21. 甘い生活
《ネタバレ》 つまらない。 意味不明でも退屈しないと言われればそうかもしれない。 でも乱痴気パーティーやマルチェロとエンマの痴話喧嘩に代表されるような下卑た話はウンザリ。 しかもエピソードが無駄に多くて、上長この上ない。 キリストをヘリコプターで運ぶ冒頭を見て、名作の香りを感じてしまったのがそもそもの間違いであったか。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-09-10 23:16:08)(良:1票) |
22. 椿三十郎(1962)
登場人物が多くて分かりにくい。 ナレーションも説明書きもないので、設定を理解する前にストーリーが進んでしまったのが残念。 だが、野性味と男気あふれる三十郎は健在で、その機知とスピード感あふれる存在感でも十分魅力的。 おっとりした奥方やユーモラスな押入れの侍などが対照的でいいアクセントになっている。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-04-14 22:33:29) |
23. 用心棒
いくら三船の存在感が素晴らしい痛快な娯楽傑作といっても、うらびれた宿での立ち回りという設定は、今の世相ではやや微妙に映るでしょう。キャストの豪華さ、映像の迫力は素晴らしいと思いますが、娯楽作品としての面白さではいまいちでした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-06-10 19:32:07) |
24. 天国と地獄
《ネタバレ》 さすが巨匠、見ごたえのある作品で一気に最後まで持っていかれた。 主人公三船のどっしりとした雰囲気、警察のリアリティ、犯人の迫力。どれを取っても一級品。 ほとんど口を開かなかった犯人が、最後に思いのたけを話す演出がまた良かった。 (2019.3追記) 10年ぶりに見たが、ほとんど内容を覚えておらず、とても楽しめた。 長尺だが、最後のほうで犯人がさんざん歩きまわってグダるのが気になるぐらいで、飽きずに見られる。 8点に近い名作! [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-05-31 15:59:34) |
25. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
長いねえ、これ。主人公が2人から3人になってややこしくなるかと思ったけど、意外と長い割には分かりやすかったかも。でもなあ、自分としてはどうしても銃を扱ったバイオレントな映画は点数が低くなってしまうっす。最後らへんの決闘へ至るストーリーは、先の展開が展開が読めなくて面白かったけどね。でも、いろんな意味で、あくどい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-06 00:08:29) |
26. 夕陽のガンマン
主人公の2人がかっこいい。音楽が渋い。でも、銃と血はきらい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-07-20 16:30:58) |
27. 太陽がいっぱい
先に見たリプリーのほうが分かりやすく、映画としても総合的に上。先入観があったせいかもしれないが、こちらのほうが場面がいったりきたりして説明不足のように感じた。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-31 22:42:14) |
28. 夜の大捜査線
重厚な作りですね。単なる刑事ものではなくて、黒人差別をからませながら描いているところが興味深く、シドニー・ポワチエ演じる黒人刑事の威厳ある存在感が素晴らしいです。40年前とはいえ、黒人差別について改めて考えさせられました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-27 23:19:45) |
29. 馬鹿まるだし
ぜんぜん楽しめませんでした。「寅さん」シリーズは好きなのですが、これは合いません。要は主人公にどこまで共感できるかなのでしょうが、やっていることが意味不明な個所が何ヶ所もありました。これって、私が生真面目なせいなのでしょうか。とにかく退屈でした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-11-19 19:11:35) |
30. 拝啓天皇陛下様
私は寅さんファンですが、この作品は楽しめませんでした。コメディに徹しているわけでもなく、軍隊色も強いので、中途半端な印象を持ちました。私なら「家族」のほうを勧めます。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-03 11:34:35) |
31. 恐竜100万年
ここの高得点ぶりにびっくりです。台詞はないし、ストーリーは人間同士の醜い諍いばかりだし。同じ特撮映画でも「アルゴ探検隊の大冒険」と比較のしようもありません。最後まで見るのに根気が要りました、ほんとに。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-10-26 21:24:03) |
32. プレイタイム(1967)
なんてこった。このサイトのレビューと自分の感想がここまで違うとは思わなかった。全編通じてほとんど楽しめず。唯一、矢印のネオンサインに惹かれて人が入って行ってしまうシーンぐらい。いったい、どこをどう楽しんだら良いのか。せめてもっと分かりやすくしてほしい。最後まで見るのがものすごく苦痛だった。これまでに見てきた映画の中でも最低の評価。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2005-08-13 22:27:44) |
