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青観さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 1963
性別 男性

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281.  巴里祭
ルネ・クレール監督の作品は「巴里の屋根の下」しか観てなくて、今回が二作目となるけれど、「巴里の屋根の下」も良かったけど、この作品はそれを上回る素晴らしさに見終わった後の心地良さ、なんて言うべきか?本当に観ていても楽しいし、観終わった時の充実感ときたら最近の映画ではなかなか観ることの出来ない心地の良さです。オープニングとラストが一緒といった非常に新鮮味のある映像感覚に心地の良い音楽、同じ人間同士が一つの同じ空間とでも言うのか?同じ下町の中で生きている。それも本当にどの人物にしても温かみのある人間ならではの優しさに満ち溢れていて、素晴らしい!みずみずしい青春の一ページと言っても良いこの何とも言えない気持ちの良さ、とてもトーキー初期の頃の映画とは思えない初々しさ、こういう映画、私は大好きです。またこの映画のタイトルのつけ方が物凄く上手い。とにかく作品全体の雰囲気、音楽からそして、美しい巴里の街並み、そして、何よりもこの映画の中でヒロインを演じたアナベラという女優の可愛さは抜群!また一つ、素晴らしい映画を観た。昔はかなり苦手だった。いや、苦手というよりは喰わず嫌いだったフランス映画が益々、好きになりました。この監督の作品もジャン・ルノワール監督同様、他の作品も観たいと思います。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-05-27 10:41:16)
282.  次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊 《ネタバレ》 
シリーズ最初から一気にここまで見てきて、感じたことはこのシリーズの一番の活躍、私なりに考えるとMVPは石ではないかと思うわけで、そんな石のことを思って、マキノ監督が石を主役に石のために描いたのがこの作品です。石こと石松演じる森繁久彌の素晴らしい演技、眼の演技、身体全体から伝わってくる熱いもの、シリーズの中で第六作目と並ぶある種、特別な意味合いを持つべき作品だと観ていて感じたこの作品、私はこれがシリーズ最高傑作だと言われる意味が何となく解った気がします。夕顔という名の美しき女性に誘惑されて、おどおどしている石を見ているだけでもなんて楽しいことか!そして、最後のシーンでの決闘シーンで見せる石の全てがここにあり!といった終わり方、「おらあ、死ねねえんだよ~」と叫ぶあの石の表情、マキノ監督が石という人間が最も好きなんだろうなあ!(私も石が一番好きです。男達の中では)ということが解った。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2006-05-07 10:26:14)(良:1票)
283.  人生劇場 飛車角と吉良常 《ネタバレ》 
内田吐夢監督、鶴田浩二を主演にダイナミックにそして格調高く、美しく描いた任侠映画の傑作です。鶴田浩二の飛車角の男らしさ、男としてのかっこ良さに加えて、吉良常役の辰已柳太郎の味のある演技、若山富三郎の小金親分に宮川役の高倉健に松方弘樹の若き頃の今も変わらぬ雰囲気、藤純子と左幸子といった女優陣、物凄い豪華な顔ぶれの中で繰り広げられる義理と人情、男と女の哀しさに涙が出てきました。飛車角(鶴田浩二)が殺された宮川(高倉健)の仇を獲るために乗り込むシーンでそれまでカラーだった画面がモノクロの映像になる所とその後の藤純子が泣き崩れるシーンは強烈な印象を残します。内田吐夢監督の素晴らしい演出と役者達の重厚な演技に感動しました。任侠映画に少しでも興味のある方は必見の作品です。
