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にょろぞうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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241.  カラスの親指 《ネタバレ》 
チームが揃って仕事を始めるまでが長い 最初の1時間半ぐらいが正味半分でいいんじゃなかろうか 最後まで見るとホームドラマ的な仲間との交流に必然性があるのがわかるが 途中では必要を感じないので「ここ、なんでこんなに長いの?」みたいな違和感があった ここがこの映画の弱点な気がする 実は仲間の関係を必要以上にまったり描くことでオーディエンスを騙す伏線のアウトラインとなっている ヤクザをハメる過程でまったく意外性が無いのがかえって意外な展開 はっきりいってサスペンスは皆無 エンディングでヒロインのまひろが主人公のテツの秘密を知っていたというサプライズがあってなるほどと思わせたが物語はここで終わらず、さらに驚きのエピローグがあった このエピローグで途中違和感があった伏線がほぼ回収されるのは見事 この映画もっと短くしてもう少しサスペンス部分を盛り上げてくれたら傑作になったに違いない おしいなー
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 17:55:01)
242.  大魔神逆襲 《ネタバレ》 
66年に3本作っている最終作 年に3本は多いな その最終作は若干マンネリはしかたがないか タイトルも「大魔神の逆襲」の「の」の部分をダイエットしている(笑)子供達メインの話になっているのでシリアスさはダウンしている しかし途中で4人の仲間の一人を失うし仲間の父親もあっさり処刑されるハードさも見せる 子供達がいかだで川を下るシーンはPOVカメラで臨場感たっぷりだ ストーリーは一作目の焼き直しでカメラワークも悪くは無いがいたって普通 カメラが前2作から落ちるのは名匠森田富士郎がメインから降りたみたいなのでしかたがないか しかしロケーションは美しく今では見れない山の景色はなかなか凄い 雪山に現れる大魔神の特撮は今でも十分通用する ロングショットで雪の町並みを破壊する大魔神は特筆物だ 特撮は平成ゴジラの比では無い 今作お話はあって無い様なものだがそれをおぎなって余り有る雪山の特撮が素晴らしい
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 17:39:55)
243.  DEATH NOTE デスノート the Last name 《ネタバレ》 
前後編同時に見る 前編だけでも見れなくは無いが通して見ると前編はプロローグのようなものだとわかる 以前別々に見た時はなんてこと無かったが通して見ると非常に面白かった 前編ではいきなり犯罪者以外の人間をあっさり殺すキラに違和感があったが通してみると夜神 月(やがみ ライト)が最初からロクデナシだとわかる というかデスノートを入手すると誰でもそうなる設定なのか 前編ではFBIのエージェントを次々と殺したり瀬戸朝香の存在がいかにもマンガ的で違和感があった キャストの芝居もイマイチだったが死神のリュークの魅力で十分もった 後編は新たに戸田恵梨香や満島ひかりなど光るキャラが登場して俄然おもしろくなった 満島ひかりは前編よりずっと出番が多くてなかなか巧い 名女優の片鱗を見せる 残念ながら新死神のレムのキャラはリュークに及ばなかった しかし話はさらに複雑になりコンゲームのような要素や戸田恵梨香や片瀬那奈など明らかにフェチな要素も盛り込まれてサービス満点 ラストはデスノートがインフレでいまいち分かりにくかったが意外性もあり十分楽しめた ただオチはリュークに頼らずもうひと捻り欲しかったかな
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 17:17:13)
244.  クロユリ団地 《ネタバレ》 
