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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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301.  クロニクル 《ネタバレ》 
力を持たなかった故に虐げられた者が無敵の力を得て暴走してしまう。 それは超能力であろうと権力であろうと、ありがちな落とし穴なのかもしれない。 アンドリューの荒んだ家庭環境と鬱屈した性質が、頂点捕食者としての驕りと破滅につながった。 三人のエスパーが悪と対決して超人的な活躍を見せる話ではなく、友情が描かれたり自分の弱さに負けてしまったりとテーマも身近で人間的。 その分リアルでとっつきやすいSFものに仕上がっている。
[DVD(吹替)] 7点(2013-12-16 19:41:03)(良:1票)
302.  横道世之介 《ネタバレ》 
世之介はちょっと変な奴だけど何でも受け入れてくれるような温かさと大きさがあり、自分も関わりたくなるような魅力のある人物。 その人生の回顧録だが、さわやかなノスタルジーに包まれる。 大きな事件が起きるわけでもなく淡々と物語は進む。 青春時代のアルバムを見返すような穏やかな時間。 じんわりとくる温かな気持ち。 2時間40分はやっぱり長いが、退屈するほどではなく後味は良い。
[DVD(邦画)] 6点(2013-12-12 19:13:57)
303.  サニー 永遠の仲間たち 《ネタバレ》 
中年になった現在と女子校時代を交錯させながら描かれる女の友情物語。 学生時代に思い描いた将来とはかけ離れた現在に、抱くやりきれない思い。 それでも、輝いていたあの頃を思い出し、忘れていた何かを取り戻すのはよくあるストーリーだが共感しやすい。 最終的にはグループのリーダーだったチュナの遺言&遺産によってメンバーが救われるが、ファンタジーのようなハッピーエンドに感じられる。 サンタからのプレゼントのようなものだけに、努力して自力で勝ち取ったものよりも重みや感動に欠ける印象。 ベタ中のベタといった青春映画だが、照れずにやりきったのは韓国映画だからか。 邦画だとひと昔前ならともかく、今ならとても照れ臭くてできないテイストかも。
[DVD(吹替)] 6点(2013-12-03 20:08:45)(良:1票)
304.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 
死亡した男の脳が8分間過去の仮想空間にアクセスするだけではなく、リアルなパラレルワールドを作り出すアイデアはSFとして秀逸。 ただ、最後はストップモーションのところで終わったほうが余韻の強いものになった気がする。 皆が救われた奇跡のハッピーエンドに見えるが、ショーンの意識がコルターに上書きされたとしたら、乗っ取られたともいえるのでショーンだけが救われていないような。 それを考えても、奇跡が起きる前で終わったほうが哀しくも美しいラストできれいな締めくくりになったはず。
[DVD(吹替)] 7点(2013-11-22 20:22:39)(良:1票)
305.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 
まえだまえだが主人公ということであまり気が乗らなかったが、観てみると予想外だった。 是枝監督が子役の魅力をうまく引き出しているようだ。 どうせ子どもの健気さに打たれた別居中の夫婦がヨリを戻す話だろうと思えば、そういうベタな展開ではない。 自分の生活より大事なものを持って欲しい、たとえば音楽とか世界とか――オダギリ扮する父の言葉は客観的には甘い自己弁明ともとれる。 でも、息子(兄)にはじんわりと効いてくる。 兄が個人的な家族の祈りを叫ばずに世界のことを考えたのは、父の言葉を理解できるだけ成長した証し。 少年や少女たちのしなやかな成長がうかがえる佳作だ。
[DVD(邦画)] 7点(2013-11-18 20:57:12)
306.  別離(2011) 《ネタバレ》 
