21. 硫黄島からの手紙
これほどまでに辛く、悲しい戦争映画があったでしょうか?映画が終わった後、そして今でも、終盤のシーンを思い起こすと涙腺が緩みます。軍国主義的思想の下、自決を選んだ兵士、家族の元に帰りたいという思いで生きようとした兵士、日本の未来を思い、最後まであきらめずに戦った栗林忠道、この映画が他の悲壮映画と一線を画しているのは、”一般市民”ではなく、”戦った兵士達”の悲劇を描いている点だと思います。また、ハリウッド映画でありながら忠実に日本を描けている点も忘れてはいけません。第二次世界大戦から60年を経た現在、映画の中でいくら戦争の悲惨さを説いても、戦争はなくなっていません。しかし僕らはこうして考えることができます。金銭面をある程度無視してこの映画を作ってくれた製作陣には心から感謝します。 [映画館(字幕)] 10点(2007-01-02 00:14:54) |
22. 素晴らしき哉、人生!(1946)
不運と不幸の連続に打ちのめされてきたジョージ、善人であれば報われるなんていってる映画ではないです。でも彼は仲間という最高の幸せを手に入れていたんですね!ラストシーンは本当にいいです! [ビデオ(字幕)] 10点(2006-12-25 03:56:36) |
23. ラスト サムライ
”武士道”それは時代とともに形を変えていった武士の生きる道。幕末という一点に絞れば己の信念を最後まで貫き通す、という思想的なものであったと思います。 この映画には明らかに解釈を違えているところがありますねー(忍者など)、しかし、サムライが信念を最後まで貫く、という点はしっかり捉えてあると思います。 映画館で見てから3年を経ての地上波での鑑賞、”サムライは何よりも必要なものだ”、”日本人が日本人であることを忘れてはならない”、英語で言われるとなんとも複雑な気持ちですが、これは我々日本人に対する教訓として受け取っておきましょう。 [映画館(字幕)] 5点(2006-12-22 02:55:11) |
24. 荒野の決闘
なぜか馬に目を奪われてしまいました。”かっこいい!”と連呼していました。ジョン・フォード監督作品はなぜこんなにも馬がかっこいいのでしょうか? [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-22 02:39:58) |
25. スミス都へ行く
なんという偽善映画!でも泣きましたよ、ジェームズ・スチュワート演じるジェフ・スミスの無垢な表情に、傷ついた表情に、戦い続けた表情に!さらに最後の最後で良心の呵責に目覚めたペイン議員にも! 自由だの理想だの信仰めいた演説には途中からうんざりしてきましたよ、まったくもう、、、なんていう映画を作ってくれるんですか、フランク・キャプラ! それでも10点つけちゃいますよ。頭では8点くらい、でも感情では10点です。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-12-04 21:18:47) |
26. 二十四の瞳(1954)
《ネタバレ》 終盤の先生の歓迎会、皆が無言になり流れる”浜辺の歌”、そしてラスト、自転車と美しい風景をバックに流れる”仰げば尊し”、無言の中に感じ取ることのできた戦争の傷跡、悲しみ、すばらしかったです。 [DVD(邦画)] 9点(2006-12-04 21:16:19) |
27. ベートーベン
ベートーベンでか! [地上波(字幕)] 5点(2006-11-27 02:39:51) |
28. インファナル・アフェア
面白かったです。”潜入捜査”というテーマからすると派手なアクションものになってしまいそうなイメージがありますが、型にはまらず、沈黙に重きを置いたことで、終始緊迫感が画面を支配していたように思います。 [DVD(字幕)] 9点(2006-11-27 02:38:10) |
29. THE 有頂天ホテル
たくさんのエピソードがしっかり絡んできて一つにまとまっていくのは圧巻でした。”よく練り上げた脚本だなー”と思いつつも、”何かが足りない!”と思ってしまったラスト周辺、、、うーん、やはりいま一つインパクトがないのかなー、、、 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-21 00:00:52) |
30. デイ・アフター・トゥモロー
自然災害によって吹き飛んでゆく文明、この作品は地球を破壊し続けてきた人類への”戒め”がテーマだったと思います。メロドラマが下手に長引かず、CGも迫力満点、なかなかよかったです。 [地上波(吹替)] 8点(2006-11-20 23:54:29) |
31. 北斗の拳(1995)