[DVD(邦画)] 9点(2006-05-04 20:55:50)
284.  ヒズ・ガール・フライデー
うわっ!これまた物凄い言葉の応酬!何というスピード感!躍動感とでも言った方が良いかもしれない。そのぐらいの凄まじさでとにかく喋る。喋る。喋り捲る。その台詞のテンポの凄さ、ハイテンション!呆れるほどの凄さです。マシンガンのような言葉の応酬にあっという間の92分間でした。ケーリー・グランドとロザリンド・ラッセルの主演の2人が一つの空間の中で、同時に二つの受話器を巧みに操りながら、お互いまるで違う会話をしているシーンの凄まじさ、観ていて惚れ惚れ致します。話の展開といい、役者の演技合戦といい、本当に凄まじいほどのテンポの良さ、これまたとにかく傑作!コメディとは何か?またこの作品、コメディでありながらも大人の恋愛ものとしても、更に犯罪ものとしても上手く描かれていて、さすがは名監督の1人であるハワード・ホークス監督!見事な演出、脚本、構成の素晴らしさと俳優の演技の上手さといい、全くもって最後まで眼が離せない。コメディが好きな人は特に必見の傑作です。
[DVD(字幕)] 9点(2006-05-01 17:44:38)(良:1票)
285.  偽牧師
いやあ、ほんとチャップリンっていつ観ても面白いし、観る度に笑えて、最高の映画作家だ!この作品にしてもとにかく理屈なんていらない。もう最初から最後まで本当に面白い。どう見たって牧師には見えないチャップリンが偽牧師として教会に招かれてしまい何とも可笑しくて、ただただ笑いぱなしの作品としてこれまた私の中では傑作の一つです。
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-16 22:05:46)
286.  担え銃
チャップリン映画は長編だけでなく短編映画の中にも傑作が多いが、この作品もそんな傑作の一つで、とにかく何度見ても面白いし、本当に笑える。観る度に笑えるからこそ傑作なのです。戦争を題材に、全てを笑いでくるんでしまうところは本当に凄いとしか言えない。木に変身してのチャップリン、あの場面はこの映画の中でも最高の笑える場面だ!
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-16 21:59:19)
287.  昭和残侠伝 死んで貰います
この作品、観るまでは任侠映画って、正直言って何だか怖くて観る気がしなかった。ところがこの映画の監督の作品、他の映画を何本か観ているうちに観たいと思えるように感じ、初めて任侠映画を観ることにした。私にとっての任侠映画初体験、この映画を観たことでそれまで自分の中にあった任侠映画に対するイメージが完全に変わった作品として忘れられない映画になった。忘れられないと言えば高倉健こと、我らが健さんは勿論のこと、もう一人そんな健さんの下、時には厳しく、そして、常に健さん演じる花田秀次郎のことを思い見方である風間重吉こと、池部良の事も忘れることなど出来ないぐらいとにかくかっこ良い。男が男に惚れるというのは正にこの映画の健さんと池部良のコンビのことを言うのであろう!映画の中で高倉健演じる花田秀次郎が歌う義理と人情を秤(はかり)にかけりゃ♪義理が重たい男の世界♪の曲、観終わった後に必ずといって良いほど、そして、何度も何度も歌いたくなります。この映画を劇場で観て、興奮した人、感動した人の気持ちがよく解ります。一言で言うなら、正しく「熱い映画」!熱くなりたい人、お薦めです。最後に本日またしても日本映画にとって忘れられない俳優が一人亡くなったというニュースを聞いて、とても残念です。最近、このような悲しいニュースばかり聞く度に本当に残念であるという気持ちにしかならない。池部良さん、あなたは風間重吉も「青い山脈」での好青年も忘れられません。ご冥福お祈り致します。そして、この映画をはじめとするこの人気シリーズで共演してきた高倉健さん、池部良さんの分も長生きして下さい。追記:2010年10月11日
