301. ドラゴン怒りの鉄拳
中国映画でも有るまいが、日本人はケダモノ扱いですね・・・、とは言っても香港は中国系の人が多いのでこういう印象なのでしょう。ブルース・リーの作品にはよく日本人が出てくるのですが、大抵は酷い扱いです。まぁ、日本人が中国に対して過去に行ってきた愚行を考えると仕方のないことですけど。 兎に角この作品は“復讐劇”ということで、徹底的に殺っちゃってます。これはブルース・リー作品の特徴でも有るのですが、容赦なく殺すんですよね。血もドバドバ出ます。その逆がジャッキー・チェン作品ですが、ホント対照的ですよね。時代のせいかも知れません。 ブルース・リーの顔で見せる演技は(チョット笑えるんですけど)今作が一番良いですよ。 5点(2004-10-10 16:39:35) |
302. 刑事グラハム/凍りついた欲望
「レッド・ドラゴン」は、先に放映されたもの(「羊たちの沈黙」「ハンニバル」)が大ヒットして、アンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクターのキャラクターが人気を博した後の作品です。ですから、原作に比べてレクターの登場シーンが大幅に増加されています。人気キャラクターですから、露出時間を長くしたかったのでしょう。 その点この作品は「羊たち~」がアカデミー作品賞を獲る前に放映されています。よって、原作通りにレクターの出番は少なく、有る意味原作に忠実に描かれています。 ただ、映像や出演者自体がチープなので(制作費の問題もあると思う)、「レッド・ドラゴン」と比べるのはチョット酷かも知れません。有る程度の作りは保っているようにも思えるのですが・・・。 5点(2004-10-08 09:01:08) |
303. JM
斬新なアイデアだけではダメなのだということが実証された作品。この手の作品だからツッコミは御法度だけど、あんな面倒なデータのやり取りを未来でやりますかね? それに、演出方法やCGなどにしても、平凡なSFアクション(地下組織なんて特にダサイ。確かロボコップでも有ったな)。当時に見たとしても古くささが有る。 俳優陣を見てもイマイチだったかな。“やる気なし”を演じたキアヌ・リーブスの演技は奇しくも本当にやる気が無かったし、その他の出演者もパッとしなかった(存在感なし)。 それにしても武は浮きまくってましたね。演技がダメなのではなくて、こんな作品に出るのがダメ。明らかに日本人をターゲットにした話題づくりに使われている。北野武の過去の映画作品はとても好きなのですが、この映画に出演以降どうもおかしな方向に行っているように感じる。「HANA-BI」以降、芸術ぶった作品ばかり撮るようになったし(中途半端にバイオレンス)、「BROTHER」なんてハリウッドでお遊びで作ったように感じる。 5点(2004-10-08 08:48:04) |
304. デッド・カーム/戦慄の航海
《ネタバレ》 「ケープ。フィアー」や「激流」にあるアイデアがベースに有る作品です。ヨットの上で殺人鬼と二人きり。想像しただけでもゾッとするのですが、こういうスチュエーションの映画って、ハリウッドでは頻繁に作られますね。 けっこう緊迫感もあって面白いのですが、ラストのチョン切れた腕はチョットした“笑い”を期待した演出なのだろうか・・・。何か最後の最後でズッコケちゃいました。 5点(2004-10-08 08:24:27) |
305. ザ・シークレット・サービス
かの有名なジョン・マルコビッチが出ています。不気味な人物を演じさせると右に出る者はいません。本当に素晴らしい役者ですね。「マルコビッチの穴」で変なイメージが付いてしまっていますが、とても良い俳優ですよ。 クリント・インースト・ウッドも変わらず頑張っています。ケネディーの護衛に失敗し、意固地になってしまう男を上手く演じていたと思います。 ラストはハリウッドお得意の演出(悪役は高所から落ちる)でしたが、結構楽しめました。 5点(2004-10-05 16:41:38) |
306. デアデビル
