321. シンデレラ(2015)
《ネタバレ》 王道ものはヘタに手を加えすぎないほうが良いという見本。 実写化はどうなのかと心配だったが、さすがディズニー、うまくまとめていて気軽に見られる。 魔法のCGなんかもぜんぜん違和感がないのは素晴らしい。テーマは優しさと勇気ですか。 意地の悪い継母の夫人はムカつくけれど、大公と国を去っていったのか。ってあれ?原作じゃ娘といっしょに城に呼ばれたんじゃなかったっけ? [地上波(吹替)] 6点(2017-04-24 10:10:05) |
322. ブルース・ブラザース2000
いろんな意味でダウンサイズした続編。 前作でのJakeことジョンべルーシの存在感の大きさがいかに素晴らしいものであったのかがよく分かる。 でも教会のおばちゃんやマッチョなロシア人などのトボけたやり取りは健在で、面白い。 後半にはすこしオカルトっぽくもなるが、パトカーの連続衝突シーンなどは圧巻の一言。 時間はやや短くなったが、このぐらいがくどすぎなくて良い。 [地上波(字幕)] 6点(2017-04-16 07:21:52) |
323. シャレード(1963)
《ネタバレ》 オードリーヘップバーン&ケーリー・グラントという美男美女で送るサスペンスドラマ。 随所にウィットが効いたアメリカンな会話も楽しいが、いかんせんサスペンス要素が強すぎて、銃とか死体とか ごろごろ出てくる映画が嫌いなおいらには個人的に点数は低め。 でもまぁ名作だけあって完成度は高く、最後まで真犯人が分からないという展開で引き込まれる。ちょっとひねりすぎな気もするが。 あまりにも複雑すぎて見ていて疲れる現代映画を味わいすぎてお腹いっぱいになったら、こういう古い名作をみるのもまたオツなもの。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-03 19:16:54) |
324. アバター(2009)
《ネタバレ》 圧倒的な映像美といい、スケールといい、社会現象になっただけのことはある超大作。 でもストーリーが進むにつれてご都合主義が強まってしまうのは何とかならんか。 傲慢な人間を登場させて、何が何でも武力で解決しようとする映画はもううんざり。 映画とはいえハリウッドはどれだけの人の命を奪えば気がすむんだ。 ただ飛ぶシーンなど躍動感や爽快感は群を抜いて素晴らしい。 それに作品に出てくる女性はみな好印象に描かれていて救われる。 [地上波(吹替)] 6点(2017-01-29 08:07:33)(良:1票) |
325. ただ、君を愛してる
なるほどね~こんな展開か~うまくできてるな~、景色も綺麗で音楽も良い! うさんくさい演出は抑えられていたし、宮崎あおいの可愛さや魅力にも興味があったところだから満足満足。 と言いたいところですが、玉木宏の演技はどう見ても不自然。もっといけてない素人のほうがリアリティがあると思うんだけれど、これじゃあ美男美女で一般の人が感情移入しにくくなったんじゃないか? [DVD(邦画)] 6点(2015-03-21 22:21:14) |
326. ビフォア・サンセット
《ネタバレ》 とにかく脚本が秀逸で、よくこのようなストーリーを考えることができるものだと思う。もちろん、それを違和感なく演じることのできる主演の二人(もちろん撮影カメラマンなど周辺のスタッフ)も素晴らしいので脚本の良さを実感できるのだろう。 内容は、前作に比べて会う時間が短い分、よりリアルタイムに進む。青年から壮年に向かう30代の機微を現した会話がやはり魅力的。時間がないためか早口すぎて味わう余韻がないが、ウィットに富んだセリフは前作から変わらない。セリーヌのヒステリーやイーサンホークの家庭の現実などの影の部分もきっちりと描かれており、それがゆえに観ているこちら側もややストレスを抱え込みながらも引き込まれてしまう。 個人的には、もっとオプティミスティックでユーモアに富み、ゆったりとした会話のほうが好みなのだが、これはこれでセリーヌたちの等身大を見ているようで良いと思う。 ラスト、またまた結論を出さずに観客の判断を問うかのような結末がまた秀逸である。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-22 09:02:42) |
327. おくりびと
静と動の対比でいえば、これは明らかに静の作品。 ゆったりとチェロの音色が流れていくシーンが象徴的だ。 落ち着いた雰囲気が好きな人はすんなり入り込めるだろう。 一方で広末涼子などが過剰に反応するなど、ややわざとらしいところが気になった。 とはいえ、相当に修練を積んだであろうモックンの動きや、終盤に向けての見事な展開は見応えがあった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-07-11 15:09:17) |
328. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 相変わらずストーリーはいろいろ盛り込みすぎているが、アクションシーンの迫力はさすが。 ハーバーブリッジを持ち上げて移動してしまうマグニートーなど、奇想天外なスケールに魅了された。 あまり中身に突っ込まず、素直にものすごいバトルを楽しむ、というのがこの作品の賢い見方だろう。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-03-29 20:12:59) |
329. 大人の見る絵本 生れてはみたけれど
《ネタバレ》 兄弟のわがまま・ガキぶりが目に余る前半は面白くない。後半、父親の道化師ぶりが暴露され、子供たちの反抗にあうところからが見所。殴って自己嫌悪にかられた父親が、子供たちの寝顔を見ながら母親と話すシーンが秀逸だ。そこからラストへ向かっての、子供たちの反抗を大きな気持ちで見守るのも心地良い。ユーモアで笑わせ、ときにホロリとさせてもくれるが、サイレントなのはプラスではないと思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-16 07:00:46) |
330. X-MEN2
1に比べると見せ場となる戦闘シーンはより良くなった。画面が明るくて綺麗だし、迫力がある。中途半端なくらいにいろんなミュータントが出てくるのだが、やはりマグニートの能力がいちばん存在感があってかっこいい。 反面、ユーモアのない長ったらしいセリフ、訳のわからない早すぎるストーリー展開は前作以上にひどい。たぶん原作が長いせいなのだろうけど、詰め込みすぎずもっと単純でいい。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-01-30 08:25:01)(良:2票) |
331. レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
《ネタバレ》 前作より面白い。 変に通好みにしないで、エンターテイメント性を追求したのは正解だろう。 あいかわらずツッコミどころは多いが、大衆映画なので分かりやすいほうが良い。 本戦が始まるまで長いが、矢のエピソードのように面白いエピソードが盛り込まれているので退屈せずに鑑賞できた。 やっぱり、孫権と周瑜の顔の判別が難しい(笑) [CS・衛星(吹替)] 6点(2012-09-16 22:40:55) |
332. レッドクリフ Part I
さすがに大金をかけているだけあって、スケールの大きさはとてつもない。 CGだか本物か分からない画面の美しさも見事。 武人の超人的な動きは見ているだけで楽しいし、亀の陣形を始め戦いの細かいところまでこだわった戦闘シーンは実にうまく再現されていて素晴らしい。ー でも内容はやっぱり薄っぺらい。うーむ。少林サッカーのように爆笑できてストレス発散になるでなし。どう見たものか。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2012-09-10 17:40:49) |
333. コーチ・カーター
《ネタバレ》 まず本物のバスケットボール選手を使っているので試合にリアリティーがある点を評価したい。 やり手の女性校長との丁々発止のやりとりも人生勉強になるが、何と言っても最後のクライマックスでのコーチの言葉が素晴らしい。 サミュエル・ジャクソンがきちんとキャラを演じ切れているところがこの映画の最大の魅力だろう。 一方で、あまりに強権すぎるコーチになぜ選手がついて行ったのか、なぜ弱小チームが急激に強くなったのかについては、リアリティーがなさすぎて疑問符が残る。 それにしても黒人選手が多いためか、ヤクだの殺人だの物騒なシーンが多かったのが印象的。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-30 18:22:28) |
334. 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様
久しぶりに寅さん鑑賞。 相変わらずセリフも聞き取りやすいし、なにより山田洋次監督はよく日本人のことが分かっている人だと再認識させられた。さくらがお礼の電話をかけたりするシーンは、本当にひと昔前の日本人そのものだ。 この作品は満男〉寅さんの比重がますます強くなり、もはや寅さんの勇ましい言動はほとんど他の人のセリフを通して語られる。それだけ渥美清の病状が進んでいたのだろうけど、その弱りきった姿を観客に配慮して撮ったメンバーも素晴らしい。 対照的に牧瀬里穂の若さがこの映画の大きなアクセントになっているのは確か。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-07-13 19:29:48) |
