21. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 これはもう日本人の感性にビタンとはまる作品になってる。こういった作品の需要はまだまだあるとは思うのだけど、現代では難しいだろうね。今の基準ではこれだけ贅沢な間の使い方はなかなかできないだろう。倍賞さんがときおり女性の弱い部分をみせる演技がまたいいし、ハナ肇さんの演技もよいんだよね。べただけど、最後のシーンは涙してしまった。僕的には幸せの黄色いハンカチよりこっちの方が断然好み。というより出来は良いと思います。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2013-04-06 21:14:51) |
22. ザ・フライ
古典として約20年ぶりに再見。面白かった記憶があった。一応あっさりテイストだけどよくできている。グロいけどホラーじゃないよね。むしろ人間の機微を描いたヒューマンモノのだよね。見てて、スパイダーマンとインビジブルとなぜか連想した。お手本になるプロットなんだろう。主人公の変態過程での変化も肉体面精神面含めて丁寧に描かれているし、美術もよくできている。思い出に残る作品といっていいんじゃないかな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-22 11:14:45) |
23. サボテン・ブラザース
すれ違いコントの原型みたいな感じ。これに関しては吹き替えの方が味わいがある。きっと。ヌルイ感じがまたよい。カルメンの真摯な眼差しが余計に面白さを添える。 三谷幸喜が「合言葉は勇気」でこのプロットを、ギャラクシークエスト、などコント職人にとっては憧れのようなプロットなんだろう。この本作にしても、七人の侍や荒野の7人をモチーフにしてるし。永遠のお手本という感じなのだろう。 [DVD(吹替)] 8点(2013-02-02 18:36:39) |
24. 首都消失
《ネタバレ》 30年ぶりに鑑賞。すっきりしない結末だったよなあとの記憶だけが残っていた。そりゃ最後まで雲とは?雲の中はどんな惨状だったか?のもっとも知りたいことは有耶無耶だったし。でも、今回鑑賞後は、当時は自分も若かった、ドキュメンタリー風も求めていたんだろう、でも、今ならこの作品は災害モノで、肝は災害に対する人々の行動にあるということは解る。でも、それにしてもその描写が浅いのが痛い。首都圏以外ののんびりムード、とりあえず米ソ冷戦入れました、渡瀬名取の芝居だけになっちゃったなあ。いきなりお祭り騒ぎ、バンドが始まってあろうことかハモりだしたのにはさむ過ぎて驚いた。屋台も出てた。作品の中に異常事態に対する緊張感が全くないんだよね。音楽もワンパターン。鳩が希望の象徴、あるある。みてたらミストとザ・コアを思い出した。こっちはFUSOのトラックだったけど。まあ作品はともかく、80年代の日本の懐かしの町並みが見れるという点だけは非常にグッド [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-01-17 16:02:52) |
25. 遊星からの物体X
《ネタバレ》 観賞前は題名やあらすじからバリバリのSFを想像してたけど、内容は人間の内面をえぐるサスペンスがメインだったね。魔女狩りになってた。意匠やアイデアはエイリアンの影響大だったけど、時代もあるかな。本当に怖いのはいわゆる生き物(エイリアン)なのか、それとも恐怖がために理性や人間性を失った人間なのか。考えさせられた。そしてそれをリアルに感じさせる演出は見事。印象に残る場面は、血液検査させられている場面。そして怪物に変化して縛られたまま暴れる人たちの画も。犬の演技も良かったね。犬って普通追いかける動物なのに逃げているって人間のように知性があるように見せる演出も良し。たたずんでいる場面とか部屋を廻っている時は考えているように見えたし。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-12-24 21:12:41) |
26. 天空の城ラピュタ
25年前の名作をじっくりとは初鑑賞。出来は素晴らしいね。この世界観がこれ以降の日本のRPGに大きく影響してること考えたら、非常に大勢の日本人の基本的な感性にも大きな影響を与えてると言ってよく、賛辞を与えざるを得ない。後半からの盛り上がりはすごいね、忘れられない名言も多数。名作。 [地上波(邦画)] 10点(2012-03-26 18:00:57) |
27. 動乱
歳をとってくると歴史への理解も深まってくるので、結構興味深く見れた。本作品が制作されていた時代はこの体の作品がよく制作されていたなあと懐かしさもある。トンと現代では見れなくなったが。高倉健さんが素敵、吉永小百合さん綺麗。エンターテイメントと言うより、歴史の勉強としてみた方が吉。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-02-13 14:47:47) |
28. バタリアン
コメディ風味をトッピングしたホラー。20年以上ぶりに観賞したけど、なんともまったり風味で好ましい。今回はDVDの都合上原語字幕観賞になったけど、この作品に関しては吹替の方が断然良いな。「脳~みそ~」で迫ってくれた方がもっとコミカルで恐怖感になる。ちょっとした保身から大ごとになっちゃうこととか、ちょっと風刺的かな。核ぶっ放すとこも超あっさり感とか、なんかいいね。バタリアン、オバンンバ、そしてオバタリアンにまでつながる、老若男女子供まで楽しめる、夜もちゃんと眠れる、あんまり怖くないでもちょっぴり怖い娯楽ホラー、ホラー界に異彩を残すまさに名作。でもまがうことなくB級加味して点数は7点。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-09 18:59:58)(良:1票) |
29. ベスト・キッド(1984)
いいよねえ。とっても大好きな印象残ってる。リメイクされたのでその思い出とともに再鑑賞。リメイク版まんまストーリー使ったのね。見どころはやっぱりレフトハンドライトハンド。そしてラストのモリタの顔。25年前作品だけど、憧れだった頃のアメリカの光景もみることできる。 点数以上に思い出に残る映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-02 16:57:19) |
30. アビス(1989)