[DVD(邦画)] 9点(2006-04-10 22:21:05)(良:1票)
288.  河内山宗俊 《ネタバレ》 
遂に観た。やっとやっと、この凄い映画、親戚がビデオで持ってるというので借りてきて、観た。やはり予想通りの素晴らしい傑作でした。天才山中貞雄監督の見事な手腕によって、どの役者にしても本当に輝いている。素晴らしい演技をしています。中でも若干15歳という若さでこれだけの輝きを放つ原節子が長屋で一人、弟の帰りを待っている時の燐とした美しさ、身売りする場面で見せる表情、何もかもが本当に美しく、とても15歳とは思えないほどの輝きを放っている。とにかくこれだけ役者を光らせた上でこんなにもテンポ良く、観る者を惹きつけて離さないその見事なまでの演出、脚本、構成の巧みさ、間違いなく傑作!これって確かDVD化されているんだよね?間違いなく買いです。
[ビデオ(邦画)] 9点(2006-04-02 22:46:44)(良:1票)
289.  関の彌太ッぺ(1963) 《ネタバレ》 
参った!参った!わたくし、この手の作品には本当に弱いです!これも原作は同じ中村錦之助主演の「瞼の母」の長谷川伸で、監督こそ違うものの、もう始まって10分もしない辺りから涙が出てきて、泣けて、泣けて困った。父親を殺されたのも知らずに父の帰りを待つ娘、お小夜の後姿だけで泣けてくる。そして、そんなお小夜の事を預かって欲しいとばかりに頼みに上がる中村錦之助の何とも言えない表情、本当にこういう役と演技をやらせると中村錦之助は上手いし、中村錦之助を観ているだけでも感情移入せずにはいられなかった。勿論、単なるお涙頂戴ものでない、きちんとした決闘場面も用意し、これまた素晴らしい作品でもある訳で、この際、リメイクだろうがそんなことはどうでも良い。とにかくこれは中村錦之助をはじめとする役者達の素晴らしい演技とそれを見事に引き出した山下耕作監督の手腕にも拍手!最後にもう一つだけ言わせて欲しい!お願いだから東映さんよう!中村錦之助主演の時代劇、全部とは言わないまでも少なくともこの作品と「瞼の母」、そして、マキノ雅弘監督の次郎長ものに「弥太郎傘」に「一心太助」シリーズぐらいはDVD化してくれーーーー!
[ビデオ(邦画)] 9点(2006-04-02 13:01:23)
290.  男はつらいよ 知床慕情 《ネタバレ》 
私にとって、これが初めて映画館で観た男はつらいよです。そんなシリーズ38作目にあたるこの作品は傑作間違いなしの作品だと思っています。この作品、まずはそれまで寅さんシリーズと言えばオープニングであった夢のシーンが何とないこと。夢のシーンがない寅さんに違和感を覚える人もいるはずですが、例え、夢のシーンがなくても作品の出来が良ければそれで良いのであって、本当の意味で寅さんが元気な姿を見ることが出来るのはこれが最後の作品であると思えるぐらい寅さんが元気です。マドンナ役は二度目となる竹下恵子と三船敏郎をゲストに迎えての親子のやりとり、何もかもが見ていて感動的でした。三船敏郎の黒澤映画とは一味も二味も違ったかっこ良さを思い切り堪能出来た作品として、いつまでも心に残る。そして何度も観たい作品のひとつでもあります。
[映画館(邦画)] 9点(2006-03-10 21:25:54)
291.  いちごブロンド 《ネタバレ》 
ジェームズ・ギャグニーがマフィア、ギャング以外の役を演じているのを初めて観ました。何と言うべきなのか?物凄くアホで単純ですぐにかっあとなる。そんなジェームズ・ギャグニーの駄目ぷりが見ていて凄く面白い。またこの作品、女優に関しても素晴らしいです。リタ・ヘイワーズの美しさと優雅さ、本当にゴージャスという言葉がぴったしの正に当り役とでも言うべきその姿を観ているだけでも楽しい雰囲気になります。元みかんさん、ご指摘の通りちょっとした女性らしさ、女性ならではの心使い、金に眼を眩み、本当に愛していた男ではない男と結婚し、その後も相変わらずの美しさ、スパゲティの食べ方についてのあのシーンの可笑しさ、更に電気が消えてしまった時の、あの何気ないキス!