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たくわんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 喰わず嫌い無し! ジャンルを問わず何でも観ます。

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301.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》 
ラスト、意識だけの存在となった本郷健が一文字隼人に言う「風を感じさせてくれ・・・」と言う台詞を聞き、 まだ幼い頃に原作漫画を読んだ時の記憶が忽然と且つ鮮明に蘇って来て驚いた。 私自身がバイク乗りと言う事も多分に影響している事は否定しないが、「シン・ウルトラマン」よりも 遥かに面白かったと思った次第。
[映画館(邦画)] 7点(2023-05-08 10:18:35)
302.  ちひろさん 《ネタバレ》 
終始緩やかに話が進む(でも登場人物全員何らかの影が有る)所は原作のエッセンスを上手く継承出来ていると思います。 原作は本当に良い作品なので、本作を観られた方は是非原作にも手を延ばしてみて下さい。 有村架純は大物女優の体を成してきた様な。
[インターネット(邦画)] 7点(2023-03-03 13:39:09)
303.  マリー・ミー 《ネタバレ》 
古今東西老若を問わず、ほぼ例外なく世の中の男共が夢見る事、それは「格差愛」。 「ローマの休日」「ノッティングヒルの恋人」そして「7月7日、晴れ」(←これを出すな?笑)等々、 もはや普遍とも言えるこのテーマを、未だにイケイケのジェニロペと少々くたびれ気味(失礼!)のオーウェン・ウィルソンが新たに映画化。 全編どこかで観た様なシーンの連続ながら、本作はオーウェン・ウィルソンの少々疲れたその存在が良い具合にリアリティさと何とも言えない安堵感を作品にもたらしてくれています。 台本無し・ぶっつけ本番で臨んだであろう電撃婚発覚後の記者会見のシーン、魑魅魍魎が跋扈するマスコミのインタビューアー達への彼のコメントは、数学教師をしながら真面目に人生を生きて来た設定の彼のキャラが反映された、とても良いシーンだと思いました。 中々のお勧め作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-02-10 11:38:17)(笑:1票)
304.  ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行 《ネタバレ》 
上映時間が長いのが玉に瑕ながら、制作者の映画愛溢れる秀作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-02-10 11:24:57)
305.  ほんとうのピノッキオ 《ネタバレ》 
至極真面目な語り口が何とも言えず心地よい作品。 世界中に名の知れた説明不要の童話を今の時代に送り出す作り手側の熱意が感じられる。 木彫りの人形、お猿さん、マグロ(!)、コオロギ等々、特殊メイクが本当に手が込んでいて感心。 今更ながら、「よく考えて行動する事」「人の忠告は聞く事」を肝に銘じたい。  それにしても、本作で久しぶりにロベルト・ベニーニさんを拝見した。 元々どちらかと言うと老け顔な風貌が、ライフ・イズ・ビューティフルの本国公開から実に22年(2019年時点)の歳月を経て 素敵な歳の取り方をしたんだなぁと思える味のあるお顔になられていて、これだけでも加点。  私、ロバに弱いんです。 長いまつ毛に愁いを帯びた黒い瞳。何故かいつも悲しそうに見えるあの顔。 お金と場所が有るなら家族に迎え入れたい動物の筆頭です。 なので、足を怪我したロバ(=ピノッキオ)が石を括りつけられ海に沈められるシーンは見ていられませんでした。 海中シーンは当然CGなのかと思いますが、崖の上で見せる恐怖の仕草は本物のロバなのかと。 映画とは言え、胸が締め付けられる一瞬でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-02-02 16:51:18)
306.  ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY 《ネタバレ》 