月よりも遠い世界と言う言葉を連想した。この作品、メッセージ性が強いね。ファンタジーも混ぜ合わせて。海底の中の映像は臨場感があってよかった。結構鑑賞の回数が意外に多い。見易い作品なのかもしれない。自分にとって。 [地上波(吹替)] 7点(2011-10-15 23:39:57) |
31. 復活の日
スケールがでかい! 角川の元気のあった時の代表作と言ってよいだろう。現在制作されたら、ノアの方舟的な展開とか、ちっぽけな親子愛(エメリッヒゴメン)でお茶濁されそうだけど、この作品にはパンデミックの恐怖、大国や独裁者の暴走、核兵器の恐怖、ちゃんと描かれているし、政治や生の渇望、性に対しても逃げずに表現されている。前半少し冗長かつ無駄な描写もあったかもしれないけど、良い作品だと思う。木村大作の絵、テーマソングともに心にしみた。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-09-03 17:19:00) |
32. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 今回改めてⅠからⅥまで通して観てみてやはり素晴らしい作品だと再確認した。リアルタイムで4~6観た時は、この物語はルークとレイアとハンソロのSFアドベンチャーと浅い見方しかできていなかったけど、通してみると、メインキャラクターアナキンとオビワンとパドメの壮大な物語だったんだなあと。もはやあとづけになってしまって無理だけど、パドメのからみのエピソードもなんらかの形でⅥに入れれたら良かったのになとは思った。再編集でラストのアナキンとオビワンヨーダのシーンは涙してまった。古い作品なのでしかたないけど、ジェダイの割にルークがあまり強そうに見えないのは愛嬌かな。シリーズ通しての感想は10点満点。映画史に燦然と輝く作品だと思う。 [DVD(字幕)] 10点(2011-03-30 18:57:33) |
33. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
30年前の制作と考えると驚異的な出来。全然だれないし、集中して感情移入してみることができる。ハンの男前の台詞がかっこいいな。ルークとヨーダの初対面からの場面が好み。音楽も素晴らしい。 [DVD(字幕)] 9点(2011-03-29 20:17:16)(良:1票) |
34. レッドブル
結構面白かったイメージあったんだけど、久しぶり見た。テイスト古っ(笑)でも面白かった。時間すぐ経ったし。ストーリー運び演出もベタだったんだなあ、今見ると。でもシュワさんのキャラにあった役柄だし、いいじゃないか。相棒との掛け合いもよかったし。時計のくだりはいいよね。いまでも忘れてない。 [地上波(吹替)] 6点(2010-06-13 20:45:58) |
35. 風の谷のナウシカ
うーーん。恥ずかしながらいまさらの初鑑賞のためこの作品に対してノスタルジー的なものが私にはない。だから評価は現代基準になってしまう。難しい。メッセージ性は理解できるもののかなり難解。この設定この場面は何のメタファーなのか、考えながら見てしまった。オームが象徴するものが何なのかつかめず消化不良に。もっと子供のように考えずに感じれば良かったのかな。宮崎アニメの歴史を考える意味では重要な価値を持つ作品。 ただこのサイトでのこの高評価に対しては多少懐疑的ではある。 [地上波(邦画)] 6点(2010-02-27 19:43:36)(良:1票) |
36. ビルマの竪琴(1985)
名作は時代を超えんだなと実感。上映当時感動した思いはあるが、改めて観たが惹きこまれるものが十分あった。クライマックスはやはり弾き語りの場面。月並みだけど蛍の光にはやはり涙。まあ粗い面もある。でも中井貴一は当時の芸暦のわりにはかなり頑張ったんじゃないか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-14 23:33:06) |
37. プレデター
ジャングルベトナム物とSFをコラボさせた作品。今では古典的に見えるけど思い出に残る名娯楽作って言っていいんじゃないかな。プレデターの意匠は秀逸。最後シュワさんと肉弾戦になっちゃったのは人力超えちゃって少しいただけないかな。もっと頭脳戦になって欲しかった。シュワ作品の中では上位にあたる。敬意をこめて8点。 [地上波(吹替)] 8点(2008-11-26 16:01:15) |
38. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
名作シリーズの第一弾、この作品も素晴しいのにシリーズを重ねるにつれて面白さが増すのは賞賛に値する。今となってはインディがすぐ殺されてもよさそうなものをとツッコミをいれたくなるし、他にもツッコミどこはあるけど、名作だからいいでしょう。メダルの刻印の火傷による伏線は毎度感心する。 [地上波(吹替)] 8点(2008-07-12 14:04:01) |
39. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
インディシリーズで中でも一番好き。3>2>1の順かな個人的には。今回は謎解きも少しあっていい感じ。このテイストはナショナルトレジャーやダビンチコードにも受けつながれている様に思う。やっぱりひな形になる名作。聖杯伝説を扱うのも興味深いし、なりよりショーンコネリーがいい。とぼけた掛け合いがまた素晴しい。インディシリーズは80年代を時代を代表する名作だと思う。CGが発達した現代とは一味違った映画を観る夢と楽しみが詰まっている。シリーズの総評価は10点をあげられる。 [地上波(吹替)] 9点(2008-06-17 21:58:18)(良:1票) |
40. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
《ネタバレ》 金曜ロードショー日曜洋画劇場のど定番。もう何回見たかも思い出せない。10回以上観ているかも。インディーシリーズの中でも特に本作を観ることが多いような気がする。冒険有りコメディ有り、まさしくこれ以降のアドベンチャー映画のひな形になっている。いつも思うのは子役の少年の演技はいいね。ラストの象が水をかけるシーンはお気に入り。長老が語り、救出された子供が集まり、キスシーン、テーマ曲が鳴り響く。映画はこうでなくちゃ。 [地上波(吹替)] 8点(2008-06-14 19:27:30) |