2621. しいのみ学園
《ネタバレ》 池袋の新文芸坐「香川京子特集」にて鑑賞。 小児麻痺をテーマに扱った至極真面目な作品。 いや、少し真面目すぎる。 真面目な作品が嫌いなわけではないが、まったく遊びというものがない。 ストレートに小児麻痺児童の悲哀を描くのみ。 こうなると、単なる社会科ビデオを観ている感じになり、映画を楽しむという感じがしない。 ただし、しいのみ学園のテーマソングは印象的だったが。 [映画館(邦画)] 4点(2008-06-13 00:31:44) |
2622. ココニイルコト
《ネタバレ》 まあ、これは凡作でしょう。 間違いなく鉄板の凡作だ。 だけど極端につまらないわけじゃない。 それがまたこの作品の欠点だ。 好みが分れる様な個性あふれる作品でもないし、なんてことのない話。 なんてことない話を、なんてことなく描いただけのおはなし。 更に頂けないのは、心臓病の彼をあっさり殺してしまうところ。 最近の邦画って、安易に重要人物を殺して、物語を収束させるものが多い気がする。 少なくとも私が観た最近の邦画は、そんなんばっかだ。 人はそんなに簡単には死なないし、だいいち人を殺す前に、人を殺すことなしに作品を巧く仕上げる脚本を書いてほしい。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-06-10 00:22:42) |
2623. 不思議な標識
まあ、何と言うか奇抜なアート・アニメーションです。 面白さを狙っているのは観ていて解るのですが、特別面白くもありません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-04-25 23:25:03) |
2624. 踊る大捜査線 THE MOVIE
コメントの書きようがないほど、普通のテレビ映画です。 [DVD(邦画)] 4点(2008-04-20 11:36:54) |
2625. バンド・ワゴン(1953)
長くは感じないんだけど、やっぱりダメ。 アメリカ風味が効き過ぎ。 みんな都合良く上手く踊りすぎ。 [DVD(字幕)] 4点(2008-04-09 00:49:30) |
2626. 夜の女たち
溝口作品の鑑賞31作品目! 残すはあと4本! しかし・・・ これは大したことのない作品ですね。 田中絹代がパンすけ役を演じきれていないのです。 全く様になっていません。 無理に頑張っているのが伝わってきてしまっています。 戦後の世相を反映しているという点においては、見所はあると思いますし、成瀬作品バリに風景描写がリアルに描かれていて良かっただけに、何だかもったいない。 それにしても、溝口作品は大傑作も多いが、失敗作がそれ以上に多い! 未見の溝口作品4本も、あまり期待できない感じです・・・ [DVD(邦画)] 4点(2008-04-04 23:31:57) |
2627. 笑ひのガス
女性をガスで眠らせてほしかったなぁ… [DVD(字幕)] 4点(2008-04-03 18:28:03) |
2628. 嫌われ松子の一生
『下妻物語』が良かったので、中島哲也監督に期待して鑑賞。 この監督は間違いなく才能がある。 しかししかし、本作ではその才能を間違った方向へ使ってしまった様だ。 凡作ではないが、決して心地の良い作品ではない。 石井克人監督が、同じく間違えた方向に行って失敗したように、中島哲也監督もなんか方向を誤まった気がするのだが・・・ 次回作に期待したい。 しかし、黒沢あすかってこんなに色っぽかったっけ?! 歳をとって逆に綺麗になっているのが凄い! [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-03-24 22:45:21)(良:1票) |
2629. 歌麿をめぐる五人の女(1946)
まあ、溝口作品の中では間違いなくレベルの低い作品ですね。 登場人物が誰が誰だか分からない。 田中絹代しか分からない。 そういった演出的部分も、物語に入っていく観客を阻害している要因の一つだと思われます。 [DVD(邦画)] 4点(2008-03-15 23:38:17) |
2630. 灰とダイヤモンド
灰とダイヤモンドとの分かれ目。 それは、ほんの些細な運命の別れ道。 そして男女の運命的な出会い・・・ まあ、内容はともかく、退屈な作品だ。 全体的に映像が暗すぎるのも観ていて疲れる。 長く感じた。 ただし、主演の女優さんはとても綺麗だった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2008-03-01 21:48:23) |
2631. マリオンと王妃