【前置き】 「ボヘミアン・ラプソディ」の世界的な大成功を受けてなのか、本作の様な音楽界の偉人達の半生を綴る伝記映画が増えた。 客層は題材として取り上げられた人のファンや興味のある人が殆どだろうから、「その人」のファンが多ければ多い程、 言い換えればメジャーな人物が題材で有ればある程度の興行収入は予想できる。 オリジナルの演奏シーンやコンサートの様子も元々が観客に訴えかける事を目的に作られているから、作品に華を添えやすく感情移入もし易いので、この手のジャンルは映画製作者側に取っては手堅い部類なのかも知れない。  【本題】 とても丁寧に作られた作品です。 鑑賞される方は可能ならばご本人のMV等を一通り見直しておくと、その丁寧度合いが判るかと。 主演のナオミ・アッキー氏はご本人には全く似ていませんが、歌唱力の有る女優さんと言う事で起用されたとの事。 実際、ボイスオーバーが物理的に出来ない(音源が残っていない)リハーサルや次の曲を決めるシーンでの歌唱力は見事なものでした。 但し、「ボヘミアン・ラプソディ」の様に物語が進むに連れラミ・マレックの顔が段々フレディ本人に見えてくると言う様な映像のマジックまでには至らなかったのが残念な点です。 ホイットニー・ヒューストンの晩年は各種報道等で知られている様に、率直に言うと不幸なものでした。 一度頂点を極めた彼女が阿保な旦那の影響で落ちぶれて行く様は不憫でしか無く、 亡くなられてからまだ年数が浅い事も有り彼女のファンは観ていて堪らない気持ちになるでしょう。 実際、隣に座っていた妙齢の女性は途中から嗚咽されていました。 全盛期の彼女の輝きをライブやMVとは違った形で改めて見せてくれると言う点では本作は成功したのかと思いますが、 明るい気持ちで劇場を出る事が難しい評価が割れる作品だと思います。  新年明けて間もない1/3に鑑賞した本作、劇場は何と満員でした。 私も含めた殆どの日本人にとって、ホイットニー・ヒューストンを知るきっかけになったのは映画「ボディガード」だと思います。 実際、ホイットニーが「ボディガード」への主演をオファーされるシーンで明らかに劇場の雰囲気が変わりました。 まだバブルの残り香が日本にも残っていた時代に公開された「ボディガード」の爪痕と言うか、 日本に与えた影響を少々変わった形で思い返す貴重な経験が出来ました。
[映画館(字幕)] 7点(2023-01-16 18:06:15)
307.  アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
キャメロン監督の意気込み・気合が全編から煩わしい位に迸る文字通りの力作。 IMAX 3D HFRで観なければ本作の本当の価値は判らない、と言い切っても良い位。 だがしかし... 残念ながら一作目程は受けないだろう。 冒頭に記載した過剰なまでの意気込みと気合に観る側がどこ迄付き合えるか?で本作の評価は決まる。 私自身は、残念ながら途中で織り込まれるあからさまな捕鯨批判の描写(とにかく執拗極まりない)を目の当たりにし、 正直な所、「はい、貴方の言いたい事は良~く判りました」と辟易した思いだった。 それでもまだ、本作には敢えて劇場に足を運ぶ価値が有ると私は信じる。 それ程までに、本作の海中3D描写は本当に素晴らしいものだった。
[映画館(字幕)] 7点(2023-01-09 16:02:05)
308.  グレイマン 《ネタバレ》 
ながら観のつもりが、いつの間にか集中して観てました。 テンポも良く一気に観させてくれます。 ライアン・ゴズリングはこの手のキャラが定番化してきましたね。 ブレードランナー2049のキャスティングは適役と思いましたが、 どんな危機を迎えても「この人ならなんとかしちゃうんでしょ」と思わせてしまうのは、 役者本人に取って果たして良い事なのか... 難しい所です。 嬉しい誤算はクリス・エバンス。 今迄のスーパー良い人役で鬱積したストレスを一気に解消するかの様な非人道極まりない明るい悪役を、 本当に楽しそうに演じてます。 物足りないのはクリス・エバンスの退場の仕方。 あそこまで悪役に徹していたのだから、最期はライアン・ゴズリングに徹底的に痛めつけられてから退場すべきだったかと。 あの展開で銃でバン!は無いです。(続編で実は・・・なんて展開は勘弁して貰いたい) 蛇足:ジェシカ・ヘンウィックはやっぱりREBECCAのNOKKOに瓜二つ。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-08-02 09:38:41)
