Menu
 > レビュワー
 > アルメイダ さんの口コミ一覧。19ページ目
アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
>> カレンダー表示
>> 通常表示
361.  レオン(1994)
ゲイリー・オールドマン、好きなんですよ。 でも彼はこのての役ばかりのような・・ といきなり悪役から入りましたが、本当はこの作品の主人公は、 オールドマンでもジャン・レノでもなく、ナタリー・ポートマン! 役回りと中性的なかわいさでは、「ターミネーター2」の、 エドワード・ファーロングといい勝負の子役。 今では立派なレディですが、 このポートマンは少女のような少年のような、 そしてどこか東洋人っぽい雰囲気でいいんですよ。 この作品のファッションも好きですね。 この映画はアクションも楽しめる娯楽作であり、 しかもラストにはファンタジーのようなかわいらしい優しさもある。 見終わったあとちょっと切ない少年漫画を読み終えたみたいに。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-03 01:51:27)
362.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り 《ネタバレ》 
アカデミーのノミネート常連アル・パチーノが、やっと手にしたオスカー像。 私は摩天楼のほうが、作品的には好きなんですが、 でも賞となるとやはりこちらでしょうか。 初オスカーということもあり満点をつけます!  ほんとにほんとは・・「ゴッドファーザー」シリーズであげてほしかった。 たぶん運がなかったのでしょう。 そしてこの作品で贈らないといつって感じで。  日本語の副題に「夢の香り」とありますが、それが気になって・・ 「フォレストガンプ 一期一会」などはそのまま出会いと別れの感動として、 「グットウィルハンティング 旅立ち」これもそのまま受け取れますね。 副題で非常にわかりやすいと見ていたのですが・・ さて、「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」これはどうだろうか。 私は意外だと思ってしまった。題を知らずに夜中に見てたので。 盲目の元軍人が人生を自分を取り戻す感動のストーリーだと。 ラスト近くでは見事なスピーチまで披露します。 ところがあとで気づいた「夢の香り」・・ そうか!これは年をとっても女性を愛することを忘れない男の物語なのか・・ ということで、意外に思ったわけでした。  中半がグットウィルハンティングのような展開になるので、 パチーノが自分を取り戻そうとしてるそのあまりに激しい演技につられ、 わけのわからないのに泣いてしまいました。 そのうえに、盲人が道に飛び出すわ車を運転するわで、 とにかく勢いにつられ感動させられてしまった・・ すごい役者ですね。濃い演技はあまり好きじゃないんですが、 パチーノの場合は素からそんな感じに見えて、わざとらしく感じない。 ・・きっと普通でも熱いのではないかと思うくらい。 とにかく若いころから目が違ってた。取り付かれたような目。 盲人役は本当にぴったりでした。見ていて本当に盲人に見えるのです。 瞬きしないで黒目も動かさずに・・ 同情、共感、でもうっとうしいがんこ者。 見ていて暑苦しい、でも真剣で哀しい。なぜそこまですると。 それがわかったとき、一人の男として人間として存在していた。  こういう演技をされると、同情というある意味の差別意識が恥ずかしいです。 ふたつの目が見えるうちにこの作品を見られることをオススメします。 また落ち込んだときには、勇気ももらえますよ。  
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-03 01:49:37)(良:2票)
363.  セブン・イヤーズ・イン・チベット
