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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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21.  無防備都市 《ネタバレ》 
アンナ・マニャーニという強烈な存在感を持つ女優が特別なオーラを持たない市井の人として登場する。そして唐突に殺される。かなりドラマチックなシーンでもあるが、ドラマチックさよりもこの唐突さに呆然とさせられる。ただの人がただの死骸となる瞬間がここにある。映画はいくらでもこの死を長引かせることができるのだが、唐突に訪れた死は唐突に訪れた死以上の意味を持たず、死は「終わり」であってそれ以上のなにものにもなろうとしない。これがネオレアリズモだ。そしてこのシーンは、まるで映画の中に現実が飛び込んできたような、あるいは現実の中に映画が飛び込んできたような、つまり、今までの世界の流れを断ち切るようなインパクトを持っている。この映画と撮影時の現実が極めて同じ時間の流れにあるレジスタンス映画において、一人の女の死はそうあるべきなのだ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-10-06 16:36:06)
22.  渇望
初期のベルイマン作品は商業主義に徹した(そうせざるを得ない)作品が多く、それはそれで見易くていいとも思うのだが、ベルイマンのテイストが無いわけでもなく、その辺のさじ加減によっては中途半端な出来と評される作品もあって、これなんかは間違いなくその中途半端な作品になると思うんだけど、映画館鑑賞の恩恵も加味されてか私の中ではけっこう楽しめた方に入る。男女の身勝手な欲望と退廃的な行為が描かれるというその後のベルイマン映画に頻繁に登場するキーワードを散りばめながらの群像劇仕立ての見事な構成には思わず唸ってしまう。今見返せば話の構成がかっちりまとまりすぎの感もなくはないが、印象的な画も多くて、他のベルイマン映画でも見られる女の顔のクローズアップは独特の怖さ(全然怖いシーンでもないのに)を獲得している。敗戦直後の飢えたドイツ人たちに代表される暗雲とした描写がそのまま男女の暗雲とした心情と、これから続く男女の関係の明るくない未来を予見しているようだ。
[映画館(字幕)] 7点(2008-07-17 16:39:24)
23.  銀嶺の果て
黒澤明が脚本に参加しているからなのか娯楽性に富んだ観やすい作品に仕上がっている。一人が滑り落ちた際のすばやくハーケンを打ち付けるシーンやザイルを体に巻きつけるシーンの繊細な描写が山男の人となりや、山がいかに危険であるかといった一切合切を一瞬で見せきる。これが監督デビュー作というから驚き。三船敏郎も俳優デビュー作らしいが、三船の三船らしさというものをうまく引き出している。過酷であっただろう雪山でのロケも間違いなく作品を高みに押し上げているだろうが、いまひとつダイナミックさに欠けるような気がする。面白いんだけど決定的な画に欠けるというか・・。
[ビデオ(邦画)] 6点(2008-01-17 12:53:49)(良:1票)
24.  外套と短剣
同じように対ナチスのレジスタンスが登場する『死刑執行人もまた死す』と比べるとかなり娯楽性に重きを置いており軽く見られがちな作品ですが、そもそもラングの映画は娯楽に富んでいるという点こそが最大の魅力なわけだから、こちらの『外套と短剣』のほうこそがラング的ともいえる。とは言ってもたしかに核を扱ったシリアスなスパイものに主人公と女スパイとのロマンスまで入れてしまってはちょいと軽くしすぎかなとも思わないでもない。でもやっぱりラングの見せる物語は分かりやすくて面白い。原子爆弾がナチスではなくアメリカなら良しとする展開は今見るとかなり抵抗があるだろうが、先に書いたように娯楽映画と割り切って観られる作品になってます。ゲイリー・クーパーを主演に置いたハリウッドスタイルなんだけど、どこか影を感じるのはドイツのユダヤ人、ラングが描く戦争ものゆえなのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-07 15:35:43)
25.  小原庄助さん 《ネタバレ》 
これまでの監督業で裕福になった清水監督は、戦後は松竹をやめて戦災孤児たちと山奥で共同生活をしています。海外で名声を得るという野心も抱かずのんびりと映画を作り続けるのですが、この作品はその当時に撮った作品になります。この「小原庄助さん」と呼ばれる男となんだかかぶってるなあと思いながら観ました。撮影所のセットではなく一貫してロケに拘ったところは、生活はのんびりであっても映画への本気度はますます盛んになっていたということなのでしょう。大河内傳次郎も実にのほほんと主人公を演じていて良かったが、ロケ撮影で得られる開放感があったればこその、のほほんさだと思う。何もかもを失くした主人公が二人組みの泥棒を介して自らに説教をし、身一つで出直そうと歩き始める。そこに・・・ちょいとうれし泣きさせてくれるエンディングが爽やかでした。
