261. マイ・フレンド・メモリー
《ネタバレ》 「The Mighty」という現代において非常に的を射た原題にもかかわらず、日本の配給会社はわかってかわからずか、「マイ・フレンド・メモリー」という邦題をつけている。少年同士の友情を推した方が売り上げが見込めるからだろうが、この映画の伝えたいことは現代における力強さのはず。体と頭をうまく表現した主演の二人の演技はさることながら、シャロン・ストーンの疲れぶりもはまっていた。スティングの主題歌も良い。ただ、話が少し安っぽくなってしまっている感は否めない。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-01 10:48:10) |
262. フェノミナン
《ネタバレ》 ジョン・トラボルタ良いねぇ。悪役から素朴な人間と、彼の演技の幅には感服です。脳腫瘍だとか話の結びつけは強引だが、ファンタジーと割り切れば普通に観れると思う。人との関わりから得られる温かみって必要だなぁと感じられた。登場人物もそれほど多くないので、それぞれの人物のエピソードも深みのあるものであったと思う。そして、エンディングの「チェンジ・ザ・ワールド」は反則級。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-28 11:51:25) |
263. 許されざる者(1992)
《ネタバレ》 ○久しぶりに鑑賞してみると、改めて骨格のしっかりとしたきわめて単純なストーリーだと感じさせられる。○シーンごとでの映像の対比が素晴らしく、是非映画館で堪能したかったと思わせる。室内はアップで暗いショットが多く、野外は引きのカメラで比較的明るく見せる。○その暗闇の中でライフルを構えるイーストウッドのかっこよさには痺れた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-25 23:17:25) |
264. ロング・キス・グッドナイト
《ネタバレ》 ○記憶を亡くしたスパイというと某シリーズが思い浮かぶが、これが当時最高額の脚本だったとはにわかに信じがたい。行き当たりばったりで、ピンチを抜け出す場面もいまいちアイデア不足。○演者も豪華で文句なしだが、ジーナ・デイヴィスの後半の格好は個人的にいまいち。色っぽい主婦って感じの前半の方が魅力的だったかな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-02-25 11:09:05)(良:1票) |
265. ロレンツォのオイル/命の詩
俳優たちが素晴らしい演技を見せているため、この実話をドラマ化した意味はあったのだろう。作品から生きる希望が力強く伝わってくる。ドキュメンタリーでも良かったのではと言う意見には頷けるが、ドキュメンタリーも作り物だし、撮り方によっては胡散臭いものになってしまう。今回はドラマで成功したからそれで良かったのだと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2007-02-24 11:20:38) |
266. ライフ・イズ・ビューティフル
多少コメディでは厳しいところもあるが、よく作ったのではないか。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-22 15:19:18) |
267. 二十日鼠と人間(1992)
《ネタバレ》 殺すべくして殺してしまったゲイリー・シニーズの表情がなんとも言えない。彼の舞台版を見てみたいと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2007-02-18 12:49:29) |
268. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 ○何となく想像出来うる結末ではある。○途中の話がもう少し面白ければなあと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-02-13 10:40:23) |
269. ザ・ハリケーン(1999)
《ネタバレ》 やはりハリケーンが捕まる前の話よりも、捕まってからの話の方にしっかり重点を置くべきだった。そうすれば、もっと良い作品になったと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-08 21:29:12)(良:1票) |
270. JFK
《ネタバレ》 ○魅せる極太の204分。息もつかせぬ展開。要所で当時の映像と再現映像を挿む妙技。まずこれだけの内容を飽きがないように編集したことを評価したい。○肝心の内容だが、TVでもネタとしてたまに扱われる陰謀説。そこからの一面しか描いていないのでこちらからすれば陰謀説目線で見るが、国家・スケールの大きさ、恐怖という名の鳥肌を感じずにはいれなかった。また一方で、裁判までの流れ、論告にはどうなるんだろうというエンターテイメント性もある。○またこれだけの豪華キャスト終結も見もの。それぞれ重要な場面でインパクトを残している。音楽も地味ながら好演出。○何度も見られる長さではないが、内容に比して詰め込んでいてわかりにくい部分もあるため、また観てみたい。 [DVD(字幕)] 9点(2007-02-04 16:59:08) |
271. ガタカ
