21. シャレード(1963)
《ネタバレ》 オードリーヘップバーン&ケーリー・グラントという美男美女で送るサスペンスドラマ。 随所にウィットが効いたアメリカンな会話も楽しいが、いかんせんサスペンス要素が強すぎて、銃とか死体とか ごろごろ出てくる映画が嫌いなおいらには個人的に点数は低め。 でもまぁ名作だけあって完成度は高く、最後まで真犯人が分からないという展開で引き込まれる。ちょっとひねりすぎな気もするが。 あまりにも複雑すぎて見ていて疲れる現代映画を味わいすぎてお腹いっぱいになったら、こういう古い名作をみるのもまたオツなもの。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-03 19:16:54) |
22. おとうと(1960)
映画の出来としては悪くないが、いかんせん全体的に後ろ向きすぎる。 デリケートな家族問題が暗すぎて、見ても楽しめないのである。 「この家はキチガイばかりだ」って、あんたが一番恨み嫉みを作り出してる張本人だからねぇ。 ストーカーまがいの男も存在意義が微妙。 でも、岸恵子の聡明できりりとした健気な美しさと、弟との丁々発止のやり取りは良かった。 昔の日本人家庭の雰囲気がよく出ていると感じた作品。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-10-15 16:16:09) |
23. 豚と軍艦
《ネタバレ》 今村昌平監督はこの作品を「重喜劇」と呼んだそうだが、まったくもって笑えない。 アメリカ軍にタカって恥も外聞もなく下卑た振る舞いをするチンピラや女たちの暗い生活の、いったいどこに途方もないギャグがあるというのか。 長門裕之の大げさすぎる演技、吉村実子の不当な扱い、聞き取りづらいセリフもあいまってこれらにまったく共感できなかった。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-10-12 20:15:56) |
24. 甘い生活
《ネタバレ》 つまらない。 意味不明でも退屈しないと言われればそうかもしれない。 でも乱痴気パーティーやマルチェロとエンマの痴話喧嘩に代表されるような下卑た話はウンザリ。 しかもエピソードが無駄に多くて、上長この上ない。 キリストをヘリコプターで運ぶ冒頭を見て、名作の香りを感じてしまったのがそもそもの間違いであったか。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-09-10 23:16:08)(良:1票) |
25. 椿三十郎(1962)
登場人物が多くて分かりにくい。 ナレーションも説明書きもないので、設定を理解する前にストーリーが進んでしまったのが残念。 だが、野性味と男気あふれる三十郎は健在で、その機知とスピード感あふれる存在感でも十分魅力的。 おっとりした奥方やユーモラスな押入れの侍などが対照的でいいアクセントになっている。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-04-14 22:33:29) |
26. 用心棒
いくら三船の存在感が素晴らしい痛快な娯楽傑作といっても、うらびれた宿での立ち回りという設定は、今の世相ではやや微妙に映るでしょう。キャストの豪華さ、映像の迫力は素晴らしいと思いますが、娯楽作品としての面白さではいまいちでした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-06-10 19:32:07) |
27. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
長いねえ、これ。主人公が2人から3人になってややこしくなるかと思ったけど、意外と長い割には分かりやすかったかも。でもなあ、自分としてはどうしても銃を扱ったバイオレントな映画は点数が低くなってしまうっす。最後らへんの決闘へ至るストーリーは、先の展開が展開が読めなくて面白かったけどね。でも、いろんな意味で、あくどい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-06 00:08:29) |
28. 夕陽のガンマン
主人公の2人がかっこいい。音楽が渋い。でも、銃と血はきらい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-07-20 16:30:58) |
29. 太陽がいっぱい
先に見たリプリーのほうが分かりやすく、映画としても総合的に上。先入観があったせいかもしれないが、こちらのほうが場面がいったりきたりして説明不足のように感じた。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-31 22:42:14) |
30. 夜の大捜査線
重厚な作りですね。単なる刑事ものではなくて、黒人差別をからませながら描いているところが興味深く、シドニー・ポワチエ演じる黒人刑事の威厳ある存在感が素晴らしいです。40年前とはいえ、黒人差別について改めて考えさせられました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-27 23:19:45) |
