261. わかれ路
《ネタバレ》 くだらない不倫話で、リーチャードギアが優柔不断なヘナチョコ男を好演しているのですが、最後は双方に配慮して(偶然ですが)上手く処理したなあという感じ。ラストの女同士のシーンの2人表情を見比べてください。私は双方の思いやりは感じられません。(双方の情報を口にするとかえって無様なだけ。)妻の方は悲しみにくれているが、愛人の方はどこか満足気に見えます。愛人は奪った事に勝ち誇り、妻は何も知らない愛人に対し哀れみを感じているように見えましたが。 5点(2004-04-04 19:16:22) |
262. メジャーリーグ2
登場人物皆個性的で皆存在感がある。最後のワンパターンの踏襲もよし。やっぱコレがなきゃ! 7点(2004-04-04 17:49:57) |
263. リトル・ブッダ
「無常観」ってのは、我々にとっては理屈ではなく、体感としてわかるものだと思うが、この作品でどこまでそれが西洋人に伝わるのだろうか?という疑問が残る。が、別に伝わらなくとも、東洋には西洋には判らない独自の考えがあるという事が伝わるだけでも大きな意味があると思う。 8点(2004-04-04 16:24:09) |
264. アラスカ 小さな冒険者たち
アラスカの自然は綺麗だし、子供の白熊はカワイイし(どうやって撮影したんだろうと思う。)、兄妹の冒険の旅には様々な困難が待ち受けており、手に汗握るし。かなり楽しめます。 8点(2004-04-03 22:11:18) |
265. トーマス・クラウン・アフェアー
ブロスナンなりの、ナンパでとぼけたコミカルな仕上げになっているところが好感もてる。主演男女の違いもあるが、オリジナルはカッコよすぎるので、それへの対抗意識はあまり感じられず、肩の力を抜いた娯楽作品になっていると思う。 ヒロインが不評のようですが、中年女の焦りや不安みたいなモノが感じられ、それをブロスナンが手玉にとっている様はなかなか良かったと思います。 7点(2004-04-03 21:22:54) |
266. オスカー・ワイルド
映像的な衝撃は随所にあるが、内容が薄い。ジュード・ロウにスポット当てすぎで、肝心のオスカーについての描写がお粗末。ジュード・ロウは身勝手なお坊ちゃん役を頑張って演じていると思うが、ホモシーンは結構生々しく、別に美しいとは思えない。むしろ、汚れ役を好演していると言うべきか。 3点(2004-04-03 17:30:14) |
267. 橋の上の娘
何をやっても上手くいかない相手っている。逆に何をやっても上手くいく相手もいる。相性が運を左右するんだと思う。 7点(2004-04-02 03:06:02) |
268. ロビンソン・クルーソー(1996)
《ネタバレ》 原作は読んでないですが、とてもよかった。孤独に始まり、異文化コミュニケーションによる信頼の確立から友情への発展、宗教観の対立や差別、そして協調。たった2人の世界でも、そこには社会の縮図がある。アクションも程よく盛り込まれ(ボンドには負けるが)、終盤は不条理な展開に心を揺さぶられ、ブロスナンの悲痛な叫びに胸を打つが、ラストは「幸せの黄色いハンカチ」のようなハッピーエンド。1年の約束が、何年も行方不明なのによく待ってたよ。原作ファンに不評のようですが、原作を読んでなければ、かなり楽しめると思います。 TVの吹き替えで見たのですが、ブロスナンの声優がいつもと違ってメルギブソンの声優だったので、どうもロビンソン・クルーソーがメルギブソンに見えて仕方なかった。でも、メルギブソンの方が似合ってるかも。 9点(2004-04-01 16:22:42) |
269. 遠い空の向こうに
皆さんと逆で、夢を追い続ける事の難しさを感じた。私は基本的に実話であっても映画では「奇跡」をみたいから。てっきり全員NASAか重機メーカにでも入って、炭鉱がダメになって、あの発射の空き地に宇宙センターか研究所でもできるのかと思ったよ。でもこれはやっと1人がNASAに入れて自伝を書いて公になった話。それはそれでリアルでいいんだけども。もし誰もNASAに入れなかったら・・・。そう考えるとこの手の話は「昔こういう事あったよなあ」というようなどこにでも転がっている話で、30才以上が見ると、夢が云々というよりはノスタルジックな作品になると思う。若い時は夢をいろいろ見るけど、大人になると現実の厳しさを味わう。仲間はバラバラになり、皆各々に生活を始める。そしてやりたい事云々よりも生活する事で精一杯になる。家族でもいたら尚更。やがて自分の夢を子供に押し付けたり、安定的に生きて欲しいと思ったりする。この作品ではそういう世代間の断絶が上手く出ていると思う。夢の実現は簡単ではないが、大人は自分の価値観で子供の可能性を摘んじゃダメなんだなあと思った。でも、他人の子供なら応援するんだろうけど、自分の子供だと難しいんだろうね。 8点(2004-04-01 04:42:12)(良:2票) |
270. ミステリー、アラスカ
《ネタバレ》 スーパーベタな展開だなあ。ラッセルクロウは当然監督かと思ったらオイオイ選手かよ?レンジャーズか来るから町一丸となっちゃて、傷害は無罪になるし、絶妙なタイミングで人は死ぬし、町長は夫人の不倫を許しちゃうし、町出てった奴の郷土愛は目覚めるし、さーて試合の勝ち負けはどうなんだー?と思ったのだが・・・。あまりにも出来すぎた話なので実話か?とも思ったりしたんだが、そんな訳ないよね?どうせなら最後勝ってドンチャン騒ぎで終わりにして欲しかったな。 7点(2004-03-31 03:39:47) |
271. リアリティ・バイツ