そんなリタ・ヘイワーズに暗闇の中でキスをされたのにマヌケな事を言うジェームズ・ギャグニーの可笑しさとバカぷり、これがまた凄く笑える。この映画、とにかく会話の楽しさに満ち溢れていて本当に面白い!あまり知られていないのかな?ちょっした隠れた傑作を観た気がして何だかとても嬉しく思えました。そうそう、もう一人、忘れる所でした。リタ・ヘイワーズともう一人、美しい女性を演じた(元々美しいけど)のオリビア・デ・ハビランドの優しさ、品の良さ、美貌、全てが本当に美しい!ラストシーンも凄く良い!このラストだけは出来るなら誰にも言わず、是非、観て確かめて欲しいです。これまた今まで知らなかった作品で、たまたまレンタル屋さんで見つけたこの映画、私にとっては隠れた名作の一つとして忘れられない作品となりました。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-26 22:15:13)
292.  心の旅路 《ネタバレ》 
やばい!これまた泣ける。凄く切なくて悲しくて、しかし、最後はとても良い終わり方、良きアメリカ映画の雰囲気十分に思い切り泣かせてくれる素晴らしい傑作を観た。監督が「哀愁」の監督だけあって、話の持って行き方、泣かせるこつといい本当に上手い!そんなこの作品、自分を支えてくれた良き妻、ポーラとの結婚生活、上手く進んでいたかと思いきや、夫、スミシィの突然の交通事故による記憶喪失という悲劇によって、どん底に落とされる思いのポーラ、やがて子供が生れたものの、子供も亡くなってしまうという悲しい現実、更にお互い結婚しているにも関わらず、記憶喪失の為にそのことが分らないスミシィ、それでも愛するスミシィのことを思い、必死に耐えるポーラ、泣けて、泣けて仕方ないです。このまま不幸で終わらせることなく、最後はハッピーエンドを迎える訳ですが、その物語の運び方、役者の演技、どれも素晴らしい!特に最後のシーンを迎える寸前の映し出される景色、冒頭に映し出される桜の花と昔、スミシィが住んでいた場所、家をここで再び見せることによって、失われた記憶を蘇らせる。見事な演出だ!けして、ド派手な演出をする訳でもなく、役者には抑えた演技と余計な台詞をしゃべらせずに観る者に感動を与えるところも素晴らしい!
[DVD(字幕)] 9点(2006-02-25 17:19:45)(良:1票)
293.  西部の王者
桃太郎さん、カーンバック!すいまシェーン!お先に書かせてもらいます。これまた素晴らしい作品、よくご存知で!西部劇は好きで、結構観ているつもりでいたけど、知らなかった作品がまだまだ沢山、あることに気がつきました。そんでもって、この映画、オープニングから本当にかっこ良く、映し出される西部の街並み、美しい風景とかっこ良い音楽、なんと言うべきか?映し出される美しい街並みは西部劇の名作「シェーン」の如く美しい。また沢山の牛、馬、その二つの動物を巧みに使ったスケールのある映像はハワード・ホークス監督の「赤い河」やジョン・フォード監督の「駅馬車」のようなスピード感溢れる映像!これはCGなどではけして、表現することは無理な映画的、映画ならではの力強さが観ていて伝わってきます。全てが正しく西部劇そのものとでも言うべき、本当にかっこ良くて、爽快な気持ちにしてくれる傑作間違い無しのこれまた素晴らしい西部劇に出会った気がする。最後にもう少しだけ言わせてもらうと、モーリン・オハラ意外はあまり知らない俳優きりですが、これだけ楽しませてくれたら言うことありません。 ここのサイトに来てなかったら、ここのサイトの存在を知らないでいたら間違いなく知らなかったであろうし、観てなかったと思う。また一つ、素晴らしい映画に出会った。  <追記> 放浪紳士チャーリー様、初めまして!一番星☆桃太郎さんの仰っているように、謝らないでくださいませ!私も桃さんと一緒で熱くなりやすい性格なので、気になさらずに、これからもどんどん書いてください。2006年6月30日!