31. プレイタイム(1967)
なんてこった。このサイトのレビューと自分の感想がここまで違うとは思わなかった。全編通じてほとんど楽しめず。唯一、矢印のネオンサインに惹かれて人が入って行ってしまうシーンぐらい。いったい、どこをどう楽しんだら良いのか。せめてもっと分かりやすくしてほしい。最後まで見るのがものすごく苦痛だった。これまでに見てきた映画の中でも最低の評価。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2006-01-27 21:13:41) |
32. 馬鹿まるだし
ぜんぜん楽しめませんでした。「寅さん」シリーズは好きなのですが、これは合いません。要は主人公にどこまで共感できるかなのでしょうが、やっていることが意味不明な個所が何ヶ所もありました。これって、私が生真面目なせいなのでしょうか。とにかく退屈でした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-11-19 19:11:35) |
33. 拝啓天皇陛下様
私は寅さんファンですが、この作品は楽しめませんでした。コメディに徹しているわけでもなく、軍隊色も強いので、中途半端な印象を持ちました。私なら「家族」のほうを勧めます。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-03 11:34:35) |
34. 恐竜100万年
ここの高得点ぶりにびっくりです。台詞はないし、ストーリーは人間同士の醜い諍いばかりだし。同じ特撮映画でも「アルゴ探検隊の大冒険」と比較のしようもありません。最後まで見るのに根気が要りました、ほんとに。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-10-26 21:24:03) |
35. アルゴ探険隊の大冒険
久々に心の底から楽しめる映画を見た。それぞれのモンスターが、まるで命を吹き込まれたかのように動き回る!この映画(小説)を作った人は、遊び心がある人だと思う。RPGなどが好きな人にもおすすめ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-07 09:36:13) |
36. けんかえれじい
これが日本を代表する青春映画なのか。たしかにテンポの良い、男のための映画という感触はあった。それでもB級感漂うチャンバラと軍国主義の嵐が吹き荒れる印象は拭えなかった。男気と暴力的さは、紙一重だ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-03 10:57:07) |
37. 大脱走
197【I wish】さんとほぼ同意見。期待しすぎただけに、残念。見終わってから(見ている最中も)後味が悪かった。かっこいいとか明るい等の意見が多数でも、音楽が明るいだけで実は中身はものすごく暗い映画だと思う。しかも、上映時間は長いし、登場人物も多いから混乱してばかりだった。とはいえ、やはり完成度は高く、緊迫感も十分に味わえる名作。5点に近い6点。 [地上波(字幕)] 6点(2005-04-08 23:47:07) |
38. シェルブールの雨傘
この世に永遠なんてものは存在しないんですね。(TV) 6点(2005-01-29 21:14:37) |
39. サウンド・オブ・ミュージック
ガキの頃授業で見たけど、その時は音楽ばっかりで何が面白いんだろうみたいな感じしかなかった。しかし、この風景の美しさ、ストーリー展開。さすがに名作といわれるだけのことはある。ミュージカル映画としては最高傑作だろう。曲もすべて違和感がなく挿入されている。しかし、長い。最初から最後まで見つづけるのは根気が要る。最近のテンポいい映画を見つづけてきたせいかもしれない。とはいっても、ほとんどけちのつけようのない、素晴らしい映画であることは間違いない。マリアの前向きな性格も素晴らしい。 7点(2004-07-20 11:39:24) |
40. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 とにかく非常に完成度の高い作品。映像と音楽には、これが68年に作られた映画なのか、とショックを受けるほど。どの映画とも一戦を画している。いろいろな作品に影響を与えたSF映画の金字塔。10点満点をつける人が多いのも納得。ただ個人的には、その映画が面白いかどうか、何度も観たくなるかどうかに重きを置いているので、どうしても点数は下がってしまう。早送りしたくなるような、まったりとした長いシーンが多すぎるし。かろうじて6点献上。まだ学生の時に見たときは、HALの暴走に戦慄がよぎったものだ。ラストは今見ても意味が分からない。原作を読んでみたら、もう少し理解することが出来るのかもしれない。個人的に、HALが歌いながら段々と回線を切られていく(死んでいく)シーンが印象に残る。 6点(2004-07-14 11:27:43) |