私もこの手(自分探し系?)の映画は結構好き。イーサンは高校時代に受けた「いまを生きる」の反動が出て、キーティング先生の教訓を彼なりに実践しているのかなあと思ったよ。(いまを生きるという名のモラトリアムかもしれないが。)オチが楽しみだったが、2人の恋愛話で終わってしまったのが残念。今35だけど、いい年して相変わらず自分探し中だなあ。いつまで経ってもホント現実は厳しいよぉ。 7点(2004-03-31 00:31:15) |
272. きっと忘れない
父に捨てられた子と、妻子を捨てた父の擬似父子関係物語。子供はエリート大学生で父は偏屈な浮浪者で病気と設定がかなりベタだが、話は淡々と進む。途中の「1000万ドル当てよう」が後半に何かつながるのかと思ったが何もなかった。アレは何? 7点(2004-03-30 00:25:59) |
273. ノストラダムス
かなりの有名人で知らない人はいないと思われるノストラダムス。その伝記モノなんだが、預言者の功績ってのは後世で実証されるモノだし、ノストラダムスが奇人変人というわけでもないので、本人が生きた時代での物語性は弱くなってしまっている。10年前ならまだしも予言が外れた今ではさらに期待感が弱くなってしまう。ただし、個人的には歴史モノが好きなので、500年前にこういう人がいたんだなあと思うと感慨深いものがあります。 6点(2004-03-29 14:01:34) |
274. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
ボートアクション・スキーアクションというシリーズお得意アクションを取り入れ、すぐにバレルスパイ活動等かなりオーソドックスな作りだと思う。でもボンドに救出されるMってのはどうかなあ。上司失格だよ。難点はQの引退だというのにボンドカーの活躍が弱い。ミサイル発射するだけだし。もっとカーアクションやるとか、空飛んで、水中潜るぐらいはやってほしい。拷問機器からの脱出や潜水艦での水中戦もQの小物を使って欲しいところ。ブロスナンボンドは銃撃戦が多すぎるのが気に入らない。 6点(2004-03-28 02:03:05) |
275. 男はつらいよ 寅次郎紅の花
《ネタバレ》 観ている最中、「これで最後なんだ」という気持ちの高ぶりが抑えられません。人気歌手の引退コンサートのような雰囲気です。とらやへの帰宅シーンはリリーと腕組みで商店街の皆が拍手で出迎えという形式で、完全にご苦労様モードになっている。最終回を象徴するシーンだ。ここで気持ちの高ぶりが頂点に達した。「渥美清はこの時死を覚悟していたのだろうか?」そう考えると演技のひとつひとつに魂を感じます。 <追記>17年ぶりに再見。他者とは様々なタイミングで出会ったり、すれ違ったり、別れたりする。その中で家族になったりする人もいる。満男と泉ちゃんは仲がよさそうで、博とさくらは正月に2人で映画を見に行くという各々のラスト。そして、寅さんは最終的にはリリーの所から立ち去ったようなので、結局2人は家族にはなれずに終わる。でもそれが最後まで寅さんらしいのかなとも思う。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2004-03-28 00:06:09)(良:1票) |
276. 乳泉村の子
《ネタバレ》 残留孤児は日中戦争の大きな爪痕であり、それを題材とした作品は胸を打つものではあるのだが、同種の作品として「大地の子」という壮大な名作ドラマがあるため、どうしても比較してしまう。残留孤児の苦労には幼少期と思春期・青年期とあるわけだが、本作品は途中で出家してしまうため思春期・青年期の苦労・苦悩が殆ど描かれていない。人格的にも完成されてしまい、悟りの境地に達しているので、葛藤も殆ど感じられず、作品的にやや盛り上がりに欠ける。ただし、母が息子に向かって「許してください」と泣きながら謝るシーンはグッとくるものがあります。 6点(2004-03-27 15:16:15) |
277. シンドラーのリスト
私がグッときたシーンは間違ってアウシュビッツに送られた人達をチェコに再送する時に子供達だけナチスによって取り残されそうになるのですが「うちの従業員をどうするつもりだ!兵器製造の熟練工なんだぞ!」といって軍人を説得するところ。彼自身ナチ党員であり、ユダヤ人を救うにしても、筋を通す形で軍人の顔も立てなきゃいけない。単に敵対・対立するのではなく、双方が満足する形で解決する実業家としてのセンス。外国人や役人といった守られた立場ではなく、ナチ党員であり実業家であるという難しい立場の人間が才覚を生かしてユダヤ人助けたというところにドラマ性があると思う。 8点(2004-03-26 19:16:32) |
278. アウトブレイク
臆病な私は、感染の瞬間のシーンはその度に「アーッ!」って叫んでしまいます。イチバン叫んでしまったのは、病院で試験管が割れて顔に血が飛び散るところですね。 <追記>17年ぶりに再見。コロナ流行の状況で見るとそれなりに臨場感を持つ事も可能であり見方も変わる部分もあるが、ご都合主義のエンタメ要素が思ったより強いので拍子抜けする部分もある。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-03-26 04:34:10) |
279. アンナ・オズ
なんだかわけがわからなくて、見ているこっちまで夢の世界に入っていきそうでした。 3点(2004-03-25 16:36:51) |
280. 6デイズ/7ナイツ
その後の2人がどうなったのか気になる。なんかスグにダメになりそうな予感が・・・。 5点(2004-03-25 15:34:02) |