壮大な作品です。 私としてはこのブラピは気に入っているのですが、 作品自体は苦手です。 すごく真面目で伝わっては来るものの、 これを映画化して果たして・・?と思ってしまいます。 終わったあと、固い映画を観たなあ~という印象しか残らない。 ブラピがまだ若すぎたということもあるけど、 重さもあまり伝わってこないなあ・・ 今ならどうかとも思うけど、やはりこのころでは 冒険家のパパ役は合ってないなあ。 どうしても、うわぁきれいな金髪の青年だと見てしまう。 まあ途中でえらく汚い登山家にはなるのだけど、 ドラマの展開が速く無理がありました。 親子の愛情より、男同士の友情の方がよく描けていましたが・・  
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-03 01:47:11)
364.  セルピコ
このセルピコはまた見る価値がある映画だと思います。 サスペンスですのでオチがわかるともう普通は見ないのですが、 人間不信になりそうなときこの映画を観るのもいいんじゃないかな。 正義感ゆえ迫害され、見てるほうも一緒に嫌な気分を味わいます。 しかしそれでもいいんじゃないか。 後味が悪かろうと怒りでどうしようもなくなってしまおうと、 同じ境遇に立ったときに人は共感し考えるものです。 それがどう思われようと間違いじゃないと。  決して傷をなめあう映画でもありませんから、 人間不信で癒される映画を観たいと逃げ道を探す人には不向きです。 同じルメットの作品の「12人の怒れる男」を、 この作品のあとに見ることもオススメかな。 正義は必ず報われるんじゃない、でも報われなくても残るものがあるはず。 そう見ていただければこの作品だけでも十分です。 いっとき社会派や重いのばかり見ていたんですが、 このての作品は本当にルメット監督はうまい。映画を観るというよりも、 役者の演技と脚本を楽しむようなもの。 パチーノのこういう初期の暗い目が生かされる演技が好きです。 後半ではあまりの展開に泣いてしまいましたよ。 同情とか哀れみではなくて、悔しくてね。  暗くて後味が悪い映画なのに、妙に勇気がわいてきたりするんです。 そこがこの映画の不思議な魅力です。 自分はなにをすべきか、何にこの気持ちをぶつけようと。 どうにもならない奇妙な正義感さえわいてくる。  こういうのが好きな私は真面目すぎて面白くないなぁ・・ もっと柔軟にならないとなんて、 またテリー・ギニアムやデビッド・フィンチャーに走るのですが(苦笑   
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-03 01:45:41)
365.  セブン 《ネタバレ》 
 この「セブン」はまるでニュース映像のようにリアルで、 じめじめしてて客観的で気持ち悪い。 脚本もよくできていて、カレンダーをめくるように事件がおき、 映画でありながら小説を読むような自己参加型の作品。 観客に想像させ気持ち悪がらせようとする努力は、 最後の方で出てくるサブリミナント?映像でもよくわかる。  私はどこか「羊たちの沈黙」にも似ていると思うんです。 犯人がわかっている。(途中からですがいきなり出てくる) 出てきてからがもっと恐ろしいことを思い出せば、こちらの方が上。 後味の悪い映画を作るのが好きなのですね。 私は「二十日鼠と人間」みたいなあのどんでん返しの場面より、 ブラピの去るときの表情が「狼たちの午後」のパチーノのようで、 もっともっといや~な後味になりました。 (これと対極なのが、L.A.コンフィンデンシャルのラスト)  ちなみにまだ見ていない方(恐らく少ないでしょうが)のために。 この犯人役の俳優は、テロップに自分の名を出さないようにたのんだそう。 恐らく今までそんな役ばかりだったのですぐにわかると・・ そして、冒頭からいきなり出現する(手)は、犯人のものです。 古典的ですねぇ・・図書館のまばゆい照明の使い方も古典。 階段で出くわすブラピと新聞記者、この縦の映像もどこかで見たような・・ ヒッチコックやスピルバーグのホラーがかったサスペンス、 色は近未来SFの青黒い地下の色・・ それだけで終われば暗いだけなんですが、後半の抜けるような晴天、 上空からの映像に切り替わるところも素晴らしい。  最後にちょっと笑えるお話を・・・ アカデミー受賞おめでとう!モーガン・フリーマン、 あなたの怪しい目つきに私はこの作品で深読みして、 犯人!と思って見てしまった(ダーツのシーンが怖い)  そしてこの作品を私が見終えたのが早朝。 なーんと(宅配)が来る予定の朝だったのだ・・ 箱を開けるのが怖かったのを今でも覚えており、 トラウマになってこの映画をそれ以来観ていない・・  