309.  オールド 《ネタバレ》 
この監督さんの場合、常に「シックス・センス」と比較され、一般人が思い付かない様な奇抜なオチを期待されるのが何とも可哀そう。 本作単体でみれば普通に面白かったです。 幼い娘さんが急成長しちゃっただけでなく、なんとまあご懐妊までしちゃってテントの中から登場するシーンは意表を付かれました。 一歩間違えば趣味の悪いコントになりかねない様な描写ながら、前振りが効を奏して気味悪くも印象深いシーンになってました。 私的には主人公夫婦が年老いていく描写も印象深いものでした。 旦那さんは目が見えなくなり、奥さんは耳が遠くなる。 普通はゆっくりと訪れる老化現象が短時間で現れた事への絶望的な思いと、それを受け入れざるを得ない妙に達観したかの様な描写は、私と妻の将来を考えるきっかけになりました。 オチはこの監督さん特有のズッコケ系では無く極めて真面目なもの。 このオチをどう捉えるかはこの(出たがりの)監督さんの何が好きなのか次第で評価が判れるのでしょう。 星新一や初期の藤子不二雄の短編と同じテイストで、私的には充分有りでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-13 12:09:10)(良:1票)
310.  ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 《ネタバレ》 
サム・ライミ監督作品と言う事も有り鑑賞。 お約束のブルース兄貴登場、やはりおいしい所を持って行く。  GODZILLAの頃から可愛い女優さんだなとAvengers~TVシリーズ含め注目していたエリザベス・オルセン。 真の主役は私だと言わんばかりの大活躍。ライミ監督らしいホラー味の演出も有りほぼ出ずっぱりで眼福。 それにしても全く救い様のない幕の引き方はかなり不憫。 兄貴は短命、愛する人の命を自ら奪い天涯孤独の身。 そりゃあ直接の原因を作ったストレンジを敵視するのも無理は無いが・・・ マルチバースの設定を上手く活用して復活出来ないものか? 本人が幕引きを希望したのなら止むを得ないが。  それにしても、際限なく風呂敷を拡げ続ける本作関係者の貪欲さ・情熱には恐れ入る。 これで次作以降は今迄「諸般の事情」で関係性を持たせられなかった例の四人組や、 鉤爪お兄さん達の登場も有り得る展開になってきた。 と言う事は、「俺ちゃん」との繋がりも充分考えられる訳で、果たして本シリーズ完結(するのかな?)まで 果たして私は生きているだろうか?などと余計な心配までする始末。  勿論私は気力と財力の追いつく範囲でフォローし続けますよ。
[映画館(字幕)] 7点(2022-05-09 09:38:01)
311.  アネット 《ネタバレ》 
レオス・カラックス作品を観るのは前作「ホーリー・モータース」以来。 私はバリバリのカラックス監督のファンでは無いのでこの場で蘊蓄を並べるのは他の皆様にお任せしますが、 あくまでも前作との比較と言う意味では、「(前作に比べると)かなりまともな作品だなぁ」と言うのが最初の感想。 その反面、前作では観客各々が判らないなら判らないなりに、目の前で繰り広げられる音と映像を追いながら 何を言いたいのかを自分なりに考察する一風変わったスリリングな体験が出来ましたが、本作ではその類の面白みは減少した様な。 詳細は伏せますが、本作で最も映像表現に力を入れなければならないと思える存在を〇〇〇〇にしたのは物凄く興味深い所。 本物の○○〇や〇〇を使ったらクレームが付くのは必至なので、本作の表現方法は止むを得ない事だったのかも知れないが、 結果としてその方法が余計に本作の寓話性を強調する事に効果を発揮している様に思えて面白かった。  他、幾つか列記します。 1.アダムドライバー、人気者ですね。歌は決して上手いとは言えないけれど適役だったかと。 2.マリオン・コティヤールさん、貴方の大ファンとしては只一言「有難うございます」とだけ言わせて頂きます。   (この感想の意味は本作を観れば判ります爆)。 3.私の映画体験上では〇〇〇シーンをミュージカルにしたのは、年齢制限が付くそれ系の専門作品以外では本作が初めて。   もしかして史上初? 4.いくら撮影とは言え、雨の中ノーヘルで二人乗りは危険ですよ。   (2022/4/9 立川シネマシティにて鑑賞)