これ牡丹灯籠だ もともとあまりホラーぽくないと聞いていたので中々おもしろかった ただ予告編通りのJホラーを期待して見たら裏切られるな 評判が悪いのはその辺か? あるいはおしい要素が沢山あってそこに皆が気が付いてしまうので見ていてイライラするのかも 前半で妙なPOV視線とか、ヒロインの家族のおかしな会話とか、ショッパなに出て来るぼろい段ボールなどでヒロインと家族の関係が見えてしまう しかもそのへんてこな会話を何度も繰り返す、演出過剰じゃないか 想像通りの「意外な展開」にはカタルシスは無い なのでそれが分かった時にもまったく驚きが無い そこは狙い通りの演出だろうがもうちょっとなんとかできなかったのか 前半ヒロインの前田敦子はぼんやりした覇気のない人物の芝居 実は取り憑かれた人間の最初の状態なのだが、説明が無いのでただの大根役者にしか見えないのがかわいそうだ この役は非情に難しいはず 前田の演技をけなす人が多いのはこれが原因に違いない 後半になって取り憑かれ方が半端じゃなくなるとなかなかうまいのがわかる 全然美人に見えないし損な役だ それに反して成宮くんは元々下手な役者の部類に入るのでラストの突然の乱心に説得力が無い ここが作品中一番の違和感があるところなのでよほどうまい芝居が出来る人をキャスティングするべきだったと思う もともと前田敦子以外のキャスティングはいまいちだ 特にミノルのキャスティングは失敗だ 霊能力者の存在とかへんてこな祈祷の演出、ヒロインの憔悴メイクやらおどろおどろしいライティングなどが、いかにも定番Jホラーの演出なのがこの映画を安っぽくした感がある エンディングは何か大事な表現が抜け落ちた感じ 唐突に終わらせた様にも見える トラブルでもあって端折ったのだろうか 尺もさほど長く無いのでここでもう一つドラマがあってもなんの問題も無いはず このラストでこの映画が普通のホラーになってしまったのはおしいと思った いろいろおもしろくなる要素があったのに残念だ
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:58:13)
245.  のぼうの城 《ネタバレ》 
ちょっと評価しにくい映画 野村萬斎をいいとおもえるかどうかだな とにかく野村萬斎の独壇場 踊りはさすがに素晴らしい キャラは序盤慣れないせいか盛りすぎな感じに見えたが見ているうちに気にならなくなった たぶん段々とさらに野村萬斎が盛っていったせいだろう きりがない感じ 突き抜けているところは悪く無いと思うが人に依っては受け入れられないレベルだと思う 馬上の佐藤浩市は抜群 カットが変わる部分とか編集が微妙に変な感じ ちょうどいい所のちょっと前でカットが切り替わる 初期の北野風かなぁ 監督を二人に別けたのは正解だったと思う 樋口真嗣のうまいVFX無しにはこの映画いまいちだったが樋口監督だとコミカルな軽い演出は出来なかっただろう 野村萬斎演じる成田長親も上地雄輔演じる石田三成も微妙なフリークス感がある 変な総大将同士ががへんてこな戦闘をやってお互いがその変てこさゆえに満足して収束した ちょっと常人には理解し難い展開 その常人代表が佐藤浩市であり山田孝之だ 作り手は分っていてこの二人をキャスティングした その辺がオーディエンスに伝わったかどうかがこの映画がおもしろかったかつまんなかったかの瀬戸際じゃなかろうか 私は微妙だった
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:44:38)(良:1票)
246.  小さき勇者たち ガメラ 《ネタバレ》 
平成ガメラの子供向けスピンオフ物 イリスの後日談に近いか?まぁ時代が違うけど 三重県志摩市の美しい風景の中で子供に育てられるガメラのジュブナイル 大人の視聴にも十分耐えうる出来 VFXも方向は違うが本家ガメラに引けはとらない 作品イメージはテレビシリーズの戦隊物に近いかな 敵のジーダスはUSゴジラそっくり ジーダスという名前はゴジラの親戚のエリマキ怪獣ジラースにも似ているので、ゴジラ対ガメラのパロディを作り手が意識しなかったはずはない ラストの子供達によるリレーはそれなりに感動した わかりやすい泣かせシーンだが子供向けなので十分許せる しかし最後の主人公の独白はちょっと長過ぎるかなタメすぎだ ヒロインの夏帆は本家ガメラのヒロインよりもずっとよかった 本家の中山忍よりも五万倍ぐらい芝居もうまい 本家にキャスティングするべきだろう
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:36:15)(良:1票)
247.  ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 《ネタバレ》 