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-03 01:43:00)(良:2票)
366.  プリティ・ブライド
きびしいようですが、まったく面白くなかったのです。 続編と思わず見たとしても、いや、「プリティウーマン」と 全然関係ないのですが、出演者も製作者も同じという、 二匹目のどじょう狙いの作品としては、 ファンなら見たくなるし期待も大きいです。 さて、もしかしたらば、続編で関連性をつけたストーリーの方が、 面白くコミカルだったかもしれません。 ああ、リチャード・ギアが演技しちゃってる・・と、 しらけてしまったのです。 あの包容力はいずこへ・・それなら別にジュリア・ロバーツでなくてもいい。 彼女はヒュー・グラントとまたかぶるようなロマンチックコメディやってて、 見るほうも飽きてきちゃうんです。 そんなこんなで、やはり私にはロマンチックコメディは合わない。 その中で数少なく選んでしまうのです。 
[DVD(字幕)] 2点(2005-04-03 01:40:41)
367.  プリティ・ウーマン 《ネタバレ》 
この映画は劇場で2回観ました。 そしてなんと、映画の中に出てきた場所を確かめにロスへも行きました。 リチャード・ギアのファンだったこともあり、当時夢中になりました。 ロデオドライブやふたりが泊まったホテル・・ バブルも終わるころの最高に贅沢でしかし、 そのきらびやかさの中に空しさを感じ惹かれあう男女・・  歴史は繰り返すというけれど、今この映画いいんじゃないでしょうか。 けっして90年のような裕福な時代じゃないけれど、 一部のお金持ちというのはいつでもいるんだし、 ジュリア・ロバーツの役どころは娼婦には違いないけれど、 現状を変えていこうとする向上心がある。 ここが他のラブコメと違い、根性モノがかった真面目恋愛映画なのです。 実に今見ると(うわ~わざとらしい)かもしれない筋で、 「フラッシュダンス」や、「ワーキングガール」に通じる、 バブリーな贅沢の裏にも自分で成功を掴むみたいな勢いがある。 これらの映画が売れたのには、音楽の力も大きいと思います。  ところが面白いことを思い出しました。 ある場面でものすごく感動したのですが、 その一瞬に音楽は流れてはいなかったのです。 リチャード・ギアがリンカーン(かキャデラック?)の天井を開けて、 バラの花束を掲げるシーンですよ。その瞬間確か無音になり、 それから音楽が流れると記憶しています。しかも鳩が飛んでいたと思うのだけど・・ もし違ってたらごめんなさいね。 あのシーンで思いました。車は天井が開くタイプがいいと(笑) 実は私の車はキャンバストップです。 しかし・・迎えに来る人が乗らなきゃあ意味がないんです。 それからギア様は(さま付けで人を呼ぶのは嫌いだが、このギアは許す) 高所恐怖症のくせに、マンションの非常階段を登ってきます。 このシチュエーションがえらく気にいりました。古典的でかっこいいです。 演出に品がある。マンションに住むなら非常階段があるマンションにしよう。 そう思い込んだくらいです。(登ってくる人がいなければ意味ないじゃん)・・・ フツー、中から登りますよね。まあ憎い演出。  劇場の席は2回目が2階の上の方を選んで、 オペラを見るふたりになったつもりで共感すると。 「のるかそるか」も2階席を選び、競馬場の観覧席で共感した。 映画の中に2階席がある場合は2階席で見ることをオススメ。  
[映画館(字幕)] 8点(2005-04-03 01:35:32)
368.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
