321. セレンディピティ
主演二人が異性として好みのタイプかどうかで評価が分かれそう。しかし運命の人がどうとか言って頭の中に花が咲いてるのが可愛くて魅力的な女だったから物語になるものの、これが今ひとつパッとしない男の方のこだわりだったら痛すぎで、「変なのに会っちまった」と速攻立ち去られて終了だと思う。ブルーミングデールの売り場のおじさんがツボだった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-25 16:46:53) |
322. 図鑑に載ってない虫
小汚い松尾スズキがはまり役。監督の作品性がよくも悪くも突出していて、好き嫌いが分かれる作品。好きな人には心地よいが、苦手な人にはかなり忍耐を強いられる103分になると思われるので、「自分には合わない」と思ったら早めに切り上げることをおすすめします。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-04-25 15:55:01)(良:1票) |
323. ラスト、コーション
「ケツまくって逃げる」とは?という問いに対し、好例を供するシーンがある映画。最終的にはベッドシーンよりもそっちが印象に残った。不純な動機で観る映画の場合、主演の役者が自分の好みに合致するかどうか事前に良く確認するべきだと悟った。私にとっては残念。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-16 14:43:42) |
324. 殯の森
これを観た現在私は30代後半で、まさにいい年したおばちゃんなのだが、実は肉親やごく身近で親しい人間の死をいまだ経験していない。つまり、この映画を正当に評価できる人間としては相当に若輩者なのだと思う。特に後半からラストにかけて、まだ見たくないものを無理矢理見せられているような息苦しさが伴い、いずれは直視しなくてはならないことと知りながら、自分にまだその度量が無いことを思い知らされるきつい作品だった。多分、社会的な評価を知らなければ最後まで鑑賞できずに途中でリタイアしたと思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-04-05 01:38:40) |
325. ハッピー フィート
《ネタバレ》 もともとCG向きのペンギンだから、ダンスをさせてもあまり違和感が無く、ダンスシーンは純粋に楽しめた。選曲もなかなか良かったし、いっそダンスにテーマを絞った青春映画(?)で良かったのに、余計なメッセージ性を持たせようとする強引さが鼻についた。後半のあからさまなハリウッド的ご都合主義の展開には苦笑い。これで子供にエコを説こうだなんて、マトモな大人なら恥ずかしくて出来ません。ちなみに雛ペンギンは可愛いが、大人ペンギンは造作がリアルすぎてやや不気味。鳥やウサギ等、一見可愛いけれど実物は視線が合わず何考えているか分からん動物の不気味さがリアルに再現されてます(笑)。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-14 15:22:23) |
326. グエムル/漢江の怪物
ぶさいくな映画でした。そのぶさいくさを愛せるか、でこの映画の評価は別れると思う。個人的には怪物よりガンドゥが拘束されていた病院での強引な検査シーンの方がリアルに怖かった。ナミルを助けたホームレスのおっさんがビール瓶で頭を殴るなり「じゃあ、行くか」とナミルに付いていくシーンはかなり好き。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-07-30 13:31:10) |
327. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 オープニングからどんどん引き込まれる映像は面白かったが、なにしろオチの理不尽さ、グロさに吐き気がした。ラストの救いすら気休めにしか感じない。どんなに倒錯した性的嗜好であろうと当事者同士が納得の上ならとやかく言う気はないが、後ろ指を指される覚悟も隠し通す了見もない者が逆恨みでこんな復讐をするとは情けない。そこを棚に上げて復讐の美学に酔ってる様子に反吐が出た。キャスティングがハマッてて演技も上手いだけに状況がリアルに感じられ、若い頃に観たらトラウマになったかも。印象に残る作品ではあったが、もう一度観たいとは思わない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-11 23:50:54) |
328. リディック
主人公の手負いの野獣チックなキャラクターは好き。ムキムキマッチョメンにしては頭良さげで、それが「考える」よりも「感じる」能力として身に付いているところがますますケモノっぽくてよい。袋の中でただ人がもがいているような記憶解読装置(?)は、中高文化祭のSF劇でぜひ使ってほしいアイデアだ。なによりもこれだけ身体を張って主演したのにこんな安直なオチかよ、とディーゼル自身が納得いかねー!!って思っていそうなマヌケなラストに爆笑。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-02 03:13:26) |
329. オー・ド・ヴィ
たまたま見てしまった久々の邦画。私が酒が飲めないせいか、それぞれの要素は面白いものもあるのに、今ひとつ全体としての味わいどころがピンと来ない作品だった。酒好きが見ればまた違って見えそう。 5点(2004-12-27 21:53:40) |
330. サウンド・オブ・サイレンス(2001)
《ネタバレ》 私もタイトルと予告編でかなり期待してしまったクチ。「羊たちの沈黙」のような緊迫したカウンセリングシーンがあるのかと思いきや、意外とあっさり心を開く少女にあらら?しかしエリザベス悲惨だな。馬鹿なチンピラ男を父親に持ったばかりにこんな目にあって、それでも娘には優しかった父の思い出に捕らわれてつらい状態から抜け出せないなんて。母親の存在を全く感じさせないのがさらに痛々しかった。悪役は手の込んだことをする割にかなりマヌケで今ひとつ緊迫感に欠ける。ブリタニー・マーフィは先が楽しみな美人で演技も良し!でも幼児時代のイモっぽいそばかす顔はどうみても思いっきり別人に見えた。もっと「らしい」子役いなかったのー? 5点(2004-11-06 06:44:19)(良:1票) |