前作が良すぎたせいかパワーダウン 一作目の登場人物が戻りマンガ的だった一作目に回帰している 本田博太郎と螢雪次朗が帰ってきている とくに螢雪次朗はゼイラム以降SF映画とかに欠かせない人だがこの人が出ると、とたんにギャグっぽくなるんだよな そう言う意味で前田愛もミスキャストだと思うステレオタイプなマンガ的ダークヒロインだ ボーイフレンドの少年の存在も意味不明 後生大事に持ち歩いていたお祓いの剣が最後に大活躍するとばかり思ってたのまったく役に立たなかった こいつは何の為にずっと剣を持っていたのか お話はガメラが戦いの中で人間の都合とかどうでもいい荒ぶる神として描かれている ハードな設定の割にディテールはシリアスさにかける 足下の人間のことなど考えない割には子供を踏まなかったり、最後にヒロインを助けたりとか、ははっきりいってつまらない中途半端な設定だ ガメラは徹底的に荒ぶる神であったほうが良い 数匹のギャオスを屠るために一万人の人間を犠牲にするガメラが人間の味方な訳ないじゃん 今回特撮も今一つだ 冒頭の渋谷パートはとてもいいが残念ながら維持できなかった 渋谷パートのレベルで全編を通して欲しかった まずイリスのパートにCG部分が多すぎる CGになるといきなりつまらなくなる 前回のように特撮部分にディテールとしてCGを加えるとかがほとんど無く CG部分と特撮部分が完全に別れて描かれている、途中途中にアニメが差し込まれる感じだ 特撮部分も今までの「美しい怪獣の居る風景」といえる部分がない むしろガメラとイリスのアップになっているシーンが多く 風景になる引きのカメラがほとんどなかった そこがすごく残念だ 京都パートは最後のガメラパンチ以外はイマイチだった エンディングは今までと違って日本の行く末に暗雲が立ちこめる終わり方なのはなかなかいいラストだ このままギャオスに席巻されぼろぼろになった日本から始まる続編を見たいと思った
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:32:37)
248.  ガメラ 大怪獣空中決戦 《ネタバレ》 
平成ガメラ第一弾 最初からギャオスが稀少生物でガメラは先に倒すべきとする政府の決定とか、ギャオスを捉える為にわざわざ人の多い博多ドームへ誘導するとか、細かい設定に色々難があるが怪獣映画の本流から外れないように作ったとすればしかたがないか 昭和ガメラと同じくガメラが人間のために存在する設定が踏襲されているのはちょっと不満だ ギャオスと戦うために町を破壊するガメラに違和感があるがこの先イリスの存在を予定してたならばたいしたもんだ 夕日の東京タワーに佇むギャオスとか、コンビナートの大爆発を背景にしたガメラの決めポーズとか、ゴジラシリーズの特撮とは違って怪獣のいる風景が美しく引きの絵で描かれるのが平成ガメラの特徴だ 子供の視聴を考えての事だと思うが残酷シーンがほとんど無いのが残念 ガメラとチャネリングする少女がガメラの戦いと同期してもっとズタボロになる表現とかがあるとよかった ラストのガメラの元気玉一発もちょっとタメすぎでカタルシスに欠ける ガメラと同期した少女と手を握った父親が、ガメラの耳の横をかすめたギャオスの衝撃波を感じた表現があったが、どうせなら同時に父親の耳が吹き飛ぶぐらいの演出があれば間髪を入れずギャオスが吹き飛ぶと爽快感が増したはずなのに エンディングで「ギャオスが現れればまたガメラは必ず来る」と言い切るヒロインの言葉で映画が終わるのはグッと来た
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:27:14)
249.  ドラゴンボールZ 神と神 《ネタバレ》 
ドラゴンボール同窓会映画 破壊神ピルスが例えるなら会社の社長がたまたま社員の誕生日会に来ちゃった的な話 へこへこしたベジータが素敵だった 毎度のことながら強さは完全にインフレ状態 ドラゴンボールすらもビンゴの景品 この慢性インフレ状態に終わりはあるのか(笑) 社長もまあまあな社員に満足して帰る的なラスト 結構笑いながら楽しく見れるいい映画だった
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 12:04:45)
250.  プラチナデータ 《ネタバレ》 
