を戦後史とクロスさせて描き出した、今村昌平の力作」と映画の本では紹介されているが、実のところ「戦後史」というのは単なるおまけでこの映画の本質はイデオロギーや理念を超越した女性のすさまじい「生きる力」の表現に尽きるのではないか。主人公が泥の田舎道を歩くも履物が駄目になってしまい、裸足になって進んでゆくラストには女性が生まれ付いて持つ生命力・精神力の凄さを力一杯表現しておりある意味これは今村なりの「女性賛歌」なのだと思う。多分時代が変わっても、彼女は自分の足で昆虫のようなバイタリティを持って突き進むのだ。どこまでも、どこまでも。左幸子の熱演がなければ成り立たない映画だけど知恵の足りない父親を演じた北村和夫、この人の受けの演技があってこその名演だった事も忘れてはならない。
[映画館(邦画)] 9点(2007-06-18 23:24:41)
253.  にごりえ 《ネタバレ》 
最後の「にごりえ」が素晴らしい。樋口一葉の原作は「女性が生きていく事の過酷さ」を淡々とした描写で描き出しているのだがこの映画も負けず劣らず映し出しているのには関心する。役者も皆良いが最大の功労者は主人公の娼婦に溺れて破滅の道を歩んでしまう宮口精二。「七人の侍」における久蔵のイメージはまったく、無い。これだけでも十分元が取れるはず。名優達の演技達者ぶり、お楽しみください。
[映画館(邦画)] 8点(2007-06-16 00:58:21)
254.  トプカピ 《ネタバレ》 
メリナ・メルクーリ(監督の奥さん)を首領とする泥棒団がイスタンブールのトプカピ宮殿にあるエメラルドを盗む為仕掛けた方法とは?色気のあるメルクーリ、美男シェル、巻き込まれる気弱なピーター・ユスティノフのおろおろっぷり、傑作ではないけれど十分快作である。ロシアの宮殿へ行く続編、見てみたかったなぁ。(しかし「天井忍び込み」というテクニックは「穴掘り」と並んで泥棒映画の定番ですな。やたら人を銃で撃ち殺す昨今のやり方に比べるとなんとスマートなことか!)
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-06-03 19:31:04)
255.  四つの恋の物語(1965)
これは今で言うところの「アイドル映画」なので、話の概要とか不都合な点をあげるのはは論外。ただスクリーンに映し出された四姉妹の魅力を堪能する、それで十分だと思う。ただ何が凄いって、一人でも十分主役級をはれる女優を四人活用しそれを大作ではなく90分にも満たない映画として上映してしまうこの当時の日活映画のパワーに感心する。女優は皆好演だが、特に芦川いづみの可憐さと和泉雅子の明るさ、元気ぶりか。映画館で見れて、良かったなぁ。
[映画館(邦画)] 6点(2007-05-27 11:52:01)
256.  暴力脱獄
毎日会社勤めで疲れる毎日。自分を見失いがちになる時、やる気をなくした時に私は年に一回この映画を見る。すると効果てきめん、明日への活力が湧き出てくるのだ。閉鎖的な空間で窮屈にしている囚人たちの中で一人反骨心を持ち続けるルーク。確かに犯罪者の戯言・戯けた行動だがそれでも心に響くのは「他人や状況に流されず自分の道を突き進む」事の難しさを大人になってしまった今存分にわかってしまっているから。「漢」というものは肉体的なもので優越が決まるわけではない。そう心意気なのだ!脇役の充実ぶりも特筆に価する。(しかしこの邦題、なんとかなりませんか)
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-27 11:38:37)
257.  グロリア(1980) 《ネタバレ》 
若き日の自分なら多分この映画に「4」くらいしか付けなかったと思う。アクションは妙に中途半端だし(敵役もこれといった印象は残らない)助けられる子供もナタリー・ポートマンは何とかしたいがこのガキはドーデも良いやという感想しか起こらなかった。ところが不思議なもので年を重ねてこの映画を見るとその雰囲気、例えば冒頭の朝のニューヨークの場景や子供を連れて逃げたホテルの部屋で夜一人佇むグロリアを映すショットといったその「空気」にやられてしまっている自分がいる。カサベテスのベストではない気もするし、元々自作撮影用の資金集めの為に他者に提供する目的で書いた脚本で彼自身本当に撮りたかったかどうかは?なのだがそれが彼の代表作になり、愛妻ローランズはアメリカインディー映画界のミューズ(女神)になったのだからわからないもんだ。マイナスはラストのあの音楽。「ロッキー」のビル・コンティは無いんじゃないの?
[映画館(字幕)] 8点(2007-05-20 20:43:32)(良:2票)
258.  ロッキー・ザ・ファイナル 《ネタバレ》 
そこまで過去の名シーンを取り入れる事はないのでは(特に亡き妻エイドリアンの描写)とも思ってしまうが、「ロッキー」シリーズに思い入れのある私はよくあそこまで捻じ曲がってしまったシリーズの流れをまともな物に戻してくれた、と感謝の念でいっぱいである。2~4まではある意味熱い話だったが「強いアメリカ」みたいで燃える感情は無かったし、5作目はロッキーの頑張りが見えずに尻すぼみであった。が、この話はまさに1作目の「自分の進むべき道を、愚直でも突き進み困難に向かう」主人公の想いが溢れたストーリーに原点回帰しており彼の老成も加わって胸にグッと来てしまう。そしてそれが周りの人々まで(ボクサーとして行き詰まっている対戦相手の無敗のチャンプにも)生きていく希望や活力を与えてゆくという展開に泣けてしまうのだ。そして主人公の頑張りを生み出すのは亡き妻への愛。感動するではないですか!最後にこの映画はフィラデルフィア市民への感謝に溢れたお礼状であった、ともいえる。おじさん方、スクリーンへ急げ!
[映画館(字幕)] 6点(2007-04-28 23:15:52)
259.  スタア誕生(1954)
この映画によってジュディ・ガーランドは「スタア『再』誕生」を果たすはずだった。にも拘らず彼女のパフォーマンスは評価されず。人によって「鑑賞するのに辛い映画」というのがあるだろうが私にとってはまさにこれ。点数はすべて彼女の最後の熱演によるもの。アカデミー賞協会のバカ!(ちなみにこの時の場景を描いた本として心に残るのはサミー・デイヴィス・ジュニアの本「ハリウッドを鞄に詰めて(早川書房)」。本当に切ない)
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-02-25 19:59:30)
260.  テオレマ 《ネタバレ》 
人が「自己の存在感」を感じる要素、つまり地位や名誉、容姿や金銭の存在というのは地球上に存在する生物の価値観からすれば砂上の楼閣であり、ただ清らかな心=純粋な宗教心のみが人が人として存在できる最大の要素たるものなのだ、とパゾリーニは述べたかったのかなと感じたのですが如何なものでしょう。「コレクター」もそうですが透明感のある青年(しかも性的魅力に溢れた)を演じたテレンス・スタンプはまさにはまり役。レンタルビデオでみる機会が無かったこの映画を見る為だけに私は東京-名古屋間を移動する、というアホな事をしたものだが今ではDVDが発売中。世の中変わったなぁ。
[映画館(字幕)] 8点(2007-02-04 17:48:14)
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