335. ポリス・ストーリー/香港国際警察
《ネタバレ》 ツッコミどころが多すぎる作品。 ガラス割れ過ぎ。裁判シーンがショボすぎ(テープ再生の場面では笑ったけど)。警察で無茶苦茶やりすぎ。食べ物を粗末すぎ←低俗なお笑いを見てるよう。 ストーリーは陳腐ですが、ジャッキーの若々しくスピード感と跳躍感あふれるアクションはやはり見ものです。体を張った上下左右三次元の立体アクションが冴えてます。最後のやっちゃいけない制裁は今の時代もう作れないでしょうけど、スカッとしました。ただ、個人的には拳銃の出てこないカンフー映画のほうが好み。 [DVD(吹替)] 6点(2012-07-03 16:23:45) |
336. スラムドッグ$ミリオネア
結局「幸運な人生も不幸な人生も運命次第」ということを描きたかったのか? 監督の意図が最後までよくわからない作品だった。 実話ではないからリアリティがあまり感じられなかったのも確か。 それから、ここでは敢えてインドとその人々について思うところを書きたい。 たしかにインドのスラム街の雰囲気は出ている。発展して行く活気も、多くの日本人とはかけ離れたインドの人々の情熱も描かれていると思う。 だからといって、この映画に出てくるシーンが日常的だとは思ってほしくない。インド滞在中、観光地で靴が盗まれることも、両目を潰した子供が唄っているのを見たこともなかった。大多数のインドの人々は、おおらか明るく、そこそこ満足げで、とても親切な人が多かった。 日本の都会よりずっと健全な人々が多いと思ったのも事実。この映画の中の「インド」はものすごく特別だ。日本でも概して邦画が世間からかけ離れているように。 [DVD(吹替)] 6点(2012-07-02 21:28:09) |
337. あんてるさんの花
気になる女優が出演していたので鑑賞。 実に惜しい。落ち着いたトーンで雰囲気が良く、登場人物の情感がうまく描けているのに、肝心の脚本がイマイチのために??のシーンが多々あった。単館上映のため吉祥寺周辺を盛り上げようというメッセージも強く、マイナー感が最後まで拭えなかった。 [映画館(邦画)] 6点(2012-07-01 09:31:13) |
338. 僕の彼女を紹介します
どう評価していいものか、迷う作品。 雰囲気は悪くないし、色々な場面でさまざまな感情を呼び起こしてくれる。何と言っても、チョンジヒョンは表情豊かでじつに素晴らしい女優ということを再確認できたのだが... 逆にアクションだの犯罪だの盛り込みすぎてて、ラブストーリーとしてもコメディーとしても中途半端。唐突なエピソードややたらと発砲シーンも多くて白けるぐらい。 そこを補ってあまりある風の演出、情感豊かな選曲、韓国映画らしい感情の起伏を拡げてくれるシーンが多いので6点献上。 [DVD(吹替)] 6点(2012-02-25 20:54:00) |
339. インビクタス/負けざる者たち
◉インビクタス 六点 全体を通して落ち着いたシーンが多く、時間が長く感じてもう一度味わう気にはなれないと思ってしまうほど見るのに骨が折れたが、注目すべきはラグビーの試合結果うんぬんより、SPたちの真摯な態度と民族を超えた和解の描写、そして何よりマンデラ氏のインビクタス=負けざる魂に心打たれる。 彼の心情、思慮深い態度と思いやりに満ちた言葉は、次の言葉に集約されている。 ・私は我が運命の支配者 ・我が魂の指揮官なのだ それはまさに主体性を発揮して前向きに生きるためのベストの哲学であり、実際に監獄の回想シーンからはどんな困難にも立ち向かえる勇気となる実例を教えてくれる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-11 22:21:32) |
340. パリ20区、僕たちのクラス
《ネタバレ》 教育に携わる人なら見ておいても損はない傑作。 とても演技とは思えない迫力ある講師と生徒の生々しいやりとりが見事。 生徒にもさまざまな個性があることを思い出させてくれる。 子憎たらしい生徒、すぐキレるヤバそうな生徒、講師に反発したがる生徒、優等生など。 ちょっと後半あっさりだったのは残念かな。 講師と生徒との緊迫した対立関係を解消するエビソードがあるのかと思ったらそうでもなかった。 ドキュメンタリーではないのだから、救いのあるエピソードで終わっても良かった気がする。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-11 21:56:19)(良:1票) |