《ネタバレ》 ○設定はSFであれ、運命は操作できないが、諦めなければ何でも出来るってこと。○ヴィンセントに自分の夢を託し、全てを消すため焼死するジェローム。何とも感動的ではあったが、もう少し彼らの心理描写を描いてもと感じた。○弟を作るために訪れた病院で医師が「欠陥は性格だけで十分」と言っていたが、ガタカに入っても、詐称する奴、見逃す奴、殺人を犯す奴が居るところと妙にリンクした。○宇宙は胎内に似ていると言うセリフと、ラストの故郷に帰ると言うセリフもリンクしていた。○映像から醸し出される雰囲気が最高。小物や建物など変に凝っていないのも良い。地味ながら音楽も出過ぎず良かった。○ストーリーに関わる主要キャスト全てが素晴らしかった。J・ロウ、U・サーマンと言い雰囲気と見事にマッチしていた。○ガタカ内に女性が少ないと感じたのは気のせいだろうか? [DVD(字幕)] 9点(2007-01-31 15:50:03) |
272. 天使にラブ・ソングを・・・
聖歌隊に入ってからは面白い。テンポは良いし、歌やキャストが魅力的。こういう爽快なコメディは貴重。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-30 15:24:23) |
273. クリムゾン・タイド
結末は読めるが、それにしてもこの緊張感の維持はすごい。演出や脚本が良いのもあるが、やはりデンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンの演技のおかげだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-21 23:45:33) |
274. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
エンディング爽快! [DVD(字幕)] 9点(2007-01-13 11:24:13) |
275. コンタクト
《ネタバレ》 ○2回目の観賞。いかにも撮り方良い意味で映画的でSF映画の面白さを十分伝えようとしていた。○ストーリー展開として大筋は良いのだが、無駄な恋愛要素、結果を見せてから実はこうでした的な映像の出し方はいまいち。あと、勧善懲悪というか主人公に対しての悪の描き方が極端。あたかも全否定みたいな立場では深みは出ない。○ただ、奮闘する主人公の姿、父親との対面など感動的であった。冒頭での母との対面はどんなアンテナでも困難だと言っているシーンがあったが非常後に活かされたシーンだ。○役者陣の演技が素晴らしい。ジョディ・フォスターもそうだが、デヴィッド・モース。少ない出演時間だったが、非常に素晴らしい存在感。多作ではないが、まだまだ彼の作品も追いたい。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-12 11:09:21) |
276. 遠い空の向こうに
《ネタバレ》 重厚なドラマを見られると思っていたので、案外、テンポ良くさらっと描いている様に感じた。それでも、青春モノとして要所を押さえているし、キャストも良い演技をしているので、良い作品になっている。落ちたロケットで怪我する人が出てくるのではと心配していたが、運も味方して成功となったのだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-06 22:05:30) |
277. ダンス・ウィズ・ウルブズ
《ネタバレ》 ○3時間という長尺なのに全く飽きずに見られる。4時間バージョンでも同様。○インディアンとの距離の縮め方が絶妙で、ケヴィン・コスナーの天然な感じとキョトンとするインディアンとの距離感が可笑しい。○一時は廃れた西部劇をこんな形で復活させるとはだれもが想像できなかっただろう。○室内室外をアップショット、ロングショットで使い分け、ジョン・バリーの音楽が作品を彩る。また撮影時の苦労話などコメンタリーで楽しむこともできる。○ぜひリバイバル上映してほしい作品の一つだ。 [DVD(字幕)] 10点(2006-12-16 21:49:32) |
278. レナードの朝
《ネタバレ》 確かに感動的な映画である。みんなが目覚めるシーンやレナードのダンスシーンは特に。しかし、本作のテーマであろう人間の真の姿へのアプローチは正しいのだが、突然すぎるし、いまいち説得力に欠ける。ポーラとの一連のシーンも心理描写がなさすぎる。彼女はなぜ彼に会いに来たのか、もう少しわかりやすいシーンがあっても良かった。キャストはダブル主演だが、両者引けをとらず好演している。デ・ニーロの演技は神の領域。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-09 23:05:42) |
279. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 現代においてこういう主人公のような人は決して少なくないはず。余計なことは何も望まない姿は憧れに値する。どれだけ今やっていることが大変でも恋愛や自分のしたいことをやっている姿は本当にかっこいい。語らずとも伝わってくるジョニー・デップの演技は素晴らしい。変人を演じることが多いが、この映画における演技が彼の一番。 [DVD(字幕)] 9点(2006-12-02 23:40:24) |
280. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 結構良かったですね。2大スター競演には見事に裏切られたが…歳の離れた二人がそれぞれのろくでもない父親の代わりになり、あるいはなってもらい、まるで本当の父子の様に信頼していくと言うのはありがちな気もするが、子役の子が良かったのもあって全然悪くないと思う。それにしても、最後のシーンでブッチを撃ち殺してしまうのは無いなぁ。あまりにもありきたりすぎる。他の展開を考えるべきだと思う。あのへんでうるっときたのは事実だが。あと、追う側の描写が適当でグダグダだったのも残念。2人の「パーフェクト・ワールド」への旅路に力を入れすぎたんだな。 [DVD(字幕)] 8点(2006-11-29 23:49:01) |