誰も悪くないような、誰もが悪いような…。 描かれているのは善と悪というステレオタイプではない、どこにでもいるリアルな人間の不幸。 相手を責め、自分の責任逃れをするエゴイズムは、誰でもこうなる要素を内在しているのかも。 愛する者を守りたいがための嘘が絡み合って、どうにも解けなくなってしまった糸のような状態。 認知症の親の介護、事故による流産、リストラによる生活苦など他人事とは言い切れないことだし、一つ歯車が狂えばなかなか元には戻らない。  イランが舞台ということで、貧困と宗教が絡んだリアリティに圧倒される。 敬虔なイスラム教徒のコーランへ誓うことの重さは想像以上で、物語のキーにもなっている。 神に誓っても嘘がつけるところでは成り立たないストーリーで、イスラム社会の特性がうまく生かされている。 チャードルで妊婦がどうかわかりにくくなっているのもそう。 街並みも含めて異国情緒や文化が色を添える。  互いに傷つけあう裁判や夫婦の諍いは、醜さと痛みがびんびん伝わってくる。 夫婦ともに娘をとても大切に愛していながら、それでも夫婦間を修復できずにその大切な愛する者を傷つけてしまう。 一番の被害者は子どもで、なす術のない様が哀れを誘い、後味の悪さが尾を引く。 ラストシーンでは、娘の審判を待つ夫婦は廊下の両サイドに分かれて無言、開かれたドアの向こうにいる相手に目も合わせない。 そのドアを何人もの人々が通り過ぎていく。 ほんの少し歩み寄れば簡単に通れるのに、その距離は永遠に届くことのないほど離れて感じられるという見事な演出。 脚本も兼ねたファルハディ監督の才能がうかがえる。  娘が両親のどちらを選んだか明らかにされていないが、娘の涙は両親の修復をついに諦めた惜別の涙に思える。 父の元にいたのは母に戻ってもらいたかったからで、修復不可能だと悟ったなら母のところにいくのだろう。 父を守るために心ならずも偽証までした優しい娘だから、父を見放してしまった自分を責め続けることになるかも。  判断を観る人に委ねる曖昧な描き方はずるくて好きではないけれど、この作品の場合は描く必要がなくこうしたラストがふさわしい。 緻密に構成された完成度の高い作品だが、残念なのは娘が11歳の設定なのに全然そう見えないこと。 どうしてそんなキャスティングをしたのか不思議だったが、娘役が監督の実娘だったとは…。
[DVD(吹替)] 9点(2013-11-12 18:00:15)(良:2票)
307.  ポテチ 《ネタバレ》 
伊坂幸太郎原作の映画で感じるのは伏線がきちんと張られた構成の巧みさと少し漫画チックなキャラ設定。 この作品もそう。 冒頭の健康診断の話、車中のポテトチップでの涙、尾崎への異常な肩入れなど、謎を提示しながら引っ張るのがうまい。 主人公の母と若葉の会話にも、女の子との取替えや飲み放題への切り替えができなかったことがヒントになっていた。 最後まで観るとすべての意味がわかってスッキリ。 ニュートンや三角形の内角の和のエピソードも効いているし、エンドロール中のオチもオシャレに決まった。 ただ、デフォルメされたようなキャラが多いので、リアリティがなくて違和感を覚えるところがある。 また、血液型を知るのが遅いことやホームランなどご都合主義的、予定調和的なところも目につき、ファンタジーっぽくさえある。 役者では木村文乃が魅力的。 1時間余りの短い作品なのでアッサリした印象。 こってり本格派の濃厚な作品が好みなら拍子抜けするかもしれないが、これはこれでアリかと思える。
[DVD(邦画)] 6点(2013-10-22 00:14:17)(良:1票)
308.  アーティスト 《ネタバレ》 
ストーリー設定とサイレントという表現方法をシンクロさせたのはアイデアとして面白い。 ただ、チャップリンの時代ならともかく、今の時代にあえてモノクロでサイレントを作る意味はそれほど感じない。 ラストを効果的にするための長い前フリともいえるが、あくまで企画ものの印象が拭えなかった。 ストーリーとしてはシンプルで流れに乗りやすくサイレントには合っている内容。 時流から取り残される悲哀にラブストーリーが絡んで感情移入できる。 女優がもう少しかわいければよかったのに。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-20 21:32:42)
309.  アルゴ
実話物で結末はわかっているのにハラハラさせられる。 ギリギリで切り抜けていく演出がうまい。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-18 00:57:09)
310.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 