[映画館(字幕)] 7点(2022-04-19 18:12:30)
312.  ウエスト・サイド・ストーリー(2021) 《ネタバレ》 
【前書き】 実は旧作に関しては殆ど記憶が無い。 鑑賞したのはたった1回のみ、それも数十年前のTV放送・日本語吹き替え版。 やたら長く感じたのと、マリアの声を担当していたのが確か大竹しのぶで、 子供心に「ずいぶん棒読みな声優さんだなぁ」と漠然と思った位しか記憶していない。 翻って本作、鑑賞の理由は大きく2つ有り、一つはスピルバーグ監督作だからと言うもの。 今この時代にスピルバーグが本作を自らリメイクする事を決めたのは、 企画立案当時のトランプ政権がもたらしたあらゆる事の分断を主に、 スピルバーグなりの何らかの主張がしたかったからでは?と考えた事と、 某音楽配信サービスで偶然耳にした曲「Maria」「Tonight」の歌詞がベタな内容ながら その美しい旋律も有りやたらと印象に残り、劇場の大スクリーンで体験すべきだと思ったから。 劇場公開も終盤となり、近隣の映画館では1回/日の上映まで回数が減らされていたが お客さんの入りは約8割、リアルタイムで旧作を楽しんだと思われる年配の皆様も多かった。  【本題】 TVで観た旧作の全てを仔細に覚えている訳ではないのだが、かなり忠実に旧作に倣った作品に纏めている印象を受けた。 序盤のダンスホールでの群舞シーンは劇場鑑賞で無ければ迫力の半分も伝わらないのかと思う。 内容的には私が歳を取った(齢54)のが一番の影響だと思うが、終始刹那的に行動する若者達に対し、 共感と言うよりは保護者の一人になった様な不思議な感情・感覚を覚えた。 そして、教科書的な感想になってしまうが本作が絶望的な迄に悲劇に徹している事を通じて、 「争い」は誰も幸せにはしない事を改めて思い知らされた。 それが例え若気の至りが招いた悲しい殺人事件だとしても、一人の狂った独裁者が独善的に自らの砂上の楼閣を世界に誇示せんが為の戦争だとしても。 人間は生物だ。なので同類が増えすぎると自らの生存本能の一環で野生動物と同様に「数を減らす」行動に出るらしく、 始末の悪い事に食物連鎖の頂点にいる為、口減らしの為に愚かにも戦争をするのだと言う文献をだいぶ前に読んだ事が有る。 本作のラストは文字通り登場人物の全員を不幸のどん底に叩き込んでいる。 愛する婚約者を失う、兄と恋人を一度に失う、将来を楽しみにしていた若者を目の前で失う、将来有望な理系の学生が殺人の罪を犯すことで将来を棒に振る... リメイクするならば登場人物の再生の一端を描く様な事も出来たと思う。 でも敢えてそうしなかったのは、旧作に対するスピルバーグの尊敬の表れと、上記述べた様な人間の愚かさを敢えて前面に押し出し、 過去の名作リメイクの形を借りて鑑賞した皆に色々と考えさせたいとスピルバーグが考えたからではないだろうか。 劇場から自宅に向かうバスの中、スマホで「Maria」を聞きながらいろいろな考えが渦巻いて私は叫びだしそうになってしまい焦った。 鑑賞前はまさかこんな気持ちになるとは思ってもいなかった。 これも映画の醍醐味の一つなのだろう。 戦争反対。ウクライナに平和を。  追伸 街の陰影を強調したエンドロール、素晴らしいです。
[映画館(字幕)] 7点(2022-03-21 10:32:49)
313.  ポンペイ 《ネタバレ》 
作品の出来に於いて良し悪しの振幅が大きいポール・WS・アンダーソン作品、 前評判もどちらかと言うと悪い話ばかり聞いていたので大きな期待はしていなかったが、 随所に「300」「グラディエーター」の影響が見え隠れはするものの、 復讐に燃える若きグラディエーターと悲劇のヒロインの物語は中々の見応えがある作品だった。 (題材が題材だけに、「面白かった」とは安易に書けない)  これで主役の二人があの未曽有の火山噴火被害から逃げ延びる様な幕引きだったら一気に評価が下がるが、 徹底して悲劇的な幕引きに徹したのは、ポール・WS・アンダーソン監督なりの悲劇的な大惨事への 気持ちの表れなのかと思った。  惜しむらくは、終盤、ヒロインの髪の毛が熱でチリチリになりドリフのコントの様だった事。 不謹慎ながらクスッと笑ってしまいましたよ、私は。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-04 17:19:14)
