21. 張り込み(1987)
《ネタバレ》 期待以上に面白かった。張り込みをする側のクリスが一方的に恋をするのではなく、マリアもクリスに惹かれていく。しかし相棒以外にこの関係が知られたら一大事だし、マリアにも正体は隠しているから大変だ。これは戯曲的な面白さと言えるかな。ピンチにあたふた。女性用の帽子をかぶって逃げ回るリチャード・ドレイファスが笑いを誘う。そんなお調子者キャラだったクリスがすべてを打ち明け、関係は崩壊。この仕事を任されたからこその出会いだが、愛する人を騙す形になってしまった後悔。切ないな~。路上で彼女を引き止めたときの真剣な目、そして言葉にはぐっときた。その他、アクション映画としても見所があるし、スパイモノのようなドキドキ感もあって、充実の内容。「12モンキーズ」から遡ること8年、当時29歳だったマデリーン・ストーも魅力的だ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-09 19:08:08) |
22. ストリート・オブ・ファイヤー
《ネタバレ》 やってることは(同じ頃に?)日本でも流行った不良映画と似たような感じなんだろうけど、テンポが良くてなかなか面白い。そして圧倒的に音楽が良い。エレンと黒人グループの歌声はお金を出す価値があるというものだ(どっちも吹き替えらしいけど)。あとはマイケル・パレの美男子ぶり。これに対し、ライバルのウィレム・デフォーはダサい格好をさせられて可哀想である。いろいろと80年代だなーって感じ。まあ嫌いではないかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-31 00:01:17)(良:1票) |
23. その男、凶暴につき
この頃のたけしさんは狂気をまとってる。役にぴったりだった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-03-12 23:45:05) |
24. さびしんぼう
《ネタバレ》 高校生のほろ苦い恋と、突如現れた少女さびしんぼうとの不思議な日々を描く。ヒロキはさびしんぼうの正体を知らないが、さびしんぼうはヒロキとの関係を知っている。となると、別れの場面などに違和感がない訳でもないが、キスまで行くわけじゃないし、ギリギリセーフか。富田靖子の初々しさ(一方で、藤田弓子のモノマネしてる?と思わせる器用さも)、情緒溢れる尾道の風景など、とても印象的な映画ではあるんだけど、どうしても合わなかったのがしつこく繰り返される笑えないおふざけ。もう退屈を通り越して苦痛に近かった。ここだけで2点くらい減点。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-06 19:49:31) |
25. ビバリーヒルズ・コップ
想像していたよりずっと大人しかった。終始ドンパチやってほしい訳でもないんだけど、どうも盛り上がりに欠ける。アクセル・フォーリー刑事がビバリーヒルズに乗り込んだ理由を考えれば、バナナを詰めて笑っていても、無条件に楽しい訳ではないしなぁ…。う~ん…。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-02-18 18:00:47) |
26. ルパン三世 風魔一族の陰謀<OVA>
ほ~~ これが世にも珍しい古川登志夫ルパンか。少し軽いけど、これはこれでありだ。他のキャラクターもすべて声優変更されているが、意外とすぐ馴染めた。特に五右エ門は本家に匹敵する印象。一方ストーリーはびっくりするくらいサクサク進んでいく。緩める時間帯があっても良かったとは思うが、ダラダラやられるよりはこっちの方が良い。カーチェイスをはじめとしたスピード感溢れるアニメーションも良い。日本を前面に押し出した「和」の雰囲気のなかでルパン一味が大暴れっと。 [DVD(邦画)] 6点(2013-02-04 17:31:40) |
27. ソフィーの選択
アウシュヴィッツ時代に迫られた「選択」があまりにもショッキング。一生癒えない心の傷を負った女性の物語だが、ネイサンがかき回しすぎな印象も少々。とはいえ映像、俳優陣など名画の風格に満ちた作品であることは間違いない。中でもメリル・ストリープの演技は「大女優」「名優」と言われる彼女のキャリアの中でも特筆すべきものに。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-16 18:31:30) |
28. リーサル・ウェポン2/炎の約束
《ネタバレ》 これは面白い。1作目よりも明らかにパワーアップしている。アクションはもちろん、二人の友情を強く感じられるのが良い。お調子者レオも加わり、より楽しい映画に進化。パッツィ・ケンジット(当時21歳?)もなかなか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-09 23:39:40) |
29. リーサル・ウェポン
名コンビが誕生した記念すべき1作目。主人公マーティン・リッグスは自殺願望がありながらも、どこかお茶目なところがあり、この時点ではイマイチつかみどころがない感じ。「4」まで見終わったあとで振り返ると、「1」のマーティンが最もクレイジーで、リーサル・ウェポン(人間兵器)の名にふさわしいか。後作に比べればやや地味な面もあるが、楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-09 23:39:37) |
30. 小説吉田学校