爽やかでウェルメイドなストーリー。古典の名作に通じるものがある。 親子の葛藤、廃業状態だった動物園の再生、妻を亡くした喪失感の克服、動物や自然との触れ合い、新しく生まれた恋。 いかにもといった風な王道のアイテムで構成されていて、ベタで安定感はあるけれど新しさという意味では物足りなさはある。 プラス思考のメッセージが強く、奇跡を生む「20秒の勇気」は力を与えてくれる。 マイナス思考から抜け出したいときにはオススメ。
[DVD(吹替)] 6点(2013-09-16 08:38:24)
311.  最強のふたり
とてもいい話だけど、少し冷めた目でみると障碍者でも資産家だから成り立つ部分もあって。 それでも、二人の友情は温かで優しい気持ちにさせてくれる。 隔てのないドリスの憎めない言動とフィリップの笑顔がいい。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-15 00:49:50)
312.  ヘルプ 心がつなぐストーリー 《ネタバレ》 
ヒリーがこれ以上ないほど嫌な白人女として描かれる。 だからこそ、食べ物に汚物を入れるという復讐が正当化されるようにも感じる。 それが狙いだったろうけど、やっぱりこの方法は陰湿で卑劣だから引いてしまう。 もっと別の方法でやっつけて溜飲を下げてもらいたかった。 登場人物が少しステレオタイプの嫌いがあるため、もう一つ差別の深いところに切り込めていないような…。 その反面、差別をテーマにしながらどこかユーモアと軽さのようなものがあるので、この種の映画にありがちな重苦しさはない。 黒人メイドと白人の子供の親子のような絆にはホロッとさせられる。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-04 19:07:33)(良:1票)
313.  メタルヘッド 《ネタバレ》 
ヘッシャーは三池監督の『ビジターQ』に出てくる崩壊家庭に居候する謎の男を彷彿させる。 イカれたジャンキーのようなメチャクチャの危ない男だけど、結果的には家族の再生に力を貸すことに。 典型的なアンチヒーローで、リアルでは関わりたくないけどキャラとして面白い。 玉を一つ失くしたというスピーチは場違いでちょっと笑えるんだけど、その後のお婆ちゃんとの散歩の約束を守るシーンは胸に迫るものがある。
[DVD(吹替)] 7点(2013-09-02 20:18:11)
314.  インシテミル 7日間のデス・ゲーム
似たような設定のヒット作に続こうとの下心が見えるが、内容ははるかに及ばない。 リアリティも緊張感も意外性もない。
[DVD(邦画)] 2点(2013-08-27 20:37:46)
315.  悪魔を見た 《ネタバレ》 
猟奇殺人鬼の餌食になった婚約者の復讐に血眼になるイ・ビョンホンが鬼気迫る。まだ半分もいかないうちに犯人をボコボコにしてしまって、その後どう続けるのかと思ったが、泳がせておいて段々と苛酷な制裁を加えていくという展開が新鮮。 街中で猛獣を捕らえてはまた放つようなものだから、放たれた猛獣の犠牲になる者も出るが、そんなものは知ったこっちゃないってことか。 ムチャクチャなやり方だし、結局また大事な人が犠牲になるという愚行でしかない。惨殺された婚約者の妹までもレイプ殺人鬼の餌食にされてしまった。主人公としてはあまりに思慮が足りなすぎて重みがないのが引っかかる。 チェ・ミンシクの極悪人っぷりは生々しい。瀕死のジュヨン(オ・スナ)の懇願もまったく意に介さずに目的を遂げるシーンはインパクトがある。鬼畜のような悪党とバイオレンスを描くと韓国映画は凄みを感じさせる。ストーリーに深みはないものの、最後まで引きつけられてしまう。
[DVD(吹替)] 6点(2013-08-19 20:35:31)(良:2票)
316.  ブルーバレンタイン 《ネタバレ》 
出会いから結婚までの燃え上がった恋愛期と別離に至るまでの倦怠期を並行して描いていて、そのギャップが激しいのでどちらも引き立つ演出。 女の気持ちが離れていく様子が生々しく、焦る男の行為が逆効果でそれに拍車をかける。 自分の子でもないのに一緒に育てる決断をしてかわいがってくれた夫を、結果として捨てる形。 なので妻の身勝手と見られるかもしれないが、夫は見限られるようなことをしていて、しかもそれに無自覚であることが痛い。 男女の隙間風がどんどん悪化して壊れてしまうときはこんなものなのだろうと感じさせるとてもリアルな描写。 やり直せない関係に至るまでの心理が伝わってきて、冷めきった愛の狭間でいたいけな子供がたまらなく切ない。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-17 19:45:50)