[映画館(邦画)] 7点(2007-11-02 14:34:21)
26.  郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)
ネオレアリズモとメロドラマとフィルムノワールの融合。この題材、このストーリーを相反すると言っても過言ではないネオレアリズモの手法で演出しているということが凄い。男と女のそれぞれの人生の分岐点がわかりやすく提示され、皮肉に満ちた人生の哀愁が見事に描かれる。男は愛と自由を天秤にかけ、女は愛と生活を天秤にかける。こう書いちゃうとものすごく普遍性に満ちてるなぁ。正当なカタチから外れた愛(不倫)はひたすら破滅へと向かう。男を愛ではなく自由へと誘う道化師にホモセクシャルな雰囲気を与えているのがいかにもビスコンティらしい。長編処女作にしてベテラン監督のような余裕まで感じさせる。殺しの相談をしているのだろうと思われるシーンがリアルすぎて怖い!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-28 19:37:45)
27.  姿三四郎(1943)
志村喬、轟夕起子の親娘とともに食事をする藤田進。そこに月形龍之介の登場。和気あいあいの空気が凍りつくシーンなのだが、その絶妙な間の悪さは古典ギャグのお手本のように完璧で、でもシリアスな流れの中にあって素直に笑えないのだが、それでも月形の間抜けぶりをしばらく映し続けるという悪魔のような黒澤演出と、もうこのシーンにおいてはケンドーコバヤシにしか見えない志村のバツの悪さを強調するリアクションにはやっぱり笑った。一番の見所はなんといっても藤田と月型の草原での野試合なのだが、もちろん格闘そのものではなくその格闘がなされるときの暗雲立ち込める空である。この空を撮るためにどれでけ待ったか知らないが、生死を賭けた決戦を演出する最高の舞台になっていることは間違いない。全体的に単調だったり、シーンの繋ぎに違和感がある箇所があったりするのはカット版ゆえなのでしょう。完全復刻版を観るまではとりあえずこの点数で。
[DVD(邦画)] 6点(2007-09-10 13:55:09)
28.  逃亡者(1947)
舞台はキリスト教弾圧の時代の架空の町。町でただ一人の牧師を皆で逃がす。すんなり逃げればいいものを、この牧師、人がいいというか、要領が悪いというか、はっきり言ってどんくさい。そこにかなりイライラさせられるのだが、牧師自身もイライラしている。犠牲者を出しながらも自分だけが逃げるという行為が正しいのか否かというところで。神のように扱われながらも生身の人間としての弱さを持つ牧師の葛藤。そんな生真面目な役にぴったりなヘンリー・フォンダが相変わらずな苦々しい表情で好演。全体的に暗いムードの中で神という題材にふさわしい光と影の演出が効いている。セリフも少なく淡々と展開されるも全く退屈にならないのは、まさにこの光と影を使った映像での表現がお見事だから。どこまでも開放感の無いこの作品が興行的に大失敗に終わったことは止むを得ない。しかしこの芸術的映像美はフォード映画の中でも屈指の美しさだと思うし、これがなければメキシコ人カメラマンのガブリエル・フィゲロアとの出会いもなく、ということは『アパッチ砦』も生まれなかったかもしれず、そういう意味でもフォード映画の中でも重要な作品だと思う。
[映画館(字幕)] 7点(2007-07-18 11:27:25)
29.  スミス夫妻
ヒッチコックには珍しいロマンティックコメディということらしいが、数々のサスペンス映画の中でスクリューボールコメディを披露していたりとユーモアのセンスはもともとお墨付き、しかも観客へのサービス精神が極めて旺盛な監督ですから別に驚くこともない。この手のコメディの中で特別輝いているとも思えないのだが、開始早々からなぜか全くしゃべらない男女が映されるというサスペンスが発生していたり、ドタバタの原因が役所の手違いなどといういかにもヒッチコックのサスペンス映画にありそうなものだったりと、随所にヒッチコック風味が散りばめられていて数多あるロマコメとはまた違った楽しみ方が出来る作品ともいえる。中盤以降の妻は本当に夫から心が離れている風にも見えて、それでも夫はどこか悠々としているところに違和感を持ってしまうのだが、まあ、妻のことをよく知っているということなんですかね。
[DVD(字幕)] 6点(2007-06-18 14:22:58)
30.  深夜の告白(1944)