そして未来は変えられなかったのに、後味の悪さもなく感動もない。 まるでこの脚本だと、1じゃないですか。 そう、この3から始めればいいのかもねと思ってしまいました。 ということは、まだまだ続くというわけで、シュワちゃんは解明されたように、 ロボットだから量産できる。これ、夢もなにもないですね。 見てるほうとしては、2の最後の格闘で腕がもぎ取られたから、 そこから復元してジョンを助けるという夢の推理をする。 つまり1で殺人鬼だったシュワちゃんが2では正義のロボットになり、 ジョン役のファーロングのけなげな演技もあり、 ものすごくシュワちゃんが美化されてしまい擬人化された。 あの溶鉱炉のラストで私は感動したものです。  それが、量産だからという理由でよみがえるのも・・  しかも、ジョン・・「おまえは変わった」変わりすぎだって。 演技がどうというのはありませんが、 もうちょっとどうにかならなかったものでしようか・・ 実際、当のファーロングが病気療養中なので仕方ないのですが、 この作品で人生が(天国から地獄へ)変わったのだから、 またきっかけとしてもう一度トライしてみたらいいのに・・ 役柄もよく似ているんだし(笑えない)  このジョン役の子の外見がどうこう言うのは酷です。 きれいなだけではなく影がありそれでいて知性も感じられる子で。 この3の役が、堕落して落ちた役なのですが、 未来の創始者という点では弱さの中の強さも必要です。 ということで、残念ながらそれが感じられず、 シュワちゃんの強さばかり目立ってしまいました。 あと、ファンだったのですが、クレア・ディンズ。 変わってしまいました~!こんな人になっちゃって・・ と、落胆の多い作品になってしまいました。  カーチェイスはすごいがんばってるなぁと感心したものの、ひつこすぎる。 長すぎる。未来は変えられないという設定はよいと思います。 でもこの終わり方って、この時点での未来はこうだけど、 ふたりからどんな子ができるのか・・ こうなったら4では本当に今度こそファーロングが出演してないと、 話題がなくなっちゃいます。 同じエドワードでノートンでもいいからね。 ジェームス・キャメロンは、エイリアンといい、 売れないと思ったらうまく逃げてるから、 4ではラストとしてきちんと閉めてほしいです。   
[DVD(字幕)] 5点(2005-04-03 01:27:46)
369.  ポルターガイスト(1982) 《ネタバレ》 
 「悪魔のいけにえ」を見たスピルバーグが、 トビー・フーパーを天才と言い監督に抜擢することになります。 同時期に「E.T.」を撮っていたスピルバーグは ふたつの映画の撮影現場を行き来することになります。 同じような街が出てくるのでわかると思います。 (余談ですが、スピルバーグはシンドラーのリストと ジュラシックパークという映画も同時に撮っていました・・) 私はもちろんスピルバーグの大ファンですが、 このトビー・フーパーのようなマニアックな職人監督も好きです。 スピルバーグのスプラッタホラーにはコメディ色がありません。 フーパー監督はコメディホラーです。 その違和感が逆に面白い。 後半のママが戻れなくなる世界へ娘を連れ戻しに行く。 このあたりからスピルバーグの映画になっているんです。 霊が美しい・・ なぜファンタジー?? まるでエイリアン2のような力強い家族愛ドラマに変わる。 そうだったのか、これは心をきれいにして見ないとと入っていくと、 なんとまたラスト近くで、トビー・フーパーの映画になっている!? すべて終わって爽やかにお引越し準備で終われば感動作ですよ。 美しい家族愛から一気にドロドロのゲテモノ映画。  ラストのわらわら出てきた死霊の団体に、スピルバーグは怒って、 こんな風に作ってほしくなかったと。 まああの家族愛のドラマには似合いませんよね。 でもフーパーとしては撮らずにいられない。ホラー監督の意地がある。 そこまで気持ち悪い思わせぶりな脚本書いて、 ラストは感動させるなんて俺はやだねと言ったかどうか知りませんが、 この論争の末に新聞広告を使いスピルバーグが謝罪。 まあストリーボードもスピルバーグが描いていたのですから、 フーパーは指図通り撮っていたわけで、 そのお絵かきシナリオ通り撮らなかったのが最後のシーンなのでしょう。 そんなこと考えてたらこの映画、違和感もありますがおかしいですよ。 もうひとつの事件とは、知らない人がいないくらい有名。 主演の女の子がその後亡くなっています。 当時はその話題の方が先行してこわがられていたようです。 めちゃかわいい子でしたが・・  追記として、「ヘキサゴン」もレビュー載せています。 怖さやカメラワークはこちらが上です。 ただし家族愛のラストシーンがイマイチで、 テレビドラマの放送時間にもよるもので惜しい作品です。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-04-03 01:18:46)