思ったよりずっと面白かった でもなんかすっきりしないんだよな 全体がなんか薄いというか実が無い感じ プラチナデータそのものの謎が過去に何度もあったつまらないオチだった事とか、そもそも事実無根の殺人で闇雲に逃げる主人公の定番な行動とかのせいだろうか すべてが既視感のかたまり それでもDNAで犯人を特定するシステムとか、監視カメラで逃走犯を追うシステムなどのグラフィックは良く出来ていて前半のスピード感はなかなか引き込まれた 途中のバイクチェイスあたりから中途半端なアクションが退屈でだらだらした感じになる むしろこの主人公にアクションは似合わないので無くてもいいんじゃなかろうか  主人公が逃走中に工場の窓から落ちて配管にぶら下がるあたりのアクションが割にハラハラさせたのでこのあたりで止めておくべきじゃないか 007ばりのバイクチェイスはこの主人公には違和感が有り過ぎる 鈴木保奈美演じる水上博士がプラチナデータを守ったり杏(アメリカのエージェント)を殺したりする理由が良く判ら無い なによりも杏を殺したのが 鈴木保奈美らしいという解釈も見る人まかせだ キーアイテムの「モーグル」も蓼科兄弟がどういう目的で作ったとかもよくわからない そもそも物語の骨子の主人公が逃走犯になった理由を観客が理解できたのか そこが投げっぱなしなのでこちらが推察するしか無い なにもかもおもしろくなりそうなエッセンスだけを詰め込んで説明は何もなしなのがこの映画を説得力が無い薄っぺらい感じにしたと思う 主人公の多重人格とかちゃんと描けばもっと深い物になったはずなのに残念だ 後半主人公と刑事のバディ感が生まれるがイマイチ希薄でトヨエツの刑事とのラストシーンがカタルシス不足だった しかし色々ダメ出ししてしまったが、あれこれ考えず楽しんで見るには十分な出来だ
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-24 11:59:54)
251.  任侠ヘルパー 《ネタバレ》 
テレビシリーズとの繋がりはほとんど無い 前回の登場人物がほぼ出ないのはちょっと不満だ 冒頭コンビニ強盗を一蹴するくだりは掴みとしては抜群だ テレビシリーズよりもかなりシリアスでハード しかし主人公がホームを老人運営する過程にディテールがまったく無い 各老人達の過去の技で経営を立て直す具体的なシーンがちょっとでもあるとリアリティが有ったのに残念だ 主人公も過去のヘルパー経験の技をチラっとでも見せてくれればおお、って思ったのに 草薙くんはいつもテレビで見るとなんてこと無いのだが、こと役者になると抜群だ あの微妙な存在感がいいのかな ヒロインの母親を主人公のホームへ入れる過程はベタだがけっこう泣ける ラストシーンを含めて役者の顔がアップにされるシーンがスローで効果的に使われていて、ありきたりだがなかなかうまい演出だと思った
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:28:42)(良:1票)
252.  パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT 《ネタバレ》 
シリーズのスピンオフ物日本版 一作目の続きということになっている シリーズの中ではあまり評価されていない様だが私的には結構すき 何かが起こりそうで起こらない具合のバランスがいい シリーズを見直すと本家の方が本当に何も起こらないのに気づく むしろこの作品の方が色々事件が起こって楽しい 反面シリーズ中新しい事がまったく取り入れられて無い このシリーズ、カメラが増えたり首ふったり赤外線とか毎回新しいアイデアで楽しませてくれる あいかわらず話が佳境になっても家から逃げ出さないのはこのシリーズの伝統かな 主演の姉弟の二人の掛け合いも中々リアル カメラを嫌がるおねーちゃんをカワイくなだめる弟とか実際にありそうな感じがいい おねーちゃんのもイケメンの弟に甘えられて「もう、しょうがないなぁ」みたいな感じがカワイイ おねーちゃんも綺麗だし羨ましいぜ エンディングは不可解 相変わらずホラー映画のエンディングは難しいと思った しかし傑作シリーズのスピンオフ物としては恥ずかしく無い出来ではなかろうか
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:25:43)
253.  BRAVE HEARTS 海猿 《ネタバレ》 
このシリーズは回を重ねるごとに良くなってる 冒頭の船舶事故のVFXは良く出来てる 全体的にCGの出来は良い 相変わらず主人公の私生活部分のバカっぷりが鼻につくがシリーズ通してのお約束なのでしかたがないか それにしても時々「この筋肉バカしね」って思った(笑) 時任三郎の演説も比較的短めで「一分一秒を争う時にくずぐず演説してんじゃねいよ」的なイライラも少なかった 毎度の大きいテーマ「バディ感」もかなり臭いがコテコテでわかりやすい 全体的なスピード感もちょうど良くて危機においてもチームに死人が出ないのはこのシリーズを通してなかなかいい なんだかんだ言ってもハッピーエンド好きの人にはお勧めのシリーズだ