悪役キャラが格好悪いんだもん。しかもダブル禿げ(ブルズアイ、キングピン)。 アメコミ物なので長閑に話が進むのかと思えば、主役(デアデビル)は盲目だし、リアルに弱いし、ヒロイン(エレクトラ)は死ぬし・・・と、結構ダークな世界観を醸し出していた。 ただ、デアデビルのコスチュームはどうかと思う。正直言ってダサイ。 5点(2004-10-05 16:28:30) |
307. ケープ・フィアー
しかし、人の恨みって本格的に怖いね。こういうストーカーっぽい作品は沢山有りますが、この作品が一番ヤラシイ。デニーロの少女を見る目つきなんか、正に精神異常者のソレである。 ただ、ちょっとやり過ぎちゃった感じもいなめない。あそこまでいくと、デニーロが化け物(人間とはかけ離れてる)のように見えてきます。 5点(2004-10-05 16:19:29) |
308. 激流(1994)
ケビン・ベーコン、「ケープ・フィアー」のデニーロなみのしつこさですね。そう言えばチョット「ケープ~」と似た雰囲気が有ります。 好きなジャンルでなくとも、役者がしっかりしているので最後までキッチリ見れます。 川下りを舞台とする辺りに工夫が垣間見られるが、ストーリー的には凡作です。 5点(2004-10-05 16:12:39) |
309. チェーン・リアクション(1996)
ハリウッドではよく有るパターンの映画です。爆発シーンで誤魔化されがちになるが、相当制作費をケチッている。 ヒロインは「ハムナプトラ」に出ていた人かな? 結構魅力がありました。 しかし、終始一貫してマンネリ化されたネタや、何の工夫もない詰まらない台詞には苦虫を噛みつぶす思いをさせられた。 ハッキリ言えば『凡作』。 5点(2004-10-05 16:03:11) |
310. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
今回で3作目となり、おそらくシリーズ最後の作品になるだろう。 カロリーナ(前作で恋人となった)が殺させるまでのシーンを織り交ぜながら進行する演出は前作よりも工夫されていて面白い。「ターミネーター3」のサラ・コナーのような扱いではなかったので、彼女も浮かばれることだろう。 ストーリーはけっこう大きな話しになっていて、メキシコ政府・過激派(クーデター波)・警察・FBI(辞めてるけど)が入り乱れての展開となっている。ややこしいと言えばややこしい話しなのだが、通常レベルのオツムが有れば十分に理解できるのでご安心を。 役者陣に関しては、主役級の俳優よりも脇役の方が味があって光っていた。今回の売りの筈のジョニー・デップはどうなんだろう? そんなに存在感は感じなかったし、むしろ一番薄っぺらい印象でした。バンデラスにしても、前作のようなギラギラした迫力を感じませんでした。 ※あと、これだけは言っておきたいのだが、マリアッチ(ギター)であることの意味が完全に無くなっている。 5点(2004-09-22 14:40:42) |
311. メリーに首ったけ
キャストにピッタリと収まっていて、キャメロン・ディアスが一番輝いている作品です。 犬との格闘、そして犬への人工呼吸と見せ場(個人的に好きなシーン)もありケッコウ楽しめます。が、それ以外の笑いの部分はエロ&シモな部分が多い。下品ネタでないと笑いがとれていないのが残念。ちょっと彼女と一緒に見るのは嫌かも知れない。嫌、むしろこれぐらいならギリギリOKかな・・・。 5点(2004-09-19 13:20:50) |
312. ブロス/やつらはときどき帰ってくる
原作通りではなく、脚本を多少書きかえているのですが、ソコソコ上手くまとまっている。エンターテイメント性だけで言えばこちらの方が良いのかも知れません。兄弟愛をテーマにした作品なのですがアイデア自体はなかなかのもので面白い。 ただ、B級感たっぷりですので『安っぽい』と感じられる方もいると思います。それに『いじめられっ子・いじめっ子』というパターンはキング作品ではよくあるパターンなのです。 ちなみに原作のあらすじは「アイス・ステーション」のレビューに書いています。 5点(2004-09-14 09:51:01) |