む・・・観てから1週間くらいしか経っていないのに、内容が思い出せない! [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-02-25 21:38:55) |
2632. ツィゴイネルワイゼン
第一に面白くない。 そしていかにもな映像センスが自分とは合わない。 更に、原田芳雄が苦手。 大楠道代も楠田枝里子の様で気持ちが悪い。 だけど、不思議と印象に残る作品だ。 この特別な印象こそが、本作が高く評価される源なのかもしれないが、その良さを十分には理解できなかった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-02-05 19:03:37) |
2633. プラハからのものがたり
ヤン・シュヴァンクマイエルのインタビューを交えたドキュメンタリー作品。 [DVD(字幕)] 4点(2008-01-14 11:53:03) |
2634. フローラ
美しいんだかグロテスクなんだか、それすらも分からないです。 [DVD(字幕)] 4点(2008-01-13 09:06:10) |
2635. 母を恋はずや
《ネタバレ》 最初と最後が欠落している点を抜きにしたとしても、それほど良い作品だとは思えませんでした。 小津監督のサイレント作品で現存するものはほとんどを観ましたが、その中でも出来は良くないほうだと思いますね。 [ビデオ(邦画)] 4点(2008-01-04 22:04:24) |
2636. 名刀美女丸
現存する30本余りの溝口作品のうち残すはあと5本。 ついにここまで来てしまった。 とても寂しい気分だ。 さて、本作は『必勝歌』などと同時期、すなわち戦争終結前後に作成されたものである。 制約が多かったのであろう、出来はとても悪い。 少なくとも、溝口らしさは出ていない。 それにどうも話が飲み込みづらい。 文語体でのセリフが多すぎるからだ。 まあ、それは時代劇ではよくあることだ。 しかし、たださえ時代劇と相性悪めな溝口作品で、文語体のセリフ連発となると、ますますもって話を理解し難いものがあった。 [DVD(邦画)] 4点(2008-01-03 13:56:02) |
2637. 機動警察パトレイバー
《ネタバレ》 この系統のアニメには苦手意識があったが、果敢に鑑賞してみた。 やはり苦手。 更に、鳥が大量に出てくる場面。 あれで一気に幻滅。 ヒッチコックをパクってるところがアザとい。 それが致命傷。 ただし、首都圏に関するリアルな描写には驚いた。 これには感心させられた。 しかし、この感心ポイントは本作の見所とどこまで合致しているだろうか? つまり、私が興味をおぼえたポイントは、本作の見所とはズレた箇所である。 こう考えると、やはり私には合わなかった作品のようだ。 そして、登場人物達の声。 アニメだから仕方ないのかもしれないが、妙にやかましい。 アニメ好きでない限り、耳障りなこと間違いなし。 そしてバブル絶頂期に製作されたというのも興味深い。 あの頃の勢いなら、10年後にはこんなんなってるのでは?というノリだろうか。 全く能天気な時代だ、あの頃は。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-12-29 23:21:47) |
2638. 東京の女
やはりカットされていたんですね・・・どうも話が短絡的すぎるというか、しっくりこない感じがありましたから。 違和感がある部分をあげればきりがないですが、検閲によるカットがなされた後の作品としてみれば、まあ仕方ないんでしょうね。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-12-26 22:25:25) |
2639. 非常線の女
小津がサイレント期に挑んだ異色作。 人情劇や家庭劇ではなく、ヤクザ映画であり、恋愛ものでもある。 しかし、それは成功しているとは言い難い。 やはり、小津はこの作品を通して、この分野で力を発揮できないことを悟ったのではないだろうか。 田中絹代のズベ公役も言わずもがなミスキャスト。 全く、様になっていない。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-12-17 22:22:41) |
2640. 女だけの都
ジャック・フェデーは『ミモザ館』がそれなりに良かっただけに、本作にもそれなりに期待したが、かなり退屈だった。 同じく苦手なルネ・クレール作品に通ずる独特の遅いリズムが体に合わなかった。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-11-30 14:54:36) |