[DVD(字幕)] 9点(2006-02-23 21:04:16)(良:2票)
294.  霧の中の風景
テオ・アンゲロプロス監督作品はこの作品しか観たことないけど、これは間違いなく傑作だと言えるそんな素晴らしい映画です。この映画まず何よりもどのシーンにしても台詞は少なくても映像だけで迫ってくる。それも今のアメリカ映画的な大騒ぎ的な映像とは全く違う落ち着きのあるそして、美しい構図の中で繰り広げられる物語!長回しというカメラワークを巧みに使って、一度観ただけで絶対に忘れることの出来ないほどの素晴らしいショットを撮って見せた。霧の中の風景という正にタイトルにぴったしの素晴らしい映像!霧の中から映し出される二人の姉と弟の並び立つシーンやそして、やはり圧巻はあのラストシーン!何もかもが本当に美しく撮られていて素晴らしい!映画本来の持っている映画でしか観られない。映画だからこそ可能なこれぞ映像のマジックとでも言うべき傑作の一本です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-19 22:47:08)(良:2票)
295.  イースター・パレード
フレッド・アステア主演のミュージカル映画で初めて見た映画です。なんというかっこ良さ、驚きました。けして、二枚目とは思えないのに踊っている時のフレッド・アステアは本当にかっこ良い。女性をエスコートする時の顔つきから、ステップの運び方まで何もかも素晴らしい!今までどちらかというと苦手だったミュージカル映画ですが、ここ数年、何本かの楽しい作品に出会って段々とミュージカル映画に興味を沸き始めた現在、この映画の持っている色彩の美しさ、音楽の楽しさ、華やかさ、勿論、ストーリーも良い。そして、何よりもフレッド・アステアを始めとするその他の俳優、女優陣の美しさ、また一つ面白いミュージカル映画に出会えた気がする。この映画に出逢ったお陰で今の私(ミュージカルアレルギーから解放されて、ミュージカル映画が好きになったと同時にフレッド・アステアという名前も顔も解り、その後、アステア主演映画を沢山、観るようにもなった。)がいると言って間違いない。最初は8点にしたけど、何度か見ているうちにやっぱり9点!という気持ちになってきた。よって最初の点数から1点アップさせます。
[DVD(字幕)] 9点(2006-02-11 22:24:46)(良:1票)
296.  嘆きの天使(1930) 《ネタバレ》 
うわっ!脱毛!いや、脱毛なのは中・高等学校の教師でありながらマレーネ・デートリッヒ演じる踊り子に心を奪われ、そして最後は破滅の道を進んでいく哀れな人生を演じたエミール・ヤニングスの頭で、頭のことよりも何よりも演技に脱帽です。なんと言う哀しい結末!を凄まじい演技力で見せる。そんな教師の虜になるマレーネ・デートリッヒの演技も凄いが、圧巻なのはなんと言う美しくもあり恐ろしさ、それほど美人とは思えないマレーネ・デートリッヒという女優の持つオーラ、怪しい魅力を十分に引き出し物凄く美人に見せてしまうジョゼフ・フォン・スタンバーグという監督は本当に凄い!「モロッコ」に引き続いてまたしても凄い作品を観てしまった。個人的には「モロッコ」の方が好みという意味では上だが、負けず劣らず一人の女優の魅力をここまで映し出すことに成功しているとは頭が下がります。それにしてもマレーネ・デートリッヒの脚線美を映す時の何とも言えないいやらしさ、エミール・ヤニングスと二人だけのショットの時のマレーネ・デートリッヒのアップを横から映す時のカメラワーク、下から脚だけを映すいやらしさ、マレーネ・デートリッヒに迫られておどおどするエミール・ヤニングス、どれもが本当に観ている私さえもドキドキせずにはいられない。これもまた間違いなく傑作と言えるでしょう!