結末を最初に見せて回想録で綴ってゆくという手法はこの後ワイルダー自身の『サンセット大通り』を含めて多くのフィルム・ノワールに有効な手法として取り入れられることになる。さらに夢のハリウッドにおいての冷酷な女の登場は当時としては驚愕に値しただろう。そんなパイオニア的価値も評価しつつ、でもこの作品の面白さはやはりエドワード・G・ロビンソンの絡ませ方だろう。この人物が登場するたびにサスペンスは盛り上がり、しゃべることで暗いムードを一掃しテンポをつくる。マッチというアイテムを使って作品にユーモアを与え、最後にはそのユーモアのアイテムを哀愁漂うものに変えてみせる。と、脚本の巧さが際立っていますが、当時としては珍しい屋外ロケ、しかも夜!というのも犯罪映画の雰囲気を盛り上げている。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-08 11:06:06)
31.  美女と野獣(1946) 《ネタバレ》 
詩人コクトーは詩では表現できない視覚的美の最たるものを見せてくれる。小説家コクトーは小説では表現できないジャン・マレーへの愛を見せてくれる。演劇家コクトーは演劇では表現できない幻想的な世界を見せてくれる。豪華なセットが、特殊メイクが、ジャン・マレーの相対する二役が、カーテンのゆらめきが映画の極致を見せてくれる。そのうえ、シュワッチ(とは言わないが)と空を飛んでいっちゃうんだから、拍手するしかない。
[DVD(字幕)] 8点(2007-05-02 11:46:58)
32.  三十三間堂・通し矢物語
時代劇だからなのかスポコン男性映画だからなのか、本当にこれが成瀬監督作品なのかと疑ってしまうほどの異質な作品。女が映されるとたちまち成瀬っぽくなってる気もするんだけど、男は比較的遠めから撮っていることもあってか、もちろんそれはそれでいいんだけども、なんか違うなあという感じ。通し矢の休憩を挟んだあとのわかりやす過ぎる失態に対しての長谷川一夫の田中絹代への説明もくどい。まあでも普通に面白いのは間違いないです。通し矢の間に時間が過ぎてゆく様を当たり前のように光で表現しているのは流石。そしてその光の差し込ませ方が並みの監督ではないことを見せ付けている。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-04-26 11:49:58)
33.  元禄忠臣蔵 後編 《ネタバレ》 
「前篇」で見せた松の廊下シーンと切腹へと向かうシーンを合わせた様な、横へ上へと自在に移動するカメラワークに圧倒されるという最適なオープニングがまず目に飛び込んでくる。衣装から建築物まで本物に拘ったリアリズムはそのままに、史実に忠実であっただろう「前篇」に対し、この「後篇」では大きく3つのエピソードを差し込むことでドラマチックさを出している。はやる義士の一人を将軍自ら涙ながらに嗜めるというちょいと説明調な人情劇、亡き浅野の妻、瑶泉院にけして本心を告げない大石の細心さを見て取れるエピソード、そして義士の一人の許婚との死を目前とした恋愛劇の3つ。「忠臣蔵」という溝口には不似合いな題材において、この3つのエピソードが溝口らしさを出したとは思わないが、誰もが知る「忠臣蔵」を新鮮な気持ちで楽しむには面白いエピソードだと思いました。公の場の会話が多かった「前篇」に比べ「後篇」は感情のこもった会話が多く、物語に入り込みやすくて好きです。
[映画館(邦画)] 7点(2007-04-19 12:04:49)
34.  元禄忠臣蔵 前篇
「ことば」が難しい。私的な会話はともかく公の場での会話に使われる「ことば」が難しい。歌舞伎に慣れ親しんだ人なら問題ないのだろうが、私のようなその時代の「ことば」に慣れていない者には、長回しで語られるその難解な「ことば」は、それを追うことにかなりの集中を要してしまって疲れる。もちろんリアリズムに徹したからなのだろうし、徹した結果の世界観は、その時代の封建的社会や武士の忠義、幕府の絶対君主制を見事に再現していたのだろうが、もう少しセリフを少なくしてくれたほうが助かったような。それでも退屈させずに見せてしまうのは巧いということなんだろうなぁ。↓のお二人もご指摘されている冒頭の松の廊下のシーンで城内をじっくりゆっくりじわーっと見せる長回しと浅野内匠頭が切腹へと向かう、塀の外から塀の中へと見せてゆくシーンは圧巻。単純に「城内は広い」ということを思い知らされたのですが、そう思わせた時代劇はこの『元禄忠臣蔵 前篇・後篇』だけである。
[映画館(邦画)] 7点(2007-04-18 11:25:42)
35.  三つ数えろ 《ネタバレ》 
ストーリーが複雑だとは全く思わずに観たのだが、みなさんのレビューを読んでなるほど、たしかに運転手は誰が殺したんだ?いやはや私は何を観ていたんでしょう。ただ、この作品はずっと主人公の探偵がわからないことは観客もわからないという基本線を貫いていたので、主人公が知りたいこと興味があること、そして依頼を遂行するのに知るべきことを主人公とともに模索し、主人公にとってどうでもよいことはこちらもどうでもよいという感じで観ていたのだと思う。だから調べれば調べるほど謎が出てくる展開に素直に楽しめた。主人公がわからないことは観客もわからない、この徹底が想像力を膨らませる。その格好のシーンがラストの「三つ数えろ」。ドアを開け出て行く男と銃声。見ていないものは映されない。渋い演出だ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-03-07 12:07:39)(良:1票)