《ネタバレ》 <原作未読>森繁久彌の吉田茂、ハマってるな~。鳩山一郎、池田勇人、佐藤栄作なども雰囲気あるし、キャスティングは上出来。サンフランシスコ講和条約締結まではモノクロなのに、三木武吉との対立が中心になるパートではカラーに切り替わる演出も面白い。さらにストーリーには全く影響を及ぼさないが、後に大物となる人物、例えば新聞記者時代の安倍晋太郎、県議だった頃の竹下登などを少しだけ登場させるサービスも嬉しい。特に前半はワクワクできた。不満といえば終盤。三木がやたらと目立つのはいいが、吉田の存在感が薄くなってしまった。説得に訪れた緒方竹虎に対し、鳩山に政権を渡さない理由を熱弁しておいて、娘の顔を見た途端、急に辞める気になったのも納得できず…。一番ドラマチックな場面にもなり得るはずなのに、あまりにも呆気なく、思わず「えっ?」と声が出てしまった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-03 10:15:15) |
31. ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!<TVM>
ルパンのTVSPはたまに当たりがあると思って、ついつい見ちゃうけど、裏切られることが多い。またつまらぬものを見てしまった、~五ェ門~。敵に魅力が無いからダメなのかな?…。あれ? イザベルさんは何がしたかったんだっけか? どういう話だったか、既に忘れかけてるよ…。マズイ。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-10-08 23:30:40) |
32. 駅 STATION
倍賞さんが出てきたあたりからおかしくなった。こうダラダラやってる映画は好きじゃない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-01 20:07:40)(笑:1票) |
33. 48時間
《ネタバレ》 コメディかと思いきや(コメディでもあるけど)、結構真面目でびっくり。でもエディ・マーフィが出てくると少し空気が変わるもんだな~。刑事と囚人の48時間限定コンビが次第に信頼しあうようになり、凶悪犯に立ち向かう。最後はカッコいいし痛快だし、良い出来だと思う。ルーサー役の人はどっかで見た顔だな~と思ったら「コマンドー」のサリーだ。音楽も「コマンドー」と同じジェームズ・ホーナー。でも監督は違う人か…。80年代の洋画アクションはテンポが良くて面白いものが多い気がする。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-29 10:33:22) |
34. ネバーエンディング・ストーリー
基本的には子供向け映画なんだろうけど、子供の頃、読書が大好きで、それこそバスチアンにように時間を忘れて読みふけることも多かった、という大人なら当時を思い出して懐かしくなるんじゃないかな。しかし、自分はテレビっ子だったんだよな~…。まあ、それはそれとして壮大かつ、CGとは違う独特の映像は一見の価値がある。かわいいんだか気持ち悪いんだかよく分からないドラゴンは夢に出てきそう。テーマソングはホント最高。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-13 18:07:13) |
35. 居酒屋兆治
《ネタバレ》 酒でも飲みながら観たいって感じの大人の映画かな。後から考えれば、さよちゃんの件は救いようがない話なんで常連さんたちとの人間関係とか、そっちも丁寧に見せていくのは正解だったのかもなぁ。病んじゃったんでしょう…。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-11 13:51:20) |
36. 夜叉
《ネタバレ》 元ヤクザの男が家族や村のためではなく、惚れた女のために15年ぶりにミナミに戻る。友人で留まっていればともかく、体の関係を持った以上、美談にはならないなって感じ。かといって、知らんぷりできないのもよく分かるけど…。修治、冬子、蛍子の渋い三角関係にマッチした情緒的な映像と音楽は見事。居酒屋のシーンは特に好きだな~。高倉健も相変わらずのカッコよさ。かつて仁侠映画で一時代を築いた人だからこそ、この役に説得力がある。そして、なんといっても田中裕子の存在感。当時まだ30歳、いやぁ本当に凄い。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-08 18:06:10)(良:1票) |
37. あ・うん
《ネタバレ》 <原作未読・TVドラマ版も未見>なんか、全然面白くないなと思いながら見ていたけど、門倉(高倉健)と水田(板東英二)の仲が険悪になってからはなかなか面白かった。和解、さらにさと子の件と畳み掛けるラスト。終わり良ければすべて良しじゃないけど、ちょっと感動しちゃったんで、一応及第点。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-01 12:35:39) |
38. 南極物語(1983)
苦労して撮られた映画であろう事はよく分かるが、それは面白さとは別問題だし、逆に映像への愛着から編集が甘くなったとすれば本末転倒。退屈だった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-08-26 12:30:15) |
39. タンポポ
どうして関係ない話が入るのかな? 全部「食」に関係してはいるけど…。これには賛否あるようだが、私は「否」の側で。特に変態プレイは要らなかった。タンポポさんとゴローさんたちの話は面白いです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-25 16:30:24) |
40. ロッキー4/炎の友情
《ネタバレ》 「ロートルvs未知の新鋭」「小柄vs大柄」「伝統的なトレーニングvs科学的なトレーニング」などは良いけど「アメリカvsソ連」のせいで臭くなった気がする。ロッキーシリーズに政治は絡めてほしくなかった。それから、ロッキーが復帰する理由を作るためにアポロまで殺してしまうのも納得できない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-24 17:32:04) |