”I was shocked おかげで時間がー無駄ー無駄ー(繰り返し)” これほどまでとは思いもせず候。 [ビデオ(字幕)] 0点(2006-11-19 01:53:15) |
32. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 とにかくゆったりしてたなーというのが第一印象です。凶悪犯脱走のはずなのに、警察陣営はかなりのまったりムード、でもそれがいいところだと思いました。問題はラスト!母の元に行かず、ブッチのものへ戻っていくフィリップ少年、ここは感動的、しかし、その行為を全く理解しようとしていない人たち多数、ついには発砲!えーーーー!そしてきれるイーストウッド、もはや何の感慨も沸きませんでした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-11-19 01:52:52) |
33. 男と女(1966)
《ネタバレ》 この作品は圧倒的に映像と音楽で語っているところが多かったと思います。だからこその退屈さというか、これは捉え方次第なのでしょうがないかなと、、、序盤の男と犬のシーンや、後半の浜辺で犬が走り回るシーンなどはよかったです。あと言っておきたいのはフランシス・レイのテーマ曲がボサノヴァとして紹介されているところです。リズム的に解釈すれば4分の2ではねているのでボサのリズムではないんですよねー(ボサははねない)、、、うーんなぜだろう? [ビデオ(字幕)] 5点(2006-11-05 05:26:17) |
34. ドーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビ早! [地上波(字幕)] 5点(2006-11-04 00:35:53) |
35. 亡国のイージス
”いったいいつになったらこれが戦争であることを理解するのか!”このセリフは強烈でした。実際この映画のような状況になったとして平和ボケしている今の日本は迅速な対応をとれるのかどうか?湾岸戦争時は全く反応できず、イラク戦争時はアメリカのいいなり、自分の生きてきた時代の日本を見ていると、、、不安だー! [地上波(字幕)] 5点(2006-11-04 00:34:45) |
36. 父親たちの星条旗
《ネタバレ》 序盤の船上での一夜、曲の終わりと同時にライターの火が消えるシーン、最初はなんてオシャレなんだろうと思いましたが、すぐ後の戦闘シーンで一変します。硫黄島での戦闘シーンは、風景の灰色っぽい感じと地面にもぐりこんだ日本軍の無言の攻撃がとにかくリアルで恐怖感すら覚えました。今にして思えば、ライターは硫黄島で消えてゆく命の灯火を表現していたのではないかと思います。 その後は本国に戻った3人と硫黄島の回想の連続、ここもテンポよく見ることができましたが、終盤、3人の戦後の人生を描いていたところではちょっと作品の焦点がぼやけてしまったような気がします。 英雄として祭り上げられ、国家予算やショウビジネスに利用されていく3人の苦悩する姿、さらにはネイティヴアメリカ人に対する差別など、具体的なメッセージは何一つなかったと思います。見るものに対する問いかけ、こういう作品は嫌いではありません。 [映画館(字幕)] 8点(2006-11-04 00:08:56) |
37. エレファント・マン
《ネタバレ》 メリックの美しい心、メリックを見世物にしたり、差別したりする人達の醜い心のギャップに憤りを感じましたし、それに翻弄されるメリックの姿を見ていたらちょっとうるっときました。終盤に視覚的にも聴覚的にも美しい舞台を鑑賞したメリックは何を思ったのでしょうか?バーバーの弦楽のためのアダージョをバックに流した意味深なラストシーンもよかったと思います。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-10-29 03:51:48) |
38. 逃亡者 木島丈一郎<TVM>
寺島進という役者が気になり始めてなんとなーく見たわけですが、いやいや、これが意外と面白かった!ガラの悪い寺島進さんの中にほのぼのとした優しさを感じてしまうのは自分だけでしょうか? [地上波(字幕)] 7点(2006-10-22 05:57:10) |
39. 追憶(1973)
お互いの愛をわかっているのに一緒にはいられないという矛盾、ラストシーン、見つめあう二人の表情はこの上なく悲しい、、、 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-16 08:28:48) |
40. 交渉人 真下正義
《ネタバレ》 緊迫感がなかったり、犯人がヒント出しまくっているし、、、つっこみどころは満載ですが、そこそこ楽しめました。でもせめて犯人はしっかり明かすべきでしょう! [地上波(邦画)] 5点(2006-10-15 13:09:58) |