317.  サラの鍵 《ネタバレ》 
サラと弟との悲劇的な顛末や、その影をずっと引きずったサラの生涯はあまりに悲しい。 ホロコーストの狂気が荒れ狂う中、サラを助けた人達には心を揺さぶられる。 亡き母のことを何も知らなかったと呟く息子と同じように、子供というものは親の歩んできた道を知ってるようで知らないのだろう。 サラの名をつけた子供の存在が、サラの生きた証しのように救いとなってくれる。 ただ、主人公の産む産まないのゴタゴタはメインストーリーにそれほどリンクしているように思えない。 ジュリアにいまひとつ魅力を感じなかったのが残念。
[DVD(吹替)] 7点(2013-07-14 23:52:57)
318.  キック・アス
こんなに可愛くて強い殺人マシン少女は見たことない。 日本物では『あずみ』が思い浮かぶが、本作のほうがエンターテンメントに徹して突き抜けた感じ。 グロも不快ではなく痛快で、悪党のヤられっぷりが心地よい。 クロエありきの映画だけど、他のキャストもなかなかいい。 それにしてもヒーロー願望の強い国だな、アメリカは。
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-13 22:32:36)(良:1票)
319.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 
なんだろう、この切ないようなほろ苦いような気持ちは。 胸の奥のどこかが微かに痛くなる感覚。 キャラの描き分けが巧みで、登場人物の誰かに感情移入できるようになっている。 高校生の青春群像が等身大で、セリフもリアルでいい。 時系列を前後して視点を変えながら描いているで、群像劇が立体的な質感をもって迫ってくるよう。 ゾンビの逆襲は笑えたし、センスの良さが散見される。 沙奈にめちゃくちゃムカつくが、ということはキャラがしっかり描けている証拠だろう。 でも、桐島一人の動向がこんなに波紋を呼ぶなんて、その影響力は誰もが羨むようなもの。 そんな学園のスターにも人知れず悩みがあったようだけど、贅沢いうなよ。
[DVD(邦画)] 8点(2013-07-10 22:25:09)
320.  バスルーム 裸の2日間 《ネタバレ》 
ライター志望の女学生は老コラムニストから学ぼうとアフローチするが、相手は女学生の体にしか関心がない。 マリア・バルベルデの相手役の老人がずーっとしゃべっててウザいことこの上ない。 下心まるだしの鼻持ちならない人間で、たるみきった皮膚にも嫌悪感。 知識人ぶった持論をもって文学や政治を理屈っぽく語り続けるが、それと並行して終始セックスさせろと言葉を変えながら口説いている。 哲学的なことを語っているかと思えば、それはいつの間にかおまえは俺とセックスするべきだという結論にこじつけられる。 これがあまりにしつこくあけすけで、必死すぎるその姿にだんだん笑えてくる。 恥も外聞もなく老醜そのものだが、そこまで開き直ることのできる強さと鈍さが女の心を揺り動かす。 そんなにヤリたいならヤラせてあげると根負けしたか。 バカな女が屁理屈説教ジジイとセックスしちゃった話といえば身もふたもないけれど。  老人は相手にされない自分をとことん蔑み卑下することで、女学生の罪悪感と同情を引き出したように見える。 女学生は老獪な企みにまんまとはまった感じ。 同年代の男より老人との新しい体験に興味を持ったのかもしれないが、ここは最後まで老人を惨めに落としてほしかった。  老いた男と若い女の価値観がまったく違っていて、そのギャップから生まれる葛藤が見どころ。 二人の会話だけで成り立っていて、しかも女と寝たいがための老人の口説きが大半を占めるという特異な作品。 動きがほとんどなく会話に頼っているため、どうしても単調になってしまうのが難点で、さすがに途中でダレる。 年輩者のやたら長くて興味のない話を無理やり聞かされている時に感じる、あの居心地の悪さとイライラ感と退屈感。 それでもちょっと邦画にはないおもしろいテイストはある。 制作費はめちゃくちゃ安そうだったけど、エロティックVシネマのようなチープなB級感ではない。
[DVD(字幕)] 5点(2013-07-08 22:18:06)(良:1票)
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