331. 星降る夜のリストランテ
《ネタバレ》 ファニー・アルダンみたいな女主人がやってるイタリアン・レストランだなんて、それだけで魅力的。小さいけれど、おいしくて安くて気持ちよく過ごせるお店、という雰囲気だけでお腹一杯になれる気がする。そんなお気に入りの店に集う客達のそれぞれの事情を垣間見る、という洒落た趣向が良い。それぞれのエピソードは小粒ながら面白かった。ただしその客の1群としてのステレオタイプな日本人の描かれ方に閉口。見るに耐えなくてうんざりしていたのに、その日本人(といいつつ韓国語らしき言葉をしゃべっていたが・・)の子どもをラストに登場させ、せっかくのいい気分が台無しになった。もっとしっとりした、あるいは粋なエンディングにしてほしかった・・。 5点(2004-11-04 10:21:15) |
332. 藍色夏恋
眉前ショートで愛想のないグイ・ルンメイに「キスしたい?」って言われてもなぁ・・それで喜んでいる体育教師がマニアックな好みの男に思えてしまった。チェン・ボーリンは最後まで爽やかだったが、どうしてもお似合いのカップルには見えなかくて、キスシーンなんてむしろ「さぶ」の世界のような絵に見えてしまって「えー、そんなにこの娘がいいかー??」と最後まで疑問だった。ラストは甘酸っぱくて青春映画の王道をいってる感じがよかった。 5点(2004-10-26 12:54:46) |
333. サイドウォーク・オブ・ニューヨーク
見事にいい男が出てこない映画だ。唯一マシなのが一人いるが、監督・脚本も手がけたバーンズが演じているのに中途半端な印象しか残らない。情けない男ワーストワンはグリフィンに決定!彼を中心に観るととかなり笑えるコメディとして楽しめる。占いのメッセージが出来すぎで興ざめ。でも哀しいかな、既婚女性陣の姿にはかなり共感してしまったので5点献上。 5点(2004-10-12 02:43:42) |
334. 小さな中国のお針子
中国映画と思いきやフランス映画というところに惹かれて観たら、確かに中国では決して作られることが無いであろう内容がテーマになったなかなか奥深いストーリーだった。ヴァイオリンの音色に驚きつつウットリと耳を傾ける農民達の姿は彼らのカルチャーショックを表現するのにとても美しい演出だと思った。やや西洋文化礼賛ぶりに無理があると思ったが、文革という特殊な歴史背景が興味深く、中国の現代史をちょっと勉強してみようという気になった。ラブストーリーとしては男の身勝手さに翻弄される女の姿が切なくてつらかった。 5点(2004-10-09 12:40:14) |
335. シェフと素顔と、おいしい時間
出発便のトラブルで航空会社の用意したホテルで一晩を過ごしたことがあるが、スケジュールは気になるし、急に招集されたり開放されたりで気が休まらなかった。あの時のイライラを思い出した。そんなシチュエーションでも大人の恋愛が成立するおフランスの粋はさすがである。単純なストーリーなのでこの時間の短さががちょうどよかった。 5点(2004-10-08 12:18:06) |
336. チェンジング・レーン
《ネタバレ》 主人公二人が二人とも、その不運にすんなり同情できないダメ男キャラなので中途半端な気分のまま見続けたが、最後の10分で救われた。ギャビンがドイルに語った「浜辺の少女」の比喩はなかなか感慨深い。窮地に立たされたときに泣きつく相手が不倫相手の秘書ってのが情けないが、そんな甘ちゃん弁護士にアフレックがはまり役。同じキレ演技でも、さすがに若い頃の出演作とは異なり背負うものを持つ男の哀愁が漂っていたジャクソンの演技はなかなか良かった。でもあんな喧嘩っ早い性格で家庭生活のやり直しなんてできるのか? 5点(2004-10-08 11:14:06) |
337. エール!
《ネタバレ》 フランスの一般家庭はここまでオープンなのか、フランス人にとってもこの家族のあけすけ手話は笑うところなのか、ちょっと知りたくなる。ヒロインの心身ともに健全な感じはとても好感が持てるが、声量はあるが特に歌がうまいとは思えなかった点がちょっと残念だった。手話しつつ歌、というお約束の涙シーンではやっぱり泣いてしまったけれど。それ以上に相方の男子が全く魅力なしでつまらなかった。別に歌が上手いわけでもないし、どこがいいんだか。 [映画館(字幕)] 4点(2016-03-28 01:00:24) |
338. 人生スイッチ
邦題と予告編からなんとなく爽快カタルシス系を想像していたのだが、自業自得と言えなくもない設定とはいえ、オムニバスの各ストーリーの帰結がなんとも後味悪く視聴後にスッキリどころかどんよりしてしまった。 [映画館(字幕)] 4点(2016-02-15 23:48:48) |
339. ストックホルムでワルツを
超美人で歌も上手。そこは文句なく同性としても憧れる。でも、ひたすらガツガツと上を目指す肉食系ヒロインに人間的には何一つ共感できる部分がなく、残念ながら歌の才能と美貌以上の魅力を感じ得なかったのは残念。上昇志向バリバリの身勝手な女でも我が子だけは何よりも大切にした、みたいに描きたかったのだろうが、明らかに子どもより周囲の耳目(そして男の歓心)全てを集めなければ気が済まない厄介な女っぷりが目につくばかり・・。散々母親の我儘に翻弄されて、それでも健気にママ大好きと言う娘ちゃんがなんとも切なかった。 [映画館(字幕)] 4点(2015-06-06 21:53:12) |
340. 雲のむこう、約束の場所
SFとは言え、自分の国が舞台だと既存の知識が邪魔をして突拍子もない世界観にすんなり入っていけなかった。ストーリーもキャラクターもどこまでも「それっぽい」のだがそこ止まりで、消化不良にすら至らないこの薄っぺらい印象を改めて検証するために再見しようという気にはなれないのが残念。私にとっては美しい背景CGをボーッと眺めるための映画。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-12-17 15:18:35) |