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-04 18:18:18)(良:1票)
297.  クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 《ネタバレ》 
モーレツ!オトナ帝国やアッパレ!戦国の超名作の影に隠れてしまってるようなこの作品だが私はこれも大好きです。ぶりぶりざえもんが面白い。更にしんちゃんのバカバカしさも全開!好きな場面は沢山あるが特に好きで笑えたのが悪役のホモ2人相手にババ抜きする場面のひろしのせっかくの苦労を全てパーにしてしまうしんちゃんが面白過ぎで好きです。
[DVD(字幕)] 9点(2006-01-31 21:54:14)
298.  とんかつ大将
ぐるぐるさん、またまた二人部屋にて失礼します。おっと、なぬ?えっ?6点?結構、辛口ですねえ!この作品、私は大好きです。なんと言うのかなあ?川島雄三監督の映画ってどことなくフランク・キャップラ監督的な雰囲気を感じるのですが、違う?私はこれも間違いなくアメリカ的なホームドラマ、そこに流れる雰囲気は間違いなくフランク・キャップラタッチであると思います。そんなこの作品、どの俳優にしても感情移入してしまう何かがあります。上手く言えないんだけど、とにかく好きですこの雰囲気が!俳優のそれぞれの個性、描き方にしても面白く最後は感動してしまった。あっ!そうそう、あのじいちゃん、バイオリンニストが特に良い味出してると思います。とんかつ大将ていうあだ名もなかなか良いんじゃないかなあ!主演の佐野周二はこういう役は本当にはまる。また女優陣にしても3人の女優、それぞれがみんな本当に美しくてこれはいつまでも心に残ると思うなあ!最後に一言!川島雄三監督!私はあなたの作品はどれもこれも笑いと涙のバランスがほど良くて大好きです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-01-29 19:55:59)(良:2票)
299.  
観たのは随分、前の事なのだがとにかくこの作品はもう本当にため息の出るシーンの連続で一度、観ただけですが、もういつまでも心に残るぐらいの素晴らしい構図、もう本当にため息が止まらなかったのが忘れられません。これほどまでに雨が美しい映像、私は観た記憶がない。そのぐらいの美しさ、日本で言うならばまるで溝口健二監督の作品のようなとにかく美しくて、美しくて、一つの絵をずっと眺めているそんな感じの作品です。そんな美しい映像の中で繰り広げられる男の女の切ない物語も忘れられません。上目使いで男を見るクロフォードの眼が印象的です。雨によって狂わされた二人の人間模様、もう何て言うのか物語と映像とが物凄くマッチしていて、一度観ただけで忘れられないほどの圧倒的な正しく美を追求するには最適の作品ではないでしょうか!
[DVD(字幕)] 9点(2006-01-25 22:07:27)(良:1票)
300.  赤い靴(1948)
映画にはモノクロとカラーとがそれぞれあるわけで、中にはモノクロだからこそ良いものとカラーで良かったと思わせる映画とに分かれると思う中で、この映画の場合だと間違いなく後者に当る作品です。とにかく色彩の鮮やかさ、美しさ、そして物語りも美しくて哀しい。幻想的な美の世界に酔いしれるそんな映画です。この作品のタイトルにもなっている赤い靴をモチーフに、描かれるバレエに生きる者の人間模様が本当に見事なまでの美しい映像と重なり合って一つの素晴らしいドラマを生み出しています。今回、初めて観たわけですがその幻想的な美しさに見とれるほどの本当に素晴らしい映画です。どのシーンにしても物凄く新鮮な感じでこれほどの作品が五十年以上も前に作られていたとは驚きです。
[DVD(字幕)] 9点(2006-01-15 12:02:04)
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