33. 続・男はつらいよ
《ネタバレ》 お母さんを間違えるところがいいですね。観客もころっと騙されてしまいます。そこでミヤコ蝶々演じる本当の母親が登場。うまいもんです。山崎努が若いですね。 寅さんが何度も泣いてへこむので、みているこっちもつらくなってくるのがこの作品の難点です。 (2020.1再鑑賞。「寅ちゃん」と呼ぶ平田オリエさんのヒロイン像はかなり良くて、だからこそ三枚目にされる寅さんが哀れ。今回は母親との再開シーンが見どころだが、それ以外にあまり良エピソードが少なく普通の印象。) [CS・衛星(邦画)] 6点(2005-08-13 22:18:44) |
34. 男はつらいよ
私は中期の一本を除いてシリーズをほとんど見たことがありませんでした。子供時分、大人たちが笑っているのを横目で見ながら、なぜ面白いのかがまったく理解できませんでした。仕事もせず、遊び呆けて、家に帰っては面倒を引き起こしてばかり。そんな寅さんが嫌いでたまらなかったのです。第一、よくみると目つきだって悪いじゃありませんか。大人になってもこんなつまらん映画見るものかと心の中で思っていました。 ところがどうでしょう。今になってみると、寅さんの世界になんと惹き込まれることでしょう。「そうかそうか、オメエも人情の機微が分かるようになったのか」なんて寅さんに言われてしまいそうですが、笑って泣いて感動する、そんなことを心の底から思えるように。第1作をみて、そんなことを感じました。皆さん、当然ながら若いです。その中でも、さくら役の倍賞千恵子さんの美しさ、可愛らしさが強く印象に残る作品でした。 (2020年1月再見。7点→6点へ減点。もう50年も前の作品になるんですね。 シリーズ中でもこの寅さんは荒っぽいです。ソフトになる前の、荒削りな感じで、おいちゃんおばちゃんじゃなくても「出てってくれ」と言いたくなっちゃいますよ。今ならロクデナシとか人間のクズっぷりがすごいとか叩かれるキャラです。やたら「バカだね〜」と言われているのもいい気分はしません。 さくらと博の結婚にまつわるエピソードと、さくらと寅の再開シーンは白眉と言えるんでしょうが、これじゃ寅さんが人情味はあってもただの迷惑男で終わっちゃいます。弟弟子とケンカしても、ラストで元に戻っていたりするところも違和感が。倍賞千恵子も、最近の老け顔が頭にこびりついていて。いやはや時の流れというものは怖ろしいもんです。) [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-11 21:06:33)(良:1票) |
35. アルゴ探険隊の大冒険
久々に心の底から楽しめる映画を見た。それぞれのモンスターが、まるで命を吹き込まれたかのように動き回る!この映画(小説)を作った人は、遊び心がある人だと思う。RPGなどが好きな人にもおすすめ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-07 09:36:13) |
36. けんかえれじい
これが日本を代表する青春映画なのか。たしかにテンポの良い、男のための映画という感触はあった。それでもB級感漂うチャンバラと軍国主義の嵐が吹き荒れる印象は拭えなかった。男気と暴力的さは、紙一重だ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-03 10:57:07) |
37. 大脱走
197【I wish】さんとほぼ同意見。期待しすぎただけに、残念。見終わってから(見ている最中も)後味が悪かった。かっこいいとか明るい等の意見が多数でも、音楽が明るいだけで実は中身はものすごく暗い映画だと思う。しかも、上映時間は長いし、登場人物も多いから混乱してばかりだった。とはいえ、やはり完成度は高く、緊迫感も十分に味わえる名作。5点に近い6点。 [地上波(字幕)] 6点(2005-04-08 23:45:12) |
38. シェルブールの雨傘
この世に永遠なんてものは存在しないんですね。(TV) 6点(2005-01-29 21:14:37) |
39. サウンド・オブ・ミュージック
ガキの頃授業で見たけど、その時は音楽ばっかりで何が面白いんだろうみたいな感じしかなかった。しかし、この風景の美しさ、ストーリー展開。さすがに名作といわれるだけのことはある。ミュージカル映画としては最高傑作だろう。曲もすべて違和感がなく挿入されている。しかし、長い。最初から最後まで見つづけるのは根気が要る。最近のテンポいい映画を見つづけてきたせいかもしれない。とはいっても、ほとんどけちのつけようのない、素晴らしい映画であることは間違いない。マリアの前向きな性格も素晴らしい。 7点(2004-07-20 11:39:24) |
40. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 とにかく非常に完成度の高い作品。映像と音楽には、これが68年に作られた映画なのか、とショックを受けるほど。どの映画とも一戦を画している。いろいろな作品に影響を与えたSF映画の金字塔。10点満点をつける人が多いのも納得。ただ個人的には、その映画が面白いかどうか、何度も観たくなるかどうかに重きを置いているので、どうしても点数は下がってしまう。早送りしたくなるような、まったりとした長いシーンが多すぎるし。かろうじて6点献上。まだ学生の時に見たときは、HALの暴走に戦慄がよぎったものだ。ラストは今見ても意味が分からない。原作を読んでみたら、もう少し理解することが出来るのかもしれない。個人的に、HALが歌いながら段々と回線を切られていく(死んでいく)シーンが印象に残る。 6点(2004-07-14 11:25:34) |