370.  スリーパーズ 《ネタバレ》 
なぜかビデオを持っていたりします。 長い硬い暗いのですが、どことなくスティーブン・キングっぽいです。 サスペンス的にはよくできており、俳優が豪華。 この俳優が豪華(すぎる)ところが難です。 あまりに揃えすぎたので、本当に終わってみればそれだけになって・・ 一番記憶に残っているのは、ケビン・ベーコンです。 こんな役ができるんだと感心しました。 記憶に残るシーンは、幼少時の出来事で、 地下鉄の階段からクレープ売り(と思いますが)の車が、 縦に落ちるところです。 
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-03 01:02:43)
371.  おしゃれ泥棒 《ネタバレ》 
この映画は期待どおりに面白かったです。  「アラビアのロレンス」でピーター・オトゥイールに注目して、 これは史劇でないし気軽に見られそうと借りました。 私がヘップバーンの映画をよく見る人ならすでに見ていたはずで、 少女漫画のお姫様役というイメージのある彼女の映画を、 敬遠し見ていなかったのです。コレは正解だな。 DVD購入予定決定。 先にヘップバーンのことについてですが、 この映画のファッションはあまり好きじゃないんです。 ジバンシーの古いタイプよりオールディズしてた別の映画のほうが・・ あと髪型もあまり・・ちょっと老けて見えちゃう。 演技はコミカルでクールでよかったですよ。 さてピーターのほうですが、この人は完璧な男前じゃないですね。 そこがますますファンになりました。 妙に微妙に面白い顔をするし、本当に芸達者です。  ルパンと富士子そう、ルパン三世そっくりなふたり。  偽者コピー美術品を作る父の彫刻が博物館に飾られて、 父にしてみれば信じられてる自分のコピー作が嬉しいものの、 保険がかけられ鑑定にかけられるとばれる。 そこで娘のオードリーが都合よく、絵画を盗もうとしたピーターをおどし、 彫像を盗ませると・・ ギブ&テイクなわけなのですが、実はピーターの仕事は本当は・・? 博物館の彫刻を盗む計画はふたりの共謀で、 今の映画よりずっと面白くわくわくしますよ。 その彫像の上には最新の防犯システムが・・ 頭を使って先を読む最近のサスペンスと違い、 子供のように手品を見る気持ちで楽しめるんですよ。 ルパン三世そっくりというのがわかります。  あと、このふたりだけじゃなく、金持ちの婚約者も出てきます。 隠し扉のある部屋の作りやら、博物館のロッカーやらもう面白すぎです。 スパイものが好きなんですよね。 しかもSFのスパイものは苦手ですが、こういうこじゃれたのはいい。 上品、コミカル、ベタベタしてない、後味もよい。 満点をつけたかったのですが・・ なんで指紋気にしないんだあ~!?そんな細かい・・ いいえ、最初額縁の指紋を気にしてたじゃあないですか(苦笑   
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-04-03 00:59:35)
372.  市民ケーン 《ネタバレ》 
新聞記者から大富豪となったケーンという人物の生涯を、 最初ドーンと映画の中で映画を見せてくれます。記事にするために。 ところが決め手がない。これではただ生涯を追うだけだ。 最後に残した言葉、「薔薇のつぼみ」これが気にかかる。 で、その言葉の謎をケーンと生前にかかわった人に聞くことで、 本当の映画が動き出すのです。 ホラーが始まるような冒頭から映画の中の映画の紹介。 さかのぼりながら現在までをうまくリンクさせていく、 「羅生門」のようでもあるしサスペンス仕立てで飽きません。 最初の方の雪の中で遊ぶケーン少年が窓の向こうで見える。 それを奥に映し手前で養子(といえば聞こえはいいが)の話をする。 