36.  黄金(1948)
ボギーの金に目がくらむそのわかりやす過ぎる豹変ぶりといい、ウォルター・ヒューストンの人生を達観したあまりによく出来た人間ぶりといい、ややキャラがたちすぎの感があるにもかかわらず、その両極端な二人の思考を少しずつ併せ持つティム・ホルトが、観客の視点を共有しながら二人の間を行ったり来たりすることで絶妙なバランスをとり、最後までハラハラさせながら見せてしまう。ということでまず断然、脚本が素晴らしい。そのうえでボギーのぎろっと鋭い眼光をうまく活かした負に導かれる人物造形のうまさと、ウォルターの陽気な高笑いを印象的に映し出した爽快な画によって、この作品は実に豊かな映画へと昇華した。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-16 17:09:58)
37.  キー・ラーゴ
『マルタの鷹』同様にどこか緊迫感に欠けるのはボガートのクールなキャラのせいだろうか。いくらアメリカ軍将校という設定でも、丸腰の人間が銃を持つギャングと対峙すればもうちょっと怯んでくれないと。いや、そもそも足の不自由なバリモアも若き未亡人バコールも全然怯まない。これがハードボイルド映画ならいいが、そうじゃない。反対にギャングの親分G・ロビンソンはハリケーンにびびりすぎだってば。人質もこの親分を見習ってびびらなければ。南国の暑さも「暑い暑い」とセリフにあるだけで全く暑さが伝わらない。ホークスの『三つ数えろ』の温室でのボガートの汗がにじむシャツのように、ちょっとの工夫でその暑さは表現できるのに。
[DVD(字幕)] 4点(2007-01-15 15:44:51)
38.  赤い靴(1948)
舞台の上で踊るバレエが次第に映像の中で踊るバレエへと変貌する。美しいその踊りをまずしっかりと映し出す。不必要にカットを割らずにバレエ本来の美を丁寧に映し出す。カットが割られるときは、まさに映画だけにしか表現できない世界観を最大限に見せるとき。バレエ本来の美はしょせん映画は生で見る以上の感動を再現できない。しかしその美を映画的に見せることはできる。どう見せるかは柔軟な発想とセンス、そして実際に画にする技術と努力。この映画はそのお手本として素晴らしすぎる画を堪能させてくれる。芸術的であり且つエンターテイメント性を併せ持ったバレエシーンに魅了されること間違いなし。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-08 16:30:23)
39.  生きるべきか死ぬべきか
うわ~!10点しか無い!!どこぞの天邪鬼さんに10点以外を付けてもらわねばレビューしづらいではないですか~。そう言う私もそうとう天邪鬼なんですけど面白いから仕方ない。完璧と言ってもいい。旦那さん、面白すぎ!「生きるべきか死ぬべきか..」このセリフの時の表情、最高です。思い出すだけで顔がにやけてしまう。 未見の皆さーん!10点以外付けても怒らないから是非是非見てください。  //追記(2003-12-26 )も、もちろんいいですよ。全然いいです。ユウヒさん!120%の勇気、しかと見届けました! //さらに追記(2006-9-29)前の追記で記したユウヒさんは紅蓮天国さんです。それから、、私がこの映画を初めて観たときはルビッチのことも知らなければこの作品が名作であることも知りませんでした。当然製作過程も。ただたんに面白かった。それだけです。ヒットラーが仮にダースベイダーだってデスラー(古っ!)だっていいんです。純粋に作品自体が面白かった。純粋に完璧だと思った。
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-09-29 17:41:20)(笑:1票)
40.  牛泥棒 《ネタバレ》 
舞台は、無法地帯から急激に法治国家へと変貌してゆく中で時代に取り残された西部の町であることを、町を出た女によって我々に知らしめている。そんな時代、そんな場所で日常的にあっただろう私刑という一方的な正義の行いの理不尽さを通して、法のあるべき姿、群集心理の恐怖、民主主義への疑問を投げかけてくる。製作の年からすればヨーロッパに吹き荒れたファシズムの恐怖、あるいはアメリカを襲った赤狩りがこの作品の根底にあるような気がする。悲しい結末まで一気に見せるドラマは大いに見応えがあり、大いに考えさせてくれる。ただ手紙の朗読はくどい。かなりくどい。なくてもじゅうぶん伝わるのに。手紙の内容がさらにくどい。不自然なまでにくどい。これがなけりゃ高得点だったんですが・・。
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-13 11:57:21)
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