314.  ドリームプラン 《ネタバレ》 
2022/3/28追記 祝! ウィル・スミス念願のアカデミー主演男優賞受賞!! と素直に書けない状況になっちゃいました。 なんだかなぁ・・・ ------------------------------------- 私の周りに実際にこんな人が居たら面倒くさいだろうな...と思わせるクセの有る実在の人物をウィル・スミスが好演。 随所に出てくる自らの出自や生い立ちに絡めての娘や妻への説教シーン、確かにくどいがビーナス&セリーナ姉妹が テニス界に於いて黒人を代表している様に、ウィル・スミス自身も俳優業で長年黒人代表の看板を背負って来た訳で、 その少し醒めた様な眼の光も併せて尋常ではない説得力が有った。 個人的には「インデペンデンス・デイ」以来のファンなので、オスカーあげてもいいかなと思う。 奥様役の女優さんは初見だが、この方も素晴らしい演技をしていた事にも触れておきます。
[映画館(字幕)] 7点(2022-02-28 11:19:44)
315.  リトル・シングス 《ネタバレ》 
【以下、強烈にネタバレしています】  不条理だ。 事件は全く解決しておらず、(因果応報とは言え)死なずに済んだ一人の男が死に、 墓場まで持って行かなくてはならない心の闇を抱える男がまた一人増えただけ。 この様な事件、それこそ世界では履いて捨てる程発生しているのだろう。 何とも言えないやるせなさを感じる骨太の作品だった。  それにしてもデンゼル・ワシントン、貴方の演技は本当に最高だ。 赤い髪留めをあのシーンであの様に使うとは...絶句。 そしてジャレッド・レト、観る人に強烈な印象(とミスリードを)を否が応でも植え付けるその印象ときたら! この二人に比べると、新進気鋭のラミ・マレックがひよっこのお子ちゃまに見える。  奇しくも本作はアカデミー受賞歴の有る俳優陣が豪華競演。 日本でのDVDスルーは勿体ない。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-14 13:17:41)(良:1票)
316.  ブラック アンド ブルー 《ネタバレ》 
見えてくるのはあくまでも表面的な北米分断の一コマ。 行間に北米の現状に対し見て見ぬフリをしている政治家たちへの製作者の怒りが垣間見える。 一応は勧善懲悪的な幕切れを迎えはするが、実は何も解決出来ていない事に気が付き暗澹たる気持ちになる。 骨太なクライムアクション、観て損はしない。  不愉快極まりないチンピラ警官の最期があっさりしすぎているのが減点要因。 あそこはもっと執拗に描かないと。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-16 13:19:04)
317.  まともじゃないのは君も一緒 《ネタバレ》 
成田凌と清原伽耶なんて意外な組み合わせだと思ったが、これがどうして。 終始噛み合わない二人の一風変わった掛け合いを観ているこちらは終始ニヤニヤしっぱなし。 成田凌と言う役者さんの事は「弥生、三月 -君を愛した30年-」で初めて知ったが、中々の芸達者とお見受けした。 清原伽耶もコメディエンヌとしては及第点以上ではなかろうか。 二人とも今後に更に期待したい次第。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-02 13:20:54)
318.  DUNE デューン/砂の惑星(2021) 《ネタバレ》 
【前書き】 皆さん同じ様な感想をお持ちの様で思わずニヤリとしてしまいます。 幸いにして世界的に本作の興行成績は総じて良い様です。 まだ油断はなりませんが、今後暫くは本作に稼いで頂き是非とも続編作成にGOが掛かる事を願う次第です。 コロナ禍がとりあえず?見せかけの?落ち着きを見せている中、 大画面での映像体験に飢えていた映画ファンに取っては本作は半ば贈り物の様な作品なので、 私個人的には続編は観られるものと期待しています。  【本題】 総じて期待以上だったと思う。 DUNEはリンチ版の映画・少し前に放送されたTV版共に決して駄作・失敗作では無かったと私は思っている。 