最初の記事にするための映画をうまく使い過去の映画の中に戻るんです。  大きな富を得たケーンが死ぬ間際に握っていたスノードーム。 でもなぜそれが「薔薇のつぼみ??」スノードームは幼いころの雪。 この人は愛情に飢えていることのトラウマで思い出している。 言おうとしてることはスノードームもパズルも同じ、でも違うんですよ。 わかったつもりで見ていたのに急に出てきたのであわてて巻き戻す。 昔の映画はエンディングとオープニングがつながっている。 咲くことのないつぼみ。 けど「薔薇のつぼみ」は女性と思うよね・・ 謎解きの映画のようで真実はそこに転がってるもの。 邦題!市民ケーン・・ 市民、スノードームの中のおうち、市民、咲かないつぼみ・・ 本当は大富豪になって名声を得たかったんじゃなくて、 ただイチ市民の雪の中に舞うおうちの家族のひとりとして、 この人は暮らしたかったんじゃないか・・ 洋画の邦題はセンスが悪いのですが、この映画はそのまま見事な答えです。 それを思うと謎解きに一生懸命になってたのを忘れ感動します。 あと別なところで感動したのが、旧友の送ってきた手紙。 これを見てさらにケーンは意地を張るのです。 これも両方の気持ちがよくわかります。 そしてケーンの最後の妻は、実はケーンにそっくりだということ。 夢が叶わないなら叶わせよう、大衆が認めなくても認めだすかもしれない。 旧友の手紙は自分を見透かされるから、 妻を本物の歌手と世間に認めさせるまで続くのです。 それでも薔薇は開かない。お金や夢や言葉でも開かなかったのです。 それが雪の舞う中に埋もれていたのだから・・   
[DVD(字幕)] 9点(2005-04-03 00:51:06)(良:2票)
373.  質屋 《ネタバレ》 
 この監督の映画は真剣に見ないとだめです。  ところが最初からわからない~!?何がなんだかわからない~(笑 ある技術を使いまくりです。 サブリミナントというのかフラッシュ効果というのか・・  冒頭はまるで違う映画のようなきれいで平和な家族の映像。 これがわりと長い。もちろん白黒ですよ。 それが過去のものとなり現在、質屋の主人はひとりで忙しい毎日をおくる。 アルバイトの男の子が唯一の身近な話し相手(でも心は開かない) いったい過去に何があり主人はひとりなのか。 家族のうち生き残ったじいさんがいる。 お前だけ残ってと罵倒する寝たきりのじいさんが・・ 質屋はユダヤ人で収容所に入れられていた。 その事件とは妻のレイプや子供の事故死・・ 全て幸せを奪われ冷酷に金だけを信じる質屋。 市民ケーンと同じにおいがしました。  トラウマって自分ではどうすることもできないものもある。 でも逃げてもいつかは向き合わなきゃならない日が来る。  金が全てだ! 唯一の身近にいるバイトの青年に言うも、相手は信じやすくお人よしだ・・ この展開はうまいけどきついです。  淡々と飾りも何もない映画。 それがグサグサと刺さるのですが、救いようのないラストは、 ある唯一の娯楽によって救われる。 本当に終わったあとすぐにでもこの映画を忘れたくなりました。 あの娯楽の前で終わっていたとしたらね。 あらすじをわかった上で見るほうが深いです。  ラストの娯楽とは映画的な娯楽です。 この終わり方でないと承知しない、くらいなうまい結末です。   痛みがわかるうちは生きるべきなのです。 たとえそれからの生きる道が苦痛であれど、生かされている・・ もう一度自分は生きなければならない。 このラストは実は市民ケーンより感動したのです。 そしてなんと明るくモダンな音楽・・ 感動を誘うこともしなければ語ることもない。 なのにこの晴天のようなラストは深い。 惜しむらくはあのフラッシュの使いすぎと、映画の娯楽がもう少しあれば・・ でもやはりシドニー・ルメットは白黒ですね!  救いようのない映画なのですが、 答えは自分で見つけられるという救いがあり見事です。 落ち込んだときにも、もしかしたら本当の救いになる映画かもしれません。 かなり落ち込んだときに、道が開けるかもしれません。 それほど真面目で真剣な映画と思いました。    
[DVD(字幕)] 9点(2005-04-03 00:42:08)(良:1票)
374.  フィールド・オブ・ドリームス