313. 101
犬好き・・・、いや、ダルメシアン好きにはたまらない作品なのだろうか? 子供向けに創っているのでストーリーはこのぐらい簡単な方が良いだろう。家族で見るには良いのではないでしょうか。(確かに皆さんが言われている通り大人にはキツイけど・・・) 5点(2004-09-14 08:51:23) |
314. 茄子 アンダルシアの夏
単純な子供向けアニメ。別に際だって短いとは思わない。面白くないとは思っていたが・・・。絵的には面白味も有ったけどね。終盤の展開を含めて笑いを誘う場面は無かった。 5点(2004-09-02 16:27:51) |
315. ロボコップ(1987)
悪党の一味にマーフィーが殺されるシーンは生々しくて怖いぐらいだった。が、その後の展開は安っぽいシナリオで、生前の記憶に苦しむマーフィーの苦悩を描こうとしているのは分かるのですが、心にグッとくるようなドラマ性は無かった。 人が入ってるのがバレバレなロボコップの動き(雰囲気)も凄く嫌だったし、まるで昔テレビでやってた「宇宙刑事ギャバン」みたいでした。 5点(2004-08-27 13:12:00) |
316. 名探偵登場
ミス・マープル、ポワロ(名前が違ってたけど・・・)は分かったのですが、変な中国人とか他の登場人物は分かりませんでした。シャーロック・ホームズは大好きでほとんどの作品を読んでいるのですが、その他の推理小説には弱いため今ひとつパロディーに乗っていけませんでした。ただ、独特の癖のあるシナリオには魅力を感じたし、少々安っぽいけどそこがまた良い味を出しているように思う。 しかし、ミステリーに相当詳しくないと100%楽しめない作品だとつくずく感じた。 5点(2004-08-26 11:41:02) |
317. HANA-BI
ストーリーは単純。ラストのオチも単純。それ故にあとは演出と演技力、そして何より音楽で勝負しないといけない難しいタイプの作品です。 淡々と起伏のない映像は『味』を意識したものだと思うが、少々しつこくて面白味が無い。シナリオが平坦なのでよく目立つ。自分で演出しているので、武のキャラは有る意味ハマッているのだが、岸本加世子はキャスティングが違うような気も・・・。良妻賢母を押しつけすぎる演技にも疑問。 監督はバイオレンスに固執している(得意なのは分かるが)。ヤクザなしでは作品が成り立たないのではないかという気後れが有るのかな? 愛と暴力が監督のテーマなのだろうが、ずっとこのテーマで同じ演出ですもんね・・・。 5点(2004-08-25 18:47:14) |
318. フロム・ダスク・ティル・ドーン
序盤はハードボイルドな犯罪映画。しかもタランティーノ色が満載で、自ら手を撃たれちゃってます。しかし、後半になるにつれて雲行きが変わっていきます。なんと吸血鬼集団が登場!! 何だこれ! この前半・後半の差の激しさは初めての感覚。終盤はドロドロのグチョグチョの必殺B級ホラー映画と突き進む。 見終わった後は呆れかえってため息も出ません。これは模範的なB級映画です。タランティーノとは本当に破天荒な男です。 5点(2004-08-25 17:07:57) |
319. スクリーム(1996)
全く読めない「犯人探し」的なシナリオが面白い。台詞も気が利いていて面白味がある。意図してタランティーノ風にしているのかも知れない。 ラストは本当に意外な人物の犯行で驚きました。しかし、一番驚いたのはドリュー・バリュモアが初っぱなから殺されてたことです。 5点(2004-08-24 09:30:10) |
320. スクリーム2
《ネタバレ》 前作の意外性を受け継ぐ意味でも、かなり力の入ったシナリオ創りを施した制作者側の苦労が伺える。ただ、どうしても続編となると見る側が身構えてしまいますね。主要キャラが全員生き残るというラストは逆に意外性が有った。 5点(2004-08-24 09:20:16) |