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:22:48)(良:1票)
254.  隠し砦の三悪人 《ネタバレ》 
黒澤の代表作 スターウォーズがリスペクトしたとされる作品だが、見てみてなるほどと思った 冒頭二人の子悪人達が罵り合いながら珍道中を繰り返すくだりは、C3POとR2D2が喧嘩しながら歩くシーンにそっくりだ シーンが変わる時のワイプのしかたもそっくり 三船はやはり存在感があるが、今作は今ひとつ普通の芝居に思えた とにかくヒロインの存在感が抜群 立ち振る舞いが如何にも男勝りの姫だ 特に足を軽く開いて、すくっと立った姿が本当に素晴らしいと思った 砦の集団戦闘シーンも「ベンハー」並の迫力だ ストーリーも二転三転して楽しいがさすがに古くてカットが長いシーンが多く退屈する部分もあった ラストも大団円でエンターティメントに徹している
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:20:35)(良:1票)
255.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0 《ネタバレ》 
オリジナルも見たが基本同じなのでオリジナルはレビューしない もしもどちらかを見るというならばこの2.0でいいだろう CGの出来がイイとか悪いとかあると思うが無い方が良かったとまでは思わない 様は情報が増えただけ 攻殻に思い込みがなければ両方見るのはメンドクサイ程度にしか変わらない ならば新しい方を見るのが吉だ 1995年のデジタルリニューアル版 シリーズの頭にこの映画(オリジナル版)が有るのは驚異的 このシリーズ全体にイメージの方向性を与えた一作だと思う 難解なストーリーな割にいたってあっさりしたエンディングも、次作「イノセンス」に繋がる 少佐との戦車戦はリアル近代戦にとって武器の性能がすべてであることを見せつけた 博物館の進化の過程を書いたレリーフを吹き飛ばすのは哲学的だ バトーとドグサ以外の攻殻メンバーはほとんど描かれない タチコマも出てこないのは不満だがシリーズ最初だと思えばしかたがないか
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 23:16:53)
256.  野良犬(1949) 《ネタバレ》 
戦後4年後の映画 リアルな闇市の景色や当時の風俗や町並みや電車、なによりも今は存在しない東京の田野が描かれていて興味深い 道路等まだアスファルトなど無くすべて土の道 警察は刑事の拳銃が盗まれたというのに危機感なくいたってのんびり しょうがないなぁ、はははって感じ 次々に盗まれた拳銃が使われてとうとう死人が出るが 責任を感じて悩む主人公に対して君のせいじゃないみたいな事を言う ほんとに悠長だな お前のせいに決まってるだろ(笑) 捜査もいたってのんびり 時代を感じる 拳銃など実際に撃つシーンは本物じゃないみたいだが鑑識で弾道検査に使った銃はたぶん本物だ 拳銃がリコイルしてバレルがロックした 鍵をにぎる踊り子(淡路恵子)が黙っているために次々に被害者が出るがだれもそれを責めなくて バカな踊り子は世間が悪いみたいなことを言ってイライラさせる お前が黙ってるからだろ!と何度も思った 野良犬というタイトルは犯人のことだろうけどいまいちピンとこなかった 踊り子達のラインダンスは見物 なんかイイ プロ野球は完全な満員、当時の人気を物語る 見所は当時の風俗や時代そのもの、それだけで充分な作品だ
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:52:13)
257.  四月物語 《ネタバレ》 
岩井俊二演出の小品 たわいない話だが松たか子が抜群だ 「みずみずしい」と言う言葉がぴったりの映画 高校を卒業して実家から離れて大学生活を始める、長い人生の中で一番きらめいている時期を、一番いい時期の松たか子で表現している こんな時期が自分にもあったかな?あるいは、あったあったと思わせる、又はうらやましく思い起こさせる、ノスタルジックな作品だ ラストのセリフはいくらなんでも恥ずかしい、笑ってしまった 67分という尺がちょうどよくこれ以上長いと見ていられなかっただろう 劇中劇の「生きていた信長」はなんだったんだろう もしかしたら瑞々しい新生活に対して対照的なモノクロ生活のようなものか?だったらちょっと無くてもいいかな そうすればもう少し尺が短くなってちょうどいいかも くそじじいになったらもう一度見て、がっかりして死ぬのも悪く無いと思わせる映画だった (笑)
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:49:25)(良:1票)
258.  言の葉の庭 《ネタバレ》 
新海誠の新作46分の短編 この人は短い話の方がいいな 今までも長い物でもオムニバスになっている 光の描写がめちゃウマイ監督だけど今回は雨 写り込みがキレイだがここまで来ると部分的にCGのようだ 水たまりの描写とかリアルすぎるかも「秒速5センチメートル」ぐらいが一番バランスがいい気がする この人の作品は主人公が結構へたれだけど、今回はちょうどいい具合でやはり心に傷を持つヒロイン共々共感できる ヒロインの病んだ感じは冒頭の荒れた部屋でしか表現されない、後半で部屋がきれいになっているので主人公と出会って癒された感があるがもう少し劇中のヒロインの病んだ部分が表現されてるとエンディングのカタルシスが大きくなったと思う 新宿の景色はどこも見覚えがあってノスタルジック 新宿御苑を俯瞰で見る風景は私の大好きな景色で良く見る機会があって懐かしくてそれだけで心が奮えた お話は「耳をすませば」を彷佛とさせる瑞々しいラブストーリー 見終われば気恥ずかしいぐらい純粋なラブストーリーで、ラストは直球ど真ん中だがいいんじゃなかろうか この後の二人の幸せを祈りたい気持ちにさせられた
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:46:22)(良:1票)
259.  CURE キュア 《ネタバレ》 
奇妙な映画 ホラーのようなミステリーのような全編を通して精神的な不快を誘う音楽やノイズ、映像で溢れている 見てる間中観客の焦燥感を呷る おもしろいかどうかは別として深く記憶に残る映画だった ミステリーの要素は多分にあるので結局謎解き的な事がまるで無いのは非常に不満だ すべてを観客の想像にまかせるならミステリー的な要素で引っ張るのはルール違反な気がする 雲の中のバスとか廃墟の病院とかメタファーな要素と 間宮(萩原)の不思議な力とかが現実の事件と混ざり合って何が現実で何がメタファーなのか判然としないのは好きな人にはいいかもしれないが、自分なりの解釈をする要素が私にとっては少なすぎると思った 間宮の背中のやけどや溶鉱炉?の様な映像とかまったく投げっぱなしだし 間宮の記憶障害も間宮の巧妙な話術の一つの様な感じになってくるのもミステリアスな存在からだんだんはずれて、むしろ詐欺師のようなイメージを持ってしまう気がした 結果として殺人鬼の伝道師が間宮から主人公に移譲したというオチなのだろうが妙に晴れやかな顔になっていたりとか観客の解釈にまかせて、解けないメタファーを数々投げるだけという映画に思えた 私のようにある程度、理詰めで映画を見るタイプの人には向かないと感じる タイトルがCUREであるということは殺した人にとって殺された人は不安の対象であり、それを取り除くことが癒しであるということだろうか、あるいは殺された人にとっての癒しなのか?どちらにしてもちょっとあざといタイトルな気がする
[DVD(邦画)] 7点(2013-12-20 22:41:31)
260.  悪の教典 《ネタバレ》 
まったく予備知識無く見ればかなりおもしろい しかし予告編がおもいきりネタバレだ 後半の虐殺シーンの問答無用さは邦画では初かも ジャズの名曲「マック・ザ・ナイフ」にのせて次々に生徒たちを虐殺するシーンは秀逸 必ず二発撃ったら弾を補給するなど、上下二連のショットガンの扱いとかもリアル 三池物では久しぶりに面白い この人はムラがあるな まぁ、ほとんどハズレるんだけど(笑) 以前この類いの秀作「ホステル」にちらっと出演していたがその時にインスピレーションを得たのかもしれないな エンディングではAEDの録音で主人公が窮地に陥るならば生徒が二人生き残る必要はなかったんじゃなかろうか あの二人も生き残りそうで、でもやっぱりだめだった、みたいな方がAEDが再生されたときのカタルシスがあるし、主人公の目論みが成功したかに見えた方が、屋上から落ちた生徒が生きていそうだったのにも唯一の生存者として次に繋がりやすい 後、蛇足だが山田孝之のドラムのシーンは必要だろうか?なんかのサービスカットか 主人公が殺人鬼になる過程はほとんど描かれないので続編に期待する
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:39:01)
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