ケビン・コスナーの作品はほとんど見ていません。 説教じみてきたのと、ちょっと作り手が作品に酔うようなところがあって、 ながらく遠ざかっています。 でもこれは好きですね。こういう映画で賞をもらえたらいいのに。 ただし今見るとどうなんでしょうか。 大人版のファンタジーなんですが、2回見るとどうでしょう。 ラストはものすごく感動できます。 往年の大リーガーがとうもろこし畑で野球をする。 こういった夢を「ターミナル」のラストに入れてほしかったな。  
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-03 00:36:57)(笑:1票)
375.  キル・ビル Vol.1(日本版)
ちょっとは期待してたんですが・・・ まるで日本映画の任侠ものに外人が手を加えたような感じで、 私はタランティーノの作品はそんなには見てないながら好きなのに、 これはだめでしたねぇ・・・ あと、「スナッチ」(のほうがタランティーノのぱくりですが) タランティーノの真似した映画をまた真似するんだ~とも。 移動の仕方や随所に見られる他のタランティーノ作品パクリ映画を、 ぱくってコメディにしたようなの。 ビルを遣ることへの復讐心は伝わってきましたが、 どうも後半あたりに日本映画を意識しすぎて眠くなった。 洋画を見ていて睡魔に襲われたのは、これと「ジュラシックパーク2」のみ。 後半の殺陣が長すぎる。ルーシー・リューが出てなかったら、 この映画どうなっていたでしょう。 新撰組の階段落ちも彷彿とさせるし、「あずみ」のような感じでした。 ストーリーは漫画的で面白いと思うのだけれど、 なんかたいくつでしたね。 終わり方がこういうつなげ方してるから、 2も見ないといけないのかなぁ・・ 
[DVD(字幕)] 3点(2005-04-03 00:35:25)
376.  ギフト(2000) 《ネタバレ》 
恥ずかしながらラストのどんでん返しのある場所で、 感動して涙ぐみながら次の瞬間、恐怖で怖くて泣きながらわめいていた・・ この映画はオチがわかると、なんだしょうもないと思われる人もいるが、 後半がつまらないという人が大半の中、私にはそれまでがたいくつだった。 これ、サスペンス?だってホラーのところにあったし、 サム・ライミだし・・両方ですが・・ 最終的にはホラーとします。ホラー落ちなもので。   ケイト・ブランシェットのうまい演技が見たくて見たのだけれど、 張り合うほどのすごい演技を見せたのが、ジョヴァンニ・リビシ。 「プライベートライアン」に出ていたそうなんで、今度見直そうっと。 もうひとつの借りる理由が、私がサム・ライミのファンだということ。 でもカメラワークはどうということもなく、 ただ夜景(特に木や池)の撮り方がファンタジーホラーでした。 どことなくティム・バートン風で、んん~ライミ手ぬるいと。 サスペンスの前半は特に怖くもなく、 ライミ好きの私には物足りず時折見せる悪趣味な偶像も、 フィンチャーの方が秀悦でした。  が、前出したケイトとリビシの演技にリアルささえ感じて、 その問題の後半で「ああ、いい話じゃないか」と涙。 それが恐怖の知らせとわかると怖くてもう泣いてしまう・・ 自分の中にまだ子供が住んでいた・・ んなオチで泣くなんて。しかも前に同じようなのにやられたじゃないか。 ライミがこんなホラー作るなんて、反則ですよね。 ついに大衆の支持は愛で得たくなってきたか・・? 「スパイダーマン」もそうだしね。   まあこの時期大ブレイク後のキアヌ・リーブスが悪役で出演と、 話題にはなりましたがキアヌは悪役きびしいものが・・ よーく見ているとわかりやすく先も読みやすいドラマです。 でも今回の私のように何も考えず見ると面白い。 サスペンスと見ててふいをつかれたのです。 「ギフト」という題は、深いです。 彼女は人の人生を占い、善意のお金をもらい生活しているけれど、 最後にもらったのはお金ではないんですよね。  
[DVD(字幕)] 7点(2005-04-03 00:32:59)
377.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