それぞれ製作者・監督の個性が色濃く出た、評価に値する作品だった。 では何故、今本作を大金を掛けて映画化するのか? それはやっぱり、スパイダ-マンと同じで「いまの技術でこれ映画化したら凄くね?」と皆が思ったから。 DUNEは数多のSF作品に有形無形に影響を与えた偉大なる古典SF作品だ。 (特にスター・ウォーズ) 皆それぞれ本作には強い思いが有り、特にドゥ二・ヴィルヌーブ監督は「メッセージ」と言う人間の情感に強く訴える 傑作や、「ブレードランナー2049」が好意的に受け止められた事も有り、本作には並々ならぬ思いが有ったと想像できる。 つくづく勇気の有る監督さんだと思う。 出演されている俳優さんも責任の重大さを十分理解しておられるのか、皆さん熱演で見応えがあった。 特にお后様を演じたレベッカ・ファーガソンが素晴らしく、その画面への露出量(イヤらしい意味ではない)が 主人公以上かと思えるくらいの量だった事も有り、まさしく影の主役と言っても良いかと。  マイナスポイントを幾つか 1.ハンス・ジマーの音楽が大袈裟で終盤は食傷気味になった。  2.最後のゼンデイヤの台詞、あれこそまさに本当の蛇足。 冒頭にタイトルと同時に"PART ONE"の文字が出るのだから、   あのタイミングであれを喋らせるのはセンス無さすぎ。少年ジャンプの最終回じゃあるまいし。  この作風のままでPART TWOが語られるならば私は大いに期待したい。 本作が「天国の門」「ジョン・カーター」の様な扱いにならぬ事を強く願う次第。 (念の為ですが、「ジョン・カーター」は大好きな作品です)  最後に、本作を観る方で予備知識皆無の方は背景だけでもWikipedia等で確認される事を強くお勧めします。
[映画館(字幕)] 7点(2021-10-18 15:32:51)(良:2票)
319.  ザ・ハント(2020) 《ネタバレ》 
正直に書きます。 予告で観た主人公のお胸が強烈に印象に残り、その勢いで本作鑑賞しました。 はい、私は只のスケベオヤジです。 グロ描写満載、人が死ぬ死ぬ。 極度に観る人を選ぶ作品ですがスピーディな展開で終始不機嫌そうな主人公の魅力も有り最後まで一気に観れます。 誤解を生む表現ですが、色々な意味で「面白い」作品ですよ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-12 11:00:32)
320.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 
「一発屋」の下馬評を見事に覆し、気が付けば5作も超大作の主役を張る。 これは周囲の協力は勿論、ダニエル・クレイグ本人の努力無しでは絶対になし得ないもの。 何はともあれご苦労様でした、と言いたい。 肝心の作品の方はスケールの大きな如何にも007シリーズらしいもの。 劇場により差はあるのかも知れないが、音響も素晴らしいものだった。 脇を固める共演陣も盤石の構えで、新007やCIAエージェント等魅力的なキャラばかり。 しかしながら、本作のジェームズ・ボンドは引退興行で有る事が最初から判っている影響なのか、 妙に饒舌でなんとも言えない違和感が。 終盤の展開も「実は生きていた」と言うどんでん返しを自ら潰していく様な流れ。 真面目一徹な展開だったスカイフォール後、新Mやマニーペニーの登場で往年の007らしい軽妙酒脱な味が多少は戻ってきたので、 「そこまで追い込まなくても...」と正直思った。 ダニエル・クレイグの007物語としては美しい終幕ながら、何と言うか「お仕着せ感」が終始ぬぐえなかった。 世界を牛耳る巨大な悪の組織で有る筈のスペクターが瞬殺されたり、設定と脚本に無理や粗が多い様に思えた。 それにしても、次にこのシリーズで主役を張るのは一体だれなのか。 関係者は相当なプレッシャーを抱えている筈だが、期待して続報を待ちたいと思う。  蛇足 ダニエル・クレイグ版ボンド私的ベスト5 5.スペクター 4.ノー・タイム・トゥ・ダイ 3.慰めの報酬(すみません、オリガ・キュリレンコ推しなので爆) 2.スカイフォール 1.カジノ・ロワイヤル(エヴァ・グリーン!!)
[映画館(字幕)] 7点(2021-10-04 13:52:35)
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