この映画2回も劇場に見に行ったんですよ。 オチがわからなかったんではなく、 前半の途中でトイレに行ってしまって・・ まず監督が好きで出演者も好きで、しかもあの「シャイニング」の オマージュ映画ということで期待。 確かにあのラストは「シャイニング」の世界観でした。 あまりのばからしさに笑いましたが・・ 映画から何かを読むクセがついているので、 これは自我への目覚めなのか?それとも? と深く考えていました。ので笑えない映画なのです。  そうこの監督の映画って笑えないのです。 どうも人の嫌がる本質をあからさまに描写するのが得意で、 またそれも逆に清いと思う私も変なのですが・・ なぜスピルバーグとフィンチャーとルメットが好きなのか? どれも持ってる願望だったりしてね。この映画のように。  まさか見てない人は本当にいないと思うのですが・・ いわゆるジギルとハイド、エンジェル・ハート映画で、 でもラストには自我という本能。 まだどうしても理解できかねないのですが、 なぜエロスの自我なんだろう?? そこまで主人公は我慢していたのだろうか? 暴力性というのはわかるけれども、 性欲を最後の重大な崩壊につなげるのがわからない。 性欲も支配欲も同じなんだろうか?? キューブリックの「シャイニング」も確かにそうだったけれども。 わからない映画をわかりやすくオマージュしてくれてはいない。 同じ欲望の映画を作ってはオマージュではなくパクリですよ。 衣装の色は白と黒違えどその団体のやること、 多重人格の抑制、ラストの破滅と自我・・ そしてそれがさも社会への警告であるかのような・・  でも・・いつも見てて許してしまう。 毒が厳しくシャープです。 暗さの使い方がうまいのです。 見飽きた映画ですがDVDも持っています。 やっぱりフィンチャーはいいです。 俳優の使い方もうまいし。 ブラピもノートンも好きですしね。  
[映画館(字幕)] 8点(2005-04-03 00:30:11)
378.  クルージング 《ネタバレ》 
アルパチーノ初期主演作に凝ってた当時に見ましたが、 見ていない方は見ないほうがいいです。 パチーノは警官役でゲイ殺人のおとり捜査に加わるのですが、 もう気色悪い作品でした・・ 筋もなにもあったもんじゃあない。 ゲイならずとももっときれいに描きましょうってな感じです。 こんな作品にも出てたのね・・ パチーノのゲイっぷり(ミイラ取りがミイラに)も気持ち悪く、 それだけを期待して見るものでもありません。 ただラストで、本当に本物になってしまったかの、 怖いくらいの自然な演技に全て。  
[ビデオ(字幕)] 2点(2005-04-03 00:28:41)
379.  エアフォース・ワン
これはないんじゃあないの? こういう映画が悪い意味で、ハリウッド的と言われるんですね。 「インデペンデンスデイ」の大統領もそうですが・・ 私はゲイリー・オールドマンがわりと好きなので、 かわいそうにまたこんな役ばっかなのねとため息。  
[ビデオ(字幕)] 2点(2005-04-03 00:27:13)
380.  スピード(1994)
とてもよくできた作品だと思います。 特に、サンドラ・ブロックがいいです。 このての作品はあまり見ていなくて、「ダイハード」も未見という、 フツー考えられないんですが、私の鑑賞スタイルは変わっています。 走り続けなくては爆発する、脚本がいいですね。 ただし後半に地下鉄を持ってきたのが減点。 シリーズ化を考えていたのなら、あれは2に回すべきです。 キアヌ・リーブスの作品もほとんど見ていないのですが、 これが一番なのではないでしょうか。 東洋系で日本人から見ても親しみのある二枚目です。 そういえば主演のフタリとも東洋系というか、ラテン系ですよね。  
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-03 00:25:52)
000.00%
100.00%
2264.30%
3203.31%
46911.42%
59515.73%
614423.84%
710116.72%
88614.24%
9365.96%
10274.47%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS